草間さかえのレビュー一覧

  • 夢見る星座

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    「されど美しき日々」が好きだ…b-Boy Phoenixの「不細工特集」に収録されていたと知って益々好きになった。
    好きだから、故に相手を孤立させ、頼れる者は自分だけ、という状況を作り出してしまう、イケメン委員長の極悪ぶりが、きちんと昇華されて納得させられるのがイイ。告った相手に拒絶されたからと言って、周囲を焚きつけてその相手をいじめのターゲットに作り上げ、委員長と言う自分の立場をフル活用して「いじめられっ子を庇う委員長」を演出する、なんて、こうして文章に書いてしまうと非人間的なんだけど、草間作品で読むとそうは思わない不思議。
    明るいと言うのは変だが、歪み方があっけらかんとしている、そこがたま

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    2013年10月07日
  • フェア・ゲーム

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    BL(というにはファンタジーさが少ない、けどそれがいい)とミステリーの融合。どちらも読みごたえあります。
    翻訳ものはジャンルに関わらず余り読まないのですが、程よい固さで読みやすかったです。表紙買いしたのですが、買って良かった。
    解説の三浦しをんさんは暴走しすぎじゃないかな!(笑)読んでて目をそらしたくなるのは、同じ意見だからなんだと思います。

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    2013年10月06日
  • 迷信話集 うつつのほとり

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    草間さん独特の昭和初期のノスタルジックな雰囲気の中都会からやって来た少年敬と天狗と呼ばれる不思議な少年弥七の友情の物語。この弥七がなんとも妖しく魅力的で…いけない妄想してしまいましたw BLではないけれどそこはかとなくBLの匂いが漂っています。これは腐女子なら誰もが感じるはず(*≧艸≦)
    前から草間さんの描くレトロな子供の絵や田舎の風景が大好きなのですが、ここでもその魅力がいかんなく発揮されています。ちょっとした感情の揺れからくる子供の表情が本当可愛い!弥七のルックスは本当好みで犯したいくらいでwとにかく私のどストライクでしたww
    おそらく何度も読み返す一冊になりそうです。そして大勢の方の意

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    2013年10月06日
  • 迷信話集 うつつのほとり

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    作者がBL作家さんでもある、と言う事も無論あるが、敬と弥七が青年になった話を読んでみたい。敬がまだ箱入り坊っちゃんなので、二人の間に年齢差を感じるけれど、敬が青年になれば対等になるだろう。弥七は偏見を持たず自分を慕い、庇い、友達とした敬の素直さをずっと愛するだろうと思う。BL読みなのでどうしてもそう言う方向に話を結びつけてしまうが「匂い系」として完成度が高いのだからしょうがない(笑)
    あー、青年編を描いて欲しい!!
    弥七がまだ字を上手く書けないとか…ああ言うの悶える。年下の方が利発であるが、それを全く意に介さない大らかさと言うか、人の判断基準が幼いながらもしっかりあって、周りに流されない強さと

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    2013年09月30日
  • やぎさん郵便

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     『マッチ売り』の続き。

     なんだろう…全体的にどうしようもない人たちしかいない(笑)
     でもだから面白いのかなあ、なんて。
     澤さんはもっと自分に正直になるべき。

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    2013年09月21日
  • やぎさん郵便

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    修羅場ー!トライアングル大好きなんで(〃ノωノ)たまりませぬ 次回で清と有原は会えるんでしょうか 2人で清を取りあったらいいのに…

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    2013年09月20日
  • マッチ売り

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    花城さんと有原両方が幸せになってくれることを願います でも清は1人しかいないものねー(;_q)…切な

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    2013年09月20日
  • 迷信話集 うつつのほとり

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    村に越してきた都会育ちで純真な少年・敬と、村ののけ者で少し不思議な雰囲気を持つ少年・弥七の交流の物語。

    先入観無しで見る諸々の、なんと輝かしく見える事か。

    自然に囲まれて色々なことを知って、少しずつたくましくなっていく。
    成長するのは子供だけじゃない。
    ラストのお母さんはカッコよかった・・・!

    友情物語ですが、若干BL風味。

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    2013年09月10日
  • 理系の恋文教室

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    おっさんだけど。そして草間さんに絵をかかせたら、ほんとにカサカサなおっさん書いてきたけど。今回はシュミレーション研究の話。相変わらずしっかりしてて、どっちのキャラもステキで、誤解の理由もよくできてる。しかし、こころじゃないけど、長い手紙読むの大変。よく間に合ったね。

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    2013年08月11日
  • 優しいSの育て方

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    明るいSMのお話。と思わせてーの攻めのダークな過去チラ見せw。ホント毎回榎田作品は一気読みさせられる。冒頭の社会学のくだりからグイグイ話に引き込ませるし、いやー面白かった。満足満足。

