朱川湊人のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
環境破壊による地球規模の危機。
その対策として取られたウェアジゾンの散布。
夕焼けがなくなったからといって日常生活に支障が出るわけではない。
それでも、多くの人にとってはやりきれない思いがすることなのだろう。
反対派の人たちは声高に非難の叫びをあげる。
では、オゾンホールの出現によって家族や友人が被害にあったとき、それでも反対と言えるのだろうか。
他に対策がなく、緊急の措置が必要だったことを知れば、また反応は変わるのだろうか。
知留の張り付いたような表面だけの笑顔。
良いことをすれば・・・という、子どもながらの決意が哀しい。
死者との再会は楽しいことばかりではない。
懐かしいと思う人もいれば、辛いと思う人もいる。
でも、朱川さんらしい優しさと明日への希望を感じるラストだった。 -
Posted by ブクログ
朱川湊人さんの作品に出会ったのは
本作「なごり歌」の前の作品「かたみ歌」
でした。
前回は一つの商店街を
中心とした不思議な物語が
オムニバス形式でのストーリーとして
確立しているんですが
全ての作品の登場人物が
どこかで繋がってると言うところが
”世間は狭いね”と言う感じてとても
好感を持てました
設定も「アカシアの雨がやむとき」が
流行っていた1960年代で
平成産まれの私が読んでも どこか懐かしく
ノスタルジーを感じる風景を感じれます
本作は”3億円事件”の時効が成立する…
と言う内容が出て来るので1975年辺りの
とある団地で起きる不思議なお話しと
そこに住む人たちを描いた物語です
その時代の独特の感性や
不便であるがゆえの
人の暖かみが、じーーんわり
胸に染み渡ります
決して派手なお話しでは無いのですが
まるでその時代に
タイムスリップしたかのような
情景や、ストーリー
その中でも
人と人が関わる上で
”今も昔も変わらない事もあるんだなー”と
優しい余韻の残る作品でした✨