下村敦史のレビュー一覧

  • 全員犯人、だけど被害者、しかも探偵

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    読み終わったとき、「どんな人生を歩めばこんな話を書けるんだ?」と思いました。
    最後に向かうに連れ、逆転、逆転のどんでん返し…
    それが答えか〜!となる結末でした。

    読んでる最中、「みんな一般人なのにトリック思いつくの早いな、頭良すぎ」とか、のほほんと思ってました…いや、本職探偵かい…

    登場する全員に良くも悪くも人間味がある。
    実際似たような状況に陥ったら同じ行動を取ろうとする人もいるだろうし、避難するとき他の人を陥れたり攻撃したりして自分が助かろうとする人もいると思います。そういうときに自分はどういう行動を取るか。まあ、本書のような事件には巻き込まれないと思いたいですね。

    事件自体が再現劇

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    2026年03月10日
  • 白医

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    ネタバレ


    自分の大事な人が苦しんでいたら
    私自身が苦しんでいたら
    早く楽にして欲しい。死なせてあげたい。と思う感情が湧き上がると思った。

    何を持って“死”なのかを考えさせられた。そして、
    “死なせる人”という立場があることに気付かされました。

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    2026年03月09日
  • 同姓同名

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    私は同姓同名の方と会わずに死ぬでしょう。と言っても過言ではないほどに珍しい名前です。苗字もある地域にしかおらず、下の名前はありふれた読み方なのですが「え、これでこう読むの?」というものです。顔はどこにでもいそうな顔なんですけどね笑

    なので彼らのように悩むことはないでしょうが、確かに名前って早い者勝ち?不便?な部分があるなとこの作品を読んで改めて思いました。

    同じクラスに「なな」という子が2人いたのですが、苗字から1文字取って「『ふ』なな」と「『た』なな」と呼ばれていました。今思うともう少しいいあだ名の付け方があったのではないか?という疑問を持ちます(^^;;

    珍しい姓名だと間違われて書か

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    2026年03月09日
  • 暗闇法廷

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    サクッと読めた。が失声症の子の手話の部分がよくわからなかった。年々読解力が落ちている。映像化したらわかるね。

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    2026年03月08日
  • ガウディの遺言

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    面白かった。前半はスペインの文化、歴史、スペイン語、ガウディという人物、ガウディの建造物などを主人公の志穂と一緒に学んでいくストーリーのため、個人的には物語というよりも教科書のような感覚になった。ここら辺を学びたい人にはとても面白く感じると思う。が、私のようにミステリーとしてこの本を手に取った人には少々退屈に感じる瞬間がある。中盤からはいよいよこの物語の核である、父の友人を殺したのは誰か。という謎解きに入っていく。ここで前半の学びがかなり生きてくるし、謎を全て知ると、前半部分に散々伏線が貼られていたなぁという感じになる。そのため前半部分でつまづいた人もぜひ終盤まで頑張って読み進めてみてほしい。

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    2026年03月07日
  • 全員犯人、だけど被害者、しかも探偵

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    題名に惹かれて手に取った。
    なかなかスリルがあって面白かった!
    人は死を前にして、助かる為なら人を落としいれるし嘘も平気でつく。
    人間の本性は怖い…。
    7人の登場人物がそれぞれ個性的でこれはこれでありだなと思った!

    量の割にはサクサク読めたし、終盤「そういうこと⁈」と驚かされたけど…。
    ちょっとストーリーとして強引なところもあったかな笑
    でも私の中では面白い作品の部類でした。

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    2026年03月06日
  • ヴィクトリアン・ホテル

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    ネタバレ

    一時閉館を迎える高級ホテル・ヴィクトリアンホテルを舞台とした群像劇。女優、新人作家、老婦人、大企業に務めるプレイボーイと、様々な思いを持つ人々のパートが展開されていく。しかし読み進めるうちに、微かな違和感が湧き起こってくる。
    一見すると華やかに見える人たちにもそれぞれの苦悩がある。特にこの作品では人の善意や優しさが時に人を傷付け争いを生むことや、SNSが持つネガティブな面が強調されている。しかしそれでも、その優しさは必ず誰かの救いになる。時代を象徴する様々なワードが散りばめられている点に、作者の企みが潜んでいて面白い。

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    2026年03月02日
  • 暗闇法廷

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    ほんとにどんでん返しでした
    じょじょに引き込まれていき
    後半は一気に読んでしまいました
    悲しい事件の話でしたし現実にも
    ニュースなどに話題になる内容だと思いました
    読み終わった後に、色々と考えさせられるなと
    思いました

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    2026年03月01日
  • 生還者

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    2026/02/21読破

    伏線回収が気持ちいい!
    登山について詳しくないので、道具や縄の縛り方など分からない部分が出てはくるが、分かるように説明されたり、多少曖昧でも気にせず読めました。
    それよりも、生還者2人の証言の違いから、主人公が気づいた違和感、それが最後にどんどん回収されていくのが読んでいて気持ちいです。
    ミステリーでも、殺人のためのトリックというわけでなく、真実を解き明かすためのさりげない矛盾を突いていくので楽しく読めました。

    正直、主人公のフラフラ感にはイライラしてしまったので、葉子は離れることをすごく勧めたい。。
    結婚しても幸せにはなれない気がしてしまう。
    常に山登りとそこで

