栗本薫のレビュー一覧

  • 新装版 ぼくらの時代

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    僕らの時代
    栗本薫の代表作で、30年前の江戸川乱歩賞受賞作。
    ロンゲ、バンド、アイドルといった昭和50年代の世俗が見えるミステリー作品。連続殺人事件をロックバンドのメンバーが探偵よろしく推理し何事件を解決していく?かに見えたが、バンドメンバーが殺されてしまう。そんな中でもしらけ世代の僕らは、無感動を装いながら大人たちを煙に巻いていく。
    しかし最後の結末は、実は連続殺人事件ではなく、連続自殺事件であり、僕らはその自殺にストーリーを持たせる役目だった!?
    途中から以前読んだことがあることを思い出した。
    そうだよね。栗本薫これだけ読んでるんだから。

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    2012年10月16日
  • グイン・サーガ130 見知らぬ明日

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    読み始めたのはいつだったか。。。
    結局謎が解けないまま終ってしまい、非常に残念。栗本シリーズもう読めないのよね。。

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    2012年10月10日
  • 新装版 ぼくらの時代

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    ミステリ色はわりと薄め。連続女子高生殺人事件に挑むロックバンド仲間の大学生3人組、を中心に据えた、まさに「ぼくらの時代」の物語。しかし、あの動機が表向きだけでも通ってしまうって凄い時代だと思う。。

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    2012年10月09日
  • グイン・サーガ81 魔界の刻印

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    しばらく間が開いてしまったが、グイン・サーガに戻ってきた。
    今回は、遂にノスフェラスの奇行をともにした4人が遂にパロに集まって来た。
    3人の男たちはそれぞれが自分の国を率い、自分の誇る軍隊を背に集まってきた。
    一触即発の状況となったグインvsイシュトバーンは、グインのいつもの深い洞察力でその危機を、間一髪で回避し、そのことを気づかぬイシュトバーンには、見えない敵の恐怖と写る。そしてグインとレムスの会見では、レムスに憑依するヤンダル・ゾックとの会見、その後にひさしぶりに現れたレムスの本心。
    いつもの栗原・長台詞もあり、次の展開では、グインとクリスタルパレス、グインとナリス、そしてイシュトとナリス

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    2012年10月06日
  • グイン・サーガ82 アウラの選択

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    グイン・サーガ82巻
    ここに来て、物語が急展開。
    グインが単身クリスタルパレスに乗り込んだかと思えば、古代機械とめぐり合い、グインの冒険の始まりである、ランドックについてのヒントが出てきた。
    レムスは、ヤンダル・ゾックと一体ではなく、ヤンダルとは違う自我を持っているという秘密が暴露される。
    そして、予知姫リンダとの再開。そしてリンダとともにクリスタルパレスを逃げ回り、最後は古代機械での逃亡。
    パロの異変が長く続いたが、ここでノスフェラスの冒険をともにした4人の主人公たちがが、すべて出揃った。このあと中原をめぐる戦いは、どのように展開されるのか。久しぶりに惰性ではなく、次が楽しみな巻となった。

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    2012年10月06日
  • グイン・サーガ83 嵐の獅子たち

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    グインサーガ83巻
    魔都クリスタルパレスを古代機械を使って脱出したグインは、ケイロニアの最強軍団とともに、リンダを連れてマルガヘ向かう。
    そしてもうひとつの軍団、ゴーラのイシュトバーンは無謀にもパロ内部へと誘われていく。
    マルガはこのイシュトの軍団にどう対応するのかと、思い巡らしながら先に読み進むと、なんとここで草原のスカールまで登場した。
    話の展開に詰まってしまいこれからどうするといった矢先に、まさかのスカールが、イシュトにあだ討ちを仕掛けるとは。
    しかもめっぽう強いスカールとの一騎打ちに敗色濃くなったイシュトバーンが決死のダイブで逃げ出し、その後出奔してしまおうかという勢いに、さすがSFの

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    2012年10月06日
  • グイン・サーガ84 劫火

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    グインサーガ84巻
    なんと意外な成り行きか?ヤンダルに洗脳されたイシュトバーンの軍勢がマルガのナリスに迫る。
    マルガに詰め寄る軍勢の影をリギアが見つけ、急を知らせようと夜道を駆けるが、努力の甲斐なく道に迷う。
    そしてそこに現れたのが、マリウスことアル・ディーンとドールに終われる男イライェシャ。
    役者はマルガに集まりつつあったが、そのマルガが遂に落城の憂き目に会うのか。
    マルガ宮殿の廊下を駆けるイシュトの目前にはナリスが・・・。
    ここから更に運命的な展開が待っているというのか?

