朱川湊人のレビュー一覧

  • わくらば日記

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    ある特殊能力を持った主人公の姉が様々な事件に遭遇し、解決していきます。
    昭和のノスタルジックな風景と優しい語り口がとても心地良いです。
    事件は重いものばかりですが、どこかに愛を感じさせる素敵なエピソードばかりです。特に【いつか夕陽の中で】の、母親が河原で茜たちを巴投げしながら世の中の善悪を説くシーンにジーンと来ました。
    ベストは【流星のまたたき】。切ないエピソードに意外性が加味されているので一番好きです。

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    2014年07月27日
  • 赤々煉恋

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    ネタバレ

    オビに直木賞作家の新機軸と書いてある。
    確かに朱川湊人らしさもありつつ、よりえぐさが新鮮味はあるのかも。ちょっと乙一っぽい?

    こういうのばっかり読むと心に潤いのクリームを塗りたくなる。
    人間の欲望を赤裸々にえがくって、こっちも精神強靭な時によまないとなー

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    2014年03月10日
  • わくらば日記

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    小笠原さんからお借りしたもの。
    戦後の東京下町に母と姉と共に暮らしていた子供時代を妹の視点で語ったホラーミステリー?
    日本人離れした美しいお姉さんの秘密があった。それは人から無機物まであらゆるものの記憶、過去の風景を見ることができる、いわゆる千里眼の能力。
    その能力を妹が憧れの交番のお兄さん・秦野さんに話したことをきっかけに、本庁の刑事・神楽さんの耳に入り、迷宮入りしかける事件の捜査を手助けすることになる。

    ・エノさん
    ・でもめちゃくちゃ繊細で、能力を使った後は体力的にも精神的にもやられてしまい倒れてしまう程
    ・エノさん…

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    2014年01月28日
  • 銀河に口笛

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    著者は私の三つ下。時は万博翌年の夏。著者の分身とも言える少年達は小学三年生の元気盛り。あっ!年がばれたか?それはさて置き、同世代人としては懐かしくて堪らないガジェットの数々が惜しげもなく披露される。久方振りに当時を思い出す。七話構成でミステリと言うよりは筒井康隆原作のNHKドラマ『タイムトラベラー』を見るような味わい。所謂、学園SFでハードSFに親しんだ今となってはバカバカしい設定だが、著者はそれを知った上で敢えて、中高年層と思われるターゲット読者の前で話を紡いでみせる。『風の又三郎』のテーマとも言える。

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    2013年09月24日
  • 銀河に口笛

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    70年代後半くらい、子供たちが最高にやんちゃだった、ノスタルジックな時代。少年たちの輝かしい日々とそこに舞い降りた少し不思議な男の子の冒険譚。懐かしくてやさしい空気で、ほっこりします。

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    2013年09月21日
  • 銀河に口笛

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    一緒に昔を懐かしみ、振り返り、思い出にしみじみ浸る。
    彼らのエピソードは少しだけ上の世代になるけれど、自分に重ね合わせてどうだった、あんなこともあったなんて思い出しながら、一緒に時代を辿る。
    セピアカラーながらもキラキラした時間を切り取って見せてくれる。

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    2013年09月12日
  • あした咲く蕾

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    命を分け与える力を持つ女性.雨の日だけ,人の想いが聞こえる少女.昭和の下町を舞台に,ちょっとだけ不思議で温かい7つの物語.朱川作品は初かも.とても読みやすく,面白かったです.一番好きなお話は「カンカン軒怪奇譚」.鍋を振る陽気な女主人がとても魅力的でした♪

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    2013年08月13日
  • 銀河に口笛

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    昭和の時代の少年達の不思議な体験。昔のSFジュブナイル(謎の転校生とか)へのオマージュだと思う。著者と年代が全く同じなので、描かれている時代背景は完全にかぶる。
    とてもくさい話ばかりだが、こういう話もたまに読んで心を洗わなければいけないだろうなと思う。

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    2013年08月04日
  • わくらば追慕抄

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    ネタバレ

    わくらば日記を読んでいないので、いまひとつついていけない部分もあったが、昭和30年代の雰囲気は満喫できた。
    鈴音と和歌子姉妹の性格の違いが際立って、明るい雰囲気だけれど、内容は暗い。

