小松左京のレビュー一覧
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遥か昔に一度読破、再読です。
小松左京の頭の中は、無限に広がる大宇宙なんだなぁ。
ただのSFではなく、木星信者たち、新興宗教とをからめ、奥深いものにしている。Posted by ブクログ -
『召集令状』がとっても良かった。一番怖いと思った。
特に徐々に国民が戦争の雰囲気に呑まれていくところが良い。ただ最後の父親との部分は個人的にはあんまり好きではない(そこが話の核ともとれるが)Posted by ブクログ -
この巻は日本海溝の調査で終始した感じでしたね。小野寺さんは原作の第2部でも活躍しますが、この辺からしんかいのオペレーターとしての突出した技術が出てくるのが良かったですね。
数学者の中田先生が出てくるのはもう少し先なのでしょうね。この方も割とキーパーソンです。 -
恐怖小説と銘打ちながら、結構SF寄りというか、ほぼSFです。共に行間から世界観を立ち昇らせ、読者の想像力を100%喚起することに心血を注ぐ、SFとホラーという両ジャンルの親和性の高さを見せつける短編集です。
1960〜70年代に発表された古い作品ばかりですが、今読んでも本質的に古びていないのがさすが...続きを読むPosted by ブクログ -
本屋で見つけた大好きな小松左京のホラー短編第二弾
今作も読みやすい…読みやすい…
表題作のブラックジョーク感が本当にツボで大好きすぎる
そのほか「ハイネックの女」の題も含めて完璧さ
猫の首、黒いクレカ、空飛ぶ窓、夢からの脱走等々好きな話が沢山。
SFめいた謎ホラー、大好物。
この「恐怖小説集シ...続きを読むPosted by ブクログ -
日本列島の沈没は、序章にすぎなかった…。地球寒冷化…今実際に問題になっているのは温暖化だけれども視点が変わっていて興味深く読めました。日本で手掛けた地球シュミレーターが最悪の異変を示し、大きな外交問題にも発展する。2部の上巻は、スケールの大きな内容だけれど興奮するほどの感覚は味わえませんでしたが、下...続きを読むPosted by ブクログ