朱川湊人のレビュー一覧
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他人や物から過去を見られる力はチョッピリ羨ましい気もするが…
人は必要以上なものには気付かない方がしあわせなのか。
これは人の永遠の課題なのかも。
心優しい姉妹、私が生まれる前なのに何故か懐かしさが伝わってくる。
まだ明かされていない秘密もあるようだから、続編も買おう。Posted by ブクログ -
都電が走る、この下町には、白い野良犬の“妖精"がいる。
「きっとプチは、あの町で今も生きていて、たくさんの人たちを、小さくだけれど幸せにしているはずだ」
その町に生き、通り過ぎた人たちの心あたたまる物語。
銭湯の煙突が目立つ迷路のような路地は生活感が溢れ、地味なくせに騒々しい。口が悪くて、おせっかい...続きを読むPosted by ブクログ -
昭和30年代、不思議な力を持った姉との話。「流星のまたたき」で姉さまが流星塵を力を使ってみたところになんか、えらく私も感心した。
最後、姉さまと茜さんが亡くなったのが次回わかるのかな・・・。気になる。Posted by ブクログ -
母と妹の三人で暮らす中学生の進也の家に、突然現れたモヒカン男。通称「チキさん」が作る料理は独特で美味。不思議な家族関係の物語。
一風変わった男の出現で、翻弄されながらも家族が再生するようなストーリーと勝手に思っていた。ところが、超能力に違法薬物、そして怪しい新興宗教団体と、平和な家族を揺るがす問題が...続きを読むPosted by ブクログ -
一流のインテリアデザイナーを目指す先輩との結婚を機会に、専業主夫となったトモローくん。
子供ができて、ママ友ができ、様々な生活の変化を乗り越えながら、主夫の生活は続いていくのだという、まあ、普通の物語。Posted by ブクログ -
大正時代を舞台にした、ちょっと不思議なお話です。
ノスタルジーな雰囲気を味わうにはいいですが、
推理ものを期待して読むと肩すかしを喰らうかもしれません。Posted by ブクログ -
出世した妻を応援するため主夫となった小説家志望のトモローの奮闘記。主夫には主婦とは違った悩みがあると言うことには非常に納得させられるのですが、これって朱川が書くようなお話ですか?と言う気がしなくもないですPosted by ブクログ
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主夫となったトモロー。男は仕事、女は家事という概念がずっとあるが、今は女も働けという世の中だし、逆に主婦だけしていたら見下すような空気も感じる。確固たる気持ちで毎日に向き合えば人の視線なんか気にならないだろうが、多数派の世間体というのは厄介だと思う。トモローは強い方だと思う。Posted by ブクログ
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世にも奇妙な物語系の不思議短編。幻想小説の要素を含んでいるような雰囲気です。最初と最後に出てくるエピソードで一つの話に集約しようとしてますがあまり上手くいっていないので単なる短編として読んだ方が楽しいかも。Posted by ブクログ