下村敦史のレビュー一覧

  • ガウディの遺言

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    この夏、サグラダファミリアを2度訪れ、完全にハマり、もっとサグラダファミリアを知りたい!背景やガウディの意図を知りたい!と思っていた私にとっては、この本はその願望を叶えてくれるピッタリな本だった!!!ミステリー要素ももちろん楽しかったし、これは書棚に大切に保管しておこう(^ー^)

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    2025年10月23日
  • アルテミスの涙

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    ネタバレ

    中盤までは予想した通りにストーリーが展開されました。もうこれ以上悲しいストーリーにはならないで欲しいと願いながら読みました。
    しかし、その考えも終盤にひっくり返されます。これは読む価値ありです。扱っている内容は、賛否両論あると思いますが、自分がこの医師だったらどう動くのかも含めて考えさせられる一冊でした。

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    2025年10月22日
  • 逆転正義

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    ネタバレ

    どんでん返しの短編集。中山七里らしい巧妙な仕掛けをギュッと詰め、どの話も満足のいく騙され方をする。本当に無駄のない文章で、これだけ密度の高い短編を作れるのは流石だと思う。読書初心者におすすめしやすい一冊!

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    2025年10月12日
  • 逆転正義

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    現代社会の「正義」を巡る複雑さと危うさを巧みに描いたミステリー短編集として、非常に印象深い作品だった。
    各話の叙述トリックとどんでん返しが鮮やかで、読み進めるごとに視点の変化がもたらす驚きと深みが楽しめた。
    実際には叙述トリックを多用した本格ミステリではあるものの、単なるエンタメに留まらず、倫理や社会の矛盾について深く問いかける作品だった。
    短編集ながらどの章も読み応えがあったが、特に最後の「死は朝、羽ばたく」は個人的にはお気に入りで、文中の違和感、叙述トリックを用いたどんでん返し、社会的な問いかけの全てが物語の中でうまく調和している短編だった。

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    2025年10月04日
  • 逆転正義

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    ネタバレ

    どんでん返しモノが好きなので、レビュー見て購入。短編だと難しいのでは?と思ったが、無駄のない情報と読みやすい文体、そしてどんでん返しに楽しく読むことができた(といっても重めの話も多いのだが)。

    全体を通して
    ・一見加害者にも背景がある
    ・過去に罪を犯したからと言って第三者が『正義』を振りかざして攻撃していい理由にはならない
    ・その自称『正義』が加害になることもある
    ・加害者と思いきや被害者、被害者と思いきや加害者という可能性もある
    ・正義とは?罪とは?

    といったテーマが感じられた。

    どんでん返しを楽しむのはもちろん、いろいろ考えさせられる内容だ。
    自分の価値観もひっくり返される、という意味で『どんでん返し』なのかもしれない。

    どの話も面白かったが、一番最後の『死は朝〜』は展開の予測がつかず、衝撃と真相にいろんな気持ちがこみ上げてきて泣いてしまった。
    スカッとジャパン(懐かしい)的な後味の良さもある(笑)
    この話が最後でよかったな…

    読めなかった、という点では『保護』も面白かった。
    小説ならではだなぁ。
    頭の中に浮かんでいた映像が見事にガラガラと崩れ落ち、再編成される。
    どんでん返しモノの好きな瞬間は、読み返して「ああーーー!確かにそう書いてる!!(あるいは書いてない!!)」と衝撃を受ける瞬間。たまらないですね。

    この作品で作者さんを知ったのですが、他の作品も面白そうなので読んでみようと思う。


    唯一『ストーカー』に関してはいろいろツッコミどころがあった…(笑)
    あと読んでてしんどい(笑)

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    2025年09月15日
  • 逆転正義

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    スピード感があって一話ずつがあっという間。
    毎話ラストの種明かしではいろんな事が一度に明らかになり、これがこうであれがこうでと情報処理に忙しい。短編集なので短いスパンで何度も忙しい。
    ちょっと狙いすぎな感じもあったけど楽しかった。

