下村敦史のレビュー一覧

  • あいつも誰かに殺される

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    いいね、なんてされると舞い上がってしまうのか? 縁遠いあたしにはわからないが、共感が得られるというのは気持ちがいいのかもね。こうも色々な意見があると、自分の考えがどれでどうしたいのかわからなくなりそう。

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    2026年09月15日
  • ヴィクトリアン・ホテル

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    ネタバレ

    「許されたかったら許しなさい。他人に寛容を求めるならまず自分が寛容になりなさい。それはいつかきっとあなたのためになるから」

    この一文がとてもよく刺さった。

    様々な人々が行き交う高級老舗ホテルを舞台に、時を超えた出会いと、それぞれが抱える苦悩や葛藤が描かれていて面白かった。

    SNSが蔓延る今の時代、心無い声に傷つきながらも、出会った人たちの言葉を通して「優しさ」や「正しさ」と向き合っていく登場人物たちに、いつの間にか見入ってしまった。

    本当の優しさとは何なのか、人を許すことや寛容であることにはどんな意味があるのか。そんなことを考えさせられた一冊だった。

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    2026年09月14日
  • ネタバレあり~双紋島の殺人~

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    最初からネタバレがあるというミステリー小説にあるまじき小説。
    それでも見事にミステリー小説として完成されている。

    小説の中に小説がある、最初からネタバレがある、など型破りな作品だがそれら全てを上手く利用されてて非常に面白い作品。

    ただ、ストーリーの構成上仕方ないが、違和感が拭えず読む手が止まる瞬間があった。

    探偵が犯人を特定し推理ショーをする、といった王道ミステリー小説を期待する人にはおすすめできない作品だが、変わり種のミステリー小説を読みたい人にはおすすめ。

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    2026年09月13日
  • 同姓同名

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    同姓同名のミステリー本はさすがにややこしい笑
    内容的にはそうはならんだろと思うこともあったが、この題材でミステリーを書こうと思ったのはさすが。

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    2026年09月12日
  • あいつも誰かに殺される

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    SNSの怖さよ。誹謗中傷や暴言が当たり前になっているのは、自分の心の内をがっつり吐き出せる場所がSNSにしかないからなのか?
    下村淳史さんの今まで読んだ本の中で一番面白かったかも。

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    2026年09月11日
  • 全員犯人、だけど被害者、しかも探偵

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    ずっと気になっていた本が待望の文庫化ということで、さっそく読み始めた。
    本作最大の特徴は、なんといってもタイトルにある通り、全員が犯人であり、被害者であり、そして探偵であるという点である。
    一見「そんなことあり得るのか」という破綻寸前、もといすでに瓦解の音が聞こえてしまいそうな設定だが、7人の登場人物たちは、「我こそは犯人」と主張するために次々と他者の主張の綻びを見抜く「探偵」となり、そしてまた他者が「犯人」に踊り出るたびに実は「被害者」の側面も見えてくる。
    このようなひりついた空気の中で、最後の最後に明かされる事実は、ここまでなんとか食らいついて読んでいた読者を鮮やかに振り払ってくる。「君たちが見ていた世界は…」と。

    正直なところ、普段からトリックを解明しながら読み進める読書をほぼしていない私にとって、次から次へと展開される、ある種の多重解決とでも言えるようなトリックの展開は、凡百の脳みそを置いてけぼりにしてしまう部分もあった。だがそれは、私の能力が足りていないだけであり、それでもこの作品を最後まで読み進めた時にどんでん返しを見事に食らう。

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    2026年09月11日
  • あいつも誰かに殺される

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    SNSの闇。

    突然現れた「タナトス」。
    予言通り人が死ぬ。

    警察は振り回されっぱなし。

    一般市民は恐怖のどん底。

    下村先生の作品はホントに面白い!

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    2026年09月10日
  • ネタバレあり~双紋島の殺人~

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    7つのネタバレが表示に書いてある斬新さ。そして、その辻褄をしっかり合わせてくるのがとても驚きでした。話の中に「これ伏線になりそうだな」と思う部分は出てくるものの、何と繋がっているのか全く分かりませんでした。正直、解決編での話も理解できないところも、、、

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    2026年09月06日
  • そして誰かがいなくなる

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    クローズド・サークルものが好きなので楽しめた。犯人ではない人も、それぞれの考えで犯人に疑われそうな行動もとるので惑わされるが、最終的には納得行く終わり方だった。

    屋敷内部の説明が多いので、そこは好みの分かれるところだろう。柱の様子、家具や調度品、照明についても具体的に書かれているので、想像をふくらませることもできるし、冗長に感じる人もいるかもしれない。

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    2026年09月04日
  • ネタバレあり~双紋島の殺人~

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    ネタバレ

    2年前に起きた双紋島で起きた殺人事件を小説化。7つのネタバレ。双紋島に眠ると言われる宝を求めて島を訪れた人々。宝があると言う洞窟内の地底湖で殺害された人物。2つの島を繋ぐ吊橋を落とし犯人を隔離したはずが…。

    7つのネタバレに注意しながら読んだけど、分からない事だらけ…。

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    2026年09月03日
  • ヴィクトリアン・ホテル

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    何の情報もなく買った本。あっ、そういう着地点だったのねと思いました。眠りに入るときに途切れ途切れ長い日数をかけて読んだので、今度はもう一度お休みの日にでも読んで見ようかなと考えています。

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    2026年09月03日
  • ネタバレあり~双紋島の殺人~

