朱川湊人のレビュー一覧
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ストーリーはグロテスクだったり
オドロオドロしかったり怖かったり
だけど、全然怖くないし気持ち悪くもなく
人間の業の悲しさが漂ってくる短編ばかりで
読み終わると、なんだかホッとする
朱川さんの小説は、他の小説では味わえない
独特の世界を味わえるのですPosted by ブクログ -
去年くらいに読みましたが、めっちゃ笑いました。夢中で読みました。素直に面白かったです。
最っ高のお気に入り! とするには至らないけれど、もし実際にこんな場所があったら……と、時折想像しています。Posted by ブクログ -
ホラー(?)短編集。
なんとも不思議な小説でした。
『アイスマン』 ノンコ可愛い。ラストが怖い!一押し。
『昨日公園』 よくできてる!感動。
『フクロウ男』 ミステリーっぽい。好き。
『死者恋』 女性が怖い。
『月の石』 個人的にはイマイチ。Posted by ブクログ -
昭和の東京の下町を舞台にした、ちょっと不思議でいい話七編。
朱川さんは、こういうシチュエーションの物語を作ると本当に巧い。浪花節にならず、お涙頂戴でもないのに、ホロッときてクスッとくる。特に今回の作品はラストのスパイスに味わいがある。
お気に入りは表題作、「カンカン軒怪異譚」「花、散ったあと」。Posted by ブクログ -
「花まんま」がおもしろかったので
デビュー作にもチャレンジ。
ちょっと不気味な世界の中にも、
ほのかに温かい空気感があって、
1話1話独立しているのに、まとまっている作品です。
おもしろいけど、怖いのが苦手なので星4つ。Posted by ブクログ -
初めて読んだ作家さんです。勧められて読みましたが、読んで大正解でした。幽霊にまつわる話ばかりで怖さもありますが、それ以上に切なくて深い感動が心を満たしてくれます。舞台が昭和レトロの街なのも懐かしさがあっていいですね。たくさんの人に読んでもらいたい作品です。Posted by ブクログ
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タイトルがすでに多くを物語ってる。いったい誰が主人公何だとひきこまれた。美しいながらもどろどろとした雰囲気が醸し出されていた。二つ目の短編、終わりに一緒になって絶望を感じた。Posted by ブクログ
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もし夕焼けがなくなるとしたら・・・。
具体的には「夕焼け」だけれど、自分の身近にある少し心を和らげてくれるもの、の価値についての再確認ができる小説でした。
役に立つたたないじゃなくて、何を大事にしていきてきたのか。
そんなことを見つめなおすきっかけになりますPosted by ブクログ -
あーーーー満足。朱川さん、こんな楽しい感じのも書くんだー。幅があっていい!短編五作。どれも独特で面白い。 「あおぞら怪談」のるり子さんってあの妖怪アパートのるり子さんとはまた別手ですよね?!次の朱川さんがどんなのかとっても楽しみ。Posted by ブクログ
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昭和の東京下町が舞台の少し不思議な短編集。「湯呑の月」でやるせない気分になった。まぁ、いいとこどりされてるような気分になるよね……。
そういえば、『わくらば日記』って続きまだかな。2冊目まで読んだけど。Posted by ブクログ