    今回もSNSが絡んでいたり叙述トリックがあったりで、この作者の本は3冊目だがどれも好きな感じ。
    他の作品も読んでみたい。

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    2025年09月07日
  • 失踪者

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    ネタバレ

    10年前の滑落事故でクレバスに置き去りにしてしまった樋口友一を迎えにきた真山。ところが遺体を見ると10年前の事故の時より年老いている。実は生還して同じ場所でもう一度死んだのか?
    一匹狼の樋口はチームで登山より単独登頂、安全よりスピード、など異端児だったが、真山とザイルを組む仲になってからの互いの信頼関係は読んでいて気持ちのいいものだった。ミステリー要素
    の理由やラストはオールOKではなかったが、読みやすく、登山に疎くてもわかるよう書かれていてドキドキ楽しい読書だった。生還者も読もうと思う。

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    2025年08月03日
  • 生還者

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    またまた、久しぶりの作家さん(下村さん)!

    登山か…
    全く縁がない…
    私なんかが、山登ったら、即遭難しそう…

    ハイ、山岳ミステリー!
    この話も遭難と無関係やない!
    雪崩から、生還した2人…
    時間差ありで、救出されたけど、言ってる事がバラバラ…
    その遭難で、兄を亡くした主人公。
    しかし、兄は、ある事があってから、登山してないのに、急に!!
    真実は、山にある!

    色んな矛盾した事象が徐々に明らかになる!
    解説にもあったけど、ルービックキューブみたいに面白い!
    立体型パズルの事やけど、同時並行で発生する事象と過去の事象が、混ざり合い、ややっこしいのが、最後にスッキリって感じ。
    面白いかった!
    この作者さんのも、結構、手元にあるんで、読み進めよ!


    仲間の死を伴った奇跡の生還には、後悔と痛みが付き纏う。生き延びるために苦し
    い選択を迫られることもある。だが、精神的に思い詰めて幸福を拒絶してしまったら、不幸な結末しか待っていない。
    生還者には、死者の分まで生き抜く義務があると思う。

    あなたはもう幸せになっていいと思う。生き延びたのはあなたのせいじゃない。

    ******************************
    今週は、体調復活したので、映画館で!
    「鬼滅の刃」を横目に見ながら、

    「スーパーマン」

    何回、リブート?リメイクしてんねん!って話はあるけど、DCコミックの代表やからね!
    何か、圧倒的な強さがないな…
    ある意味、人間っぽいっぽい言うか…
    親の教えは、参考にはしても、自分の道は、自分で決めようね!
    ワンちゃん、ヤンチャ過ぎ!
    しかし、こんな超人がいっぱいの世界で、超人が人間の味方してくれんのかな…
    人間は、ワガママ放題やし…ピンチの時だけ、「助けて-」が通用するんかな…

    そうや!書くの忘れてた!
    スーパーマンの敵は、ウルトラマンって…
    日本で、その名前使うな!
    人の事言えんのか(^◇^;)

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    2025年07月20日
  • 逆転正義

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    足下が崩壊するような、どんでん返しっていいですね!

    本書を読むと何も信じれなくなり、宙に浮かされて巴投げされたような気持ちになります。




    見て見ぬふり:クラスで起きているイジメを、見て見ぬ振りが出来なかった主人公は、加害者達をSNSで告発するのだが・・・

    保護:人生彼女無しのサラリーマンが仕事帰りにコンビニの前で佇むセーラー服の彼女を保護する!?
    危険な香りがプンプンしました!!!

    完黙:麻薬の売人が捕まった!!!取調官はあの手この手で売人の背後を突き止めようとするが。売人の口は完全に閉ざされていた・・・
    二年後売人は釈放されるのだが・・・

    ストーカー:人を殺めたばかりの部屋に彼氏がやって来た!!!
    彼氏の優しさに見え隠れするウザさの正体と、人を殺めたトイレを彼氏から守る事は出来るのか?

    罪の相続:息子を殺めた男に拉致される?
    男が恨んでいるのは主人公の祖父?
    祖父の秘密と罪の清算は時代を超えて、今を生きる物達に襲い掛かる!!

