草間さかえのレビュー一覧
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購入済み
ノンケ受けと、一途な年下ワンコ攻めのお話。日常が淡々と描かれているんですが本当によかったです。
ノンケなのに、攻めの気持ちに応えたくて悩む受けに感情移入しました。 -
Posted by ブクログ
▼あらすじ
幼稚園では園児を惑わせ、小学校では教師を狂わせる──男に惚れられるフェロモンの呪いで、平凡な地味顔なのに恋愛沙汰が絶えない名波。住む場所を失くして身投げする寸前を救ったのは、漆喰職人の比嘉だ。
「俺は呪われた血なんて信じねえぞ?」
曲者揃いの職人達から男惚れされる比嘉の力強い言葉――今度こそ平穏な人間関係が築けるかも…?名波は比嘉の下で職人見習いをすることに!?
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ストーリーの完全度:やや高い
トーン:ほのぼの・シリアス
エロ度:普通
萌え度:やや高い
総合評価:★4.0
積み本崩し。タイトルの感じからしてライトな雰囲気の作品かと思っていたのですが、いざ蓋を開けてみたら名波の抱える問題が結構深刻で吃驚しました。(何なら自殺未遂までしてるし…^^;)
焦点の合わない目ってどんな感じなんでしょうね。上手く想像出来ません(笑)
名波は特別美人という訳ではないので、どちらかと言えば地味で大人しい印象を受けるキャラクターだったのですが、その分比嘉の男っぷりが際立って見えましたね。魅力度で言ったら圧倒的に比嘉の方が上です(笑)
男で苦労をしたはずの名波ですら惚れてしまうのが分かるくらい、言動や生き様が格好良くて職人って良いなぁとしみじみ思いました。
ただ、名波が比嘉に惚れるのは分かるのですが、その逆は少し描写不足だったような気がします。
ストーリー的にはそれほど違和感はなく、上手くまとまっているとは思うのですが、比嘉が名波に惚れる過程をもう少し丁寧描いていただけたら、比嘉の告白により説得力が増したと思います。
あと、名波のストーカーの件はちょっとしつこかったかな〜。
まぁ、しつこいのはストーカーだから当たり前なんですが、それにしても似たようなシチュエーションで2回も登場して名波に迫るので、2回目の時は正直、またこのパターンかよって思ってしまいました。私的にはあのストーカーの登場シーンは最後の1回だけにしておくべきだったと思うな…(^^;)
因みにエロシーンはどちらかといえば少なめですが、官能的で凄く良かったです!名波の喘ぎ方も色っぽいし、比嘉の言葉責めも手慣れてる感があって良かったです(笑)
中原先生の作品を読むのはかなり久し振りでしたが、最後まで楽しく読めました。アダルトな魅力あふれるオヤジ攻めが好きな人にオススメな作品です♡ -
ネタバレ 購入済み
良かったです。
私にはあまり外れのない作家さんなので、安心して読んでいられます。
思いが通じあってからも、ずっと攻めが先生と呼んで若干心配性だったのが少々残念です。
名前で呼んでもっと強引にラブラブしても良かったのに。
でも、2人の優しい人柄と信頼関係はとても良かったです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ雑誌で既読です。続きが気になっていたので書き下ろしが読めて満足。
元家庭教師と教え子の関係だった大学生の先輩後輩。
告白されて一度は振った相手がボロアパートの隣に引っ越してきて、友情と愛情の間で揺れまくるお話でした。
年下大型わんこの入江がブンブン尻尾を振って好きと言っても「無理」としか応えようのないノンケの深水。かと言って、入江の人間性までは否定していなくて、先輩としてしっかり彼の面倒みてあげるところをみると同性からの好意に嫌悪感はなさそう。深水はそもそも、恋愛向きとは言えない性格でそういう感情に疎いタイプのようでした。寝てる間にどうそ…とかって、ありえない。まったくの恋愛音痴としか言いようがない深水です。
そんな深水視点でストーリーが進行するので、入江の心境はほぼわからず…書き下ろしの「あなたのベッド」で明かされることになるのですが、見返りのない恋心をこれだけ維持して心折れることなく何度でもトライできたというのは、かなりの執着系だったようです。粘り勝ちですね。
深水も入江との時間がどんどん長くなるうちに、遅まきながら自分の本心に気づくことができたみたいで、こういうじっくり愛を育てていくっていうのも何だか悪くないなと思えるお話でした。ノンケが年下わんこにほだされていく過程がなんだかありそうな気がして(ありよりのあり)よかったです。
「あなたのベッド」は、晴れて両想いになった入江がはちきれんばかりに尻尾をブンブンしてる姿が描かれていました。「待て」がもう限界状態(笑)
そういう時に限って、ふくちゃんとか初めて気づいた1階の住人とか、いろいろリアルにあるある的な邪魔が入ってすごく不憫でした~!
