栗本薫のレビュー一覧

  • 六道ヶ辻 大導寺竜介の青春

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    ネタバレ

    どの強い悲観は、女々しさに通じるものがあるね。途中、かなりやきもきしました。

    この作品の頑張った賞は、(後部座席の軍人と文学少年のいちゃいちゃを聞き流しつつ運転をしていた)円タクの運転手に送りたい。

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    2014年02月15日
  • ゲルニカ1984年

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    1984年に書かれた本…だったはず。
    多分、この本のハードカバーを1984年に見た覚えがあるような気がする。
    今から、30年前ですよ。

    でも、この小説のなかで語られるこの閉塞感は、今の方がリアルで近くにあると感じます。
    30年たって、この小説は、いまなお「今」です。

    未来視、栗本 薫。恐るべし。

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    2014年02月10日
  • グイン・サーガ外伝22 ヒプノスの回廊

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    「前夜」の予定調和。外に広がらず、中に閉じていく自動書記。
    題材のみならず、文体でも、「悪魔大祭」の重厚と「ナリス事件簿」の軽薄の落差の大きさ。
    ほんと、あるところで別人になったんだと実感する。
    別の作家さんがこの世界を語り継ぐという。ハードルを下げて追ってみたい。

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    2013年12月14日
  • 仮面舞踏会

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    ネタバレ

    今は懐かしいパソコン通信がテーマ。
    パソ通といえば、金田一少年の事件簿の電脳山荘殺人事件を思い出します。
    今のネット社会では無理なトリックですが、パソ通ならではのお話。
    これを読むといかにネットマナーが大切かが解ります。
    この話みたいなこと、いくらでも起こってると思うので。

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    2013年12月01日
  • さらしなにっき

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    「さらしなにっき」
    「忘れないで」
    「峠の茶屋」
    「ウラシマの帰還」
    「走馬灯」
    「最後の夏」
    「パソコン日記」
    「隣の宇宙人」


    「さらしなにっき」
    先輩の子どもの頃の思い出に登場する原っぱと洋館と窓から見える少女。これ、語り手がその記憶を持つ当人だったら、高橋克彦の記憶シリーズになりそう。当人ではなく、見ている側の人間を語り手にした成果は最後の一行に。

    「忘れないで」
    日常から終末に接続されるタイプのSF。

    「峠の茶屋」
    最初の暴走族のあたりは、真面目なのかギャグなのか判断に困った。最後はそう持ってくるのかと面白かった。

    「ウラシマの帰還」
    栗本さんの「心中天浦島」と同系統の作品。

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    2013年09月17日
  • 滅びの風

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    「滅びの風」
    「滅びの風Ⅱ」
    「巨象の道」
    「コギト」
    「反歌」

    全編終末もの。
    作者の人類観が現れている。
    他の短編集でもけっこう終末ものがあると思うが、栗本さんって終末ものが好きだったのかな。
    アイディア自体に目新しさはないけれど、思考を丁寧に重ねていくことで作家性みたいなのを出している。
    ズレた人間がよく栗本作品には登場しているようだが、そのズレ方は自分には素直なズレ、ひねくれ方に映る。理解不能ではないズレ。

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    2013年09月17日
  • 魔女のソナタ 伊集院大介の洞察

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    このシリーズで何故かこれだけ読んでなかったので、手にとってみた。
    伊集院大介じゃなくても良い様な気がする反面、彼でもいなきゃ話が希薄になる気がする。

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    2013年07月09日
  • 里見八犬伝

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    さすが、現役の作家さんというべきか。書き方が上手い。まだ1章しか読んでないが、伏姫のセリフ等はかなり臨場感があると思う。

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    2013年05月30日
  • 嘘は罪(下)

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    ストーリとしては面白いし、(物理的にも内容的にもw)厚みがあったなあ、といったところ。ただ根気を入れて読まないと読み切れないかも。

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    2012年12月22日
  • 新装版 ぼくらの時代

