栗本薫のレビュー一覧

  • グイン・サーガ90 恐怖の霧

    Posted by ブクログ

    冒険ファンタジー?SF?このグイン・サーガって、ジャンルが今ひとつ分からないのですが、なんとも、花のない…グインの活躍劇でしょうか…いえ、主人公ですから、でばっていいのでしょう…なんていうか、もの淋しい感じです。やはり、未完の作を、読むって哀しいかな?久々に栗本薫のあとがき読みました。相変わらず、独り言に近い、思ったことずらずらで、懐かしいなって思いました。やはり、好きですね、この作家。改めて、残念でなりません。

    0
    2011年07月31日
  • 陽気な幽霊 伊集院大介の観光案内

    Posted by ブクログ

    伊集院大介という探偵のスタンスがわかる話。

    こんなに盛り上がらないミステリツアーはなかなかないんじゃないだろうか。

    0
    2009年10月04日
  • グイン・サーガ127 遠いうねり

    Posted by ブクログ

    帯にかろうじて著者の逝去を思わせるコメントがあるだけで、あとがきも内容もまったくそれを感じさせない。後書きは逝去のひと月前。異様にテンション低く地味っぽい内容に、ホントは体調良くなかったんだろうなあ。本編はようやく少しまともに話が動き出すが、イシュトが成長したなあとかしみじみ思ってもまた切ないし、なのにヴァレリウスは相も変わらぬ愚痴をしつこく垂れ流しててうざかったりと、まあこれがよくも悪くも栗本節なんだなあともひとつしみじみしてしまう。

    0
    2009年10月04日
  • 聖者の行進 伊集院大介のクリスマス

    Posted by ブクログ

    男装の麗人、藤島樹の懐かしき思い出。
    ミステリとはいえなぞ解きはけっして主眼ではない。
    自己愛と孤高に満ちた世界を楽しむためのもの。



    0
    2009年10月04日
  • グイン・サーガ127 遠いうねり

    Posted by ブクログ

    もし、寿命が見えるのなら・・・こんなに饒舌な
    登場人物を出さないで、ストーリーを進めて欲し
    かったですね・・・合掌

    128冊も書き上げてあるようですね

    でも、この中原に新たな(笑)謎が!!!
    ミロク教徒の謎の変革!

    このごに及んでそんなことをはじめる?

    0
    2009年10月07日
  • 第六の大罪 伊集院大介の飽食

    Posted by ブクログ

    「もちろん、私はメタボリック・シンドロームですとも。血圧なんかすごいですよ。このボディでそうでないわけがないでしょう。血糖値だってものすごいもんだし、肝機能のほうはまだ大丈夫のようなんですがねえ、皮肉なことに。でも、血圧は、いま血圧降下剤飲んでますが、それを飲んでて150の100とかですからね。それを飲まなけりゃ250とかあっという間ですよ。痛風だってやりましたし、どの医者にだって、そりゃもちろん、食事療法しろ、食生活をかえろ、甘いものと肉と炭水化物のとりすぎだ、酒をひかえろ、運動しろ、って云われっぱなしですよ。だけど、私に何が出来ます?私は、吉崎と専属契約をした、グルメ・ライターなんですよ。

    0
    2009年10月04日
  • グイン・サーガ127 遠いうねり

    Posted by ブクログ

    作者が亡くなりました。大病を患って入院したときに、もしかしてグインは終わらないかもと思いましたが、まさかの未完です。この作者のペースである程度予告されているストーリーや伏線に決着をつけるためには、200巻近くまで行くような気がする。本作でも新たなキャラクターと伏線が盛りだくさんになっているし。しばらくヨナとスカールでヤガ巡りさせるつもりだったのかな。生前のインタビューで、行ったことない土地に行くと物語そっちのけで観光案内のように旅行記を描いてしまうと言ってました。自分の死期を自覚していたのかどうかわかりませんが、自分が好きな物語を好きなように描くことを最期まで貫いたのかなと思います。あと2巻は

