栗本薫のレビュー一覧

  • グイン・サーガ2 荒野の戦士

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    スタフォラスの砦から脱出したグインたちは、筏でケス河を降ってセム族の住むノスフェラスへと向かおうとします。

    しかし、彼らを生け捕りにしようとするモンゴールの公女アムネリスは、大群を差し向けます。ふたたびグインたちは囚われの身となりますが、辛うじて免れたイシュトヴァーンに助けられ、スニの故郷であるノスフェラスへとたどり着きます。

    キャラクター造型もオーソドックスで、安心して楽しむことができます。

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    2014年10月18日
  • グイン・サーガ1 豹頭の仮面

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    王国パロはモンゴールによって侵略され、王家の血を引くリンダとレムスの姉弟は、モンゴールの追っ手から逃げ惑うことになります。ルードの森で追っ手に追いつめられ、姉弟の運命もこれまでかと思われたとき、豹頭の戦死グインが現われ、2人を救い出します。

    しかし、さらなるモンゴールの追っ手が差し向けられ、ついにグインたちは「黒伯爵」と呼ばれるヴァーノンが統治するスタフォラスの砦に幽閉されます。グインたちは、そこで同じく囚われの身となっていた傭兵のイシュトヴァーンと、セム族の少女スニと知り合い、脱出の機会をうかがいます。

    やがてスタフォラス砦にセム族が押し寄せ、グインたちはその混乱に乗じて、ケス河に飛び込

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    2014年10月18日
  • 天の陽炎 -大正浪漫伝説-

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    ネタバレ

    大正浪漫と銘打っているが、いったいどごがやねん。ただの人妻ポルノやないか。
    お飾りの家族の若奥様だった貴婦人が、荒くれの成り上がり男に籠絡されていくお話。最後はハッピーエンドなんだけども、下男がゲスいせいで後味悪い。これが栗本薫節なのか。

    ことば遣いや着物など大正らしさの演出はよく、しっかり資料の裏付けがあるところは評価したい。二度と読みたくはないが。

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    2014年08月10日
  • 身も心も 伊集院大介のアドリブ

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    ネタバレ

    天才ジャズ奏者をおびやかす脅迫者に大介は「ボディ&ソウル」を演奏するな--天才肌のサックス奏者矢代俊一がストーカー事件に見舞われた。伊集院大介が見守る中、脅迫状に逆らって俊一は演奏を始める。

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    2014年04月02日
  • 六道ヶ辻 たまゆらの鏡 -大正ヴァンパイア伝説-

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    ネタバレ

    『六道ヶ辻シリーズ』ってもしかして、一応大導寺の党首である竜介の半生を追うシリーズだったりするか?
    登場しない巻はあるけども、必ず一回以上は名前をみかけた。

    今回の竜介の登場はやや唐突に感じられたが、最後が大団円で終わったのでよしとしよう。
    でも「奥さん、そいつ、女癖ではなく男癖も相当なもんですぜ」と言いたい。

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    2014年03月08日
  • 六道ヶ辻 死者たちの謝肉祭

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    ネタバレ

    P120辺りで、「またお前かーー!!」という感じになった。
    実際の殺害の手口は不明だが、茜と朱里は薫が殺ったのでいいのかな。
    ということは? 西郷はスケープゴートだったのか?

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    2014年03月08日
  • 六道ヶ辻 墨染の桜

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    ネタバレ

    親戚で夫をモデルにして、ヤオイ小説書いて、それがばれるエピソードにある意味心が痛みました。

    それから、読み終わった後に思ったのですが、後ろの紹介分(?)は読者のミスリードを誘っている気がしてなりません。

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    2014年03月08日
  • 狂桜記 -大正浪漫伝説-

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    ネタバレ

    栗本さんの中には「大正浪曼伝説」という大河が流れているらしい。

    奥付を見て、以外と新しい作品であることに驚く。(2000年1ケタ台)
    大正浪曼オタク(失礼!)と思われる栗原さんにかかれば、本当に大正の昔に書かれたような、そんなにおいの文章に驚く。

    退廃的で、気だるげで、現代にはない雰囲気の作品。

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    2014年03月03日
  • 六道ヶ辻 大導寺竜介の青春

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    ネタバレ

    どの強い悲観は、女々しさに通じるものがあるね。途中、かなりやきもきしました。

    この作品の頑張った賞は、(後部座席の軍人と文学少年のいちゃいちゃを聞き流しつつ運転をしていた)円タクの運転手に送りたい。

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    2014年02月15日
  • ゲルニカ1984年

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    1984年に書かれた本…だったはず。
    多分、この本のハードカバーを1984年に見た覚えがあるような気がする。
    今から、30年前ですよ。

    でも、この小説のなかで語られるこの閉塞感は、今の方がリアルで近くにあると感じます。
    30年たって、この小説は、いまなお「今」です。

    未来視、栗本 薫。恐るべし。

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    2014年02月10日
  • グイン・サーガ外伝22 ヒプノスの回廊

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    「前夜」の予定調和。外に広がらず、中に閉じていく自動書記。
    題材のみならず、文体でも、「悪魔大祭」の重厚と「ナリス事件簿」の軽薄の落差の大きさ。
    ほんと、あるところで別人になったんだと実感する。
    別の作家さんがこの世界を語り継ぐという。ハードルを下げて追ってみたい。