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    2012年10月04日
  • グイン・サーガ85 蜃気楼の彼方

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    やっと一冊読み終わった。
    グインサーガ 85
    ゴーラにあっけなく敗れてしまった、神聖パロ。
    本当にあっけなく、3万のゴーラ軍に敗れたナリス軍は、ナリスの居室を唯一の治外法権として、ゴーラ軍に足を踏み入れさせることだけは、踏みとどまった。
    ナリスと不本意な再会を果たしたイシュトバーンは、自軍の今後の去就について思い悩む。
    その後イシュトバーンとの交渉役に、イシュトバーンとの旧知の仲であるヴァラキアのヨナを押したてるが、イシュトバーンとの交渉を進めることはできないでいる。
    そして遂にケイロニアのグインは神聖パロにつくことに。
    ナリスとグインが会見を行う前に、物語の展開は意表をつくようにグインとイシ

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    2012年10月03日
  • グイン・サーガ86 運命の糸車

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    グイン纏め買いしましたので、当分グインです。
    まずは86巻。
    アムネリスがイシュトバーンの子を出産した。
    壮絶な一人での出産の末、男子をなしたアムネリスは、子供の後事をカメロンに託した上で、自害して果てた。
    その頃イシュトバーンは、パロ・マルガで、グインの率いるケイロニアとの決戦に臨む。
    イシュトはゴーラ軍とケイロニア軍のあまりにも大きな力の差を見せ付けられ、撤退のタイミングを図るが、イケイケでイシュトを慕ってきた、ゴーラの若い将兵の手前、引くに引けない所に追い込まれる。
    それをグインは見越して、イシュトの面目を保ったまま、ナリスを開放させイシュトをゴーラに追い返すべく、戦を進める。
    そして遂

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    2012年10月03日
  • グイン・サーガ87 ヤーンの時の時

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    最近電車での移動機会が増えたので、本が進みます。
    またまたグインということで興味のない方ごめんなさい。
    ケイロニアとゴーラの激突 そしてグインとイシュトの一騎打ち。
    その後に。
    イシュトにかけられた催眠がとかれ、そしていよいよナリスとグインの対面が。
    ずっとナリスが心待ちにしていた、グインとの対面を果たし、思い残すことはないとばかりに、ナリスが今度こそ本当に崩御した。
    神聖パロはその象徴をなくしたが、キタイの脅威は取り除かれたわけではなく、パロ国内でグインがクリスタルと古代機械奪還のために、行動を起こそうとする。
    長台詞を話す役者が一人減ったグインサーガだが、まだまだ先は長そうである。

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    2012年10月03日
  • グイン・サーガ88 星の葬送

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    またまたグイン・サーガです。
    ここのところ、なんとなく辻褄が合わないような部分もありながら、それなりに展開していたグインですが、今回は、前巻でナリスが亡くなったのを受けて、徹底的にナリスの回顧を行う周りの人の心象風景でした。
    しかも1日分の。おしゃべりキャラが一人減ったと思っていましたが、その弟が出てきて、またまた延々と一人でしゃべり続けています。
    う~ん。
    これでは100巻で物語が完結しなかったのもうなづけます。

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    2012年10月03日
  • グイン・サーガ89 夢魔の王子

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    またまた、グインです。
    最近ブログネタがどうも浮かばず、またまた読書記録になってしまいました。
    前巻で1巻丸まる、ナリスの葬儀前のバタバタが書かれていましたが、やっと少し話が動き始めて、グインがクリスタル目指して進軍を開始しました。
    途中、敵の大将・ベック公をいきなり攫い、去就を決めかねていたカラビア公が味方につき、イシュトバーンに送られた、レムスからの暗号入り手紙を逆手にとって、ゴーラ軍がクリスタルに先乗りするように仕組みと大忙しのグイン。
    そして、グイン本人には、レムスの息子アモンが夢枕に立ち、更にはダーナムでは竜の門が立ちはだかりましたが、当然のことながら、それを難なく切り抜けるグイン。

