下村敦史のレビュー一覧

  • そして誰かがいなくなる

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    館ミステリー。題名からアガサクリスティーのオマージュかな?と予想しながら読み進めました。全員が語り手で全員怪しい。ラストの種明かしは叙述トリックも含めて唸るものでした。探偵がしっかり謎解きをしますが、大事なのはそこじゃないんだ…。そしてこの館本当にあるの…?実際に建てる下村さん、本当にミステリを愛してるんだな…私もミステリ好きだけど怖くて住めないよ…。色んな驚きのある一冊でした。

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    2026年06月08日
  • アルテミスの涙

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    『アルテミスの涙』は、医療ミステリーとしての緊張感と、人間の尊厳や生命倫理について考えさせるテーマが印象的な作品だった。

    物語は、閉じ込め症候群(ロックドイン症候群)の患者・岸部愛華の妊娠という衝撃的な出来事から始まる。まばたきだけでしか意思を伝えられない愛華の思いを、産婦人科医の水瀬真理亜が懸命に読み取ろうとする姿に強く引き込まれた。

    事件の真相が明らかになるにつれ、「命とは何か」「本人の意思をどう尊重すべきか」という重い問いが浮かび上がる。予想を超える展開に驚かされる一方で、登場人物たちの葛藤や選択には深く考えさせられた。読後には切なさとともに大きな余韻が残る、印象深い作品だった。

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    2026年06月08日
  • ネタバレあり~双紋島の殺人~

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    ネタバレを見つつ、「もしかしてこういうことか?」「いやもしかしてこうか!?」と謎解きを楽しめながら読めた!
    オチは大枠は当たってたけど少し説明が長すぎて、スッキリ読後感!って感じではなかったかも。

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    2026年06月08日
  • 全員犯人、だけど被害者、しかも探偵

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    「私が犯人です!」「俺が犯人だ!」、全員犯人です!
    社長室で社長が殺された。

    それに「関わる」メンバーが7人ある廃墟に集められる。未亡人、記者、社員2人、運転手、清掃員、被害者遺族ーー。

    やがて密室のスピーカーからある音声が流れる。「社長を殺した犯人だけ生きて帰してやる」。

    犯人以外は全員毒ガスで殺す、と脅され、7人は命をかけた自供合戦を繰り広げるがーー

    ーーーーーーーーーーーーーーー

    密室で7人が自らの罪を自白し合う。

    自分が犯人だと認められなければ、毒ガスによって殺されてしまうから。

    自分が犯人であることの根拠と手口を語った後で、残りの6人がその犯行の穴や矛盾をつく。

    そし

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    2026年06月07日
  • 同姓同名

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    同姓同名であるからこその悩みに目を向けさせる作品かと思いきや、実は、人の背景には色々な悩み、感情があり、自分が正義で正しい!と思い込み、それを発信(インターネットでも他人との会話でも)することで、誰かを傷つけてしまうことがある。それが勘違いや誤解を招き、さらに負の連鎖が起きてしまう。
    私はそんな負の連鎖を絶ちきるためには相手の背景、心情により目を向けて会話をすることは勿論、自分自身も許してあげながら、好きでいながら、ポジティブに生きていくことが大事なのかなと感じた。
    自分の持つ負の感情、欲望に負けてはいけない
    こんなポエムが思い付いてしまうくらい考えさせらる作品でしたし、登場人物が全員同じ名前

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    2026年06月07日
  • 暗闇法廷

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    2026.5.4
    依頼人を信じて証拠をかき集め、真実を見定める弁護士かっこいい。冤罪にならず良かった。
    証人の一言で世間の印象づけの容易さを知った。世間もこうやって情報操作されているんだろうな。

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    2026年06月06日
  • 闇に香る嘘

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    主人公が全盲のため、動きも制限されるし、目の前で話している人物が本当にその人かどうか分からない。誰が味方で敵なのか最後まで分からないので、すべてを疑って、非常にドキドキしました。
    全盲の人の生活や、中国残留孤児の問題など、考えさせられることが非常に丁寧に描かれています。(参考文献だけで6頁)

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    2026年06月02日
  • ヴィクトリアン・ホテル

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    ヴィクトリアン・ホテルの最後の夜、と思わせておいて、何年もの多重構造になっている。ホームレス、会社役員、弁当屋夫妻、作家、女優のそれぞれが描かれている。

    壮大なプロットなんだろうと思うけど、どの話がどの時代なのか確かめたくなるほどの魅力がないので、ゴメン的な感じ。やりたいことはわかるけど、読者の方の脳内再構築が面倒くさくて追いつかない。

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    2026年06月02日
  • ネタバレあり~双紋島の殺人~

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    「島での最初の犠牲者は名探偵」「ミステリー作家は犯人ではない」「登場人物の一人は偽名」「島では四人が殺される」「共犯者がいる」「ある章は過去」「名探偵は素性を偽っていない」と7つのネタバレが冒頭に書かれたミステリー。

    嵐に閉ざされた孤島、双紋島で連続殺人事件が起こった。事件は未解決のまま。その事件に巻き込まれたミステリー作家、三雲梟馬は真相解明を読者に求めるため、小説として「双紋島の殺人」刊行し、読者から誰が犯人だと思うか推理してもらうことにしたが…。

    ネタバレが書いてあっても、なくても関係なく最後に書かれた読者の推理で犯人がわかるというミステリー好きなのに、相変わらずの鈍感だった。

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    2026年06月02日
  • ヴィクトリアン・ホテル

