あらすじ
大正時代、伊奈新山。因習と伝統に支配される地方都市に、斎門伯爵が現れた。元領主小月家の客人として彼が住み着いてから、伊奈では奇妙な事件が起き始める。血を抜き取られた奇妙な死体が発見されたのだ。そんな最中に小月家の娘、莢子と彼女に付き従う百合は、伯爵に招かれ、彼の家に向かうが……。トランシルヴァニアから日本に渡ったと云われる謎のヴァンパイアと大導寺竜介の戦いを描くゴシック・ロマン・ミステリ!シリーズ第6弾!
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Posted by ブクログ
いちおうミステリにしときます。
うぅう、もうただ登場人物が好きなだけかもしんないですが、このシリーズが好き。もう出ないのかな?浪漫だわぁ。最後の最後に現れて、いいところ全部かっさらっていく竜介に脱帽。シリーズ中、最も少女の矜持とか嫌らしさ、みたいなものが描かれていると思う。
Posted by ブクログ
主人公・百合が語る、ヴァンパイアにまつわる大正初期の思い出譚。
百合とその友人とも云える莢子が出会った、一人の美貌の伯爵。二人の住む田舎に斎門伯爵が越してきてから、奇妙な事件が起き始める。
伯爵を追う意外な人物の登場と、その後の展開が興味深い。
番外編のようなものだけど、本編を知らなくても楽しめる。でも知っていたほうが楽しさは倍増すると思う。ただ、時系列というか年齢関係がちょっと分かりにくかった。
思い出語りなので、文章はかなり読みにくい印象がある。それさえクリアすれば、非常に面白い。
Posted by ブクログ
この人に大正浪漫を書かせると、妖しくてイイ♪しかもヴァンパイアものだもん、最高〜(*^-^*)いかがわしくて幻想的な世界へようこそ、って感じです。
Posted by ブクログ
大正ロマンホラー。六道ヶ辻シリーズ外伝…という事ですが、本編を読んでません。でも問題なく楽しめました。今からグイン・サーガ読むのはつらいけど、六道ヶ辻シリーズだったら挑戦してみてもいいかな。
Posted by ブクログ
『六道ヶ辻シリーズ』ってもしかして、一応大導寺の党首である竜介の半生を追うシリーズだったりするか?
登場しない巻はあるけども、必ず一回以上は名前をみかけた。
今回の竜介の登場はやや唐突に感じられたが、最後が大団円で終わったのでよしとしよう。
でも「奥さん、そいつ、女癖ではなく男癖も相当なもんですぜ」と言いたい。