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    2013年08月03日
  • わくらば追慕抄

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    冒頭から波乱の予感。「薔薇姫」とは一体何者か?鈴音と深い因縁がありそうで気になります。続編に期待したいです(出ますよね?)。それにしても、秦野・神楽もそうだけど、茜ちゃん・レンコさんも鈴音の力のことを周りに話し過ぎだと思う。

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    2013年06月24日
  • オルゴォル

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    命の大切さを切実に語るとてもいいお話なんでしょうが。。。
    詰め込みすぎのエピソードが押し付けがましい。
    オルゴールに纏わる物語が薄れてしまったのも残念だな。

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    2013年05月23日
  • オルゴォル

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    もうすぐ小学5年生になるハヤトの成長物語。

    前半は離婚,給食費未納,孤独死,いじめなど
    あれこれ詰め込んであってもやっとする。

    後半のサエとハヤトの会話や
    終盤のトンダじいさんとシズさんのエピソードは
    良いなぁと思った。

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    2013年05月07日
  • オルゴォル

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    知らないものに思いをはせることはできない。知ることで「考える」ことができ思いを寄せることができる。まずは「知る」「体験する」ことをめんどくさがらないでおこう。知らない世界を知ることで、いろんなこと、身近な心にも気づくかもしれない。

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    2013年04月23日
  • 本日、サービスデー

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    ホラーでありサスペンスであり、でも、その中にも情があり温もりがある。
    そして、こっそりとメッセージを伝える。
    著者とは同世代でもあり、Key Wordを共有できることも読んでいて心地良い理由かもしれない。

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    2013年04月07日
  • 白い部屋で月の歌を

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    第10回日本ホラー小説大賞短編賞受賞作。
    表題作は憑坐(よりまし)の能力を有するジュンを描いた作品。
    ラストシーンの物悲しさがとても印象的でした。
    個人的には『鉄柱(クロガネノミハシラ)』の方が好みです。
    満足死というものに対し独り善がりな醜いエゴを感じずにはいられませんでしたが、提起される死生観は非常に興味深かったです。
    森鴎外の『高瀬舟』を想起させられますね。
    住人達のどこか狂った感覚はある意味怖い。
    倫理観を問われる作品だなという印象です。
    自分勝手で甘過ぎる主人公には最後まで嫌悪感を拭うことが出来なかった。

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    2013年03月31日
  • 本日、サービスデー

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    まぁまぁ。なんか明るくないか?朱川湊人。こんな感じの文章書く人だったんだ?という印象。前回の太陽の村?がひどかっただけにまだ明るい文章に恐れを抱いている。次は違う作家のを読んで間を取ろう。

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    2012年12月10日
  • さよならの空

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    あんましインパクトないかな。最後の最後だけ朱川湊人っぽいけど、そこに至るまでが長くてなんだかあきる。やはり短編の方がおもしろい作家さんかな。

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    2012年11月16日
  • さよならの空

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    オゾンホールの拡大を食い止める為に使用される化学物質が、夕焼けの色を消してしまう。夕焼け最後の日に日本はどうなるのかという話。
    発想は面白いが、ドキドキするようなクライマックスに欠ける。
    ただ、当たり前のものが当たり前でなくなる時は起こり得るということは肝に銘じたいと思った。

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    2012年11月14日
  • 太陽の村

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    新境地というか、これまでの朱川さんとはかなり趣が違います。
    一種のタイムスリップSFです。高評価の人も多いようですが、どうも疑問に感じます。
    一つのテーマは文明批判(というか「今の日本をどう思うか?」)でしょうが、それに対抗するこの村が妙にふざけた設定になっていること。もう一つのテーマは引きこもりからの脱却ですが、これも最終的な決め手が仲良くしてくれる女性の存在では、説得力がありません。
    何か中途半端なのです。エンターテインメントとして描くのなら、もっと徹底してほしい。そんな気がします。

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    2016年07月23日
  • 太陽の村

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    これまでに読んだ朱川作品とは全然違うコミカルな展開。主人公の気持ちをなぞると、巷のオタクたちも、環境が作りだしたということかな、と思える。そういう意味では、荒唐無稽なようでいて、意外とリアリティがある。

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    2012年10月13日