栗本薫のレビュー一覧

  • グイン・サーガ85 蜃気楼の彼方

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    ここにきてようやく、主役クラスのキャラクターが一堂に会する場面がやってきた。作者にしても、読者にしても、「ようやくここまで」という感慨がある巻じゃないかと思う。

    俺についてくるやつらにはいい目をみせてやる。そうでないやつ、俺にキバをむいたり恩知らずな態度をとるやつには、目にもの見せてやる。それだけだ。(p.104)

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    2019年03月15日
  • グイン・サーガ83 嵐の獅子たち

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    気の毒にな、イシュトバーンも、なかなかに困難きわまりない道を選んだものだということが、いつかわかるだろうさ。−ひとの信頼を裏切らぬのは、簡単なことなのだよ。それは、ごく単純に−信頼を裏切らなければそれでよい。俺はひとを信用するほうだとは云えぬが、ひとを裏切ることはせぬ。ひとを裏切って、信頼してもらえぬことになると、何もかもがきわめて厄介になるからだ。(p.46)

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    2019年03月15日
  • グイン・サーガ121 サイロンの光と影

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    わー、話が進んでるー!しかも結構重要なことで進んでない!?
    何はともあれ、健康に気をつけて、なんとかちゃんと完結させて欲しいものです。

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    2009年10月04日
  • ぼくらの世界

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    彼女のシリーズの中では比較的グロくなく同性愛者も少なくて、文体(一人称)さえ気にならなければ、薦めやすい本。

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    2009年10月04日
  • グイン・サーガ122 豹頭王の苦悩

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    グインとシルヴィアを一冊かけてじっくり描いた。独特の饒舌さが本作ではさまざまなキャラクターの思いへ踏み込み、読み応えある小説に仕上がった。物語はほとんど進まないが、大きな伏線とがっちりした読後感を残す。ここ数巻のグインのなかで、格別に面白かった。特に最終章の雪崩れる展開と、最期の会話、最期の1行がずしんと重い。

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    2009年10月04日
  • グイン・サーガ20 サリアの娘

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    多分、同一作家が書いたものとしては世界最長シリーズ。
    100巻で完結するはずだったが(大方の予想通り)しなかった(笑)。

    以下続刊。


    ※2009年5月26日逝去 
     (やっぱり)未完。

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    2010年02月17日
  • グイン・サーガ122 豹頭王の苦悩

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    ロベルトの存在が光っていました。
    本編とは関係ないのですが、昔のドージン(皇帝×ロベルト)も読んどいてよかったと思いました。


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    2009年10月04日
  • グイン・サーガ120 旅立つマリニア

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    章ごとタイトルの「ヨナの秘密」に、ナニ!?今さら一体どんな秘密が明かされんの!?と思ったら、
    ・・・・・・・・・!
    びっくりしました(笑)
    あとは、またまたヴァレリウスくんが好みのタイプについて語ってたりね。分かった分かった!
    そしてリンダちゃん、いきなりほだされやす過ぎだろー。もうフロリーもてもて過ぎる。

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    2009年10月04日
  • グイン・サーガ119 ランドックの刻印

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    なんか、酷いことがおこっているような気が……。

    グイン1人でさえもてあましているこの世界なのに、そんな存在が明らかになったら、どうしようもないな。

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    2009年12月23日
  • グイン・サーガ117 暁の脱出

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    とうとう、タイス篇終了です。

    しかし、寄り道とかいいつつ、まあグイン・サーガですから、グインのいるところいつもメインなんだと思います。

    ヴァレリウスは……やっぱり、無理がかなりあるだろうなぁというか……都合良すぎるだろう……という気はしますけどね。

    でも、続きを知りたいし、どんどん物語がすすんでいくのは、いいことだと思います。

    栗本 薫には、まだまだ、元気でいて欲しいです。

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    2009年12月23日
  • グイン・サーガ116 闘鬼

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    えーと、とうとう、決勝戦まで来ました(笑)
    まあ、ここまで盛り上げたら、しないわけにはいかないだろう「決勝戦」。
    しかし、メインのお話ではないよなぁ……ここんところずっと。

    面白いけど、軽すぎる気もします。
    でもまあ、読みやすいからいいか。

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    2009年12月23日
  • グイン・サーガ115 水神の祭り

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    もう、その世界が本当にあるとしか思えない圧倒的な描写です。

    でも、もうちょっと抑えて、話を進めてもいいのにとも思います。迷子係がとうしてるとか、あんまりどうでもいいだろう(笑)

    しかも、みんなクムに染まる染まる。

    でも、そろそろクム編も、クライマックスかな。

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    2009年12月23日
  • グイン・サーガ外伝21 鏡の国の戦士

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    100巻をこえて、まだ、外伝1「七人の魔道師」の世界にたどりついていないグイン・サーガです。
    すごいね。

    で、今回の外伝は、はじめて「七人の魔道師」以降の世界がかかれます。
    連作短編が、3つです。続いているけど、長編という感じではなくて、小さな冒険という感じです。

    ハゾスとの会話が、けっこう笑ってしまいました。今までの正伝をちゃんとふまえたものになっているのね。

    そして、ついにグインにも○○が!!

