草間さかえのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレまさに“The Hell You Say”な出来事が続発。なんか表紙が不穏だな〜とは思ったんだけど、そういうことですか(泣)。hellという単語づかいは、今回のストーリーが悪魔崇拝カルトを巡るものであることと引っ掛けてあるのかな。
怪しくも勤勉なクローク&ダガー書店の従業員アンガスが、黒魔術に傾倒する学生グループからしつこく脅迫を受けていたため、アドリアンはアンガスがしばらく身を隠せるように休みを与える。ところが、今度はアドリアンが脅しを受けるようになってしまう。いつもなら「首を突っ込むな!」と文句を言いつつ、事件解決のためにアドリアンに伴走してくれるジェイクが、今回は居ない。
なぜなら -
Posted by ブクログ
近未来が舞台。監視業務についている警察官の攻めが被疑者の受けを監視しているうちに知り合って惹かれてしまう話。
業務上仕方ないけど、小型カメラで想い人の私生活を覗き見するシチュエーションには背徳感があってどきどきしました。攻めの名前を呼びながら受けがひとりでいたしてる様子までばっちり見てしまって、罪悪感抱きつつも興奮する攻めの描写よかったです!このシーン書きたくてこの設定持ってきたんじゃないかな?って思うくらい熱量を感じました…!
誰にも執着しなかった攻めがだんだん人間らしい感情をもつようになって温かい気持ちになりました。アクアリウムの描写が鮮やかで夜の空気を感じて綺麗。 -
Posted by ブクログ
総合評価:★4.0
久しぶりにジョシュ・ラニヨン先生の作品を読みたいと思い、殺しのアートシリーズのメンバーも登場すると噂のこちらの作品を読んでみました。
一冊完結ものですが、やっぱりラニヨン先生の紡ぐ物語は面白いですね。恋愛要素は少なめでしたが、その分、推理・サスペンス要素がしっかりしていたので読み応えもあり、かなり満足度高めの一冊でした。
因みに殺しのアートシリーズからはJ.Jとサムがちょい役で登場するのですが、この作品内のJ.Jは決して良い奴とは言えないですね。アダムを含め、ほぼ全員から嫌われているという(笑)
そしてサムですが、相変わらず存在感と威圧感があり過ぎて笑ってしまいました。サ