朱川湊人のレビュー一覧

  • わくらば追慕抄

    Posted by ブクログ

    ワッコちゃんも鈴音お姉さんも大きくなって、大人と高校生になりましたー。
    茜ちゃんと今回は絆が壊れそうな事件があったり、新しい怪しい人物、薔薇姫が現れたり、この先も続きそうな伏線がある。
    能力のせいで、お姉さんの体力の消耗は激しいらしい。

    0
    2012年05月21日
  • 都市伝説セピア

    Posted by ブクログ

    本当にありそうな都市伝説で、何となく結末をイメージしながら読み進め、大体外しました。予想より結末が温かく、意外でした。

    分類はホラーなのでしょうか?ぞっとしてしまうけど、人間味が感じられる不思議な短篇集でした。

    0
    2012年03月03日
  • 本日、サービスデー

    Posted by ブクログ

    生涯一度のサービスデー。自分なら何を願うだろうか?やっぱり予告されていないと無駄に一日を過ごしてしまいそう。
    「蒼い岸辺にて」の未来の幸せは卵のくだりがいい。大切に育てないと孵化しない。サービスデーがあってもなくても、一度きりの人生、大切にしよう。

    0
    2012年03月01日
  • わくらば追慕抄

    Posted by ブクログ

    薔薇姫の登場で、姉様によって明かされる謎と対峙するように、姉様をとりまく謎は深くなっていく。
    なるほど、こんな能力を持ってしまっては、長く生きられる気などしない。
    儚くて、だからこそ、美しく燃えるのだろう。

    0
    2012年02月25日
  • わくらば追慕抄

    Posted by ブクログ

    わくらば初作を読んでずいぶん経つので忘れつつあるけど…昭和な雰囲気はやはり好み。おじさんが移動車で売り歩いてるパンが美味しそうでヨダレでる。姉さまと同じ能力を持つライバルキャラが現れたわりには物語としてはちょっと散漫な気もした。つづくのかな?

    0
    2012年02月20日
  • 本日、サービスデー

    Posted by ブクログ

    朱川さんと言えば、どこかノスタルジックなソフトホラー。
    でも、これはホラーとは呼べそうもないですね。確かに幽霊は出てきたりするんですが。
    朱川作品はちょっと暗く、どこか夕闇を感じさせる雰囲気の作品が多いのですが、この本に収められている作品は妙に明るいし。

    面白くはあるのですが、何か足らない気がします。
    表題の「本日、サービスデー」が一番面白いと思いますが、例えば荻原浩さんあたりも書きそうな雰囲気で、どうも朱川作品と言う気がしません。
    朱川さんだからと言って、必ずしもノスタルジックでなければとか、ちょっと暗くなければという訳ではないのですが、色んな要素を取り除きすぎて、結果的に朱川さんの良さが

    0
    2016年07月23日
  • 都市伝説セピア

    Posted by ブクログ

    「昨日公園」がよかったです。ジーンときました。
    全体を通して人間の変えられない運命であるとか、無理をゴリ押ししたいエゴの部分であるとかが叙情的なホラーとなっていくところが巧みな短編集だと思います。

    0
    2012年01月28日
  • わくらば追慕抄

    Posted by ブクログ

    まだ続きます。
    謎の女性登場 何かを知っている? 敵意を向けてくる
    最後の時が近づいてきている 能力の代償?
    胸が痛くなるような、切なくなるような

    0
    2012年09月17日
  • 白い部屋で月の歌を

    Posted by ブクログ

    不気味な後味を残す本だった。

    白い部屋に大きなハサミが
    出てきたり、

    主人公の話す様子が子供っぽくて
    違和感あったり、

    読み終わった後は、
    変な夢を見た朝と感覚が似てた。

    そういう気持ちにさせる本ってことは、
    説明というか文章が、その世界観に
    引き込む力を持っているってこと。

    たまにはいいかも。

    0
    2011年11月30日
  • 赤々煉恋

    Posted by ブクログ

    おぞましさが際立っていて、ホラーっぽい不気味さが強い。そこらへんが、あんまり朱川さんぽくないなと感じたりする。

    恋と執着と狂気、それがどこかで区切られるわけではなく、グラデーションのように延長線上に並んでいる。
    それぞれの物語に、嫌悪感を感じてしまうのは、それぞれの登場人物がかけ離れた存在ではなく、自分たちの延長線上に位置していることを否応なく意識させられてしまうから。それがリアリティということか。