    死は朝、羽ばたく:刑務所を出所したばかりの男が若者達に絡まれ、『服役者だった事をバラされたくなかったらカネハラエ』と脅される・・・
    刑務所の中で反省した受刑者達は本当に罪を許されているのか?


    白眉は保護!
    滑るくらい騙された!!!

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    2025年07月17日
  • 逆転正義

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    ネタバレ

    下村さんのどんでん返し短編集!
    •「みてみぬふり」…教室では、同級生の三ツ谷が、古島達3人に毎日弁当を捨てられたり暴力を振るわれていたりと、いじめが止まらなかった。
    冬樹は、いじめの状況を担任の石澤に相談するも、石澤は状況を目の当たりにしながら何も行動しない…
    みかねた冬樹は先輩に相談すると、捨てアカウントでいじめの事実をSNSで#拡散希望と付けて名前付きで投稿してしまう。
    あっという間に投稿は広まり、三ツ谷へといじめはなくなったので、冬樹は内心清々していたが、古島が自殺未遂を起こしてしまう…
    2年前に三ツ谷の兄がいじめられていた時、担任は石澤であったのだ。
    三ツ谷は敢えて古島達お願いして、いじめられているふりをして、石澤先生が助けてくれるか試していたのだ。
    しかし2年前石澤は何もしなかったわけではなく、彼なりに働きかけていたのだ…
    第三者視点で、世間一般的な「悪人」を、正義感だけを理由に、相手を叩きのめしたいという感情に任せて徹底的にバッシングできる世の中。
    まるで中世ヨーロッパで行われてきた魔女狩りのようで、魔女側になるのもおそろしいが、自分が魔女狩りをする側にならないように、正義を振りかざすことで悲劇につながることのないように気をつけようと思いました。
    •「保護」…コンビニの前で雨の中、傘もささずに立ち尽くしている制服姿の春子を放って置けず、アパートの自室へ匿う事にした満雄。
    40歳と17歳、2人の歳の差をしっかりと意識しながらも、満雄は女性と付き合った事がないなりに、春子と少しずつ距離が縮まり、いずれ2人は結ばれるが…
    いや〜〜〜やられた!!!
    まさか春子が40歳の引きこもりで、満雄が17際の中卒サラリーマンだったとは…
    最初に春子の顔を見た時に驚いたり(女子高生だと思っていたため)、28歳の上司に怒られていたり、女性経験がなかったり、そりゃ17歳なら普通だわな!と伏線にも納得できました…
    と同時に、40歳でいまだに職につかず、養われていながらも親の介護に疲れたもいう理由で家出をして、挙げ句の果て17歳の少年に匿ってもらう春子の、常識の無さに鳥肌が立ちました…

    ここから短くします。
    「完黙」…麻薬の密売人の話。逮捕されても、背後にいる組織の存在は決して明かさない。その理由は、裏の世界で信用を得るためである。
    だがまさか、その先再逮捕された時に全てを麻取にバラし、組織の幹部達もろともぶっ潰すためだったとは(薬により亡くなった奥さんと娘の復讐を果たすため)全くよそうできませんでした。
    アングラ的スリルもあり、読んでいてドキドキしました。
    •「ストーカー」…風呂場にて、ある「殺人」を犯した直後に彼氏が急に家に!現場を見られるわけにはいかないので早く帰って欲しいのに中々帰らない彼…どうする?!
    まさかストーカーが、その「彼」で、殺人というのは、身籠った子供を体内から掻き出してトイレに落としたことだったとは…しかもその赤ちゃんは助かり、殴り殺したはずの彼までなんと生きていたという、お先真っ暗エンド…
    •「罪の相続」…祖父が、戦時中に食料の代わりに身体を差し出してきた女性と関係を持ったことにより、女性の孫にあたる人物に”罪の相続”として息子を殺された主人公の話。
    まさか犯人が子供で、家で祖父が”罪は相続されるもの”という教えに沿って起こしてしまった事件であったとは…息子の罪を隠すために、父親が罪を被ろうとしていたのだ…
    •「死は朝、羽ばたく」…刑務所を出ると、少年3人達にカツアゲの脅しをかけられ続ける主人公。
    まさか主人公が、前科者の出所者ではなく、刑務官だったとは…
    彼は死刑のスイッチを押す役割を担い、精神的負担の重さに耐えきれずに辞職した直後だったのだ。
    死刑囚からの手紙に書いてある、「死にたくないと思いながら死んでいくことこそが罪を償うためには必要だ」という言葉が、あまりに重くて恐ろしさすら感じた。

    六つの話全てがどんでん返しで、どの話もどんでん返しの火力がとてつもなく高かった!
    どんでん返し選抜!!!

