草間さかえのレビュー一覧

  • さよなら一顆

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    前半はテンポが遅いなと思ったけど、女好きの主人公が男に少しずつ惹かれ、自分の気持ちに困惑していくのが丁寧に描かれてます。ノンケが男に惚れるよくある展開ではあるけれど、そこは一穂先生なんで…さすがの表現力です、とても楽しめました。

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    2020年08月30日
  • ふたりのベッド

    ネタバレ 購入済み

    良かったです。

    私にはあまり外れのない作家さんなので、安心して読んでいられます。
    思いが通じあってからも、ずっと攻めが先生と呼んで若干心配性だったのが少々残念です。
    名前で呼んでもっと強引にラブラブしても良かったのに。
    でも、2人の優しい人柄と信頼関係はとても良かったです。

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    2020年06月21日
  • ふたりのベッド

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    ネタバレ

    雑誌で既読です。続きが気になっていたので書き下ろしが読めて満足。
    元家庭教師と教え子の関係だった大学生の先輩後輩。
    告白されて一度は振った相手がボロアパートの隣に引っ越してきて、友情と愛情の間で揺れまくるお話でした。
    年下大型わんこの入江がブンブン尻尾を振って好きと言っても「無理」としか応えようのないノンケの深水。かと言って、入江の人間性までは否定していなくて、先輩としてしっかり彼の面倒みてあげるところをみると同性からの好意に嫌悪感はなさそう。深水はそもそも、恋愛向きとは言えない性格でそういう感情に疎いタイプのようでした。寝てる間にどうそ…とかって、ありえない。まったくの恋愛音痴としか言いよう

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    2020年04月20日
  • ふたりのベッド

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    年下攻。家庭教師の教え子だった入江と、大学生の深水。ノーマルな深水は当時の入江の告白を断ったが、入江は今でも好きだと深水の隣の部屋に越してくる。
    入江と思いがけず居心地のいい関係を保つことになり、浮かれる深水視点で話が続くので、入江の気持ちを想像するだけになってしまうのがかえって良かった。
    これ両視点だったら、深水はそうとう嫌な受に見えてしまったかもしれない。
    ただ、だからこそ深水の気持ちが入江に傾いた流れが欲しかったな。読者として入江の一途さはわかるので、受である深水への共感が欲しかった。
    書き下ろしは入江視点。深水が入江のことをコートに例えた台詞が好き。入江の執着や深水の受け入れる度量もわ

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    2020年04月19日
  • すみれびより

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    芙蓉が語る植物の話に嬉しそうに耳を傾ける西澤っていう図がもうすごくほっこりする。出てくる登場人物いい人しかいない〜!いじめっ子や芙蓉母を除いてですが。
    優しくていい話だった…好き…。

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    2020年02月28日
  • アドリアン・イングリッシュ(3) 悪魔の聖餐

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    ネタバレ

    何と辛い展開なのだ……。
    リアリティーがあるからこそ辛い。
    ジェイクはいつも言葉が少なくて、不安になる。

    途中で『料理長が多すぎる!』のお話が出てきて、おお~っと思った。
    そして、エルフとかドアーフとかって、日本でいう鬼とか座敷わらし位にメジャーなんだなーと。

    話は戻って、アドリアンはガイ教授と付き合うようだけど、優しすぎて物足りなくならないかな……。次巻読んじゃお!

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    2020年01月19日
  • 真昼の恋

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    働く男のBLとてもよい、、ちゃんと仕事しすぎて何言ってるのかたまにわからないのがリアルでとてもよいです笑。
    ちょっと重い、ギクッとするような話もありつつ、何気ないコマでちょっと笑えたりもして、読み応えありまくりです。
    もう一度言うけど働く男たちかっこいいんじゃ…

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    2019年12月28日
  • アドリアン・イングリッシュ(3) 悪魔の聖餐

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    ネタバレ

    ジェイクがとにかく不誠実だけど、不思議と嫌いになれないし彼の葛藤もわかってしまう。ジェイクの本当の自分を隠した結婚が上手くいくわけないと読者にわかってしまうのも、アドリアンがジェイクがいずれ女性と結婚するとわかっていて抵抗しないのも、抵抗しないけどジェイクを想い続けたままなのも、ガイに惹かれながらもジェイクが頭から離れずガイを受け入れられないのも、事件を追及せずにはいられないけどジェイクに迷惑がかからないように必死で振る舞うのも、元恋人を忘れられないアドリアンを責めず協力してくれる優しいガイも、全部が苦しくて辛い。 事件は悪魔崇拝のカルト集団が殺人事件を起こすというもので、あっと驚くどんでん返

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    2019年11月14日
  • 肉食獣のテーブルマナー【電子限定おまけ付き】

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    表題作は私の好きなやつ。兄弟モノをチラリズムしつつー?本当に幸せなのかと不安になるBLとか好きですねわたしは。面白いわ〜。

    短編“春の指先”の、関係が壊れるのが嫌で幼馴染に長いこと思いを告げられない的な設定好きなんで。草間さかえに感謝しよ。

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    2019年06月23日
  • アドリアン・イングリッシュ(5) 瞑き流れ

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    お互いに罪悪感を抱えてなかなか前に進まないふたりを見てリサが「あ〜やれやれ」ってなってるの面白かった。リサはちょっと過保護なところあるけどやっぱ母親なんだなと思った。