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    2013年12月14日
  • 仮面舞踏会

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    ネタバレ

    今は懐かしいパソコン通信がテーマ。
    パソ通といえば、金田一少年の事件簿の電脳山荘殺人事件を思い出します。
    今のネット社会では無理なトリックですが、パソ通ならではのお話。
    これを読むといかにネットマナーが大切かが解ります。
    この話みたいなこと、いくらでも起こってると思うので。

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    2013年12月01日
  • さらしなにっき

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    「さらしなにっき」
    「忘れないで」
    「峠の茶屋」
    「ウラシマの帰還」
    「走馬灯」
    「最後の夏」
    「パソコン日記」
    「隣の宇宙人」


    「さらしなにっき」
    先輩の子どもの頃の思い出に登場する原っぱと洋館と窓から見える少女。これ、語り手がその記憶を持つ当人だったら、高橋克彦の記憶シリーズになりそう。当人ではなく、見ている側の人間を語り手にした成果は最後の一行に。

    「忘れないで」
    日常から終末に接続されるタイプのSF。

    「峠の茶屋」
    最初の暴走族のあたりは、真面目なのかギャグなのか判断に困った。最後はそう持ってくるのかと面白かった。

    「ウラシマの帰還」
    栗本さんの「心中天浦島」と同系統の作品。

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    2013年09月17日
  • 滅びの風

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    「滅びの風」
    「滅びの風Ⅱ」
    「巨象の道」
    「コギト」
    「反歌」

    全編終末もの。
    作者の人類観が現れている。
    他の短編集でもけっこう終末ものがあると思うが、栗本さんって終末ものが好きだったのかな。
    アイディア自体に目新しさはないけれど、思考を丁寧に重ねていくことで作家性みたいなのを出している。
    ズレた人間がよく栗本作品には登場しているようだが、そのズレ方は自分には素直なズレ、ひねくれ方に映る。理解不能ではないズレ。

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    2013年09月17日
  • 魔女のソナタ 伊集院大介の洞察

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    このシリーズで何故かこれだけ読んでなかったので、手にとってみた。
    伊集院大介じゃなくても良い様な気がする反面、彼でもいなきゃ話が希薄になる気がする。

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    2013年07月09日
  • 里見八犬伝

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    さすが、現役の作家さんというべきか。書き方が上手い。まだ1章しか読んでないが、伏姫のセリフ等はかなり臨場感があると思う。

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    2013年05月30日
  • 嘘は罪(下)

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    ストーリとしては面白いし、(物理的にも内容的にもw)厚みがあったなあ、といったところ。ただ根気を入れて読まないと読み切れないかも。

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    2012年12月22日
  • 新装版 ぼくらの時代

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    あるTV局で起こったあるアイドルのまわりで起きた連続殺人事件のお話です。

    この話を支えてるのは、昔かたぎの警察といまどきのロックな奴ら。
    付属の赤川次郎と栗本さんの対談にもあったけど、
    昔の大江健三郎の時代だったら『われらの時代』だったのに、これは30年前に出版された当時は『ぼくらの時代』にタイトルが変わった。
    たぶん、30年後の今、こういう推理小説を書いたら『ウチらの時代』になるのかな~?
    なーんて考えたりしちゃう。。。

    この30年前から援助交際なんてあったんだぁ~。
    でもその当時は何千円の単位だったんだな~とかリアルに思ったりして。。。

    話自体は古くないよね~。っていうか今でも全然変

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    2012年11月26日
  • グイン・サーガ47 アムネリスの婚約

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    栗本 薫 恐るべし!!
    初めてグインサーガを読んだのは20年以上も前だったのではないだろうか? 当時好きだった娘が、歌はユーミン、本はグインサーガが好きといったので、友&愛でユーミンを借りまくり全てダビング。
    グインサーガとはなんぞやと、本屋をあさりまくりやっと見つけたのは、普段足を踏み入れることのないハヤカワ文庫。
    当時でも20冊ぐらいは出ていただろうか?
    これまで触れたことのない、サーガの世界。はじめのうちはこれのどこが面白いんだ?
    が率直な感想だったが、作者の言葉「100冊目が完結編になる」という、その壮大さ。(年間当時で5~6冊の書き下ろしであったので、100冊じゃ20年はかかるじゃん

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    2012年10月29日
  • グイン・サーガ48 美しき虜囚

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    アルド・ナリス ランズベール塔へ

    このタイトルでわかっちゃう人、親グイン派ですね。
    1995年5月の著書ということで、10年遅れて挑戦です。
    前回に引き続き、グイン・サーガの世界に久しぶりに入り込みはじめています。
    今回は前著からいきなり部隊をパロに移し、ナリスの巻と行ったところでしょうか。
    話は急展開して、なんとナリスが捕縛されてしまうとは・・・。
    カル=モルという、ノスフェラスを去るとき(だったと思う)にレムスに取り付いた魔道師の名前を久しぶりに聞いて、ここまでつながっていたか と感心しきり。

    まだまだ続く栗本ワールドにこれからものめりこんで行く予定。
    それにしてもあと50冊以上。追い

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    2012年10月29日