下村敦史のレビュー一覧

  • アルテミスの涙

    Posted by ブクログ

    閉じ込め症候群の女性が妊娠した!このセンセーションな出だしから、多分読者は、担当医師を疑ったでしょう。もちろんわたしもです!
    この先はネタがバレるのでやめますが、こんな愛の形があるのかと?驚きと、現実には、どうなるのかと考えさせられる話でした!

    0
    2025年02月27日
  • 緑の窓口 樹木トラブル解決します

    Posted by ブクログ

    区役所の新設部署「緑の窓口」に配属された主人公が、樹木医の柊さんや役所の仲間たちと一緒に、樹木にまつわる人間トラブルを解決していく心温まるストーリー。
    チャボヒバのお話には少しうるっときました。
    最後に柊さんが、お母さんの本当の想いを知ることができて良かったです。

    0
    2025年02月07日
  • 警官の道

    Posted by ブクログ

    どれも実力派の作家で、ハズレはありませんでした。中でも初読みの長浦氏は迫力を感じました。近い内に他の作品を読んでみようと思います。

    0
    2025年01月27日
  • 絶声

    Posted by ブクログ

    素直に面白かった!
    病にかかり、死が近い父親の財産を身内で争う。
    しかしその父親が失踪。

    人は大金を目の前にすると、どうしても人間としての理性が抑えられなくなる。
    父親の死を望んでしまうし、汚い部分が出てきてしまい他人も身内も関係なくなる。
    ありきたりな、いざこざな話かなぁと思って読んでいたが、意外なトリックがあり「えっ、そうなの⁈」と思い、またさらりと読み返した笑
    ストーリーも読みやすく私は好きだなぁ。

    0
    2024年11月15日
  • アルテミスの涙

    Posted by ブクログ

    病院で寝たきりとなっている、若い女性患者に突如発覚した妊娠。
    瞬きのみでのコミュニーケーションから読み取った、本人の希望は『子供は産みたい』だった。

    ミステリー要素も強い本作ですが、生命倫理や当事者の人権問題など、多くの社会問題も複雑に孕んだ本作。
    ページを捲る手が途中から加速していくように、のめり込んで読めました。

    この著者の作品、他にも積読してるので、そっちも楽しみだなー。
    ・
    ・
    ・
    ・
    ・
    全てのまばたきが、伏線。

    『江花病院』に長期入院している閉じ込め症候群(ロックドインシンドローム)の女性患者・岸部愛華が深夜に体調を崩した。当直中の産婦人科医・水瀬真理亜が診察すると、愛華は妊娠していることが判明する。寝たきりの愛華は誰に妊娠させられたのか? 病院は騒然となり、政治家である愛華の父は激怒するが、前代未聞の事件はマスコミに報道されて世間の知るところとなる。真理亜は真相を探るべく、話すことができない愛華のまばたきを通して彼女の”声”を聞くが――
    社会派ミステリーの旗手が人間の尊厳と命の倫理に迫る、新たなる傑作。

    0
    2024年10月13日
  • 情熱の砂を踏む女

    Posted by ブクログ

    日本人は闘牛の事を知らなさ過ぎる!!!
    でもそれはしょうがない!
    欧州の人達が相撲を知らないように私達が闘牛を知らないのは誰でも出来るわけではなく、生きていく上で必ずしも必要ではないからかもしれない!

    そんな、私達の生活の延長線上に無い闘牛について、興味のある人にも無い人にも読んで欲しいと思う

    本作はストーリー以上に
    ・闘牛とは何か?
    ・闘牛に関わる人々?
    ・闘牛士の社会的地位
    ・闘牛の世界と女性
    ・スペインにおける闘牛文化
    ・闘牛における牛の役割と扱い
    などの私達が通常に暮らしていては決して知ることの出来ない知識が詰まってます!!

    全く興味のなかった人も読んだ後はYouTubeで検索するぐらいは興味を持って貰えるのではと思います!!

    闘牛中の事故で亡くなった兄が暮らしていたスペインに怜奈は訪れる・・・
    ふとした事で兄の死に疑問を持った怜奈は、同時に闘牛に惹かれてしまい、闘牛士への道を歩む事に!!!!

    設定に無理があり過ぎるのではと疑問に思いながらも流石の下村敦!!!

    スペインに行きたくなりました!!!

