朱川湊人のレビュー一覧

  • 白い部屋で月の歌を

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    霊を剥がすことができる先生のお手伝いをしている誰か。その正体は、読んでいてもはっきりせず、その本人自身もよくわかっていないようだ。徐々にその正体がわかってくる。霊剥がしの依頼こどに読み進めれるので、手軽に面白く読める一冊。

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    2017年03月31日
  • 黒のコスモス少女団 薄紅雪華紋様

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    ネタバレ

    久しぶりの再読。
    シリーズ第二作は、死者の様々な形や想いを描いた前作と逆に、生者の妄執や危うさを描いていた。
    前作にあった『みれいじゃ』や『みれいじゃ』を創る蒐集家(コレクター)の本質に迫る部分がなかったのは残念だが、それは次回へのお楽しみということか。
    今回出てきた人々も一歩間違えば『みれいじゃ』になっていたかも知れない(実際、そうなりそうだった人もいる)わけで、こういう想いや危うさはハラハラさせられる。
    一方で風波と雪華との友人関係も更に深くなっていくが、雪華の秘密は明かされないまま。風波の生活も一変し、いよいよ次がシリーズ最終作となるのか。
    個人的にはお欣との関係もまだ続いて欲しいとも思

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    2017年03月28日
  • さよならの空

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    環境破壊による地球規模の危機。
    その対策として取られたウェアジゾンの散布。
    夕焼けがなくなったからといって日常生活に支障が出るわけではない。
    それでも、多くの人にとってはやりきれない思いがすることなのだろう。
    反対派の人たちは声高に非難の叫びをあげる。
    では、オゾンホールの出現によって家族や友人が被害にあったとき、それでも反対と言えるのだろうか。
    他に対策がなく、緊急の措置が必要だったことを知れば、また反応は変わるのだろうか。
    知留の張り付いたような表面だけの笑顔。
    良いことをすれば・・・という、子どもながらの決意が哀しい。
    死者との再会は楽しいことばかりではない。
    懐かしいと思う人もいれば、

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    2017年02月24日
  • 幸せのプチ ――町の名は琥珀

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    連作短編6作。
    人はひとりでは生きるのは難しい。
    だれかがそばにいてくれたら、それだけで幸せなんだな。

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    2017年01月31日
  • 太陽の村

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    the suns project. in the last, Ryoma, he must choose the love with lie or lonely with free. which one do you choice? he don't want to be a rainy drop at page 256.

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    2017年01月18日
  • なごり歌

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    朱川湊人さんの作品に出会ったのは
    本作「なごり歌」の前の作品「かたみ歌」
    でした。

    前回は一つの商店街を
    中心とした不思議な物語が
    オムニバス形式でのストーリーとして
    確立しているんですが
    全ての作品の登場人物が
    どこかで繋がってると言うところが
    ”世間は狭いね”と言う感じてとても
    好感を持てました

    設定も「アカシアの雨がやむとき」が
    流行っていた1960年代で
    平成産まれの私が読んでも どこか懐かしく
    ノスタルジーを感じる風景を感じれます

    本作は”3億円事件”の時効が成立する…
    と言う内容が出て来るので1975年辺りの
    とある団地で起きる不思議なお話しと
    そこに住む人たちを描いた物語で

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    2017年01月03日
  • わくらば日記

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    他人や物から過去を見られる力はチョッピリ羨ましい気もするが…
    人は必要以上なものには気付かない方がしあわせなのか。
    これは人の永遠の課題なのかも。
    心優しい姉妹、私が生まれる前なのに何故か懐かしさが伝わってくる。
    まだ明かされていない秘密もあるようだから、続編も買おう。

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    2016年12月14日
  • 幸せのプチ ――町の名は琥珀

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    都電が走る、この下町には、白い野良犬の“妖精"がいる。
    「きっとプチは、あの町で今も生きていて、たくさんの人たちを、小さくだけれど幸せにしているはずだ」
    その町に生き、通り過ぎた人たちの心あたたまる物語。
    銭湯の煙突が目立つ迷路のような路地は生活感が溢れ、地味なくせに騒々しい。口が悪くて、おせっかいな人たちが暮らす町に、ちょっぴり不思議で、ささやかな奇跡が起きる時……

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    2016年12月01日
  • わくらば日記

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    ネタバレ

    昭和30年代、不思議な力を持った姉との話。「流星のまたたき」で姉さまが流星塵を力を使ってみたところになんか、えらく私も感心した。

    最後、姉さまと茜さんが亡くなったのが次回わかるのかな・・・。気になる。

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    2016年11月25日
  • わくらば日記

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    見る力のある美しい姉さまは、優しさゆえに磨耗する。特に1話目は、それが辛くてなかなか読み進められなかった。
    知らずとも懐かしく感じる戦後すぐからの日本がなんだか美しくて。
    けれど姉さまが早くに亡くなる事がわかっているせいか、そして語りが老年に入り昔を懐かしんでいるせいか、ずっと物悲しくて。
    なんだか寂しくなるお話でした。