    普段BL小説のセックスシーンってほとんどストーリー進まないから読み飛ばしちゃうんだけど、アドリアン・イングリッシュシリーズの場合はちゃんと会話として成り立っているので一字一句じっくり楽しく読んだ。ふたりの心情の変化がていねいに描かれていてとてもいい。

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    2019年05月06日
  • アドリアン・イングリッシュ(1) 天使の影

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    LA警察×書店員。
    ミステリ要素が多いので犯人が気になりするする読めた。
    M/Mは日本のBLと違った雰囲気があっていいな。わたしは愛だの恋だのだけに悩んでるものよりかこっちのほうが好みだった(もちろんBLは大好き)

    主人公がおそらく攻めになるであろう男とは違う人と体の関係を持ったりするので、そういう点が気になる人は注意したほうがいいかもしれない。
    ふたりの関係性は全然始まったばかりなのでこれからが楽しみ。

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    2019年02月16日
  • フェア・ゲーム

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    ネタバレ

    台湾のBL小説は何度か読んだものの、アメリカのゲイ向け小説は初めて。

    絶対犯人はコイツだ!真相はこうに違いない!と読み進めたものの、まんまと外れました。
    思わせぶりな伏線が何通りも登場し、そのうちの一つが真相として回収された、という感じ。
    (あまりアメリカの小説は読まないんだけど、伏線を全部回収するんじゃなく、
    一部が本物の伏線で他はフェイク、みたいなのはよくあることなのだろうか?)
    真相がわかったときのカタルシスこそなかったものの、大きな矛盾点や不満もなく、よく練られた、出来た小説だと思った。
    翻訳小説の中では読みやすく、けれど原語のウィットに富んだ言い回しも残されている。
    フェア・プレイ

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    2018年12月24日
  • 魔性の男と言われています【SS付き電子限定版】

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    タイトルからコメディよりかと思っていたので、ちょっと意外でした。ちゃんと真摯に受が攻を、攻が受を好きになるお話。仕事描写や仕事仲間のてらいない言動など、背景描写も不足がなく面白かったです。
    惜しむらくは、二人がくっついてからストーカーとの攻防に焦点がいってしまったところ。無事収まって良かったけど、微妙にコレジャナイ感が。

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    2018年07月21日
  • 幸せの条件

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    表題は火事で焼け出されたサラリーマンとそのストーカー。銀杏の木の話は切ない~。不細工で紙袋をかぶせられたりしていじめられた男の子の話は見たことあるな~と思ったら再収録みたい。その後の二人の話も。

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    2018年07月16日
  • 幸せの条件

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    『銀杏のはなし』がお気に入り。別れた後の彼の半生を想像するだけで切なくなる。ハッピーエンドにほろり。

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    2018年06月02日
  • 魔性の男と言われています【SS付き電子限定版】

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    中原先生の書く「おやじ」は人間的な魅力に溢れていて、スパダリとは違う包容力や安心感があると常々思っています。ちょっとした会話の端々に、なんともいえない、煙のような格好よさがあって、おちゃらけたり真面目になったり、励ましたりからかったりする表情の変わり身がすごく素敵です。
    だからこそ、今回の「おやじ」は、周りから「男が惚れる男」だとかなんだとか、書かなくても十分伝わったのになあとちょっと残念に思ってしまいました。
    もちろん、すごく魅力的なんですが、でもそれを地の文と周りの人間の会話の両方からあまりにもダイレクトに書かれてしまうと、なんだか出来過ぎな感じがしてしまって。

    それだけが残念なところで

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    2018年03月23日
  • 魔性の男と言われています【SS付き電子限定版】

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    魔性はつらいよ

    名波本人にそんなつもりはなくとも、周りが修羅場と化してしまうほどの魔性。笑顔で親切にしたこともないのに、トラブルに見舞われて仕事を転々とする羽目に。挙げ句の果てに自殺を考えるまでに追いつめられてしまう。
    気の毒なのは分かったけれど、なんというか・・・

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    2017年12月07日
  • ワンダーフォーゲル【SS付き電子限定版】

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    今までの草間先生の作品の中で一番難しいんじゃないだろうか…1回だけではよくわからなかったので、なんども読み直さないと意味が捉えきれないのかもしれない。だけど読後感は不思議な心地よさ。
    精神をどこかしら病んだ人たちの話。

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    2017年07月23日
  • ワンダーフォーゲル【SS付き電子限定版】

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    ネタバレ

    サスペンスか はたまた 超常現象ドラマ?

    幼い時の記憶が 鮮明で正しいことは確かにあると思う。
    祐人が青年になって ずいぶん変わっってるのに驚いた。めっちゃ可愛らしかったのに、、 反抗期のせいかな?
    一途な想いを持ち続け、再会できてよかった。

    きっかけとなるブラコンみたいなの いいな。
    また のほほんとしたイブさんの包容力? 面白いなぁ。読める、、、確かに読んでいると思うけど、 察しが悪いのは若い子たちだけかも。

    謎は未だ未だ有りそう、、続きを待ちます。 

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    2017年07月15日
  • ワンダーフォーゲル【SS付き電子限定版】

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    久しぶりの草間さん。何回か行ったり来たりしてしまったのでした。自分の理解力が…。
    でもやっぱり面白かったなあ。うまく説明できないですが。
    みんなちょっとどこかおかしいのかもしれない、ってなことを思ったのでした。

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    2017年07月10日