栗本薫のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
97巻です。今回は起承転結で言えば承というか。特に大きな山場もなく、次の山への準備みたいな感じですか。
流石の栗本薫も長い年月書いてるウチにキャラクターの性格が変わってしまっていて。
マリウスなんかは本当に詩人で天才でそれ以外になんの取り柄もない駄目男になっちまいましたねぇ(苦笑
イリスと共にケイロニアを旅立った時は、そんな中にもパロの青い血を偲ばせるイイ若者だったのニ。そりゃオクタヴィアも愛想尽かすわな。それでも彼女の「かつては心底愛する人を愛せなくなった悲しみ」はげっぷが出るほど書き込まれていて、よろしかったのではないかと。
それにしても、著者が推敲しないなら、せめて校正さんは漢字仮名の -
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Posted by ブクログ
この作品の深みは、全100巻という構成のボリュームと、その大きさを持て余すことのない作者の技量によっているのだと、よく思う。
メインのストーリーが面白くなければ作品が面白くないのは勿論なのだけれども、本当に作品の質を左右するのは、細かいディテールの部分だ。そういった部分が丁寧に作られている作品こそが本当に奥深く、名作といわれる作品になるのだろうと思う。
「グインサーガ」のストーリーの中心にいるのは、数名の主人公達だけれども、作品の中ではしばしばそれ以外の、平凡な生活を営む市民や、宮廷の侍女、一介の傭兵がクローズアップされたりする。そういった、大長編の作品でなければ表わしきれないような機微を -
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先に進まない
初期の頃はそこそこ展開も早くて読むのが楽しかったのですが、20巻を超えてくると、100巻を意識しての事だと思いますが、同じことの繰り返しで話が先に進まなくなってきます。読み始めてしまったので、仕方なく続巻を買い続けた感があります。回りくどい言い回しも多く、ただ長いだけ、といった作品だと思います。