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    2025年07月15日
  • 闇に香る嘘

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    ネタバレ

    どんでん返しなのか。
    「何も話さない助けてくれる人」、何で周りの人はその人物に触れないのかイライラしながら読んでいたけど、そういうことか!
    重い話だけど、ものすごく面白い。
    1日で一気読みしました。以前から満州について興味深いものがあったが(日本人として知るべき)、これを読んで更に興味が湧く。他の満州について、残留孤児についての本を読みたい。凄い良い物語でした。

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    2025年07月06日
  • 黙過

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    全編通して「命の優先順位」について非常に考えさせられる内容で、各短編はそれぞれで長編ができそうな程濃厚。ですが、最後に更に度肝を抜かれる。
    各短編が実は最後に繋がって…は良くあるが、ここまでの見事の構成は滅多にお目にかかれない。星5です。

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    2025年04月24日
  • アルテミスの涙

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    寝たきりで身体が動かせないが意識はある
    「閉じこめ症候群」の女性が入院中に妊娠してしまう…。彼女を妊娠させたのは誰なのか?

    倫理をつきつける医療ミステリでした。
    設定上いやーな気持ちになって始まりますが、
    命とは?尊厳とは?を考えさせられる良い作品だったと思います。

    とても読みやすい文体で一気に読めてしまいました。下村先生の別作品も読んでみたいな。

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    2025年01月30日
  • 黙過

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    医療ミステリーの短編集のようで、最後の「究極の選択」ですべての物語の伏線回収
    ひとつの物語にもテーマが複数あり、倫理、臓器移植、詐病、安楽死、政治との癒着、収賄容疑、ジャーナリズム、畜産、反種差別、助成金の不正受給、異種移植…と、目を逸らしてはいけないものばかり
    作者の伝えたかったことは…命の選別の是非、ということになるのだろうか

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    2025年01月16日
  • 緑の窓口 樹木トラブル解決します

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    最初は市役所の仕事ってこんなに緩くないだろうな、と思ってしまったが、そこにこだわらないと面白かった。
    樹木の知らない事が知れて良かった。
    自分の思い込みだけではなく、冷静に物事をみるのは大切。

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    2024年09月30日
  • 白医

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    現代社会が抱える様々な課題をテーマに、作品を次々に著す著者が今回選んだのは、終末期医療及び安楽死。
    この重たいテーマを主題にした6話からなる連作短編ミステリー。超高齢社会の日本で、誰もが避けることの出来ないこの問題。
    ホスピスで起きた不審死で裁判にかけられる神崎医師を主役に、助かる見込みがなく耐えがたい痛みに苦しむ患者とその家族を前にした後輩医師や看護師の苦悩が各話に描かれる。
    第4話では、シベリアで抑留されていた男と彼の妹とを主役に展開する。
    男の、希望のない永久凍土の地獄で奴隷にされる毎日と妹の癌に冒され耐えがたい痛みに苦しむ毎日とを、オーバーラップさせ小説に膨らみを持たせて、特に印象深い。
    安楽死が認められていない日本で、「ターミナルセデーション」=終末期鎮静という緩和ケアは容認されており、その違いに疑問を持ち悩む医師の姿が描かれている。
    「患者に安楽死を切望させてしまったとしたら、医師の力不足だ。医師自ら患者を手にかける行為は、それを認めてしまっているに等しい。安楽死が医師の努力義務の放棄だと気づいたとき、医師は――いや、私にはもっとできることがあるんじゃないか、と思うに至ったんだよ」
    神崎医師の言葉に救いがある。