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    2012年10月03日
  • 新装版 ぼくらの時代

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    文体も時代背景も80年代でちょっと古いかな、という印象ですが、 独特の感性が鋭く表現されていて、少し懐かしい気がしました。
    彼女自身も音楽が好きだったのですね。
    文中に登場する洋楽は、きっとこだわりが強いのでしょう。
    それと、書きたいことがあとからあとから沸いて出てくるような
    彼女の創作意欲が垣間見えるようで、ものすごいエネルギーを感じます。
    もう少し元気でいてくれたら、違ったものが読めただろうに。
    本当に惜しまれます。

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    2012年09月09日
  • グイン・サーガ1 豹頭の仮面

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    今から(2012年8月読み始め)順番通り購入できるのか不安ですが、読み始めました。高校生の頃読んだんですが、再度読み始めです。
    典型的ファンタジーだと思います。

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    2012年09月02日
  • グイン・サーガ130 見知らぬ明日

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    1979年から始まったグイン・サーガも、作者逝去のため未完のままここに終焉を迎えた。
    50巻くらいからだんだんと冗長になり、100巻を過ぎたあたりからはこのままでは作者がどれだけ長生きして書き続けても完結できない、ちゃんと終わるように見通しをもって書いてほしいと思っていたが、伝奇小説には未完の大作もけっこうあるし、グインワールドが閉じないまま終わるというのもありかもしれない、と今では思える。
    この物語をほぼリアルタイムで読み進めてこられたのは幸せだったと思う。
    いつか1巻目からまた読み返したいな。

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    2012年09月02日
  • グイン・サーガ外伝22 ヒプノスの回廊

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    最後の短編集。
    これまで雑誌やハンドブックなどで発表されて本になっていなかったもの6編を収録しているため、初期作品もあれば晩年の作品もあり、妙な感じ。
    本編では久しく登場していないキャラに最後に会えたのはちょっと嬉しい。
    しかしグインの謎の一端が明らかにされている表題作は、これは謎は謎のままの方がよかった気もする。

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    2012年09月01日
  • グイン・サーガ129 運命の子

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    変貌してしまった聖地ヤガから逃げ出そうとするヨナとスカール。しかし”新しきミロク”は彼らを逃すつもりはなかった…
    最後の数巻はここ数年の停滞が嘘のようにスピーディーな展開で、本来の面白さがちょっと戻って来たようだ。後半はちょっと懐かしい人物も登場し、ヤガ変貌の黒幕も明らかに。
    しかし本編はあと1巻というか2分の1巻を残すのみ。グインは最後まで登場せずに終わってしまうのだろうか。

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    2012年08月30日
  • グイン・サーガ96 豹頭王の行方

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    グイン・サーガ内で一番応援しているのがリンダですが、今回、なんか嫌なやつだったなー。
    私が、変わったのかしら?
    いや、なんかねー。
    ナリス様も亡くなり、未亡人な訳で、ハゾスはカッコイイかもしれないけど、ちょっと浮かれ過ぎな気が…

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    2012年08月26日
  • グイン・サーガ128 謎の聖都

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    聖地ヤガと新しいミロク教の実態がだんだんに明らかになり、ヨナに危機が迫る。
    ミロクの教えはグインの世界では異色だっただけに、この変貌ももう少し新規なものかと期待していたのだが、今のところありがちなパターンに見える。
    それとは別に、シルヴィアの近況もちょっとだけ登場。
    この巻からあとがきがなく、ないとなるとやはり淋しいものだ。
    で、表紙の人物は誰…?

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    2012年08月25日
  • グイン・サーガ127 遠いうねり

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    この期に及んで話が大きく動き出し、また面白くなってきそうな展開に。
    前半、ヴァレリウスは相変わらずだがイシュトはずいぶん成長したようにみえるし、後半はいよいよ舞台がヤガへ。イシュトとミロク教の関係は昔から気になっていたので、ここまでたどり着いたのにあと数巻で終わってしまうと思うと残念。
    ケイロニアでは今まさに外伝『七人の魔道師』(昭和56年発行!)の事件が起こっているようで、こちらも再読したくなってしまった。

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    2012年08月23日