最後の解決策がまた地味にリアルで、でもラブラブだったから良かったね!!って思えました。
「新しいベッド」は、深水の遅咲きのエロが面白かったです。やっと開花したらしく、これからの二人のHが大変気になりました。
あと、深水のお姉ちゃんのキャラが強烈でインパクトありすぎ(笑)
草間さかえセンセのイラストがよかったです。 -
Posted by ブクログ
年下攻。家庭教師の教え子だった入江と、大学生の深水。ノーマルな深水は当時の入江の告白を断ったが、入江は今でも好きだと深水の隣の部屋に越してくる。
入江と思いがけず居心地のいい関係を保つことになり、浮かれる深水視点で話が続くので、入江の気持ちを想像するだけになってしまうのがかえって良かった。
これ両視点だったら、深水はそうとう嫌な受に見えてしまったかもしれない。
ただ、だからこそ深水の気持ちが入江に傾いた流れが欲しかったな。読者として入江の一途さはわかるので、受である深水への共感が欲しかった。
書き下ろしは入江視点。深水が入江のことをコートに例えた台詞が好き。入江の執着や深水の受け入れる度量もわかってとても良かった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレジェイクがとにかく不誠実だけど、不思議と嫌いになれないし彼の葛藤もわかってしまう。ジェイクの本当の自分を隠した結婚が上手くいくわけないと読者にわかってしまうのも、アドリアンがジェイクがいずれ女性と結婚するとわかっていて抵抗しないのも、抵抗しないけどジェイクを想い続けたままなのも、ガイに惹かれながらもジェイクが頭から離れずガイを受け入れられないのも、事件を追及せずにはいられないけどジェイクに迷惑がかからないように必死で振る舞うのも、元恋人を忘れられないアドリアンを責めず協力してくれる優しいガイも、全部が苦しくて辛い。 事件は悪魔崇拝のカルト集団が殺人事件を起こすというもので、あっと驚くどんでん返しはないものの、非常によく出来ている。この作者の知識量は一体どうなっているのか。ずぶの素人なので整合性はわからないものの死者の囁きも今作も、物凄くよく調べて書かれているなあと感じる。読んでると自分も物知りな人間になっていくような気がする(笑)
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Posted by ブクログ
ネタバレ台湾のBL小説は何度か読んだものの、アメリカのゲイ向け小説は初めて。
絶対犯人はコイツだ!真相はこうに違いない!と読み進めたものの、まんまと外れました。
思わせぶりな伏線が何通りも登場し、そのうちの一つが真相として回収された、という感じ。
(あまりアメリカの小説は読まないんだけど、伏線を全部回収するんじゃなく、
一部が本物の伏線で他はフェイク、みたいなのはよくあることなのだろうか?)
真相がわかったときのカタルシスこそなかったものの、大きな矛盾点や不満もなく、よく練られた、出来た小説だと思った。
翻訳小説の中では読みやすく、けれど原語のウィットに富んだ言い回しも残されている。
フェア・プレイも読破したら原書も読んでみたい気持ちにさせられた。
エリオットが犯人に追い詰められるシーンでは手に汗握る緊張感と不気味さがあって良かった。
また、当たり前のように自分のセクシャリティを公表し、当たり前のようにそれを受け入れる家族や同僚、はたまた激しい差別意識を向けてくる知人や、
人種差別や政治思想についての話も当然のように物語に組み込まれているところは日本のBL小説にはないものだと思った。
(尤も、これはゲイ小説であってBLではないが)
メインとなるエリオットとタッカーだが、エリオットがネガティブに考えすぎているだけでタッカーはエリオットにベタ惚れで、
お前がいいなら俺は何でも、とキスするシーンや最後の台詞はかなり興奮した。
エリオットがタッカーに依存していることは言わずもがな、エリオットが少し素直にさえなれれば、この二人はなんだかんだで上手くやれると思う。 -
Posted by ブクログ
中原先生の書く「おやじ」は人間的な魅力に溢れていて、スパダリとは違う包容力や安心感があると常々思っています。ちょっとした会話の端々に、なんともいえない、煙のような格好よさがあって、おちゃらけたり真面目になったり、励ましたりからかったりする表情の変わり身がすごく素敵です。
だからこそ、今回の「おやじ」は、周りから「男が惚れる男」だとかなんだとか、書かなくても十分伝わったのになあとちょっと残念に思ってしまいました。
もちろん、すごく魅力的なんですが、でもそれを地の文と周りの人間の会話の両方からあまりにもダイレクトに書かれてしまうと、なんだか出来過ぎな感じがしてしまって。
それだけが残念なところでした。
主人公名波を付け狙うストーカーが本気で気持ち悪い&思い込み激しい&怖いのが、当て馬としては百点満点だと思います。また来た!みたいなホラーな感じが。あと絶妙に話が噛み合わない感じも、こいつはただのストーカーじゃないな!って(ストーカーにレベルがあるのかは知りませんが)。やつが絡むと、途端に現実味が出てくるので、なんというか、良いスパイス役だったなあと。
また、ストーカーに対峙する名波が徐々に強くなっていっているのも好きでした。焦点のあわない目が、まるで男を誘っているように思わせるという本人にとっては弱点だったところを、自力で使いこなそうとするまでに成長する感じが、ただただ受動的な受けじゃない感じで好感が持てました。 -
購入済み
魔性はつらいよ
名波本人にそんなつもりはなくとも、周りが修羅場と化してしまうほどの魔性。笑顔で親切にしたこともないのに、トラブルに見舞われて仕事を転々とする羽目に。挙げ句の果てに自殺を考えるまでに追いつめられてしまう。
気の毒なのは分かったけれど、なんというか・・・