    0
    2009年10月04日
  • 第六の大罪 伊集院大介の飽食

    Posted by ブクログ

    所在:自宅マンション

    「現代グルメ」は暴食という罪を犯し続けている。肥え太らせることで恋人を奪った親友に復讐を企む「グルメ恐怖症」の他、命を救ってくれた“幻のラーメン”の正体を追求する「芥子沢平吉の情熱」、ワニの姿造りを作ろうとした有名シェフの悲劇を描いた「地上最凶の御馳走」など、シュールなフルコースの全四編。

    0
    2011年02月12日
  • 逃げ出した死体 伊集院大介と少年探偵

    Posted by ブクログ

    所在:自宅マンション

    14歳の秋本元気が家に帰ってきた時、玄関に見ず知らずの死体が転がっていた。ところが5分後、警察を伴って家に戻ってみると死体は消えていた。翌朝になっても母親は帰ってこない。当惑し、一人母親の帰りを待つ元気は何者かに襲われる。伊集院に憧れる少年がたどり着いた結末とは・・・・・・。シリーズ第16弾。

    何となく読んでいて、アトムくんが初登場した『仮面舞踏会』を思い出してしまいました(〃・ω・)ゞ
    あとがきで栗本さんが、今回の主人公にあたる元気くんについて、この子には「また出てほしいな」なんて思ったりもしていたんですけどね、って書いてらしたのですが、もうそれは実現しないんだなー

    0
    2011年02月12日
  • グイン・サーガ125 ヤーンの選択

    Posted by ブクログ

    栗本薫さんがお亡くなりになりました。栗本薫の宇宙にぽっかりうかんだグインワールドをこちらの世界に転送していたお方がいなくなってしまったので、壮大にたらたら続くこの物語も、あと数巻で音信不通となってしまうのですね。さぁこれから物語の長い長い山場に向けてゆるやかに上り始めるぞというところだったのに…。「あとがき」心にせまります。

    0
    2009年10月04日
  • グイン・サーガ127 遠いうねり

    Posted by ブクログ

    所在:自宅マンション

    ゴーラ王イシュトヴァーンは、わずかな兵を率いてクリスタルを訪れ、リンダに結婚を迫った。リンダは、すでにアル・ディーンとの婚約が成立しているとしてイシュトヴァーンの要求を退けるが、彼はしばらくクリスタルに滞在することになる。さらにイシュトヴァーンは、フロリーとその息子の居場所をヴァレリウスから聞き出そうとする。ヴァレリウスは密かに対応策を講じるのだが、そこへケイロニアから火急の知らせが入る。

    0
    2009年10月04日
  • 伊集院大介の冒険

    Posted by ブクログ

    薫さまの分身、森カオルも出ます(少し)
    長編の不思議人間「伊集院大介」が普通に見える
    ありえるストーリーが頭に浮かぶから
    犯人のフェイクに騙されない

    分類しづらい名探偵です

    0
    2009年10月07日
  • 狂桜記 -大正浪漫伝説-

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     えーとね、これ、後ろの説明文に「大正ゴシックミステリ」と書いてあるんですが。
     結論から言うと、ちょっとトラウマになりました。
     あの……いや……ミステリって書いてあって、主人公が掘られると誰が思うよ……( ゚д゚)
     耐性がある私でさえこうなので、一般的な男性がよく考えず読んじゃったら、大変な心の傷を負いそうな話です。私読んでる間に妙な気分になっちゃって何回かオエってなったもん。そのくらい文章はきれいな話だったんですけどね……。
     あとこれはミステリじゃない。
     アリバイもトリックもなく、推理材料が何もない上、最後に出てきた犯人も唐突に告白されただけで、その人が犯人であると特定するものが告

