ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
3pt
人間の怖さ、哀しさを描いた、直木賞受賞作家のデビュー作 自ら“都市伝説”の主人公になろうとする狂気を描く「フクロウ男」、友人を失った少年が時間を巻き戻そうとする「昨日公園」など5篇
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
どれも好きだけど、やっぱり、特に『昨日公園』! 友達を救おうとする少年と、その決心。 大人になったその少年とその息子。その気付きと決心が胸に迫る。 それから、『フクロウ男』が好き。 都市伝説を生み出そうとして、自ら手を汚す男。 そのラストの鮮やかさ。大好きだ。 どちらも、むかーし、映像化されたのを見...続きを読むたのだけど、再見したくてたまらなくなって探している。見つかります様に。
普通の生活のとなりにありそうな、怖い出来事が、描かれている短編集。ストーリーに引き込まれて、最後にぞっとする。好きな作品です。
世にも奇妙な…
実際に世にも奇妙な物語で使われた「昨日公園」以外のお話も全て世にも奇妙な物語でした。 朱川さんの作品を初めて読みましたが他の本も読んでみたくなるようなワクワクする作品ばかりなのでオススメです。
『昨日公園』『月の石』は傑作。これだけでも読む価値があるが、せっかくの短編集なので全作を、いや、ホラー作を間に挟んでいるおかけで余計に感動するので、やはり全作を『アイスマン』から順に読むのがいい。 しかしあれだ、感動や恐怖など、“死”をこんなにも自在に表現として操る巧みさはちょっと凄すぎる。
高校1年の時に読み、ここに収録されている『アイスマン』が好きすぎてオマージュした小説を書いてた思い出がある。懐かしい。あれから12年経ち、再読。やっぱり『アイスマン』が好きだ。
5、6年前にオススメされたものをやっと読む。昨日公園にフクロウ男、どの話もグイグイ引き込まれた。面白い。
短編5編収録の作品集。 最も印象に残った短編は「昨日公園」息子と遊んでいた父親が、子どもの頃時間を巻き戻し親友を助けようとした記憶を回想する短編です。 親友を救うため一途に行動し続ける少年の姿、悲しい決断、そしてラストたるや涙を流しそうになってしまいました。読み終えた時登場人物たちに対する...続きを読む愛しさと、切なさがこれ以上ないくらいこみあげてきました。名作の多い朱川さんの短編の中でも一・二を争う完成度の高さと切なさ、悲しくてだけど美しい短編だったと思います。 ホラー系の作品では「死者恋」もかなりの完成度です。朱川さんらしく人間のもつ歪んだ感情を見事に表現しています。朱川さんのホラーは血みどろの怖さではなく、心理的にひたひたと迫ってくる怖さだからか、怖さの中にも一種のスマートさも感じてしまいます。 「月の石」は切ない人間心理に迫りつつも、最後にほんの少しの救いがあり、いろいろな意味で心が救われた短編だったと思います。 「フクロウ男」はミステリ的な仕掛けもあり、主人公の歪んだ感情などの描き方も巧かったです。 「アイスマン」はノンコに惹かれる主人公の少し耽美的な描写が印象的でした。 朱川さんのデビュー作を含む初期の短編集ですが、それでいて完成度が非常に高く、デビュー当時から朱川さんの技術が卓越していたこと、そして朱川さんの作品の世界観や空気感というものが完成していたことが分かる短編集でした。 読み終えてからこの本のカバーを見ると、また感じてしまうものがありますね… 第42回オール讀物推理小説新人賞受賞作「フクロウ男」 日本推理作家協会賞短編部門候補作「死者恋」
文庫本になってすぐに読んだけど、 いまだにふと思い出して 読み返したくなるくらい、 郷愁を誘う作品。 この小説は短編集だけど、 最初に読んだ時は そのバラエティーに富んだ 作品の完成度の高さに ホンマに新人が書いたの?って ビックリしたし、 妖しい世界観の冒頭から 一気に引き込まれました。 ...続きを読む 本書は朱川さんのデビュー作であり、 ちょっと不思議でどこか懐かしい 妖しい世界観の短編集が 五編集められています。 見せ物小屋で出会った不思議な少女との淡い恋心と 河童のミイラの謎…、 帰省先の神社で 少年が迷い込む異世界を ノスタルジックかつ官能的に描いた 「アイスマン」 親友を事故で失ってしまった少年が 何度も過去に戻り、 彼を助けるために奔走する姿を描き “世にも奇妙な物語”にて 実写化もされた名作 「昨日公園」 フクロウの化身に自らがなり、 都市伝説を作ることに溺れていく愚かな男の狂気を描いた オール讀物推理小説新人賞受賞作の 「フクロウ男」、 今は亡き作家に恋をした 女たちの狂気を描いた 正統派ホラー 「死者恋」、 など どれも甲乙付けがたいほど 完成度が高い作品ばかり。 この朱川さんという作家は 地味なんやけど、 淡々とした語り口調で 読者を引っ張りながら、 最後の最後で 物語をひっくり返すうな オチが本当に上手いんです(≧∇≦) そして全編を切なく貫くのは、 朱川さんの作品すべてに息ずく 「昭和の香り」であり、 昭和だからこその おどろおどろしさなのです。 ホラーと言ってしまうと 敬遠する人もいるだろうし、 それで敬遠するには 本当に勿体無い作品なので、 ちょっとノスタルジックな 不思議で切ない話が好きなら、 (また妖しい江戸川乱歩の世界観が好きなら) または昭和を感じたい人、 昭和の匂いに浸りたい人、 30代以上の人、 先入観抜きで 読んで欲しい作品です(^_^)v
分類はホラーミステリー、ホラーファンタジーでしょうか? 中でも「昨日公園」が好きです。 全編、ゾッとする部分あり、切ない部分ありととても素敵な短編集でした。 ホラーファンタジー、ホラーミステリー特有の怖いなかになにか心に沁みるなんとも言えない読後感があります。
はじめて、朱川湊人先生の作品を読んだ。 読みやすくて面白くて、短編集だが全体的に描写がしっかりと描かれていてどれも納得のいく作品。 最初のアイスマンを読んで、想像できるラストだったが鳥肌が立つほど怖くまた切なくて、感情を揺さぶられた。 他の作品も脳内でしっかりと映像化されて、とても面白いと感じ...続きを読むた。 次は「花まんま」を積読しているので読んでみたい。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
都市伝説セピア
新刊情報をお知らせします。
朱川湊人
フォロー機能について
「文春文庫」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
白い部屋で月の歌を
揚羽の夢~知らぬ火文庫~
あした咲く蕾
妖し
アンドロメダの猫
いちば童子
いっぺんさん
鬼棲むところ~知らぬ火文庫~
「朱川湊人」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲都市伝説セピア ページトップヘ