栗本薫のレビュー一覧

  • グイン・サーガ60 ガルムの報酬

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    ナリスと密約を結び、グラチウスとの対面、オーノとヴァレリウスの魔道師対決を経て、クムに戻ったイシュトだが、アリストートスへの憎悪は増すばかり。そのアリを合法的に処分するためにカメロンが軍議を開く。
    そこで、アリを処刑してしまう。
    ついにアリと決別の時。イシュトの運命はこれから好転するのか?それともさらに深い罠にはまっていくのか?

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    2012年10月24日
  • グイン・サーガ61 赤い激流

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    ついにアリを処刑したイシュトバーンは、ゴーラの帝王を目指し、クムの頼りない新大公タリクの後ろ盾となってユラニアに向けて進撃を開始する。先ずはモンゴールとユラニア国境地帯であるボルボロスに進駐し、自分の所領となっているオーダインからの兵の補充を受ける。しかしモンゴールの首都トーラスからは帰還命令が・・・。
    カメロンにトーラスへの釈明を任せ、タスの占領。
    いよいよというかまたまたグイン・サーガではおなじみの激しい戦闘シーンが近づいてきている。

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    2012年10月24日
  • グイン・サーガ62 ユラニア最後の日

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    ついにまたまた激しい戦闘シーンが。
    ユラニアを乗っ取った、ネイリとタルーの軍にイシュトバーンの軍勢が猛攻を掛ける。
    イシュトバーンの獅子奮迅の戦いぶりを見るにつけ、自分の現在の軍勢(自分の部下)のなんとももどかしいことかと、なぜかグインに今の自分の姿を重ね合わせる。イシュトが作り上げた軍隊が自分の思うとおりに自在に動くのに対して、自分の部下のなんとわがままなことか?それとも自分の采配の仕方、戦略が間違っているのか・・・。
    そんな事を考えながら、行き帰りの電車で物思いに耽る。

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    2012年10月24日
  • グイン・サーガ63 時の潮

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    この巻の始まりは、以外にも草原地帯だった。
    黒太子スカールを探すリギア。
    この巻でもまた、スカールの自由を想い、リタイヤしたら絶対に南の島に、たとえ妻が付いてこなくても絶対に1人でも行ってやると心に誓う自分が・・・。
    この巻は大阪までの新幹線の行き帰りにうつらうつらしながら読み終えたのだがこれまでの激烈な戦闘シーンとは打って変わる書き出しに、なんとなく和むものが。
    やはり草原の国(でも記載からは砂漠のような木がするのだが・・・)の自由はうらやましい限りです。

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    2012年10月24日
  • グイン・サーガ64 ゴーラの僭王

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    ついにイシュトバーンがゴーラ帝国の王となった。
    64巻目の出来事。
    ここで全体の2/3が終わったことになるのか?
    このあと残りの1/3の話の進行はどうなるのか?
    ますます加速するサーガが・・・。

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    2012年10月24日
  • グイン・サーガ65 鷹とイリス

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    ついに65巻目まで到達した。
    イシュトバーンはゴーラの王を宣言し、モンゴールそしてクムからも承認を取り付け、ゴーラ王朝をおしたてた。
    そして一方でパロも次第に盛り上がってくる。そしてついにスカールとナリスの会談が開かれるが、ここでまさかのパラレルワールドの脅威について語るナリス。
    ナリスの推理によると、既に中原を混乱に陥れようとする二つのパラレルワールドが存在している!?というグイン・サーガにはあまり似つかわしくないSFチックな世界が現れてきた。
    1999年4月初版ということで、あと7年分。年間5冊というペースを考えると今頃は35冊、100冊目が刊行されているのか。

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    2012年10月24日
  • グイン・サーガ66 黒太子の秘密

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    ワーッ!!
    スカールの秘密が遂に登場した。しかもものすごい秘密が!!
    ノスフェラスで見た、宇宙船の残骸。その中で眠る宇宙人。
    そしてノスフェラスで失った仲間たちへの想いと、仲間たちの心境を見事に解説するナリス。
    そして既に遠い昔に読んで忘れているスカールのイシュトバーンに対する憎しみ。
    著者もあとがきで書いているように、物語が急展開している。
    続巻が行きつけの神保町の三省堂で売り切れている・・・。
    ウーン。先が気になる・・・・。

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    2012年10月24日
  • グイン・サーガ67 風の挽歌

