草間さかえのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
再読。すでに何が起こるかわかっているからこそ、劇的なドラマとしてではなく、二人がどうやって互いに恋に落ちて、苦しんで、信頼し合うようになり…みたいなのを追うことが
ジェイクの行動はどう考えてもクソ男なのだが、特に後半、そのクソ男たる自分の価値観や環境と向き合って、アドリアンのために一つずつ鎧を脱いでいくのが美しい。愛は人を変えるかもしれない、って希望の話。
初読のときは、劇薬の3巻・4巻がお気に入りだったけど、今の私にはアドリアンとジェイクの心の変化が感じられる2巻・5巻が好き。でも一番泣いたのはスピンオフでした…アドリアンが浮ついたうかれぽんちになってて、すごく良かったなー。
翻訳されて -
Posted by ブクログ
以前電子で読んだものを再読。これからの展開を知っているからこそ、この話のジェイクの、人目がない世界での「誠実さ」、二人だけの時間でいる時の優しさが沁みる。というか、この話があるからこそ、アドリアンがあんなに辛い思いをしてもジェイクへの執着を捨てきれず、ジェイクを憎めなかったんだなー。この人生で最高と感じてしまった、ジェイクの愛情と優しさを知ってしまったから…。
あと、物語の前半で、まだアドリアンにキスすらできない時に「女じゃない」とジェイクがいうけど、あれは半分自分にかかっているんじゃないだろうか。
この時点ですでにジェイクはずっぷりアドリアンに恋しているのを認めていて、それでいて、どうして -
購入済み
探偵もので商店街を舞台に日々働く松田君のところにふらっとやってきて居着く神子君。喧嘩しながらもバディとして一緒に活動するんなかいろいろ巻き込まれていくんだけど。ほんと商店街で空き店舗とか利用されて拉致とかありそうで怖い。ほんと面白いし夢中で読んでしまった。
-
Posted by ブクログ
さすが先生!となります。
やはりエロもてんこ盛りで凄かったけれど話の内容もとにかくグイグイと惹き込まれてしまいました。
武士として恥じない男として父親に強く育てられ真っ直ぐな心の持ち主である鋼志郎。
級友の死の真相を知りそれに関わる狗族の濡羽と天満に翻弄されながら、自分に(祖先からの)憑いていた死神をも含め濡羽と天満、そして父から貰ったお守りの力をかり解決してしまうのが凄かった。
鋼志郎がとにかくカッコよく男前で濡羽と天満が執着してしまうのも分かる。
そんな2人を受け入れてしまうのだから鋼志郎は只者では無いですね。
書き下ろしではある出来事で鋼志郎への2人の執着が生半可なものでは無いと鋼志 -
ネタバレ
独特のタッチでクセになる
線が太くて陰影がハッキリしてあって、手が特徴的な作家さん。作風にあっていて引き込まれてしまう。
しっかりBLなんだけど、お仕事の内容もキッチリしてあって興味深く読んだ。
どっちもノンケ???この作品に至っては、性別がどうとかよりも、人として好きという感じがした。良いお話だった。 -
購入済み
葬儀屋さんオーナー医学療法士カップル。東京から系列の病院に移動してきた吉見君が久慈さんと出会うとこから始まるけど、久慈さんイケメンで実は歳下。お爺さんの葬儀屋を継ぐ優しい人。ほんと登場人物すべて面白い人ばかり。吉見君は弟さんと拗れてるみたいで、まさかオンラインゲーム上で喧嘩するって可愛いって。ほのぼのとして面白かったです。
-
ネタバレ 購入済み
時代を少しだけ感じるお話
初版は2015年だと書かれていました。2024年現在では、少しずついろんなことが変わっているように思いました。
カレー屋の店主名久井と、リーマンの古平の再会愛ではあるけれど、その関係はかなり複雑。美形の名久井はバツイチ。客として偶然店を訪れた小平とは、幼馴染だった。しかも、3度も同じ相手に告白されていた、女の子として。
何十冊と読んできた今までのBL本の中でも、こういうシュチュエーションはなかったなぁ〜。古くて斬新。
違和感?は、小平の同僚の岸田の態度。今の主流は、同性カップルに理解を示して応援するパターンがほとんど(もちろん嫌悪感を露骨に出すお話もあるし、岸田は最終的に許容したが)だから、仲 -
購入済み
面白かった
年下の攻めが先生のこと好きすぎるっていう最高のシチュエーション。
この好きすぎパートの読み心地がめちゃくちゃ良かったです
先生先生って何度も呼ぶ破壊力がエグかった -
購入済み
兄の麒一朗通して元虐待児である慧と出会った桂路。兄の遺言で彼氏と共に過ごすことになります。出会いにより画家として調子を戻します。兄の想いがほんと心温まります。泣けます。ぜひ読んでください。