下村敦史のレビュー一覧

  • 暴走正義

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    色んな可能性があるなって。
    思い込みって本当に良くないと思うし、過信し過ぎるのも良くないな。
    私が正しいと思っていたとしても、良い意味で自分を疑ってみた方が良いのかも。

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    2025年10月10日
  • 悲願花

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    面白かった。ミステリーだけど、感動もある。幸子のように、残された側だって辛いかもしれない、けど私は、心中せざるを得ない状況にいた加害者たちの気持ちも何もなくわかる気がした。共感はできないかもしれないけど理解はとてもできる。だからこそ、私は雪絵や幸子の両親たちを全力を責めることなどできないなと思う。それがもちろん、当事者ではなく傍観者だからなのかもしれないけれど。

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    2025年10月07日
  • 逆転正義

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    凄く面白かった
    特に最後の死刑囚の話が好き
    途中の赤ちゃん掻き出す描写だけ無理すぎて少し飛ばしちゃったけど

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    2025年09月30日
  • 告白の余白

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    本の裏表紙に…
    ここは腹黒の街。美しき京女の正体を"よそさん"は暴けるか。
    って…なんちゅうお題目やねん!笑

    ミステリーやねんやろうけど、半分、京都案内みたいな感じ。

    それも花街とか、古い京都の伝統も含めての。京都の人の裏表の態度も入ってる。
    「都をどり」「鴨川をどり」「壬生狂言」、地名の由来(ドロドロやけど)などなど。
    京都の年中行事を含めて。祭りは、祇園祭やなく、葵祭を中心に!
    更に、闇の京都みたいなのも。
    裏表は、洛中の商売人らの話なんやろうな。老舗の。和菓子とか、西陣織とか…
    私は京都市出身とはいえ、洛中やないからね。京都ちゃう!って言われる…
    (伏見出身です)

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    2025年09月13日
  • 暴走正義

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    読みやすくて面白かったです。
    『逆転正義』は読んだことないので、それに付随する面白さは感じれてないですが、単独の作品としても面白かったです。

    1つの事実に対して、当事者によって捉え方・感じ方は当然変わるなぁと。
    それを良し悪しと断罪するのではなく、議論すれば良いのにとは普段から思います。

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    2025年09月04日
  • 悲願花

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    幼い頃、貧しい暮らしの中で家族と出掛けた遊園地。
    両親はいつもと違い穏やかで、夢のような時間だった。
    そして、幸せな時間の後に両親は一家心中を図った。
    何かそのことに違和感を抱いていた幸子だけが生き残った。
    17年後の幸子は事務員として働いていたが、両親への恨みを抱えたままだった。
    お見合いパーティーで出会った男性と交際するも、心を開くことが出来ず、過去と決別しなければと両親の眠るお墓を訪れるが…
    そこで出会ったのは、一家心中を図り生き残ったという母親の雪絵だった。
    雪絵に出会い、また周りで出会う人たちに幸子は様々な思いをぶつける。
    加害者と被害者との関係や憎しみや恨み。
    幸子の思いは一体どこ

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    2025年09月03日
  • 逆転正義

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    ネタバレ

    短編にも関わらず緻密なミスリードによるどんでん返しを楽しめる。
    それぞれ社会問題に一石を投じるような構成も上手い。
    限りなく星5に近いクオリティ(個人的に本格物が好きなので、リアル系の作品はそこまで高評価できないだけ)。

    特に2章目の叙述トリックは鮮やかで、油断して読んだら久々に度肝を抜かれた。
    すぐさま読み返してしまうほど。
    全体に考えさせられるというか後味の悪いストーリーが多いが、最終話が救いのある展開で読後感は良し。
    手軽に読めるので是非読んでいただきたい。

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    2025年08月25日
  • 闇に香る嘘

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    ネタバレ

    視覚を失うと世界をこんなふうに感じるのか。
    想像以上に過酷、誰かに当たったり誰かを恨んだりもするだろう。闇の中にいて追いかけることは死と隣り合わせ。最後、家族を信頼することができ真実も判明して未来へ向かう光がさしてきて嬉しくなった。いい家族に恵まれてよかった。

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    2025年08月22日
  • 法の雨

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    無罪病判事と揶揄される裁判官、逆転無罪を複数回言い渡されて辞職を決意する検察官、杓子定規で融通の効かない弁護士…と曲者の法曹者が登場人物
    法律関係は詳しくないけど、成年後見制度がそんな恐ろしいものだとは知らなかった
    終盤のどんでん返しの連続もよかった

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    2025年08月20日
  • 逆転正義

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    ネタバレ

    終盤に前提をひっくり返してくれる系の短編集
    「死は朝〜」は大学で死刑制度を研究していたから考えさせられた。
    1番好きなのは「保護」
    人間、性差とか人種とかよりなによりも年齢のバイアスが1番強い気がする