    『アタシの、いちばん、ほしいもの』がいちばん朱川さんらしくて好きかな。

    0
    2011年11月09日
  • わくらば追慕抄

    Posted by ブクログ

    人や物の記憶を読める不思議な力を持った姉とその妹が活躍する優しくも哀しい短編連作です。昭和30年代を舞台にその描写は郷愁を誘います。それぞれの過去は忘れることのできないものとし、向き会わざるを得ない厳しさも、物語のやさしい語り口により、今と未来への希望を意識させます。

    0
    2011年10月27日
  • わくらば追慕抄

    Posted by ブクログ

    【人や物の「記憶」を読み取れる不思議な力をもった姉・鈴音と、お転婆で姉想いの妹・ワッコ。固い絆で結ばれた2人の前に現れた謎の女は、鈴音と同じ力を悪用して他人の過去を暴き立てていた。女の名は御堂吹雪―その冷たい怒りと霜しみに満ちたまなざしが鈴音に向けられるとき、何かが起こる…。昭和30年代を舞台に、人の優しさと生きる哀しみをノスタルジックに描く“昭和事件簿”「わくらば」シリーズ第2弾。】

    0
    2011年11月30日
  • 白い部屋で月の歌を

    Posted by ブクログ

    「白い部屋で月の歌を」と「鉄柱」の2編。
    白い部屋で~は第10回日本ホラー小説大賞短編賞受賞作品。
    2編ともじわ怖で面白かったけどあんま印象に残ってない。

    0
    2017年04月06日
  • 赤々煉恋

    Posted by ブクログ

    独特の作風。
    ひとつひとつテイストの違う文章で良かった。

    全く予備知識なく読んだので死体写真師の展開には驚いた…。

    0
    2010年12月17日
  • 赤々煉恋

    Posted by ブクログ

    異形の愛の形を描いた短編集。
    今まで読んだ朱川作品に比べたらちょいとアダルトな感じでしたがえぐさとか下品さを感じさせないところがさすがです。
    「死体写真師」と「アタシの、いちばん、ほしいもの」と「私はフランシス」がすきです。
    異形のものには恐怖を感じる反面美しさを感じて引き寄せられる気持ちはわかる気がする…。

    0
    2010年12月06日
  • わくらば日記

    Posted by ブクログ

    人や物の記憶を「見る」ことができる姉への思い出語りをする妹。子供時代だからしょうがないのかもしれませんけど、「いらんことしい」です。妹さん。あんたが余計なことを(ry

    短編集なのでサクサクと読めますが、若干ボリューム不足な感じも。ラノベほど軽くはないですが・・というくらい。

    続編・・・があるんでしょうね。この感じからして。いろいろ思わせぶりな伏線が放りっぱなしだからなあ。。はじめからシリーズを意識してあるあたりがラノベ風味でちょっとなあ・・・・

    0
    2019年01月16日
  • 赤々煉恋

    Posted by ブクログ

    タイトルから、抒情的なタイプの作品を想定していたら
    水銀虫ラインの作品集だった。
    だからどう、というわけではないけど。

    この本に納められているどの作品も、ある一瞬の美しい情景や人、がメインイメージになっている気がするな。

    ストーリーやその中での登場人物の選択などに対する印象は
    また別として、それらのシーンは本当に美しかった。

    月光レンズで月の水を集めるシーンは映像的に素敵だ。

    0
    2010年11月12日
  • 水銀虫

    Posted by ブクログ

    最後の最後に水銀虫に打ち克った感じ?
    朱川作品は、後味が悪いホラーでもなんでか雰囲気が優しい気がする。

    0
    2010年10月27日
  • 水銀虫

    Posted by ブクログ

    はだれの日は怖いマジで怖い。実際ありそうかもって思う話が一番怖いね。
    後はあんまり記憶にないや。読後感が悪い話ばかりだったなぁ。
    この人のはそんなんばかりだけど。

    0
    2010年10月06日
  • 赤々煉恋

    Posted by ブクログ

    何かに恋い焦がれ叶わぬ執着を抱いた人々が陥っていく
    闇が描かれた短編集と言ったところでしょうか。

    それぞれどこか後ろ暗く、物悲しい雰囲気が漂っています。
    とてもよく出来ているなぁとは思うのですが、
    なんか、あまり鬼気迫るものを感じないというか…
    どこか物足りない印象でした。

    0
    2010年07月02日