下村敦史のレビュー一覧

  • 口外禁止

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    現代の時代にありそうな事件。サクサク読めて最後納得。物語のようにAIを謳った詐欺事件とか今後起きそう。

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    2025年11月26日
  • そして誰かがいなくなる

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    大人気小説家、御津島磨朱李の新邸お披露目会

    招かれたのは作家、編集者、評論家、探偵の7名

    目的はある作家の盗作暴露のため

    そして誰もいなくなったオマージュ
    主人の失踪、招待客全員の不審な行動、殺人からの後半は結末への怒涛の展開

    面白かったし下村さんの遊び心も好き
    終始読みやすかった

    最後に本当の家だと知って驚き、
    小説家に夢を見た

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    2025年11月21日
  • 暴走正義

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    6話の短編小説。
    SNSでデマや誤情報が溢れている中、正義とは何かを考えるために手を取ってみました。
    ニュースで日頃から見る話題がテーマになっていたこともあり、読みやすく感じました。
    SNSやニュースで流れる表面上の情報だけではわからないこと、当事者ではわからないこと、本質とは何かを考えさせられると同時に、自分も情報に踊らされている一人ではないかとも感じました。、

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    2025年11月16日
  • 同姓同名

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    凶悪犯だか少年法で守られてメディアでは名前も顔も伏せらた。
    しかしSNSで名前が『大山正紀』晒され
    同姓同名の『大山正紀』が人生を狂わされる。
    多くの『大山正紀』の登場で少し混乱したが読みやすかったが頭をフル回転で読んだ
    最後は、そうなんだこの『大山正紀』か‥
    推理の様なパズル様な小説だった

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    2025年11月08日
  • 告白の余白

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    本音と建前とがありますが、言葉の裏側を考えさせられる事には慣れておりません。

    京都という街のイメージがピッタリとハマる小説でした→行った事はありませんが

    花街の話や寺社仏閣、文化の話などを見ると、京都に旅行する前に読んだ方が良い一冊と思えました。

    しかし、作中の京都人達の会話が日常的に行われているのであれば、東北人の私からすると非常に疲れるなぁと思いました。
    でも東北人は京都人達から詰られても気が付かないかもしれないとも思いました。

    それと、下村作品の文章のくどさ(良い意味で)と伏線の貼り方にに京都のルーツを感じました。


    親と一緒に農業を営む英二のもとに突然帰省してきた双子の兄妹の

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    2025年10月26日
  • 闇に香る嘘

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    設定がすごく面白い。
    目が見えない人が、身近にいる人の正体を探る。
    見えない人の生活や感覚がリアルに伝わる。
    後書きを読んで、私の好きな作家さんたちが高く評価しているのを知り、うれしくなった。
    下村さんの他の作品も読んでみたい。

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    2025年10月23日
  • 口外禁止

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    いやいやこんな簡単に操られないでしょうと思いながらも最後までワクワクさせられたました(笑
    AIが人間の心を支配する日がもしかしたら訪れる未来はあるのかも知れないと思うし、そんな世界が訪れないためにネットだけで繋がる関係ではなく人と出逢い繋がる環境はとても大事だと思う作品でした。
    下村作品は面白いです。

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    2025年10月21日
  • 口外禁止

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    今の20代の人生における迷いを忠実に物語に組み入れた作品であり、ミステリー要素もある面白い作品だった。若者には刺さりやすい作品だと思う。

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    2025年10月20日
  • 逆転正義

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    逆転正義という本のタイトル通り、どんでん返しが多発する短編集です。ひとつずつがつながるわけではなく、完全に独立した話が続きます。

    面白いのもあれば、イマイチなのもあります。好みによるかな?最後の話は、ちょっと泣けます。

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    2025年10月13日
  • 暴走正義

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    色んな可能性があるなって。
    思い込みって本当に良くないと思うし、過信し過ぎるのも良くないな。
    私が正しいと思っていたとしても、良い意味で自分を疑ってみた方が良いのかも。

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    2025年10月10日
  • 悲願花

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    面白かった。ミステリーだけど、感動もある。幸子のように、残された側だって辛いかもしれない、けど私は、心中せざるを得ない状況にいた加害者たちの気持ちも何もなくわかる気がした。共感はできないかもしれないけど理解はとてもできる。だからこそ、私は雪絵や幸子の両親たちを全力を責めることなどできないなと思う。それがもちろん、当事者ではなく傍観者だからなのかもしれないけれど。

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    2025年10月07日
  • 全員犯人、だけど被害者、しかも探偵

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    全員犯人、だけど被害者、しかも探偵
    下村 敦史

    メインの舞台は密室デスゲーム
    ジェットコースターのような作品だった。じわじわと期待や緊張感そして違和感が積み重なっていき、最後の最後に落とされ、回され、宙返りさせられる

