栗本薫のレビュー一覧

  • 第六の大罪 伊集院大介の飽食

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    第六の大罪 食欲をテーマにした短編集
    伊集院の回りくどくてなかなか本題に行かない説明はあまりなく、結構あっさり目だったから読みやすかった

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    2016年02月13日
  • レダ 3

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     雑誌連載時に読んだ私の記憶はレダという登場人物の強い印象ばかりだったのだが、再読してみると、登場人物たちがレダという存在の重要性を喧伝するのが不思議なほど、存在感のない、人格を感じさせないキャラであることに、少なからず驚いた。それなのに印象に刻み込まれていたのはその登場の仕方の鮮烈さに尽きるのだろう。

     いわば植物的に管理されているシティの人々は本当の個性を持っていない、本当の生を生きていない、本当の存在なのはレダだけだ、というのが本書で主張されることなのだが、シティの住人の主要な登場人物たちだって、案外、個性的で、確固とした人格を感じさせるのだ。むしろレダが記号的・象徴的な位置に留まる。

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    2016年02月09日
  • レダ 2

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     『レダ』ではいくつかの重要な哲学的問題が提示されている。

     自由、個と社会、自己の固有性・唯一性など、それはすなわち、思春期にわれわれ皆が多かれ少なかれ衝突する問題である。少年の「ぼく」や、イヴが独白し、あるいは周囲の人々が語りかける言葉にはいくつもの大問題が関わっているのだが、読者はそれを共感を持ってなぞっていくことができるだろう。

     「理想の社会」ファー・イースト30には何かが欠けている。人が人を害することがないように、強制力を伴わずに、極めて周到に管理されたシティ。II巻では、そこに欠けているものは、人と人とのなまの交流ではあることが示唆される。シティの人々は洗練されたカンバセーシ

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    2016年02月09日
  • レダ 1

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     栗本薫を読んできたかといえばほとんど読んではいないし、ましてや中島梓の読者でもない。『魔界水滸伝』だけは、その設定と永井豪のイラストに惹かれて読んだものの、ところがどっこい話はこちらの期待する方向どころか、訳のわからない方へ進んで、栗本薫ともそれっきりになっていたのではあるけれど、『僕らの時代』でのデビューも、100巻書くというグイン・サーガの執筆開始も同時代のこととして体験してきているには違いないので、彼女の早すぎる死には少しく衝撃を受けた。

     『レダ』が再刊されると聞いて気持ちが動いたのは、若干の郷愁もあったのかも知れない。かつて「SFマガジン」の連載中に読んだ強い印象が残っていたから

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    2016年02月09日
  • 栗本薫の里見八犬伝 シリーズ古典(8)

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    先日馬琴が主人公の舞台を見て、人形劇でしか見てないので、一度読んでみようと思ったが、いきなりの古典は大変なので、まずは抄訳版と思って読んでみた。良かったんだけど、話がホンの出だししかカバーしてないんだ。続きが欲しかった・・・ しかし、懐かしいわ、新八犬伝が。(24/7/25 今度映画になると云うので改めて読み直した。ただし、映画化の原作は山田風太郎)

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    2015年09月05日
  • 第六の大罪 伊集院大介の飽食

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    なんか突っ込みどころ多すぎ~!と各タイトル(特に最後のワニの一編!)を読み終わるたびに一人でニヤニヤしました、伊集院大介シリーズの「食」にまつわる短編集です。まあでも言っちゃえば、本格ミステリそのものが突っ込まざるを得ない要素てんこ盛りですから…寧ろそういう部分がないと面白みがないと思ってますから…ビバ様式美…。というわけで、結構好きです、こういうライトなスピンオフ(笑)。

    中でも、「食べたい貴方」と「芥子沢平吉の情熱」の二編に関しては、「あ~栗本先生、このネタ思いついた時二ヤッとしたんだろうな~(笑)」と何故か微笑ましくなったりしてしまったのでした(^o^)

    伊集院大介シリーズのファンで

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    2015年01月12日
  • グイン・サーガ15 トーラスの戦い

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    ナリスの旗下に入ったイシュトヴァーンは、その野心的な性格をナリスにいたく気に入られ、親しく話を交わす仲になります。しかし、ナリスがリンダに深く想いを寄せていることを知ると、自分の進むべき道に対する迷いが彼の心の中に兆します。やがて彼は、ナリスのもとから去ることを決意します。

    その後、ナリスの軍勢にスカールが合流し、アムネリスと対峙することになります。ところが、モンゴール大公ヴラドが急死し、いっきょに情勢はモンゴールに不利な方向へと傾きます。アンダヌスの策にしたがっていた沿海州海軍も、モンゴールに味方するという計画を放棄せざるを得ず、たちまちモンゴールは滅亡へと進んでいくことになります。

