草間さかえのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
カフェで偶然となりのテーブルに座った人たちのおしゃべりが聞こえてくる。そんな時、まったくバックグラウンドも関係値も知らない人間たちの話すことは、言葉としてはわかるのに、意味するところが最初はよくわからない。
草間さかえさんの紡ぐ物語は、いつもそんな風に幕が開き、こちらは見知らぬ「彼ら」の日常の只中に放り込まれる。1周目ではストーリーが掴みきれないこともある。2周目に「彼ら」の吐く言葉の意味と感情を理解し、3周目にしてようやく謎が氷解し感動したりする。
本作はとくにその傾向が著しい。かなり取っ付きが悪いと言っても過言ではないと思うのだけれど、何周目かに目から鱗が落ちるように物語世界があざやかに開ける瞬間がやってくる。その心地良さに魅入られて、また草間作品を手にとってしまうのだ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレまさに“The Hell You Say”な出来事が続発。なんか表紙が不穏だな〜とは思ったんだけど、そういうことですか(泣)。hellという単語づかいは、今回のストーリーが悪魔崇拝カルトを巡るものであることと引っ掛けてあるのかな。
怪しくも勤勉なクローク&ダガー書店の従業員アンガスが、黒魔術に傾倒する学生グループからしつこく脅迫を受けていたため、アドリアンはアンガスがしばらく身を隠せるように休みを与える。ところが、今度はアドリアンが脅しを受けるようになってしまう。いつもなら「首を突っ込むな!」と文句を言いつつ、事件解決のためにアドリアンに伴走してくれるジェイクが、今回は居ない。
なぜなら、ジェイクが結婚するからという理由でふたりが決別してしまったから〜〜〜ぁぁぁ(T⌓T)
その隙間に割り込んでくるのが、アンガスをTAに使っていたUCLAの教授スノーデン。かなり魅力的なオッサンっぽい。どうなる〜〜〜!?!?!
決着を見ないまま次巻に続く…。
事件を解決してからジェイクに会うことなく姿を消すアドリアン、カッコ良すぎる。
なぜか巻末に、三浦しをんさんの解説が付いていた。うれしかった♡けど、突然どうしました?