下村敦史のレビュー一覧

  • 同姓同名

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    かなり混乱するけれど、意外とスラスラ読める。今まで「どうして報道では加害者の情報を簡単に公開しないのか」と思っていたが、なるほど同姓同名の人が被害を被るケースもあり、今までその考えに至らなかった事を反省。新視点を持つことができた作品でした。

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    2026年07月19日
  • ロスト・スピーシーズ

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    面白かった!
    「サハラの薔薇」では砂漠、本作品では密林が舞台の冒険小説。ページをめくる手が止まらなくなるのはもう流石です。
    さらに、ゴムの木の種子を持ち出した英国冒険家や渡伯した日本人たちなど、知らなかった歴史の勉強になることも多い。

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    2026年07月15日
  • 口外禁止

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    下村敦史さんの『口外禁止』を読んだ。一読して荒唐無稽な展開に「いやいや、そんなことあるわけないよね」と切り捨てそうになったけれど事実は小説よりも奇なりでこれはドキュメンタリーなんだよと言われたら本当にありそうな気もしてくる…それぐらいこの大SNS時代はおかしなことが起きてるからね!

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    2026年07月12日
  • そして誰かがいなくなる

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    下村敦史さんの『そして誰かがいなくなる』を読んだ。例によって何も知らず手にとった。描写がやけにリアルだし挿入される写真が作品世界そのもので凄いなと思っていたら、何と真実は逆だった。そのことだけで余計に楽しめたので、やはり読書に予備知識は不要だと思う。賃貸派だけど家を建てたくなる!

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    2026年07月12日
  • そして誰かがいなくなる

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    満足の面白さ。けどすごく印象深いトリックではないかな。多少予想もできたし。

    舞台が本当に著者の家なのがすごい。館ものは館の構造や間取りが複雑で説明が長くなりがちでついていくのが難しいものも多いけどこれは部屋数も少なく割とシンプルな館なのでついていきやすい。テンポもよく読みやすくて、これが伏線ですよ!って主張しているかのごとくたくさんある伏線も最後にしっかり回収。視点がコロコロ変わるのは最初のうちは慣れなくてちょっと混乱したりもしたけど、読んでいるうちに慣れて最後に意味が分かるので面白い。

    何枚か挿絵的に部屋の写真があるけど、先に見てはいけません!私は見てしまってちょっとネタバレしてしまった。まあ誰もが予想した通りだからそこまで落胆はしないかな。

    しかし殺された方、可哀想すぎるだろ。。笑

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    2026年07月11日
  • そして誰かがいなくなる

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    ネタバレ

    高速列車に乗っているような心地で読み終わりました。最後にやってくるどんでん返しの連続はもちろんのこと、どんどんストーリーに引き込まれていきます。にしてもこんな豪邸を建てられるのは純粋に羨ましいです。

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    2026年07月11日
  • ガウディの遺言

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    下村敦史作品、読むのは3作目。
    同姓同名、全員犯人〜、ガウディの遺言。

    スペインの歴史、ガウディの総合芸術、サグラダファミリアについて学ぶことができた。スペインに行きたくなる。







    以降ネタバレを含む






    これまで触れてきた作品とは異なり、一人の視点で進んで行く。こんな繊細な描写ができてしまうのかと驚いた。群像劇、視点が目まぐるしく変わることがないからこそ、一人の心情に寄り添って進められるのだろう。さらに本作は、すごく未来を感じさせる作品だった。下村敦史といえば…!という形式ではないのかもしれないが、好き。

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    2026年07月09日
  • コープス・ハント

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    8人を殺害したとして死刑判決を受けた浅沼聖悟。
    彼は法廷で一件の犯行を否定し、その模倣犯は殺して"思い出の場所"に隠したと告白する。
    事件の真相を追う女刑事と遺体捜しをする少年達が出会うとき、驚愕の真実が明らかになる…。

    物語は刑事の望美と、遺体探しに出掛ける引きこもりの中学生YouTuber・宗太の視点が交互に展開されます。
    特に後半はホラー(人怖)要素が加速し、段々と浅沼の内面に触れていく構成にドキドキしました。
    毒親や親ガチャと言う言葉が浸透する程親から子供への精神的・身体的虐待は後を絶たず、その被害者だったはずの子供が加害者になってしまうこともある。
    そのとき外野は直ぐに生い立ちの偏見や決めつけによって加害者を読み解くが、本当に加害者を形作った分かりやすい元凶を見出すことは出来ない。
    自分の基準を他人に当てはめ憶測するのがいかに傲慢か、最近のSNS論争を見て共感するばかりです。

    この事件は望美さんが諦めずに追い続けたからこそ表に出たのだと思うと、最後まで勇敢で好感が持てました。(個人的に強い女性刑事が好きなので嬉しい…!)
    エピローグでもやるせなさが残り、心抉られ、自分では思い至らなかった人間の深層心理に気付かされる、複雑な読後感です。

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    2026年07月07日
  • 暗闇法廷

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    まさかのオチでかなり驚き。
    法廷のやり取りがリアルで面白かった。
    あとは後天的な全盲って本当に大変そう。

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    2026年07月03日
  • そして誰かがいなくなる

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    理解は7割か。面白い。全く結末が読めない。人が殺されているのに密室とはいえ、平然とした感じの登場人物らに違和感を抱く。しばらくはいいかな、ミステリーは。難しい。

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    2026年07月01日
  • 同姓同名

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    登場人物が同姓同名だと、誰だか分からなくて読むのが難しいのではと思ったが、それぞれ特徴があって楽しく読むことができた。
    ずっとハラハラしながら読めて、犯人はお前だったのかってなった作品。