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    特段大きな事件が起こる訳ではないが引き込まれた。まさか時系列がずれていたとは予想だにしていなかったが、面白い視点だと思った。ただ、そこにそこまで意味があるかはよく分からなかったし、結局時系列がよく分からなくて調べるハメになった。でも総じてテーマは分かりやすく、優しさを取り扱った内容全体にメッセージ性が豊富に詰まっていて素敵な表現はたくさんあった。

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    2026年06月02日
  • そして誰かがいなくなる

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    ネタバレ

    著者の自宅をそのまま舞台にしての作品

    ミステリらしく様々なギミックとトリック、意外な犯人と2転する解決と王道を往く素晴らしい作品だった
    惜しむらくは自慢も含んでいるのであろうが、館の内部の詳細説明がクドく、終始「〜調」のなどの説明が入るが、一般的な読者としては建築知識などがあるわけではないので、想像しづらく負担になってしまっている
    それ以外はまさに一生に一度しか書けないミステリの名に恥じぬ作品であったと思う

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    2026年06月01日
  • ガウディの遺言

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    ☆4.2

    2月にスペインに行って色んなガウディの作品を見てきた
    カサ・ミラ、カサ・バトリョ、サグラダ・ファミリア、グエル公園…
    他にもこの本に出てくるモンセラートの丘の協会とか、大聖堂、たくさんスペインで見てきた景色を思い出しながら本を読めて楽しかった

    お料理も現地の食べ方、よく食べるものを教えてもらってたから食べたなぁ、こんな味やったなぁとか思いながら読んでた

    内容は、ガウディが大切にした設計図のない建築、家族が大事にされていることをミステリーの念頭に置いた作品。
    このタイミングで読めて嬉しかった!!
    伏線部が明確にされてて、分かりやすかった

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    2026年05月31日
  • 白医

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    ミステリーだけど良い人しか出てこない話でした。
    自分や家族がホスピスに入ったとき、死の責任をお医者さんに押し付けないようにしなければ。
    死ぬ間際にはほとんどの人が苦痛を味わうことになるのでしょうが、最後までちゃんと生きたい。そんな患者の思いに寄り添いたいという神崎医師の誠実さに感動しました。

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    2026年05月30日
  • 法の雨

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    有罪率99.7%の日本で、無罪判決を出し続ける嘉瀬裁判長。
    今度も無罪となった看護師の暴力団組長殺人事件。
    担当検事の大神は、打ちひしがれる。

    しかし、裁判長が判決の直後に法廷で倒れた。更に、無罪となった看護師が何者かに殺害された。
    病床の裁判長を尋ねた大神。しかし、更に事件の謎は深まるばかり...

    検事、弁護士、被害者と加害者、刑事、そして判事、それぞれの思惑がうごめく。
    複雑に絡み合うリーガルミステリー。

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    2026年05月30日
  • 口外禁止

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    冒頭の主人公は引っ込み思案で人と関わりたくないくせに察してちゃんなところもあって正直少々イラついた。その位はちゃんと口にしろよと何度思ったか。そんな主人公がロペと出会いどう変わるのだろうかと期待したのだが、今度は何でもロペの言いなりに。ヒロインとの仲が少しずつ進むうちに、これは一体誰と誰が恋愛しているのだろうかと不安を覚えた。しかし不安をよそに本編は恋愛からは逸れて犯罪に巻き込まれて行くことになる。
    作中で言及されたシムズというゲームは自分も好きでプレイしていた。シムと呼ばれるゲーム中のキャラクター達はパラメーターによって自律的にアクションを起こして生活するのだが、そこに介入するのがプレイヤー

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    2026年05月29日
  • 全員犯人、だけど被害者、しかも探偵

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    あー、そういう構造だったのか!
    途中のあの変なノリの理由が終盤で明かせれ、合点が入った。
    人を追い詰め過ぎてはいかんなあという自分なりの結論。

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    2026年05月28日
  • ネタバレあり~双紋島の殺人~

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    ネタバレ

    冒頭(なんなら表紙)にネタバレがあらかじめ記載されているという構造にまず驚き。そのうえで『双紋島の殺人』という作中作品を通して読書への挑戦状を突きつける。ネタバレという名のヒントが開示されていることで推理への取っ掛かりが生まれ、真相が明らかになったときの衝撃を増幅させていた。

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    2026年05月28日
  • ネタバレあり~双紋島の殺人~

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    ネタバレ

    巻頭のネタバレがまさかのミスリードのための伏線というところが斬新でした。
    内容も興味深く、最後まで楽しく読ませて頂きました。

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    2026年05月26日
  • 全員犯人、だけど被害者、しかも探偵

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    クローズドサークルというミステリーでは定番の設定だけど、登場人物たちが「犯人になろうとする」側でもあるのが斬新だった。お互いのトリックの穴を指摘し合う展開も新鮮で、ずっと飽きずに読めた。

    主な登場人物は7人と多いのに、全員キャラが立っていて、すぐ覚えられたのも読みやすかった。

    中盤でタイトルの意味が一度わかるんだけど、ラストの仕掛けで「全員犯人、だけど被害者、しかも探偵」というタイトルがもう一段深い意味を持つ。
    サブタイトルの意味も含め、最後にそこが繋がった瞬間、かなりゾクッとした。

    この作品はミステリーとして面白いだけじゃなく、現代のネット社会の怖さも描いているのが印象的だった。
    ネッ

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    2026年05月26日
  • 全員犯人、だけど被害者、しかも探偵

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    すごいタイトルですが、読み終わってみると、なるほどなーってなりました。
    クローズドサークルものの本格ミステリーです。
    こんな設定を思いつく著者に脱帽です。

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    2026年05月25日