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    2014年12月16日
  • グイン・サーガ外伝5 時の封土

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    ネタバレ

    短編集。「湖畔にて」はディーン13歳の物語。幼きディーンとナリスの育ちの違いが描かれる。
    「風の白馬」はレムスの淡い恋心。アルゴスで白馬ボルテとリン・メイという少女と出会う。
    「時の封土」はグインとマリウスの冒険譚。
    「白魔の谷」は氷雪の女王の直後の話。
    「樹怪」は、グインがさらわれたシルヴィアを求めて諸国を探し歩く頃の話。

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    2014年12月07日
  • グイン・サーガ14 復讐の女神

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    アルド・ナリスに欺かれていたことを知ったアムネリスは、彼への復讐を心に誓い、5万の大軍を率いてクリスタルへの侵攻を開始します。

    一方、モンゴールへの密書を手に入れたイシュトヴァーンは、途中盗賊に捕らえられるという災難に遭うも、持ち前の強運で窮地を切り抜け、アルド・ナリスのもとへたどり着きます。彼が手に入れた密書には、沿海4ヶ国がアグラーヤを裏切り、モンゴール側に着くことが記されていました。この手柄により、イシュトヴァーンはアルド・ナリスに取り立てられることになります。

    クリスタルに入場したアルド・ナリスと対峙するタイランは、アムネリスの到着を待ち続けます。しかし、復讐に燃える女将軍の前に、

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    2014年11月07日
  • グイン・サーガ13 クリスタルの反乱

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    今回は、前巻でもレムスのもとに報せが届けられた、アルド・ナリスの蜂起とクリスタル奪還の話です。

    主として、アルド・ナリスとリギアの策謀に踊らされ、タイラン長官を裏切ってパロに奔ろうとするカースロンの視点から、物語が描かれています。

    忘れられた主役のグインもそうですが、それ以上にモンゴールへの密書を手にしたイシュトヴァーンのことが気にかかります。それにしても、カースロンが不憫です。

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    2014年11月07日
  • グイン・サーガ12 紅の密使

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    レムスに加勢することを決意した沿海の王国アグラーヤのボルゴ・ヴァレンは、沿海諸国に協力を呼びかけるため、ヴァーレン会議を招集します。彼らの尽力が実って、全会一致でレムスに協力することが決まりますが、その背後で、自由貿易都市ライゴールのアンダヌス議長の老獪な駆け引きがおこなわれていました。

    さらに、ヴァーレン会議にモンゴールの間者ルグルスがもぐり込んでいたことが明らかになります。ルグルスは命を落とすことになりますが、その死に際に居合わせることになったイシュトヴァーンに、アムネリスへの密書を託します。

    一方、亡国の王として名乗りを上げたレムスは、思うような戦果を上げることができず、しだいに焦り

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    2014年11月01日
  • グイン・サーガ11 草原の風雲児

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    レムスが、パロの後継者として名乗りを上げ、ついにモンゴールへの進撃を決意します。しかし、ノスフェラスで彼らとともに戦ったグインとイシュトヴァーンとの別れが訪れます。イシュトヴァーンは、3年後にリンダを迎えに来ると約束して、彼らと別れます。またグインも、自分が何者なのかを知るための旅に出ます。

    一方、死んだと思われていたアルド・ナリスは、リギアにたぶらかされたカースロンの前に姿を現わし、モンゴールを見限って自分のもとに就くように説得します。

    そして、モンゴールへ向けて戦いを進める黒太子スカールは、氷河に覆われたウィレン山脈を越えて敵陣中に躍り出るという奇策に打って出ることになります。

    レム

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    2014年11月01日
  • グイン・サーガ10 死の婚礼

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    アムネリスへの恋から、モンゴールの部隊を抜け出したアストリアスは、アルド・ナリスの配下のヴァレリウスに操られ、アルド・ナリスとアムネリスの婚礼の儀式に襲撃をかけることになります。そこには、ナリスを亡き者にしようとするモンゴール大公の企てを防ぎ、アムネリスの前から姿をくらまそうとするナリスの深謀遠慮がありました。

    アストリアスは婚礼の最中に毒を塗った剣を振りかざしてナリスに襲いかかり、殺害します。しかし、彼が殺したのはナリスの替え玉でした。こうして、死んだことになったナリスはまんまとクリスタル公国を抜け出て、新たな戦いに向けての準備を開始します。

    第2部「陰謀編」の最終巻です。ナリスのその後

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    2014年10月28日
  • グイン・サーガ9 紅蓮の島

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    アルド・ナリスの弟で、吟遊詩人に身をやつしているマリウスは、モンゴール大公の息子でアムネリスの弟のミアイルと交誼を結びます。しかしそんな彼に、ミアイルを暗殺せよというナリスからの命令が伝えられます。意に染まない殺人に手を貸すことになったマリウスは、ナリスのもとを離れ、一人旅に着くことを決意します。

