栗本薫のレビュー一覧
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信仰の色濃い、閉ざされた村。受け入れる慕わしげなようすと、異物を拒み疎外するようす、馴染める者と相入れない者。ふたつが混じりあって事件が起きます。
人のあるところには必ず欲が生まれて、欲があるところには必ず争いが起こる。
「この世のものごとはすべてなるようになる」
そんな風に生きられたらいいなと思いました。
そういえば、伊集院大介の出番は少しだけでした、女神のようなまつゐ御前がとても好きです。
伊集院大介のシリーズは人物の印象がはじめと終わりとではがらりと変わってしまうし、何もかもがしっくり落ち着くわけではないということが多いと思います。ずいぶん置いていかれる気持ちになったこともあるけれど、とても好きでどの本もふいにこれが今読みたい!となるときがある。登場人物に会いたくなるのはもちろんだけれど、薄皮一枚隔てて隣り合わせてあるような世界なのに、けして手が届かない、そのもどかしさを味わいたくなるのかもしません。 -
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根っからのJUNE世代なのだが、栗本薫御大の書く小説がどうしても好きになれなかった…『魔境遊撃隊』は大好きだったんだけど、JUNE系ものがどうしても「大好き」と言えない自分がいた。これを読んで、今になって何故か解った気がする。女史の書くいわゆる「魔性の少年(青年)」は「女」なんだよな…精神的に。そしてビジュアルは「お姫様」なんだよな…。雄に支配されたがっている、と言う面で、どう取り繕って理屈を述べられても、私には「女」にしか見えない、だからのめり込めなかった、と今更実感した。自己陶酔に浸っているようにも思えて、それが「耽美」でると言う事でもあるんだろうけど、JUNEを読みつつ耽美に違和感を感じていたのはそこに抵抗があったからなんだろう。
物ごとを劇的に帰るのは当事者の感情であって、それを読み取る読者であり、作中の他の登場人物に感傷的に代弁させるのが「耽美」なのかもしれないなぁ。例えば「溺れた犬を中学生が川に飛び込んで助けた。犬は野良イヌで、処分される所を助けた中学生の家で飼われる事になった」と言う事象があり、それを読んだ者は凍てつく冬の川に飛び込んだ中学生の必死な気持ちを感じとって感動するし、助けられた犬の行く末を案じて安堵する。当事者の中学生や犬が自分たちの身に起こった事に興奮あらわに自ら語ったりしな、と言うのに似ているかもしれない。 -
グイン・サーガ126 黒衣の女王
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グイン・サーガ125 ヤーンの選択
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グイン・サーガ124 ミロクの巡礼
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グイン・サーガ117 暁の脱出
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グイン・サーガ110 快楽の都
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グイン・サーガ108 パロへの長い道
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グイン・サーガ17 三人の放浪者
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グイン・サーガ14 復讐の女神
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『南総里見八犬伝』は江戸時代に曲亭馬琴が失明しながらも28年かかって書き上げた大作です。巻数は第9輯、冊数は71冊(ふつう5冊から7冊で1巻となり発売されます)にも及びます。この本では前半は原作通り訳され、後半は"そののちのあらすじ"という形でまとめられています。
古文が苦手な為、現代語訳された古典文学ですらなかなか読む気になれなかった私がこの本を手にした理由はやはりこれが栗本さんの編訳によるものだからです。読んでみると昔の話なのに全然古臭くないし、ありきたりでもない。それどころか面白かったです。そしてこの本には物語の面白さだけではなく、勧善懲悪の教訓もありました。
登場人物は、脇キャラである小文吾の妹婿である房八がお気に入りです。最初は嫌いだったんだけど、途中から一転。彼の優しさがとても深くて驚きました。八犬士は八犬士で個性豊かで好きだったし、運命に導かれた数々の巡り合わせには惹かれるものがありました。ただそれでも多少物語がだらだらしていると感じることもありました。 -
グイン・サーガ外伝22 ヒプノスの回廊
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グイン・サーガ107 流れゆく雲
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グイン・サーガ105 風の騎士
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グイン・サーガ104 湖畔のマリニア
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