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    あるTV局で起こったあるアイドルのまわりで起きた連続殺人事件のお話です。

    この話を支えてるのは、昔かたぎの警察といまどきのロックな奴ら。
    付属の赤川次郎と栗本さんの対談にもあったけど、
    昔の大江健三郎の時代だったら『われらの時代』だったのに、これは30年前に出版された当時は『ぼくらの時代』にタイトルが変わった。
    たぶん、30年後の今、こういう推理小説を書いたら『ウチらの時代』になるのかな~?
    なーんて考えたりしちゃう。。。

    この30年前から援助交際なんてあったんだぁ~。
    でもその当時は何千円の単位だったんだな~とかリアルに思ったりして。。。

    話自体は古くないよね~。っていうか今でも全然変

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    2012年11月26日
  • グイン・サーガ47 アムネリスの婚約

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    栗本 薫 恐るべし!!
    初めてグインサーガを読んだのは20年以上も前だったのではないだろうか? 当時好きだった娘が、歌はユーミン、本はグインサーガが好きといったので、友&愛でユーミンを借りまくり全てダビング。
    グインサーガとはなんぞやと、本屋をあさりまくりやっと見つけたのは、普段足を踏み入れることのないハヤカワ文庫。
    当時でも20冊ぐらいは出ていただろうか?
    これまで触れたことのない、サーガの世界。はじめのうちはこれのどこが面白いんだ?
    が率直な感想だったが、作者の言葉「100冊目が完結編になる」という、その壮大さ。(年間当時で5~6冊の書き下ろしであったので、100冊じゃ20年はかかるじゃん

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    2012年10月29日
  • グイン・サーガ48 美しき虜囚

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    アルド・ナリス ランズベール塔へ

    このタイトルでわかっちゃう人、親グイン派ですね。
    1995年5月の著書ということで、10年遅れて挑戦です。
    前回に引き続き、グイン・サーガの世界に久しぶりに入り込みはじめています。
    今回は前著からいきなり部隊をパロに移し、ナリスの巻と行ったところでしょうか。
    話は急展開して、なんとナリスが捕縛されてしまうとは・・・。
    カル=モルという、ノスフェラスを去るとき(だったと思う)にレムスに取り付いた魔道師の名前を久しぶりに聞いて、ここまでつながっていたか と感心しきり。

    まだまだ続く栗本ワールドにこれからものめりこんで行く予定。
    それにしてもあと50冊以上。追い

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    2012年10月29日
  • グイン・サーガ46 闇の中の怨霊

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    グイン・サーガの読み残し46巻
    ユラニアに進軍したイシュトバーンのアルセイス駐留日記のような一巻だったが、アリストートスの陰険な陰謀が、イシュトバーンへの偏愛とあいまって物凄い展開に。
    紅の傭兵として世界中を股にかけて冒険行を繰り広げたイシュトの実は純真な内面を、再びアリが踏みにじる。
    47巻での展開の裏に、こんな陰謀が隠されていたとは・・・。

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    2012年10月29日
  • グイン・サーガ49 緋の陥穽

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    グイン・サーガ49
    パロの情勢が急展開を告げる49巻。
    学生の決起、ナリスの監禁、レムスの新たな人格の発動といった
    出来事の中で、やはり脇役の凡人の扱いはこんなもんだよねと
    いうように、レムスの家庭教師役カルファンは、小者振りを発揮
    して、登場できるのも時間までかと思わせる結末になっている。
    やっぱりグインサーガに登場できるのは、それなりの人格を
    備えた人物でなければ駄目なんだろうね。

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    2012年10月29日
  • グイン・サーガ50 闇の微笑

