草間さかえのレビュー一覧
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クリスマススペシャル。
三篇の短編と、それにまつわるショートストーリーが二本。
・宝石泥棒とFBI
(そのショートストーリー)
・地方警察官とFBI
・アドリアンとジェイク
(そのショートストーリー)
アドリアン・イングリッシュのシリーズを読んでいた方なら間違いなく楽しめる内容ですね。
シリーズ終了後の二人の生活がよくわかってほっこりしました。
読んでいない方には訳がわからないかも。
クリスマスをテーマにした作品集です。 -
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緑の妖精・芙蓉ちゃん
初恋ものが好きな方、ぜひどうぞ。しみじみと幸せが心を満たす作品です。主人公・芙蓉ちゃんも、再会する西澤くんも、地味な人です。いや、西澤くんにとっては花より美しい、緑の精なんですが。芙蓉ちゃんの趣味は、雑草観賞。名も無き小さな花々を愛しむ心。はっとさせられることばかり。季節を愛し、日常生活を愛する心。読んだ後にじんわりと温かさが残る作品でした。
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探偵もの?
探偵ものとして読んでも、先が読めない面白さがあるし、恋愛ものとして読んでも、人物の気持ちの動きにリアリティーがあります。
事件としては、3冊目の海賊王の死が特におもしろいと思いました。ここからストーリーも劇的に進むので、先が気になって、続刊を読み終えるまで眠れず、徹夜しました。 -
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どの人も
どの登場人物も、個性的で魅力的。春生は子どもらしくて可愛い。組合の事務員も出てきて、なんだかんだ泉太郎や春生を守ろうとしてくれてる感じ。(個人として)絹子と泉太郎が出会った頃の話もある。草間さかえさんの絵が好きなので見てるだけで、引き込まれる。
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うそ〜ぉ!
完結?!ウキウキ読み始めてまた相当なドラマを見せてくれる訳です、憑き物落ちた(?)ジェイクの変貌には眼を見張るものがあってやっとアドリアンにも安寧が、、とホクホクしてたらなんとなんと翻訳家のあとがきで「おしまい」と判明。OMG!終わり方が含み多いってゆーか単純にもうちょっとその後の2人を読みたいってゆーか。。シリーズ通してミステリとハードボイルド足したよーな読み応えある展開に甘ラブありでそりゃも〜満点ですがね、でもここで終わって欲しくなかった〜。お別れが悲しい。
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Posted by ブクログ
草間作品は時に「解り難い」と感じる時がある。作者の絵はとても達者なデフォルメが使用されており、表情の読み方が難しいのだ。台詞と表情が相反する時、見事にシンクロしている時、そう言う機微を読み解く能力を必要とする画力の持ち主で、初期作品よりも更にその面が際立って来ている気がする。『マッチ売り』に始まり、4人の男の物語が描かれている本作、万感の…とまでは行かないまでも、花城と廣瀬、有原と澤の恋の行方を追っていた読者としては、そのどちらものカップルに対し、出会って良かったなぁ、と心の底から思う。
花城と有原は同じ男の性の道具になった、と言う過去がある点で共通している。澤も親無しで、女郎屋で育つと言う境 -
Posted by ブクログ
シリーズ完結編。さっそく恒例のカバー下チェックしてみました。
すごくいいです!二人の幸福感が満ちあふれてる感じ。表情もすてきです。花城相変わらずエロすぎw
カバーもマッチ売りの表紙の二人と比べると明るく変化してますね。
富尾先生への代替案がこれだったんですね。でもただのイチャコラ見せただけなんじゃ…w
廣瀬ひとすじになった花城は、過去のあれこれを精算してすっきりさせようと頑張っててかわいかったです。
運命の巡り合わせで、幸せをつかむことができた二人です。そして、4人もまたあの恋文でややこしく絡まってたけど、だんだんいい形に結び合っていきましたね…
レトロな時代背景が単なる装飾じゃなくて、あ