    「七人の魔道師」以上の衝撃が、あなたを直撃する(かもしれない・笑)

    おもしろさとしては、可もなく不可もなし。というか、正伝の続きが読みたい感じです。

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    2009年12月23日
  • グイン・サーガ外伝18 消えた女官―マルガ離宮殺人事件―

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    なんか、外伝の外伝みたいなお話です。
    おもしろくないとはいいませんが、やっぱり、この主人公嫌いだなぁ。
    この頃のデューンは、とってもかわいらしいと思いますが。

    「とてもひとくせもある、とても人を呪ったりうらわんだりする心の強い、ねじけた心をもったむすめに育ってしまった」

    あんたにだけは、そんなセリフ言われたくないやい。

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    2009年12月23日
  • グイン・サーガ121 サイロンの光と影

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    しまった、第121巻を簡単に説明できるわけ無い・・・
    しかもまだ読んでいないので内容は前の「旅立つマリニア」までしか・・・

    簡単説明
    時間・距離・神様などすべての設定を詳細に栗本薫様(=神)が作りあげたファンタジー
    国と国との政治ゲーム・戦争・恋愛とあらゆる要素が詰まっているんだよね
    記憶が何回も無くなる豹頭の超戦士「グイン」・・・現在は紆余曲折あって軍事超大国「ケイロニア」の王です・・・別次元から飛んできた豹人がそのうち世界の王になるのかな?
    主役が多すぎる・・・濃いキャラクターを山ほど作ったものだからそれぞれの物語(サーガ)を書かないと神(=栗本薫様)が納得しない(笑)
    だから、連載当初

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    2009年10月07日
  • グイン・サーガ121 サイロンの光と影

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    1年以上の遠征を終え、グインがケイロニアに帰還。
    床についていたアキレウス大帝も復調の兆しが見え、サイロンはお祭りムード一色である。
    前途洋々たるケイロニア首脳陣を悩ませるのは、グインの王妃シルヴィア。
    相変わらず公務を行わないどころか、姿も見せない。
    彼女の身に何が起こっているのか!

    相変わらずすすみは亀のようです。彼女はどうなるのでしょうねぇ。

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    2009年10月04日
  • グイン・サーガ121 サイロンの光と影

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    グイン・サーガ121巻「サイロンの光と影(A FOUL FLOWER)」
    主人公グインが故郷に凱旋。王の帰還に歓喜する人々。しかし、彼の妻シルヴィア王妃は精神を病み、罪の子を産む。
    グインは記憶の修正を受けて、夢魔の最中にシルヴィアを討ったことを忘れてるみたい。アモンを滅ぼしても、悪の種子は着々と育っている。後に売国妃と呼ばれるシルヴィアのケイロニア編が続きそう。
    ところで、表紙の絵は誰?

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    2009年10月04日
  • グイン・サーガ84 劫火

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    久々のグイン・サーガ84巻。いよいよ追い詰められているナリス様。美しいマルガの街を、ゴーラ王、イシュトヴァーンが攻め入るのです…が、これには、もちろん、キタイの竜王がイシュトヴァーンを操っているのですが。イシュトってば、いっつも悪い役周りですね。ま、短絡的で、粗野なんですけど、ものすごく悪いヤツではないはずですが、いつもダメな方向に行く…人間、才能があっても、ねぇ…かな?で、もって、薄幸のナリス様、いちをまだ生きてます。死んだら、私、泣くのでしょうね。

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    2011年07月31日
  • グイン・サーガ121 サイロンの光と影

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    ようやくストーリーが進みはじめたのでひとまず安堵しつつ…心から豹の大将がお気の毒。記憶を失って苦労して、そのことももいっぺん忘れちゃって、ようよう国に帰ったらこれじゃあなあ…こんないじめる必要あるのか。あんな気持ちのイイおっさんなのに、なんか恨みでもあるのか作者;; グイン読んでるとよくも悪くも「読書」という行為について深く考えさせられる。いったい何が面白うて…というはっきり言ってはイケナイ大命題だ(笑)それだけつきあい長いということなんだけどね。

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    2009年10月04日
  • グイン・サーガ121 サイロンの光と影

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    物語は進む。丁寧に、しかし無残で冷酷に。強靭な文章力を元に、じっくりと書き込むスタイルは依然としてかわらない。描写は時にとても緻密だ。まるでこの世界やしきたりの詳細を、さらにイメージしやすくなるべく書き記すかのごとく。

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    2009年10月04日