朱川湊人のレビュー一覧
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少し不思議に包まれた物語でした。
電車内で読み始めてしまったのですが、
表題作でおばさんを思う男の子と
お姉さんの気持ちに重なってしまい、
半泣我きで我慢するはめになりました。
美味しい元気のでるチャーハンを食べたいし、
虹の香りも、嗅いでみたいです。Posted by ブクログ -
わくらばシリーズ第二弾!!とても良かった。薔薇姫とか新キャラが出てきて続きが気になる。二人が成長している。お姉さんとのお別れがどんどん近付いてきていて切なくなります。Posted by ブクログ
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ちょっと特殊な世界を描いた短編集。光景はおそらく不気味なはずなのに、叙情的で…気がつくと引き込まれていた。「アタシの、いちばん、ほしいもの」が一番好き。伏線のすごさには驚き読み返したほど!Posted by ブクログ
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昭和の時代に、他人の記憶を読むことが出来る少女とその妹のお話。
「わくばら日記」に続く第2作である。
ノスタルジックな連作短編集だが、洞爺丸事故を題材とした1篇が悲しい。Posted by ブクログ -
時は昭和30年代。
人や物の記憶を見ることができる不思議な能力の持ち主の姉とそれを支える妹の物語。
「わくらば日記」の続編です。
人の記憶を見ることができるからと、人に頼られたり、逆に恐れられたり・・・。ちょっと切なくなることもあるけれど、温かい気持ちになれました。Posted by ブクログ -
とにかく、どの作品もおもしろく目の付け所が良い。作者は、『もしも...』という
非日常を書くのにこだわっており、読みやすかった。
ただ、どの作品ももう少し長くなると更に肉付きがよくなり、ボリューム感がでると感じた。Posted by ブクログ -
人の魂に入り込んで這いずり回り穴を無数にあけていく水銀虫。タイトルどおりうずうずと虫が這いあがってくるような短編集です。一人勝ち組だと思い込んでいる女の話、孫を事故で亡くした祖母の話は怖かった。Posted by ブクログ