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返って来た本のページにまぎれていた恋文。宛名があるはずの1枚目は無い。文末の署名は本を貸した友人の名。その友人は急に東京を去るという。それは渡せなかった手紙の所為か。手紙を返そうと友人を待つ学生、廣瀬清高。トンネルの向かいにはヤミのマッチ売り、花城青司が立つ。煙草を吸うため花城から燐寸を貰い、待ちぼうけのいきさつを話す。「何一つお前のせいじゃねえよ」と、お人好しの廣瀬に惹かれはじめた花城は――。恋文で人生を狂わされた男たちが絡み合う人間関係と感情の中で選ぶ相手とは。草間さかえ長編連載「マッチ売り」~「やぎさん郵便」の第1巻。
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シリーズ1冊目
草間さかえ先生の作品の中で1番長いシリーズです。
全4冊。
2組のカップルのお話しになります。
このタイトルが1巻だけということで分かるように、マッチ売ってるのは最初だけです 笑。
私は面白くて一気に全巻買ってしまいました。
雰囲気のある作品
戦後、昭和初期の、下宿にフロも電話もない時代。会えない人にいつまでも待ちぼうけを食ったり、寒い雪の日に暖めあったり。恋文に人生を賭けたり、狂わされたり。行間に趣きのある作品です。4人の心理描写も丁寧で、続きが早く読みたい。『ヤギさん郵便3』で完結です。
Posted by ブクログ
草間作品の特徴は、一読すると言葉が少ないので分かり辛いのか?!と一瞬思ってしまうのだが、この人、本当に上手い。何が上手いって、説明を「説明です」とは絶対に描かない所が凄い。モノローグが簡潔で、的確なのである。私は、台詞や文字が多い漫画があんまり好きじゃない。正直、殆どすっ飛ばす類の漫画もある。そんなとこまで読まないと分からんのなら、小説読む!!(怒)となる。本来、漫画も読むが、小説の方が読むからだ。折角、絵と言うビジュアル・ツールがあるのに、言語に頼るなんて、何事じゃ、と思う性格である。草間作品は、一捻り二捻りあったりするが、絶対的に文字が少ないのである。それでも理解させてしまうのだから、凄いのだ。手書き文字で書かれる自分ツッコミのような台詞がかなり好きである。
私が勝手にカテゴライズしている「BLびっち」と言う生き物の特A級な花城がカッコよくていかん(笑)
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