    0
    2024年10月05日
  • 法の雨

    Posted by ブクログ

    無罪病判事と言われる裁判官が法廷で倒れた。そこから始まる検察と判事の馴れ合いがあるのではとか、成年後見人制度の抱える問題など、問題提起が物語の中でわかりやすく説明されていく。暴力団が絡み警察との馴れ合いも描かれていて、本当なのだろうかと思ってしまった。現実とは少しは違うのかもしれないが、現代の抱える法の問題をエンターテイメントに仕立てた作者の力量に没入してしまった。

    0
    2024年09月21日
  • 告白の余白

    Posted by ブクログ

    双子の兄の死の真相を探るために京都に行くミステリー作品ですが、他の方々の評価も頷けるなと感じました。
    京都の言葉の一つ一つにある皮肉や棘と言ったものがこの作品の伏線であり、物語の深みを増すものとして機能しているが、京都の京女を皮肉っているようにも感じられます。
    この作品の本質として、ミステリーの面白さももちろんのこと、人の言葉には余白があり、人に話す言葉の一つ一つには人それぞれの意味と尺度があるということを再認識させるものであると痛感しました。そういった意味では、京言葉の皮肉を題材にするというのは非常に挑戦的かつ素晴らしい作品に感じました。

    0
    2024年09月09日
  • ガウディの遺言

    Posted by ブクログ

    ガウディ建築のファンなので手に取ったが、ガウディ建築を巡るシーンがあったりガウディやスペイン史について語られる部分も多くよく調べて書かれていて面白かった。
    逆にガウディに全く興味がなく単純にミステリーを楽しみたい人には退屈な描写が多いと感じてしまう人もいるかも…。

    ストーリーはすこし無理やりで、ミステリーとして評価できるかと言われると星はもっと少なく付けてしまうかもしれないけど、作者さんの下調べにガウディへの愛を感じてガウディファンとしてはなんだか嬉しくなりました!

    0
    2024年09月01日
  • 絶声

    Posted by ブクログ

    お金に囚われている人達が、自分の権利ばかりを主張し見苦しい。
    けれど、気になる。
    父親は生きているのか、遺産はどうなるのか。
    気になって気になって読んだ。
    なるほど、そうきたかーとワクワクした。
    最後に太字のブログ部分のみを読み直した。
    素晴らしいトリックでした!

    0
    2024年08月29日
  • アルテミスの涙

    Posted by ブクログ

    -------------------------
    閉じ込め症候群で
    寝たきりの
    女性患者が妊娠した。
    一体誰が―――!?

    全ての
    まばたきが、
    伏線。

    コミュニケーションの極限で
    生きている意味を問う
    渾身のミステリー
    -------------------------
    YouTube「ほんタメ」で紹介されていて、
    気になっていた一冊です。
    文庫化されていて、迷わず購入しました。

    話せない動けない彼女が病院内で妊娠していた。
    彼女の両親、病院、SNS、マスコミ…
    全てが騒然とし、病院の管理体制を糾弾する。

    産婦人科医の水瀬真理亜が、
    彼女とまばたきを使って会話を試みる。

    通勤中に読んでいましたが、
    続きが気になりすぎて、一気読みでした。

    家族って、子どもって、生きることって。
    彼女が選んだ結末を気になる方はぜひ読んでみてください…!

    0
    2024年08月16日
  • 生還者

    Posted by ブクログ

    世界第3位の高峰のヒマラヤを舞台に様々な謎が絡み合う山岳ミステリーで、ラストの真相を知った時はぞっとする程かなり驚きました。
    登山に関して非常にリアルに書かれており、読み応えたっぷりでした。

    0
    2024年08月13日
  • 絶声

    Posted by ブクログ

    【2024年159冊目】
    あと数時間で親父が死ぬ。母と自分を捨てた男が死ねば、莫大な遺産が入ってくる。兄と姉との配分を考えても、億はくだらない――困窮する生活から抜け出せると考えていた次男の正好は、その瞬間を今か今かと待ち望んでいた。だが本人名義のブログが更新され、そこには「私は生きている」と書かれていた。

    最初の掴みが上手かった、刻限の決まった死ってどういうこと?と思わされる物語のスタートで、一気に引き込まれました。なるほど、そういう意味での死か〜と納得しつつ、ブログが更新される度に剥き出しになっていく欲望と欲望の戦い。