    0
    2011年02月16日
  • グイン・サーガ126 黒衣の女王

    Posted by ブクログ

    これを出版して、作者が亡くなるとは思っていなかった。実際は原稿はまだいくつか先まで書かれているそうだが、何と言っても焼け石に水というか、むしろ最後ワケわかんなくなってしまったという感はある。イシュトバーンが来てリンダがよろめいて、という展開に、いい加減にせいやそゆのしてる場合じゃないだろと読んだ直後は思ったのでしたが、今となってはどっちにしても手遅れだったなあとしか言えない。ここ数年の空費(と言おう)があまりにももったいなかった。

    0
    2009年10月04日
  • 六道ヶ辻 大導寺一族の滅亡

    Posted by ブクログ

    現代の大導寺静音が大正時代に書かれたノートを見つけたことが物語の始まり。
    大正時代の本家の大導寺家の血筋が次々と殺害される。
    大正ロマンが好きな人にはお薦め。

    0
    2009年10月04日
  • 水曜日のジゴロ 伊集院大介の探究

    Posted by ブクログ

    伊集院大介シリーズ。

    読ませるんだけど、面白いんだけど、1作品の単品として読むのは辛い。
    伊集院大介シリーズと、栗本薫ファンが読むには面白い。
    敷居が高いってことなのか。設定がコアってことなのか。はて。

    0
    2009年10月07日
  • グイン・サーガ125 ヤーンの選択

    Posted by ブクログ

    ヨナがスカールに救われて、ヤガを目指して同行の旅をすることになる。その幕間で、スカールの空白時代の顛末が自身の口から語られる。

    同行の旅をすることになったのは、どうもミロク教に秘密がありそうだからなんだが、例によってまだまだ先のお話のよう。

    最終章では一転、イシュトバーンが、またとんでもないことをやってくれてしまいました。カメロンには本当にお気の毒としかいいようがありません。

    (2009/4/27)

    0
    2009年10月07日
  • グイン・サーガ126 黒衣の女王

    Posted by ブクログ

    09年4月、新刊です。126巻です。そして、またもや遅々として話が進まず・・・。
    もう、読んでて泣きたくなってきた。

    イシュトが、相変わらずああいう奴だってことは、仕方ない。
    リンダも惚れっぽいってことも良く分かってる。

    えーーーーーと。伊達や酔狂で20数年付き合ってないんですから、過去のことは
    もう詳細に語っていただく必要はないんでは・・・。
    衣装だなんだの描写も、好きなんですよ、好きなんですけど!もっと省けるでしょ・・・orz.

    1冊使って、何一つ話が進まず、巻末に持ってきた一言。
    それさ。この巻のもっと中盤あたりに持ってきてサクッと話進めていただけたら、すごく
    嬉しかったんですけど

    0
    2009年10月04日
  • グイン・サーガ126 黒衣の女王

    Posted by ブクログ

    イシュトが出てくると物語が動き出しますな。パロに強引に押し入って、居着いちゃいました。
    サイロンの噂では、疫病が蔓延してるようです。どうやら外伝1巻の事件が始まっているようです。

    0
    2009年10月04日
  • グイン・サーガ126 黒衣の女王

    Posted by ブクログ

     イシュトヴァーンが意外にもパロの宮廷で人気者だったりするのが不思議なところ。いくら天性の人気者だからって、ナリス国王を死に至らしめた張本人をあそこまで歓待するかあ?とはいえ、圧倒的な強さを誇るイシュトヴァーン軍に、あそこまで低姿勢に出られたら、やっぱりこうなってしまうのかも?そして、イシュトヴァーン人気で盛り上がるのを面白くないリンダ女王、かわいそうですね。上に立つものというのは、常にこのような不安があるのかもしれませんね。レムスの時は、いつもナリスと比べられてかわいそうだったなあ・・・
     イシュトヴァーンの夜這い(笑)のシーンは、なかなかの笑いどころでありました。あんなので戦争に突入したら

    0
    2009年10月04日