朱川湊人のレビュー一覧
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失業してしまったことをきっかけに
専業主夫の道を選ぶことになった25歳のトモロー。
男の人が家事・育児に専念するなんて・・・という好奇の眼差しの中
子どもと共にしなやかに成長していく男子の物語です。
25歳の男に成長という言葉は似合わないのかもしれないけれど、
子育てって、自分の成長過程を追体験することができる
絶好の機会なのだ。
忘れていた子どもの頃の気持ちを思い出したり、
反感を持っていた親へのわだかまりが消えたり。
こんな機会を女性が独り占めしてしまうというのは
なんとももったいないことなんじゃなかろうか。
とはいえ、子育て中に感じる
孤独感や閉塞感、公園デビューやママ(パパ)友との軋轢 -
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人や物がもつ記憶を読み取る能力がある“姉さま”とその妹“ワッコちゃん”。昭和30年代の東京を舞台に、人と人とのつながりや温かさ、少しの哀しみが沁みる連作短編小説。
時を経て、40年ほど前の子ども時代を、ワッコちゃんが柔らかな語り口で回想するかたちでストーリーは展開していきます。盗難事件や殺人事件、悲しい出来事が続きますが、姉さまやワッコちゃんを始めとした人間味溢れる登場人物のおかげで悲しいだけは終わりません。
この作品には「善か悪か」を読み手に問うシーンが多く登場し、ひとつの大きなテーマになっています。犯罪自体は悪です。しかしなぜ犯罪に手を染めなければならなかったのか、その背景には本人が苦し -
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ネタバレ前作の冒頭から、昔の友、雪華を懐かしんでの語りという体裁をとっているから、もう戻らない時の話であるとは分かって読んでいるのだけれど、何とも切ない気持になる幕切れだ。
前作は、怪しい体験も、なんだか若者の冒険ぽく、楽しげな要素も多かったのだが。
『鬼蜘蛛の讃美歌』
夢二経由で…西塔光児との出会い
『汝、深淵をのぞくとき』
のぞきからくりの世界
眠りの中で見る夢、将来の希望とか「望み」と言い直せる夢があるが、どちらにも該当しない第3の夢が、人にはある
『黒のコスモス少女団』
こういう子供たちは、この時代、多くいたらしいです。
今回の本は、女性の境遇を扱ったものが多い
『幽鬼(おに)喰らい』 -
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40代半ばとなった中年男性が少年時代のある時期に一緒に過ごした"謎の少年"との思い出を回顧するところから物語は始まる。朱川湊人お得意の当時の流行りや時代背景がマニアックに描写されており、空き地、探偵団、冒険、秘密基地等のキーワードは暗くなるまで遊び倒した"あの頃"を痛烈に思い出させる。子供同士の絆や友情、頑張っても頑張っても子供故の非力さにより世の中に対して何も出来ない悔しさが絶妙に描かれており、その苦味を噛み締めながら成長していくさまは涙を誘う。SFチックな要素を含んだファンタジー作品で全体的には陽気な内容ではあるが、貧乏、親の離婚、虐待、人の死、
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ネタバレ朱川湊人がノスタルジー色を抑えて、ホラーと幻想を押しだしたら、こういう短編を書くのだなぁ、とある意味感心した1冊。古き良き郷愁を存分に味わいたい人にとっては、この本は外れなんだろうな。実際評価も割れているようである。
俺は、これはこれでアリだと思う。こういうのが読みたくない気分の日もあるんだけど、そうじゃない日は妖艶に耽溺したいタイミングもある。(俺的に)ちょっと歪んだ性癖を、リアル体験する趣味はないし勇気もないが、怖いもの見たさって野次馬根性はある。その欲求を程度の低い媒体で満たそうとすると悪酔いしてしまいがち。気分が悪くなる程度なら自業自得と納得もできるが、酔いが行動に出そうになると…非