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    グイン・サーガの50巻目がやっと手に入った。
    神保町の三省堂でいつも本を買うのだが、50巻が長い間欠番になっていたため先に進めなかったが、先日やっと入荷したため、即購入。
    アルド・ナリスが拷問にあい、ランズベール塔に横たわりながらヴァレリウスをあやつり、意のままに世の中を操っていく。
    レムスは憑物が落ちて、本来の個性を現し始める。といった主人公たちの展開がありながら、なぜかパロが独裁の道を進み始めるという。
    100巻書くといった著者の目標の半分までたどり着いたが、これからどんな結末に向かって進んでいくのか?
    また本当の主人公のグインがしばらく登場していないが、彼はいったいどうなってしまったのか

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    2012年10月27日
  • グイン・サーガ51 ドールの時代

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    グイン・サーガ51巻目
    あのパロの貴公子・アルドナリスが表舞台から活躍の場を裏の黒幕に移し始めた。
    しかも、自分で毒を飲んで足を切断するという暴挙に踏み切り、自分の舞台を移し始めた。
    黒幕に操られる、哀れな傀儡はヴァレリウスであり、その片想いの人であり、ナリスの乳兄弟でもあるリギアさえも操りながら、いよいよ世界を取り巻く謎に迫っていく。
    中盤の山場に差し掛かってきたのか!?

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    2012年10月27日
  • グイン・サーガ52 異形の明日

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    パロはどうなってしまうのか?
    国王レムスの施政の評価を上げるために、手を打たなければならないのに逆にアムブラを弾圧!?
    アムブラは、物語の中では重要な地域だが、パロの中では圧して影響がある地域ではないのか?
    どうも陰謀の中にいると、どこが重要なポイントなのか見えなくなってくる。
    しかしそれにしてもアルド・ナリスはいったい何をしようとしているのか?
    バレリウスはナリスに操られながらどんな役を演じていくのか?
    ますますパロから目が離せないと思っていた矢先に、次巻からは門ゴールに話が移るという。
    この物語はどこにいくのだろうか?

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    2012年10月27日
  • グイン・サーガ53 ガルムの標的

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    物語はパロを離れて、再びモンゴールへ。
    暗躍から戻ってきた、アリストートスとカメロンの対決がいよいよ激化してきたが、終盤いよいよアリが殺されてしまうのか!?いやそんな簡単にやらてれては面目ないよなと思っていたが、ここで以前雇い入れたエセ魔道師が、イシュトバーンの周辺でいつでも見張りながら、毒を盛れるように仕込まれていたとは・・・。さすがアリですな。
    マリウスとイリスの子供も生まれたが、肝心のマリウスはかなり長いこと主人公のグインとともに物語りに帰ってこない。
    そろそろグインを戻してもらわないと何をしにどこに行ったのかも忘れ去られてしまいそうだ。

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    2012年10月27日
  • グイン・サーガ54 紅玉宮の惨劇

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    アリの陰謀がついに牙をむき出した。
    ユラニアとクムの呪われた合同結婚式が、惨劇の現場に変わる。
    結婚式の披露宴で兄弟を殺し、タリクは、ネイリはその次のどうしようとしているのか?
    話が突飛に突き進んでいる。
    あくまでもイシュトバーンとアリストートス、そしてモンゴールを話の中心に持っていくための便宜的な物語の進展もグインサーガならではということなのだろう。

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    2012年10月27日
  • グイン・サーガ55 ゴーラの一番長い日

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    実は55と56はもうずいぶん前に間違えて間を飛ばして購入していた本なのだが、読み返してみてもさっぱり覚えていないことが判明。
    55のゴーラの一番長い日では、久しぶりのイシュトバーンのすさまじい戦いぶりが復活している。
    自分の長男と三男を忌まわしい結婚式の場で殺害され、その復讐に燃えるクムのタリオ大公が、ユラニアを目指し国中の全軍団を動かし、ユラニアに襲いかかる。
    なぜここでモンゴールのイシュトバーンが前線に立たなければならないのか?物語の進展は前巻同様ご都合主義で、イシュトバーンを主人公とする流れに突き進んでいる。
    イシュトバーンの戦いぶりは凄まじいが、軍団に尊敬される立派な戦士といいながら、

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    2012年10月27日