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    2016年11月23日
  • 箱庭旅団

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    ちょっと不思議な話や心が温かくなる奇跡の話を集めた、短篇の名手による新境地のアンソロジー。
    晴れた日や雨の日風の吹く日、爽やかな朝、不気味な夜。春夏秋冬あって全く同じ日はないように、人の人生も様々だ。短篇なので登場人物の辿った人生や、現在の状況を表す描写は僅かだが、そんなことは気にならない巧さが光る連作集である。

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    2016年11月14日
  • 遊星小説

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    いわゆるショートショートですから感想は書きにくい。
    ただ僅か1編数ページの作品では、やはり朱川さんらしさは感じられませんね。ノスタルジーや独特の暗さは無くて。
    私の中ではショートショート=星新一で、そういえばこの作品も雰囲気は朱川さんよりも星さんに近いかもしれません。じっくり読むというより、気楽にサラリと読み飛ばすものの様です。
    ウサギのぬいぐるみラビラビの話はなかなか秀逸でした。

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    2016年11月12日
  • 主夫のトモロー

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    作家を目指して主夫になった結婚生活。
    まぁ有りがちな普通な話。でもそれなりに楽し。 2016.10.25

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    2016年10月25日
  • 主夫のトモロー

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    働く妻を支え、家事と育児をこなす“主夫”斉藤知朗(トモロー)。自らも作家を志し、日々奮闘するトモローに、主夫に対する社会の壁が立ちはだかり…。胸を打つ新たな家族小説。

    作者の自伝的小説らしいと聞くと、なるほどそれで…と思えるシーンがいくつかあった。驚くような展開はなく、淡々と進み、引っ掛かりはない。もしドラマ化するとすればあと数ヒネリ必要では?
    (C)

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    2016年10月23日
  • 満月ケチャップライス

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    母と妹の三人で暮らす中学生の進也の家に、突然現れたモヒカン男。通称「チキさん」が作る料理は独特で美味。不思議な家族関係の物語。
    一風変わった男の出現で、翻弄されながらも家族が再生するようなストーリーと勝手に思っていた。ところが、超能力に違法薬物、そして怪しい新興宗教団体と、平和な家族を揺るがす問題が次々に起こる。チキさんの口癖である「幸せな家というのは、いつもきれいなタオルと、新しい卵がある家」って真理だなあ。

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    2016年10月05日
  • 本日、サービスデー

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    ネタバレ

    手軽にさっくり読める、エエ意味にもワルい意味にも。
    アクがなさすぎるし詰めも甘いように感じるねんなぁ。手軽に読める半面、軽過ぎて歯ごたえない感じ。
    特に表題作は、朱川風味抑え過ぎじゃないかなぁ。もうちょっと個性出して練ればオモロい話になりそうな設定だとも思うんだけど。

    収録作で一番気に入ったのは気合入門、大げさに言うたらマーク・トウェインとかヘミングウェイ風味が感じられる青春譜。だけど、いかんせんこの短編も練り込みが足りてないように思える。もうちょっと練り込んだら書き込んだら、ひょっとすると大化けしそうなだけに残念。

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    2016年09月30日
  • 主夫のトモロー

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    一流のインテリアデザイナーを目指す先輩との結婚を機会に、専業主夫となったトモローくん。

    子供ができて、ママ友ができ、様々な生活の変化を乗り越えながら、主夫の生活は続いていくのだという、まあ、普通の物語。

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    2016年08月28日
  • 鏡の偽乙女 薄紅雪華紋様

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    大正時代を舞台にした、ちょっと不思議なお話です。
    ノスタルジーな雰囲気を味わうにはいいですが、
    推理ものを期待して読むと肩すかしを喰らうかもしれません。

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    2016年08月27日
  • なごり歌

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    昭和40~50年代の団地、住んではないけど、懐かしい。個々の短編の話が連動してるんだけど、ちょっとややこしかった。

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    2016年07月31日
  • 主夫のトモロー

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    とても読みやすいのだが、これから先、日本のみんなが考えていかなければならない事をやんわり提示してくれた。事情があって、主夫になったトモロー。妻のミッちゃんが一家の大黒柱だ。やがて父親になったトモロー。男女が逆になっただけで、世間とはこんなにも生きていきにくいものなのか。悪戦苦闘しながらも「わはは」と笑える子育てを目指すトモローとミッちゃん。トモローは気付く「肌で親子になる部分がある」と。人にはみんなそれぞれの生き方がある。それを受け入れる理解が必要だ。トモローには希望がある。ぜひ男性にも読んで欲しい本。

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    2016年07月24日