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    2013年08月08日
  • 真昼の恋

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    これぞ理想の年下ワンコ攻!今まで数々のワンコ攻を見てきたけど、容姿から性格までここまでど真ん中な攻は初めて。普段ものすごくかわいいのにふとした瞬間に男を見せてきたりほんとたまらないです。かっこいいのにどこか抜けてる受と相性ぴったりで萌えも倍。こういうBLもっと読みたいなあ。
    ストーリーは個人的に深読みすればするほど面白くなるというか、華やかさはないけど噛めば噛むほど味が出るスルメのような印象。「バスの人」とか初め「?」と思ったけど読み返してみて「ああなるほど」と納得。ただ一点、受が攻に惚れた理由がわからなかったが、それを差し引いてもBLではありがちな現実離れした設定もなく、しっかりと地に足の着

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    2013年06月02日
  • タケヤブヤケタ

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    独特のテンポの草間節。
    「そっち」じゃないけど、やっぱり男性キャラの仕草が何となくエロくさい。

    毎度の爆発炎上オチが面白かったです。
    小田部のオヤジさん萌え!

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    2013年05月19日
  • どこにもない国

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    まず表題作が好きです。もう少しこの二人を見ていたかったけれど、このもう少し欲しい感じがいいのかも。
    表題作以外のバレー部周辺のお話は、「BL」として楽しむことができました。いろんなメガネを楽しめる一冊…だと思います。

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    2013年05月04日
  • マッチ売り

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    読み取り能力が低いのか、最初読んだ時では色々分からないところが多く「やぎさん郵便」を読んでから戻ってくるとすいすい内容が入ってきました。大人二人と学生二人が、相互的にお互いを翻弄し、翻弄されているイメージ。
    時代設定もなかなか素敵。

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    2013年05月04日
  • フェア・ゲーム

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    草間さかえ先生の眼鏡がすてきな表紙と、翻訳モノの珍しさに惹かれて購入。海外ミステリなために湧いてくる事件の緊迫感が、普段読んでいるBLにはなかなか無い新鮮な感じでした。その反面、主人公とタッカーの関係が日本のBLのテンプレを踏襲していて謎の安心感。主人公が堅物眼鏡に見せかけてタッカーに再会するたび発情していて可愛かったです

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    2013年02月28日
  • フェア・ゲーム

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    ネタバレ

    BLの翻訳物?と思い手に取ったんですが、正直BLに分類するのはもったいないと思いました。
    男性同士の恋もありますが、それ以上にミステリーやアクション、そして人間関係等が面白く、いわゆる日本のBL小説以上の読み応えを感じました。

    日本のBLのテンプレート化やオープンさ(よく言えばおおらかだけど悪く言うと頭悪いというか。ちょっとは悩めとか思ってしまう事もしばしば)に少々辟易してて最近は離れ気味だったんですが、世界を見回せばBLももっと面白い本があるんだなぁと感心しました。
    以前にも翻訳物は1冊読んだ事があるんですが、日本人とはまた違った目線なんですよね。
    これをきっかけに翻訳物も増えてくるといい

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    2013年02月28日
  • フェア・ゲーム

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    新書館さんが面白いことしたな、という興味本位で手に取った。本屋からの帰りにバスの車内でぱらぱら捲り、これは本腰を入れて読まねばと思い数日間放置。
    風呂に入る前にちょっと、と思い読み始めたら止まらず、気づけば1時間以上経過していた。

    骨太のサスペンスを読み切った気分。取り敢えず母に読ませて感想を聞いてみたい。

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    2013年02月24日
  • 魔法のつかいかた(1)

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    まず装丁の美しさに唸ります!麻布のようなざらざらした手触りの温かみのあるカバーと可愛らしく素朴な絵柄がぴったりマッチ。虐待されている子供を誘拐した魔法使いという一見ダークな題材も、魔法、黒猫、眼鏡男子、子供というキーワードを元に、草間ワールド全開な不思議なファンタジーに仕上げています。
    殺人事件や生首の謎など、まだまだ謎だらけで伏線を張っただけの状態がこれからどのように展開していくのか気になりますが、一番の見所はどこか抜けていて浮世離れした魔法使いの泉太郎と身一つで飛び込んで来た無邪気な子供、春生との関係!二人のやり取りが本当に可愛いくて、非BLではありますが思わずにやけてしまいます。
    殺伐と

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    2013年02月18日
  • フェア・ゲーム

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    FBI捜査官×負傷でFBIを辞した大学講師の犯罪ミステリ。受け視点で展開。体の繋がりはあれど恋人でない曖昧さで別れ再び引き合いかき乱される感も楽しく。ライバルと恋人が同居するカプ好きにオススメ。予想以上にBLの体でした。

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    2013年02月11日
  • 魔法のつかいかた(1)

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    この本のもとになった同人誌作品が私と草間さんの出会いの作品でした。
    やっぱりこの話がいちばん好きだなあ。

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    2012年12月21日