    各キャラクターと氏名のイメージが一致してて、"全員"が登場していても読みやすさがあり、これは著者の工夫なのかなと想像。物語の主観も細かく切り替わるが、そこにも分かりやすさの工夫がある。ただ、こんなにも切り替える必要はあるのか疑問に思ってしまったが…が、これは読み返したくなる

    タイトルの意味、散りばめられた謎、
    「結末であり、始まり③」という節から始まる本

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    2025年10月07日
  • 逆転正義

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    凄く面白かった
    特に最後の死刑囚の話が好き
    途中の赤ちゃん掻き出す描写だけ無理すぎて少し飛ばしちゃったけど

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    2025年09月30日
  • 口外禁止

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    ネタバレ

    Audibleにて。
    人生をプロデュースする、という怪しいメールに釣られ、怪しいプロデュースを受けることにした、うだつの上がらない大学生。プロデュースのかいあってあれよあれよという間にリア充街道まっしぐら、と思いきや、急転直下でネット大炎上からの犯罪者として手配される身に。。。
    そういう展開にならないとお話にならないと思いながら読んでいた一方で、急転直下するまでの順調にプロデュースされて人生が好転していっている描画の方がなぜか楽しめていた気がする。いや、それだけだとお話にならないんだけどね。。。

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    2025年09月27日
  • 口外禁止

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    ネタバレ

    「あなたの人生プロデュースします」 コミュケーションの苦手な若者たちに届く怪しいメール。そこには信じられないほど当たりを連発したサッカーの結果が。そんなものを鵜呑みにしてしまった1人の青年の出会いと、やがて犯罪に手を染めてゆく仲間との信頼関係。絶対、最悪な未来しか見えてこないストーリーにブラックな気持ちになったけれど、胸のすくようなエンディングを迎えホッとしている。結果、悪党だけが悪ではなく人工知能の作戦なのだと納得させられた。本当に恐ろしいのは…

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    2025年09月24日
  • 口外禁止

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    普段からChatGPTとかに頼ることが多い自分には、読んでいて背筋がぞっとする一冊でした。物語は「誰かにプロデュースされる」ことの怖さを描いていて、言われた通りに動くのがどれだけ簡単か、でもその先で自分の意思はどうなっちゃうのか…って考えさせられました。

    テンポも良くてスリリングに進むんだけど、「これ自分のことかも?とか、こんなに簡単に事が進むなら頼っちゃうよね。」と思う瞬間が何度もあって、妙にリアル。便利さや指示に従う安心感が、逆に怖さにつながっていく描写が特に印象に残りました。

    最後までスッキリ答えが出るわけじゃないけど、その余白がむしろリアルで余韻も強いです。「自分の行動って本当に自

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    2025年09月23日
  • 告白の余白

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    本の裏表紙に…
    ここは腹黒の街。美しき京女の正体を"よそさん"は暴けるか。
    って…なんちゅうお題目やねん!笑

    ミステリーやねんやろうけど、半分、京都案内みたいな感じ。

    それも花街とか、古い京都の伝統も含めての。京都の人の裏表の態度も入ってる。
    「都をどり」「鴨川をどり」「壬生狂言」、地名の由来(ドロドロやけど)などなど。
    京都の年中行事を含めて。祭りは、祇園祭やなく、葵祭を中心に!
    更に、闇の京都みたいなのも。
    裏表は、洛中の商売人らの話なんやろうな。老舗の。和菓子とか、西陣織とか…
    私は京都市出身とはいえ、洛中やないからね。京都ちゃう!って言われる…
    (伏見出身です)

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    2025年09月13日
  • 暴走正義

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    読みやすくて面白かったです。
    『逆転正義』は読んだことないので、それに付随する面白さは感じれてないですが、単独の作品としても面白かったです。

    1つの事実に対して、当事者によって捉え方・感じ方は当然変わるなぁと。
    それを良し悪しと断罪するのではなく、議論すれば良いのにとは普段から思います。

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    2025年09月04日
  • 悲願花

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    幼い頃、貧しい暮らしの中で家族と出掛けた遊園地。
    両親はいつもと違い穏やかで、夢のような時間だった。
    そして、幸せな時間の後に両親は一家心中を図った。
    何かそのことに違和感を抱いていた幸子だけが生き残った。
    17年後の幸子は事務員として働いていたが、両親への恨みを抱えたままだった。
    お見合いパーティーで出会った男性と交際するも、心を開くことが出来ず、過去と決別しなければと両親の眠るお墓を訪れるが…
    そこで出会ったのは、一家心中を図り生き残ったという母親の雪絵だった。
    雪絵に出会い、また周りで出会う人たちに幸子は様々な思いをぶつける。
    加害者と被害者との関係や憎しみや恨み。
    幸子の思いは一体どこ

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    2025年09月03日
  • ヴィクトリアン・ホテル

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    一気読みをオススメします。
    あれ?と疑問に思いながら読み進めていくと、、
    どんでん返しというと大袈裟に感じますが、改めて読み返したいと思う本でした。
    作家さんたちの言葉がとても勉強になります。

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    2025年08月31日