    モンゴール大公の方でも、アルド・ナリスを殺害してパロを乗っ取ることを計画していました。しかし、肝心のアムネリスがナリスに惚れ込んでしまっており、その対処に苦慮させられます。

    一方、無人島で海賊たちの襲撃を受けていたリンダたちは、やはりこの島に流れ着いたグインと再会することになります。ところが、と

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    2014年10月28日
  • グイン・サーガ8 クリスタルの陰謀

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    前半は、海賊たちに襲撃されたリンダやレムスたちのその後の展開です。

    グインが海に投げ出され、リンダたちは絶体絶命のピンチに陥りますが、レムスの機転でどうにか事なきを得ます。その後、無人島にたどり着いたリンダたちは、海賊たちの襲撃から逃げ惑うことになります。

    後半は、アルド・ナリスとアムネリス、およびスカールたちの戦いを描きます。

    リンダたちの危機も気になりますが、それ以上に、ナリスの深謀遠慮がどのような帰結を生むことになるのか、楽しみになってきました。

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    2014年10月27日
  • グイン・サーガ7 望郷の聖双生児

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    クリスタル公アルド・ナリスと出会ったアムネリスは、戦いのなかに生きてきた彼女がこれまで知ることのなかった、恋焦がれるという体験に翻弄されます。

    一方グインたちは、ノスフェラスを脱してケス河をくだり、港町ロスにたどり着きます。しかし、そこにもモンゴール兵が詰めかけており、グインを連れた彼らは自由に行動することができず、足止めを余儀なくされます。そればかりか、イシュトヴァーンは、アルゴスの攻撃にそなえてモンゴールが港をまもなく閉鎖するという情報に触れることになります。やむなくイシュトヴァーンは「ガルムの首」号という、性質の良くない船に乗り込むことをえらびますが、案の定船員たちはグインらを襲撃する

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    2014年10月22日
  • グイン・サーガ6 アルゴスの黒太子

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    アムネリス率いるモンゴールの大軍を破ったグインたちは、ノスフェラスの地を立ち、新たな旅に出ます。

    一方、亡国パロの王族たちは、モンゴールの支配を覆すための戦いの準備を始めます。草原の国アルゴスでは、パロの猛将ベック公と黒太子スカールが、反モンゴールの軍を集結するために動き出します。

    さらにモンゴール支配下のクリスタルの地では、この地を治めていた美貌の青年アルド・ナリスが、モンゴールの捜索を逃れていました。しかし、信頼していたヤヌス神殿領のギース大僧官の娘サラの裏切りにより、ついにナリスの身柄は、黒騎士隊を率いるカースロンの手に落ちてしまいます。囚われの身となったナリスは、カースロンを嘲弄し

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    2014年10月22日
  • グイン・サーガ5 辺境の王者

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    ノスフェラスの戦いの後編です。

    ラゴンに加勢を求めたグインは、たった一人で彼らを説得しようとします。彼は、ラゴンの賢者カーと勇者ドードーに責め苛まれながらも、強い意志で立ち向かい、ついに彼らの信奉する神アクラの使者と認められることになります。

    一方、数を頼みに攻勢に転じたモンゴール軍は、グインの帰りを待つセム族への攻勢を強めます。セム族は次々に殺され、全滅の危機に瀕したところに、ようやくラゴンを引き連れてグインが帰ってきます。こうしてセム族は一気に反撃に転じ、アムネリスは退却を余儀なくされます。

    第1部「辺境編」はこの巻で完結です。

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    2014年10月18日
  • グイン・サーガ4 ラゴンの虜囚

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    謀略を駆使して数に勝るモンゴール軍を翻弄し、セム族の優位のうちに戦いを進めてきたグインでしたが、いつまでも奇手に頼ることはできず、しだいに焦慮し始めます。そこで彼は、北方に住む伝説の巨人族ラゴンのもとに赴き、応援を取り付けようとします。

    一方イシュトヴァーンは、エルという偽名でモンゴール軍の中に入り込み、モンゴール軍のマルス伯の首級をあげることに成功します。

    ストーリー展開が少し遅く感じましたが、なにしろ100巻以上あるシリーズなので、焦らずぼちぼち読んでいきたいと思います。

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    2014年10月18日
  • グイン・サーガ3 ノスフェラスの戦い

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    アムネリスが率いるモンゴールの大軍が、ノスフェラスへの侵攻を開始します。対するグインは、セム族を糾合し、地の利を生かして数に勝るモンゴール軍を翻弄します。

    大規模な戦争を取り仕切るグインの知略に引き込まれて、ページを繰る手が止まらず、一気に読んでしまいました。

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    2014年10月18日