    そこに第三者も絡んできて、遺産は誰の手に渡るのかと最後までわからず、ドキドキしました。そしてまさかのどんでん返し!違和感はあったけれど、気づきませんでした、すごい。

    大変楽しく読めました。

    0
    2024年08月12日
  • 法の雨

    Posted by ブクログ

    『逆転無罪』から始まって裁判官、検察官、弁護士……いろいろな立場の人のいろいろな思惑が絡まりあって進んでいくストーリーが面白かった。読後もスッキリして自分好みの良い作品だと思いました。

    0
    2024年08月03日
  • 法の雨

    Posted by ブクログ

    今回も面白かった!
    大きなミスリードはないのだけど、私はほんの少しの記述で惑わされた箇所がある。さすがです。

    成年後見制度おそろしい…
    近いうちに自分にも関係するかもしれない。全く知らなかったので知れてよかった。
    認知症は、分野によってしっかり覚えているものと忘れてしまうものがあるのだろうか。検事と話す時と、家族と話す時の差がありすぎたのだが、そういうものなのかな。

    読み終えて、タイトルってどう読むんだろうと思ったが、ちゃんとルビ振ってあった。

    0
    2024年07月30日
  • 緑の窓口 樹木トラブル解決します

    Posted by ブクログ

    改めて緑の大切さが分かり、自然をもっと大切にしてどんどんふれあっていこうと思える1冊でした。
    「樹木が全てを語ってくれました。」
    これ、めっちゃかっこいいですねw

    0
    2024年06月26日
  • アルテミスの涙

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    小説の導入部分から性犯罪を匂わす描写があったが、
    それは読者をミスリードに導くものであったことが
    結末が分かってから再度読むとそれが分かる。
    本当の愛の形かもしれないが、生まれた子供の立場になってみたら「親のエゴ」と思われるかもしれないと考えされられた。

    0
    2024年05月23日
  • 白医

    Posted by ブクログ

    安楽死についての苦しい話しでしたが、なかなか奥深い話しだった。最後の医師の言葉はぐっとくるものがあって感動した。ある意味どんでん返し。

    0
    2024年05月03日
  • 白医

    Posted by ブクログ

    下村敦史『白医』講談社文庫。

    安楽死をテーマにした医療ミステリー。ミステリーと言うよりもヒューマンドラマと言った方が正解か。

    超高齢化社会が到来し、医療技術が進歩し、不治の病に苦しみながら死ぬに死ねない人たちが増えているのは事実だ。そんな状況の中、安楽死、或いは尊厳死と言うのは非常に難しい問題で、簡単に答えを出すことは出来ないのだろう。

    本作では、安楽死や尊厳死について是非は明確にせず、時と場合により選択の余地があることを匂わせている。


    ホスピス、天心病院の医師、神崎秀輝は末期癌のボクサー、水木雅隆の安楽死を行ったとして裁判に掛けられる。神崎はその他に2件の安楽死に関わったとされていた。

    少しずつ明らかにされる安楽死の真相……

    定価869円
    ★★★★

    0
    2024年04月21日
  • 法の雨

    Posted by ブクログ

    先週の土曜日、怒涛の6連勤を終えた自分へのご褒美として購入した一冊です。
    駅前の書店で出会いました。
    下村さんの作品は初めてかと思いきや、
    「闇に香る嘘」を読んでました。

    疑惑の逆転無罪判決。

    ”無罪病判事”と呼ばれる裁判官がいる。
    起訴後、有罪率99.7%の日本で、無罪判決が下される。

    担当検事の大神は3回連続で無罪を言い渡され、
    検察庁内でも「ありえない」出来事として、
    出世の道は絶たれ、自身の今後すら危うい状況。

    その裁判長が判決直後に突然倒れる。

    そこから二点の視点(検察官の大神と、裁判長の孫)で物語は展開していきます。

    物語のテンポが良く、
    息つく暇なく数時間で読み切りました。

    特に裁判長と大神のやりとりは、
    お互いの考えや矜持をぶつけあっているようで、
    読み進める手が止まらず。

    成年後見制度を初めて知りました。
    とても強力で状況次第で最悪になる制度。

    生きているうちは、
    自分の足で立って、
    自分の頭で考えていたいなあ。

    それぞれの立場からの法律への向き合い方、
    アクションもあり、ミステリーもあり、
    とにかく贅沢な一冊でした。

    0
    2024年04月08日