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    グインサーガに戻ってきた。
    マリウスが長いたびからトーラスに戻ってきた。グインと一緒に。
    この巻では、これまでの戦や陰謀の殺伐とした雰囲気から一気に開放され、なんと1巻でグインが現れた時の回想を交えながら、主人公たちが一挙に集まってきた感じである。
    いよいよ大団円に向けて広がっていた話がジワジワと一つの方向に終息していくようである。(作者本人が数巻前から言っていたので間違いないと思うが)
    トーラスのオロの昔話の回想を自分も思い出している。
    18の時だったろうか?初めてグインを読んだのは。
    あれから四半世紀以上。あ~そんなことがあったよな。
    意外と覚えているもんです。
    グインの回想が自分の回顧に

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    2012年11月04日
  • グイン・サーガ68 豹頭将軍の帰還

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    グインも恋するんですね。
    なんか似つかわしくない気が・・・。
    ケイロニアの首脳部は守護神グインの帰還に大喜び
    一方でイシュトバーンはますます残忍さを表に出してくる。
    後書きを見るとなんと5年間24巻ぶりの主人公の帰還ということにも、誰のサーガなのかという展開振り。
    しかし主人公があるべき場所に戻ってきた1999年の作品。
    あと7年分を読み進めなければ。

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    2012年10月17日
  • グイン・サーガ69 修羅

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    1999年最後の作品となったグイン・サーガでイシュトバーンがさらに変貌を遂げた。ますます凶暴で自己中心的になったイシュトとそれを必死で守ろうとするカメロン。そして遂に審問委員会が。
    最近のグインサーガは回顧シーンが増えてきているように思えるが、今回はイシュトの過去が振り返られた。
    それにしても青騎士団が幾重にも取り囲む、厳重な警備体制にある審問委員会から、どのように逃れるのかと読み進めたが、最後には逆に金蠍宮をイシュトに制圧させてしまうストーリー展開。
    ここまでやるかといった感じでした。

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    2012年10月17日
  • グイン・サーガ70 豹頭王の誕生

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    初めてではないだろうか。
    いつもグインサーガは、1巻4章からなるが、4章で3つの局面を書いた本は。
    しかも、ケイロニアのグイン、ゴーラのイシュトバーン、そしてパロのナリスと物語の後半の鍵となる3局面が一巻にまとまったのは。
    グインは泰然としてとうとうケイロニアの王となった。
    イシュトは人格が変わってしまった。しかし新たに物語のキーと買ってきそうなアリサの登場。
    そしてナリスは遂に決起を決意。
    佳境に入った感のあるグイン・サーガ70巻目でした。

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    2012年10月17日
  • グイン・サーガ71 嵐のルノリア

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    やっと2000年発刊のところまで追いついてきた。
    「嵐のルノリア」
    ついにナリス立つ。
    下工作をしながら情勢を読んでいたナリスだが、急転直下の事態に予定よりも早く事を起こすことに。
    パロの嵐は、竜王の引き起こした大嵐という災厄で、この隙にリンダが、そしてヴァレリウスまでもが捕らえられてしまう。
    そしていよいよレムスに憑依したキタイの竜王・ヤンダルゾックがその姿を現す。
    パロの情勢が風雲急を告げナリス立つ。

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    2012年10月16日
  • グイン・サーガ72 パロの苦悶

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    立て続けに72巻に突入。
    ナリスがランズベール城に入り、いよいよ国王レムスに対峙する。
    しかし強大なる力を持つ竜王がナリスの夢枕に現れ、そして古代機械の謎、ノスフェラスとグインワールドの謎にヒントを与えていく。
    その中で明らかになる、古代機械は生きているというこれまた驚く事実と、そしてはるか宇宙から来た竜神族の伝説を淡々と語りだす。
    そして謀反決行の当日に始まった、竜神族の騎士団の登場。
    ナリスはここで命尽き果てるのか?それではこの先の展開はどうなるのか?
    こんな厳しい状況の中を作者はどうやって主人公たちを救い上げていくのか?
    実に波乱の急展開に先が気になる72巻となった。

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    2012年10月16日
  • グイン・サーガ73 地上最大の魔導師

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    一方的にヤンダル・ゾッグにやられ、これ以上どのような展開があるのかとの不安を一気に解消する、闇の司祭 グラチウスの登場。そして囚われの身となった、ヴァレリウスを救出する。
    ヤンダルゾッグは、といえば一時パロを留守にしているという。
    なんと言う都合のいい展開か、それともこれもヤーンの導きたもう結末なのか。
    これからのヤンダル・ゾッグとの戦いの結末が物語の結末となるのか?