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    2025年08月13日
  • 失踪者

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    ネタバレ

    胸が熱い。
    こんな友情のはなし、胸が熱くなるよ。
    願望としては、どっかの山で2人がばったり会うとか、K2に2人で登って欲しかった。
    ただただ宮崎嫌い。
    生還者もそうですが、最後になってどんでん返しがくる。他の作品も。
    あっという間に読み終わり。ありがとうございました。刊行順に読んでます。

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    2025年08月12日
  • 生還者

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    ネタバレ

    あとがきのルービックキューブのように、という例えがあまりに当てはまりすぎる。一つの面がそろっても他の面が揃わない。そして生還者2人の意見が異なる、どちらが嘘をついているのか。つぶしてもどんどん湧いてくる穴は全て最後に回収されるのがすごい。
    相手を信頼していれば手を広げ後ろに倒れることができる。ザイルを組むとは互いの人生に責任を持つこと。雪山の過酷さも魅力も未経験だが、一緒に登っている感じが味わえる。ラストの結婚式で安心した。

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    2025年08月12日
  • 白医

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    ネタバレ

    ホスピス天心病院の神崎医師は安楽死の疑いで起訴され裁判中。医師側の内情を書いた本は少ない、多くの医療者は悩み苦悩して患者の事を考えているはず。簡単な問題ではないが皆が幸せになる法律って無いのかな。現状の安楽死(正確には自殺幇助)が海外に行くことができる財力、知力、体力がある人しか可能性が無い、ではこの先心配でならない。苦しむ身内を見ているのは本当に辛く、その後もその姿がこびりついてしまう。いい別れの記憶のためにも大切な問題だと感じた。

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    2025年08月08日
  • フェイク・ボーダー~難民調査官~

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    良かった。
    途中、好きな海外ドラマの名前が出てきて嬉しかった。微表情で相手の感情を読み取るという文章で、あ!あのドラマだ!ってわかりました。なにはともあれ、難民問題は深刻ですね。とりあえず難民申請をすれば日本に期限付きではあるが残れる。実際に関わったこともあるので凄い興味深い話でした。
    次作も楽しみ。

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    2025年07月23日
  • 真実の檻

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    ネタバレ

    面白い!
    違う物語のようなのもあり(繋がってはいるが事件を追っていく中での別の話)、なるほど。と思った。
    真ん中いかないくらいで、もしや真犯人って・・・と気づいたけど、すごく面白かった。実際にこんな事件あったら気の毒すぎる家族。正義を貫くって凄いな。こういうのか正義だよね。「絶対正義」という小説も好きだけど、あれは行き過ぎた正義で面白い。
    とにかく良かった。次は難民調査官!

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    2025年07月19日
  • 叛徒

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    通訳捜査官なんて初めて聞いた。
    そして興味のある、入管とか中国とか出てくる。読まないわけがない。
    面白かったけど、最後は胸が痛くなる。
    小説や映画、漫画とか何かを創り出すって凄いな。

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    2025年07月13日
  • 生還者

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    最後、あせったー!
    良かった。
    推理に推理で面白く読めました!
    次は下村敦史さんの、何を読もうかな
    できれば刊行順に読みたい。
    山って怖いな。

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    2025年07月09日
  • 闇に香る嘘

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    ネタバレ

    中国残留孤児のことは、名前を聞いたことあるくらいの乏しい知識量だったので、この本で知ることができて良かった。
    全盲の主人公、それも中途の視覚障害者の大変さも知ることができて良かった。

    岩手の兄と母の優しい嘘に、血よりも濃い家族の絆を感じた。
    弟に疑われながらも、何度も弟の命を救った兄に心を打たれた。

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    2025年06月30日
  • 告白の余白

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    本音を明かさない京都の文化。
    生みたくないがためにそうしたのに派生するズレや摩擦、これ普通に職場や近所付き合いでよくあるよねーなんて(京都以外でも)
    京子さんが、普通に怖い。

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    2025年06月20日
  • 告白の余白

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    京の女に誑かされて兄が死んだと考えた双子の弟が京都に行ってその真相を探す中で、京都人とやりとりをしていく中で、京都風のコミュニケーションで真意が分かりにくいまま進んでいき、最後に基礎設定が明らかになったところで真意がジワジワとわかってくる。その伏線回収を分かりやすく主人公が気付いた形で示してくれて分かりやすい。いいことがそうでないかは別として率直なコミニュケーションだけが全てではないし、相手を思いやる言い方にもなるということがよくわかる。物語としても背景にある京文化の読み物としても面白かった。

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    2025年06月08日