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    2024年07月02日
  • 警官の道

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    警察もの 読んだことない作家さんも入っていたので 短編ならサクッと読めていいよね~と 読みました
    好きな 呉勝浩さん柚月裕子さんはもちろん面白かったです 初めての作家さんも追ってみたくなりました。

    「聖」は うるっときちゃいました。

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    2024年06月17日
  • 白医

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    安楽死について考えることがあったので、とても胸にささる内容だった。
    私は長く生きることよりも、短くても自由に動き回れる体で好きな事をして生きたい。
    むしろ年老いて一日中ベットで何もすることも無く過ごすのは生き地獄だなと小さい頃から思っていた。
    それプラス生きてるだけで苦痛を伴うとなると、尚更安楽死を望む気持ちは理解できる。
    これは今のところ死が身近じゃないから思うことで、実際に死が迫って来たらやっぱり死にたくと思うのかなぁ…
    大切な人であればあるほど、苦しんで死んでいくくらいなら早く楽にしてやりたいと思ってしまうのは間違いなんだろうか

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    2024年05月28日
  • 白医

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    今まで無かった視点でした。

    安楽死を与える事は誰にとっての救いなのか?
    そして、救われた人と同じ数だけ苦しむ人が増えてしまう・・・

    下村さんの小説ですから 仕掛けが無いわけが無いと思い読み進めていくうちに、安楽死に関わる医師の少しずつゆっくりと蝕まれていく何かを少しだけ感じる事が出来ました。

    何処からが安楽死=犯罪で、何処までが医療行為に当たるのかにも疑問を感じました。
    安楽死を犯罪と定義しているのは法律で、法律は人の命が一番大事という前提で作られているため死に加担する行為を只々禁止しているだけであり、法律自体が人の尊厳を傷つけている可能性があるかもしれない・・・
    一方で医療行為ではあるはずの、ターミナルケアには痛みと同時に意識が遠のいてしまうものもあり、果たして安楽死とどう違うのか整理しきれないものもあるのが事実です・・・

    もしかすると、安楽死に関わって犯罪者と扱われた医者の中には苦悩の末に導き出した答えが其れだったのかもしれないと考えさせられました・・・


    答えが出ない問題であるからこそメディアに煽られず踊らされず考えなければならない事なのかもしれません。



    ホスピスで起きた三件の不審死!?
    末期がんの患者に対して安楽死の措置をとったとして1人の医師が逮捕!!!
    物語は法廷から始まる・・・


    死刑の話とシベリア抑留の話も考えさせられました・・・

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    2024年05月27日
  • アルテミスの涙

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    デビュー作『闇に香る嘘』への著者による再挑戦と、解説者が述べているとおり、障害によるコミュニケーションが困難な状態で生きる意味を問うミステリー。
    確かにデビュー作に匹敵する、それ以上の傑作と言える。
    産婦人科医の水瀬真理亜は、「閉じ込め症候群」で入院している女性患者岸部愛華が体調を崩したので診察すると、彼女は妊娠していることが判明。
    寝たきりで身体が動かせない彼女に誰が妊娠させたのか。病院は騒然となり、マスコミも知るところとなり、騒ぎは拡大し、愛華の両親は病院を非難する。
    真相を探ろうと水瀬真理亜は、話すことが出来ない愛華のために、文字盤を使い彼女の声を聞く。
    そして驚天の事実が明らかになるが、話を聞く側の事実誤認や誤解が混迷をもたらし、どんでん返し的な展開になる。
    次々と語られる真実に、読む手が止まらない。
    著者の巧みな伏線の張り方に、読者も翻弄されるが、芳醇なワインを飲んだかのような読後感が味わえる。
    一連の騒動の後で、ある人物が述懐する。
    「正論なんてものはね、人を追い詰めるためにしか役立たないものなんだよ。人間は、自分は正論に不快を感じて反論するくせに、他人には平然と正論をぶつけたくなる生き物だ。自分は正しいことをしているという思い上がりがあるから、相手の心の傷に気づけない」

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    2024年01月16日