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    2012年10月16日
  • グイン・サーガ75 大導師アグリッパ

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    ヴァレリウスがルードの森で、ドールに追われる男イェライシャにあい、ともに伝説の大導師アグリッパに会う。
    宇宙を世界を観想していると、時を忘れるのか既に3000年を生きたという男はほとんど魂だけの存在となり、その肉体は想念の中で一つの宇宙を形成するに至っていた。そしてもはや地上のいかなる出来事もあってしかるべき、ただ観想しその成り行きを見守り、それがいかなる意味を持つのかということを考えることが、彼の興味を支配していた。
    そんな中でヴァレリウスが得たものとはなんだったのか。以降の物語にどのように影響を与えるのだろうか?
    そしてナリスは、ジェニュアを出て国王軍との再びの対決へと赴く。
    ナリスの運命

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    2012年10月16日
  • グイン・サーガ76 魔の聖域

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    遂にナリスの包囲網が。
    そして久々のリンダ登場。
    しかし、クリスタルパレスは、もはや魔の巣窟となり果て、恐ろしい悪魔の城に変貌を遂げている。
    そんな中、ナリスが包囲網を狭められ、そして服毒し崩御の知らせが。
    陰謀をたくらむナリスの死は、本当なのか?

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    2012年10月16日
  • グイン・サーガ77 疑惑の月蝕

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    ナリスが服毒した直後に、参戦したスカール。そして一時休戦。
    ナリス死すの報にゆれる、ゴーラのイシュトバーンとケイロニアのグイン。ひさしぶりに登場した、イシュトとグインはそれぞれの立場で、この報を受けるが、動く事はできず。しかしそれぞれに高い関心と動くタイミングを計っている様子。その間になぜかマリウスが動揺し、出奔してしまう。
    しかし陰謀渦巻くナリスの周辺はやはりきな臭く、再び三度ナリスが生き返ってくるのではないかと予感させるような、動きが。。。

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    2012年10月16日
  • グイン・サーガ78 ルノリアの奇跡

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    またナリスの服毒死は策略だった。
    しかもその策略をめぐらしたのは、ヴァレリウスとイェライシャだった。なんとルーナの森で敵に囲まれたときには、二人は裏からその様子を見ていて、ナリスを仮死状態にしたうえで、見方に紛れ込んだ敵の間諜を見分けていたと。その間諜の首魁タウロを討ち、ナリス軍にその姿を現した。
    イーラ湖を渡る船上では、そのヴァレリウスがついに達観した魔道師となり、スーパーマンのように空を飛び、湖にもぐる獅子奮迅の活躍。
    ちょっとグインには似つかわしくない光景になってきてしまった。

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    2012年10月16日
  • グイン・サーガ79 ルアーの角笛

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    今年最後の1冊はやっぱりグインサーガだった。
    復活したナリス。
    そして場面はケイロニアに。
    すでにナリスの訃報を聞いて出奔していたマリウスに残されたオクタヴィアと娘のマリニア、そしてともに暮らす獅子心皇帝アキレウス。そしてアキレウスから王位を譲り受けたグインが、中原の危機を感じ陣を立てる。出立の前夜に駄々をこねるシルビア王妃。
    それでもグインは旅立ってゆく。
    そしてイシュトバーンも相前後してゴーラを発つ。
    いよいよ主人公たちが一箇所に集まりつつある。

    ところでISBNの番号はどのようにしてつけられるのだろうか?

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    2012年10月16日
  • グイン・サーガ80 ヤーンの翼

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    なんともイライラさせる人だ。ディーン、いや、マリウス。いきなり戻ってきたかと思うと、またしても淫魔につかまりそうになる。穂bんとうに人騒がせな人だが、このように要所要所に現れるということは、これからまた人活躍していく登場人物になるということであろう。
    そしてこの人が出てくれば、次はグイン。パロとの自由国境に迫ったグイン軍に、ナリスから、そしてレムスから使者が頻繁に訪れる。
    どちらの使者も一度は体よく追い返したが、ナリス側からはナリスに次ぐ首謀者であるヴァレリウスが直接訪れる。ヴァレリウスとグインの会談が行われ、グインのパロへの関与の方向性の輪郭が見えてくる。
    そんな中ゴーラ王イシュトバーンは謎

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    2012年10月16日