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    ネタバレ

    ネタバレがあるのにミステリーというのはキャッチーだなと思って読んだ。
    試みの方向性としては「僕の家族はみんな誰かを殺してる」と似た感じかなと思った。
    セオリーでは、不測の事態で嵐に巻き込まれるのに今回はあえて嵐に閉じ込められる方向なのもいつもと違う感覚。
    大抵は嵐で閉じ込められるところにサスペンスがある感じなのに、それがないからどうなるのかなーと思ってたらまさかのサメ!!
    昔は結構地上波でサメ映画やってたんですよ!夏とか!それを彷彿とさせる恐怖のサメ!
    いやー、これは驚いたな。そうくるとは。
    と作中作部分を読み終わって、解決編へ。
    こっちもこっちで、真犯人たった一人の為に書かれた作品とは。全然犯人が分からずに読んでたので見事に騙されましたわ。
    どの仕掛けもなかなか面白く、他にはない感じで読んでよかった。

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    2026年09月02日
  • ヴィクトリアン・ホテル

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    ネタバレ

    ミステリー要素を期待していたが、予想に反して温かい物語でうるっとくる場面もあり、いい意味で期待を裏切られた。
    災害、疫病、世界情勢の混乱など歴史は繰り返されるんだなとつくづく思った。

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    2026年08月28日
  • そして誰かがいなくなる

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    ミステリー作家である御津島はクローズドサークルの舞台になり得る館を自ら建て、その館に若手作家と探偵、編集者、書評家を招待し、パーティーを開いた。そのパーティーの初めに御津島はある作家の盗作について暴露すると招待者全員に告げた。その夜、御津島は叫び声をあげて姿を消すこととなる。
    作中には屋形の内装の写真がたくさん挿入されており、文章での描写も相まって想像しやすかった。
    最後の種明かしの部分では、驚きがあり面白かった。他の方の感想を見ると下村さんの本の中では面白くない方らしいので他の本も読んでみようと思った。

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    2026年08月27日
  • 闇に香る嘘

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    大変興味深く読み進めていけた!自分の兄は本当は偽物なんじゃないか、、という疑いから真実を知る話。
    社会問題の切り込みとしての「中国残留孤児」のテーマはこの夏読んでよかった。1945年以降、日本はどうしても夏と戦争は切り離せない。
    後ろに出てくる参考文献の一覧から余程準備したのだろうと推察される。並々ならぬ下調べの痕跡がある小説は作者の血と汗を感じられて好き。

    そしてミステリーでは全盲×薬の濫用で記憶が曖昧という、目が見えるのが当たり前だと思ってる読み手からすると超絶信用できない主人公というのもこのミステリーの面白さを際立たせてると思う。なお主人公だけでなく、登場人物も誰が真実を述べてるのか分からない。目が見えないからあんたホントは誰?となる瞬間も多々あった。笑
    これは果たしてどんな結末を迎えるのか、心配になりながら読んでいった。

    ただやはりそんな心配も杞憂に終わり、結末としては私の好きな終わり方だった。題名に反してわりとハートフルなんですよ。


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    2026年08月11日
  • ヴィクトリアン・ホテル

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    ネタバレ

    「生まれた時代も、生い立ちも、人間関係も違ったら、当然、価値観も変わってきます。積み重ねてきた人生は色々です。犯罪行為や迷惑行為をしているのでなければ、それぞれの価値観を尊重して、理解を示すことが多様性と共存――そして寛容ではないでしょうか」というセリフがとても響いた。

    ヴィクトリアンホテルの最後の1日の物語だと思い込んで読んでいたが何年ものヴィクトリアンホテルの歴史を辿った物語だとわかった時は驚いた。

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    2026年08月05日
  • そして誰かがいなくなる

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    様々なジャンルのミステリーを著してきた著者は、遂に自宅を舞台に本格推理小説の王道であるクローズド・サークルに挑戦した。
    写真が何枚か添付されたいるが、こんなヴィクトリアン調で統一された自宅を作ってしまうとは!
    しかもこの自宅で、殺人事件が起きる!何重にも仕掛けられたトリックに、読者を楽しませたいとの、著者の遊び心に溢れた一冊。

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    2026年08月03日
  • 逆転正義

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    下村さんのミステリー、6篇。
    何が正義で、何が悪か?
    次々と常識がひっくり返るどんでん返しの数々。

    ・見て見ぬふり
    ・保護
    ・完黙
    ・ストーカー
    ・罪の相続
    ・死は朝、羽ばたく

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    2026年08月01日
  • 逆転正義

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    「逆転」「どんでん返し」と謳われているので頭からオチを予想しながら読み進めるも、そうくるか〜!と、それなりに意表を突かれる話が多く面白かったです。 ただ似たジャンルばかり読んでいるので、どうしても◯◯の△△に似てる話だなと括りがちになってしまいますね。

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    2026年08月01日
  • そして誰かがいなくなる

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    閉ざされた館の設定を作るのが、時代が進むに連れて難しくなって来たような気がします。
    閉ざされた島、怪しい洋館、雪の中の山荘、崖崩れで孤立した別荘の、クローズドサークル物は読んでて楽しいです。
    自分も本作のような浪漫の詰まった館を建てたいなぁと思ってしまいました。

    併せて、前半での建築士とのやりとりについて、ほぼほぼ建築業に携わる人も納得の会話です!

    そして、最後の2ページ・・・


    大作家、御津島磨朱李が建てた洋館に招待された、若手の小説家達、編集者、書評家そして探偵?
    洋館の主人は集められた者達へ、ある予告をする!
    スマホは取り上げ、外は吹雪等の制約のもと事件のような事が、薄らと起こっていく・・・

    はたして洋館に集められた者達は、無事に帰る事が出来るのか?

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    2026年07月31日