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    2026年02月21日
  • 口外禁止

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    最初ただの恋愛小説のようで、あれ何を読まされているんだろうと思ったりしていたところ、3人目の登場からイヤな方向に…私ならすぐに警察に行くし犯罪行為はしないわーと思うんだけど、
    プロデュースされて洗脳状態になると犯罪に走ってしまうものなのかな
    今皆同じAIに繋がってるよね。起こり得る話で怖いわーと思いました。

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    2026年02月21日
  • 生還者

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    山岳ものの読みごたえあるミステリーだった、終盤の二転三転で真実が明らかになっていく様子はリアルな登山の情景とあいまって、とても面白く感じた

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    2026年02月19日
  • フェイク・ボーダー~難民調査官~

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    難しいテーマにも関わらずスラスラ読み進めまれた、それぞれの立場の葛藤がとても伝わってきていい作品だった

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    2026年02月19日
  • 同姓同名

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    読む前から分かってたけどやっぱり混乱して納得いったようなそうでないような…名前が早いもの勝ちという言葉は物語通して印象に残った。

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    2026年02月18日
  • 黙過

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    各短編が最後にまとまり真相が明らかになってよかった。騙されるというよりも倫理的問題のほうが印象に残ったから売り文句に違和感

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    2026年02月18日
  • 暗闇法廷

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    面白かった。
    全盲の施設入居者が、施設長を殺害した疑いで裁判になるが、その行方は…という話。
    犯人は別にいることは最初から匂わされているので、冤罪をどのように防ぐのかという展開を楽しめた。
    被告人が何かを隠している様子があったが、その真実には驚き、また納得させられた。
    ただ、警察の捜査はもっと緻密と思うし、検察官や裁判官をいかにも頭が硬そうなのに対し、刑事弁護人が殊更正義の人のように描くのは違和感があった。
    多分、作者は刑事弁護人への取材や刑事弁護人の著者を見て、刑事弁護人のいいところだけ見ているのだろう。
    刑事弁護人は冤罪を防ぐための最後の砦であるが、被疑者、被告人の権利を守り、少しでも有利

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    2026年02月18日
  • ヴィクトリアン・ホテル

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    ヴィクトリアン・ホテルで起こる様々な人生の話。
    善意と悪意が交錯する中で、優しさとか何なのか。
    人一人が認識する優しさと世の中の在り方、そしてホテルとしての在り方など、心に刺さる言葉が多かった。
    半分くらい読んでから、あれ?時代がおかしいと思い始めたら案の定、人生だけでなく時代も交錯していた!視点のすり替えやあまり違和感も持たせず進められる展開に脱帽。
    ほっこりするお話だった。

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    2026年02月17日
  • 暗闇法廷

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    後天的に障害を抱えてしまった人が、ケアやリハビリを行うために入所する施設「天使の箱庭」。
    施設内で施設長が刺殺される事件が起こる。容疑者は全盲の女性。しかし、女性は殺人を否定。でも、女性は何かを隠している様子。
    弁護士の竜ヶ崎は無罪を勝ち取れるのか。
    といったあらすじ。


    実際に裁判を見たことはないのですが、裁判のシーンは、かなりの臨場感。
    劇場型裁判で、ゲームの「逆転裁判」をプレーしているかのようでした。


    弁護士、検察官は頭がいいですね。
    証人から、本来聞き出したい言葉を出すために、まずは別の質問で逃げ道を塞いで、それか本来聞き出したい言葉を引き出す。
    実際の裁判もこんな駆け引きがある

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    2026年02月17日
  • 闇に香る嘘

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    中国残留孤児問題を軸に、家族と血のつながりを描いたミステリー。
    全盲の主人公は、腎臓移植を必要とする孫を救うため検査を受けるが適合せず、27年ぶりに帰国した中国残留孤児の兄に提供を頼む。しかし兄は検査すら拒み、その態度に小さな違和感が生まれていく。

    兄の帰国時、主人公はすでに視力を失っており、その顔を確認していない。兄は本当に兄なのか。
    見えないからこそ、声や言葉、空気の揺らぎから真実を探ろうとする過程が静かな緊張感を生む。疑いはやがて、家族の過去や母の死へとつながっていく。

    満州からの避難行の描写は胸に迫り、中国では「日本人」、日本では「中国人」とされる残留孤児の孤独が丁寧に描かれる。

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    2026年02月08日
  • 暗闇法廷

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    ネタバレ

    まさかの展開。双子の入れ替わり…。それまでの下村さんらしい法廷での緻密な丁々発止のやりとりに引き込まれていたら。最初から一点だけ引っかかっていた、呼び出されたからといって深夜、一人でノコノコ行くわけないも、なら腑に落ちた。

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    2026年02月04日
  • 闇に香る嘘

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    江戸川乱歩が還暦のとき創設された江戸川乱歩賞、推理作家の登竜門として歴史を重ね、賞として還暦を迎えた年に、本作が受賞した。主人公が盲目というユニークな設定で、主人公が常闇の中で、歯痒いながらも推理を重ねて、真実に近づいていくプロセス、読んでいる途中で、謎が複線化していき、人間関係に違和感を感じた推理が、最後にどんでん返しにあうか、主人公と同じ真実の闇の中で手探りする感覚が味わえる。
    満州開拓団として満州に送り込まれた人々、終戦間際にソ連が攻めてくる情報から、日本を目指して過酷な帰国路を歩む。幼い主人公も、母と兄とともに川を渡って逃れる途上、兄が流されていき、生き別れになる。戦後結婚するが、無理

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    2026年01月31日