草間さかえのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ上の階からする騒音にたまりかねた岸田は、管理人に苦情を申し出るも、取り付く島もない。
そのため、直接、上の階の住人に文句を言おうと思ったところ、その住人・水沢が殴られた現場に遭遇してしまう。
そういういきさつから、その水沢と食事を共にするようになった岸田……という物語が軸で始まります。
実は、水沢は双子で、双子の弟の聡司の話。
また、全然関係のない短編も2つほど入っています。
割りに、一つの繋がりのある物語で固められた短編集だと思います。
もっとひどいのだと、チグハグした話になっているものもあるので……
ほんとしての構成はとてもいいですが、弟の聡司の話が少々中途半端かな……。
-
Posted by ブクログ
何回か読み直してみたんだけど、やっぱり人間関係とかややこしすぎて難解なお話でした。
「みえない友達」では、ゆうちゃんはゆうちゃんではなく沖津先輩になっていて、しろうくんもしろうくんではなくてこーちゃんで、互いに互いがわかっていなかったけど、こーちゃんである平坂の執念の追跡が実を結びついに再会にこぎつけた…という流れ??
要するに甘~い再会ものと受け取りました。回想シーンのちっちゃいゆうちゃんがすごくかわいかったです。
肝心なところが語られていなくて読者が察しなければいけない、草間センセらしい独特なストーリー展開でした。
そして表題作は、本物の沖津メインのお話になっていました。沖津は閉所恐怖 -
購入済み
可もなく不可もなし
当然のよーに地味ぃな感じです(笑)。大抵はこの地味さ加減の中からジワジワと驚くほどのトキメキが滲み出てくるんですが、本作はまあ悪くないけど平坦で可もなく不可もなしでしたね。なんとなーく矢神がピンボケな印象で榛名(どーでもいいけど座波榛名ってどっちも名字みたいで変。笑)がなんで惹かれたかよーわからん。
-
-
-