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    2026年06月27日
  • そして誰かがいなくなる

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    ネタバレ

    実際の作者が建築した自宅(館)が舞台の小説。
    写真が出てくるたびに、『いや、こんな家ほんとに住んでるのかこの作者(笑)』と思ってしまう。

    内容としては家の中の描写が多くて想像する頭が疲れてしまう(立体図形苦手)ので、同作者のほかの作品より進みが遅く、一気読みできなかったが、
    ラストの謎解きシーンは一気に回収して気持ちよかった。
    あまりに回収早すぎて、『あっけなかったなー』からのひとひねり。
    これがこの作者だなぁ、と思わせられるオチでよかった。

    全く関係ないが
    錦野ォ!!気持ち悪いぞ!!!
    と定期的につっこんでいた。

    あと途中退場した子どもが気になる。
    子ども目線だとこの館での記憶、嫌な記憶すぎるだろーなー

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    2026年06月26日
  • 刑事の慟哭

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    ほんの些細な共通点から犯人像や動機を探っていく展開は先が気になって後半は一気読み。
    主人公の所轄刑事の田丸は過去、上司に歯向かって手柄を立てた事で四面楚歌状態。
    これって普通にいじめじゃないの?
    警察組織って絶対服従てイメージあるけどこんなにも露骨なものなの?
    上司の管理官はホンマに優秀なん?
    田丸が優秀すぎてそんな感想ばかり浮かんでしまった(^_^;)

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    2026年06月26日
  • 同姓同名

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    ネタバレ

    同姓同名な人物がいっぱい出てくる珍妙でコミカルな話かと思いきや、なかなかに社会を抉る作品。
    最後のオチにもひとひねりあり。
    誰が誰だか分からなくなりそうで、唯一こいつだと読者が分かる人物だと思っていたのが、いやお前かい!という。。。
    どんでん返しというよりかは、ある意味偏見を指摘されたような。

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    2026年06月22日
  • そして誰かがいなくなる

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    ネタバレ

    家を建築するような話から始まり、なんだかふわっとしたようなクローズとサークルの館。
    クリスティのオマージュなのかなと思えど続々と死ぬわけでもない。
    と思ってたら下村さんの家で作中作だったのね。
    今まで見たことない様な展開で、そりゃ一世一代の特大ミステリーですわ。

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    2026年06月21日
  • 闇に香る嘘

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    中国残留孤児という、とても重い出来事がテーマの作品。

    恥ずかしながら私はその言葉を知っているだけだったので、この作品を通して当時の歴史について学ぶことができた。

    「兄」は本当に実の兄なのか。
    母の命を狙っているのは誰なのか。
    そして、本当の「兄」とは誰なのか。

    主人公が盲目ということもあり、不安感や猜疑心がより強く伝わってきて、後半は読む手が止まらなくなった。

    後半では驚くべき真実が明らかになるが、主人公を取り巻く人々の温かさに、私の心も救われた。

    この小説を通して、戦争の悲惨でつらい歴史の中にも人間性の尊さや愛があることを感じ、静かな感動を得ることができた。

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    2026年06月20日
  • 真実の檻

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    母の死で遺品を整理していると屋根裏から死刑囚と母の仲睦まじい写真が。洋平は死刑囚の子だった。
    冤罪事件のライターと触れるうちに父の事件も冤罪なのではという疑いが。
    冤罪をテーマに何件かの事件を触れさせて警察や検察の横暴というエサを撒いておいて、実は別にそこではない真実を見せる。もっとどんより重そうな雰囲気もあるけれど、サクサク読めるような感じにしたのは作者の心意気かな。

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    2026年06月18日
  • 同姓同名

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    4.3
    一気読みしちゃった!
    読み切って一番思ったのはすれ違いざまに人に言わないようなことはSNSで言うなってこと本当に。平和な世界になりますように。
    あと読み終わったらみんな絶対自分の名前検索するよね!私もした!ちょっと嫌な気持ちになる!
    ちなみに今は目を閉じるたびに大山正紀。頭の中にずっと大山正紀。私って誰だっけ?多分今日は夢に大山正紀が出てくるのりね。

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    2026年06月10日
  • そして誰かがいなくなる

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    館ミステリー。題名からアガサクリスティーのオマージュかな?と予想しながら読み進めました。全員が語り手で全員怪しい。ラストの種明かしは叙述トリックも含めて唸るものでした。探偵がしっかり謎解きをしますが、大事なのはそこじゃないんだ…。そしてこの館本当にあるの…?実際に建てる下村さん、本当にミステリを愛してるんだな…私もミステリ好きだけど怖くて住めないよ…。色んな驚きのある一冊でした。

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    2026年06月08日
  • アルテミスの涙

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    『アルテミスの涙』は、医療ミステリーとしての緊張感と、人間の尊厳や生命倫理について考えさせるテーマが印象的な作品だった。

    物語は、閉じ込め症候群(ロックドイン症候群)の患者・岸部愛華の妊娠という衝撃的な出来事から始まる。まばたきだけでしか意思を伝えられない愛華の思いを、産婦人科医の水瀬真理亜が懸命に読み取ろうとする姿に強く引き込まれた。

    事件の真相が明らかになるにつれ、「命とは何か」「本人の意思をどう尊重すべきか」という重い問いが浮かび上がる。予想を超える展開に驚かされる一方で、登場人物たちの葛藤や選択には深く考えさせられた。読後には切なさとともに大きな余韻が残る、印象深い作品だった。

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    2026年06月08日