【感想・ネタバレ】グイン・サーガ外伝7 十六歳の肖像のレビュー

あらすじ

たがいに争い、また同盟を繰り返し中原に割拠する国々。そしてそこに忽然と現れた豹頭人身の超戦士グイン。謎に包まれた彼の力は、彼自身のあずかり知らぬうちに、彼をめぐる人間たちの運命を変えてゆく。そうしたグイン・サーガを彩る人物の中から、パロの宰相アルド・ナリス、その弟で王家を出奔した吟遊詩人マリウス、パロの魔道師ヴァレリウス、そしてアルゴスの黒太子スカールを選び、彼らの16歳の日々を描いた物語。外伝・第7弾。(※電子書籍版には口絵・挿絵が収録されておりません)

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

アルド・ナリス、ヴァレリウス、マリウス、スカールのそれぞれ16歳の日々を綴った短篇集。それぞれが無垢の少年から、自らのおかれた立場を理解し大人への一歩を踏み出す瞬間です。その時は自らの中に暗い部分を取り込むことを意味しています。
特にスカールの物語が、胸に迫るものがあって心に残ります。
また、ヴァレリウスの物語も、魔道の世界が舞台担っており迫力たっぷりです。
それて、最後の中島梓の解説(要は栗本薫のあとがき)が、筆者の思いが吐露されていて迫力があります。

闇と炎の王子―ナリス十六歳
暗い森の彼方―ヴァレリウス十六歳
いつか鳥のように―マリウス十六歳
アルカンド恋唄―スカール十六歳

著者:栗本薫(1953-2009、葛飾区、小説家)

0
2017年04月24日

Posted by ブクログ

主要人物4人の16歳の頃…うーん、やっぱり、ナリスかな?スカールは読めちゃう感じで。マリウスもそっかって。ヴァレリウスはもう少し掘り下げて欲しい感じ。唯一王族でない分、深みが欲しいなと。とはいえ、楽しかったです。

0
2012年08月22日

シリーズ作品レビュー

「SF・ファンタジー」ランキング