下村敦史のレビュー一覧
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ネタバレ「1件は俺の犯行じゃない。"思い出の場所”に真犯人の遺体を隠した。さあ、遺体捜しのはじまりだ」8人を殺害したとして死刑判決を受けた猟奇殺人鬼・浅沼聖悟の告白は世間を震撼させた。事件に疑問を抱く刑事の折笠望美は真相解明に乗り出す。
一方、引きこもりの中学生・福本宗太は動画配信仲間から誘われ「遺体捜し」に出かけるが……。2つの物語が交わる時、驚愕の真実が浮かび上がる。予測不能のサスペンス・ミステリ。
【あらすじより引用】
ここからは感想。
とにかくテンポよく進むストーリー。ページを捲る手が止まらなくなる。基本は主人公の刑事・望美が事件を捜査するパートと宗太が遺体探しをするパートが繰り返さ -
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下村敦史『アルテミスの涙』小学館文庫。
冒頭からの驚きの展開にあれよと言う間もなく物語の中に引き込まれていく。見事な感動のミステリーであった。
千街晶之は解説で、この作品をデビュー作『闇に香る嘘』への著者自身の再挑戦と評しているが、まさにその通りだと思った。
江花病院に7ヶ月もの間、入院している交通事故による『閉じ込め症候群』で、意識がありながら、身体を動かすことが出来ない女性患者の岸辺愛華が深夜に体調を崩す。当直の産婦人科医・水瀬真理亜が診察すると、愛華が妊娠していることが判明する。
寝たきり状態の愛華は誰に妊娠させられたのか、病院は騒然となり、政治家である愛華の父親は激怒する。前 -
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『生還者』
緊張感 ★★★★★
ラストシーン ★★★★★★
意外性 ★★★★★
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(小説より)
「山では自分の命を預け、相手に命を預けられる。絶対的な信頼がなきゃ、相棒はつくれない。人と信頼を繋げないなら、いつか死ぬ。」
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舞台は「山」です。しかも冬山です。この冬山で遭難事故が起こり、亡くなるひと、そして生き残ったひと(生還者)が生まれます。
生還者が抱く気持ちは「助かった・・・。有難い」という単純なものではありません。なぜならば、一緒に山にアタックした仲間が、目の前で命を落としているのですから・・・。
行間から、すさまじい吹雪、そして氷点 -
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ネタバレ下村さんの作品は今のところハズレなし。
本作は特に優れたミステリーでした。
「優先順位」「詐病」「命の天秤」「不正疑惑」「究極の選択」からなる医療ミステリーの短編集。
それぞれ異なる話のはずが「究極の選択」で全てが繋がり、各編で解決したはずの謎がひっくり返されます。見事な構成で不自然さや違和感もありません。
この構成だけでもすごいのに、問題提起もお見事。深く深く考えさせられました。
「命の天秤」では人間が食べるために動物を殺すことの是非を問いかけられ、私もこどもに聞かれたら答えに窮するかもしれないと気付かされました(この点はきちんと学び、自分なりの答えを持たなければ)。
また「究極の選択」は -
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本作はBOOKOFFで購入!
以前から読みたいなぁと思っていたところ目についたので手に取りました♪
さて、私にとっての山登りは小説の中だけでの話で実際に登山をしてみた事はありません。
→湊かなえさんの小説を読んで登りたいと思ったことはあります。
本作の主人公達は山に登る理由があり、困難に挑もうとしております。
私的には命を賭ける事と登山の面白味には吊り合いを取る事は出来ませんが、危険な事が色々と取り除かれていく世の中に、未だそんな趣味が残っていてもいいだろうと思います。
ヒマラヤの雪崩で兄が死亡した!?
兄の遺品を整理しているうちにザイルに施された仕掛けに気付いた、弟の増田直志は兄の死 -
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成年後見人制度の恐ろしさが分かります。
弁護士や司法書士の先生方の小遣い稼ぎでは?と疑いたくなる様な制度です。
更に、裁判とは起訴されたらこんなにも有罪率が高いのかというのにも驚きました。
主人公の一人である大神検事は度重なる逆転無罪を一人の裁判からくらい打ちひしがれていた・・・
ヤクザの組長殺しの疑いで一審で有罪判決を受けていた看護師の高裁での裁判でまたしても、無罪病判事が無罪判決を宣言した直後裁判官が倒れた?
物語にはもう一人の主人公、幸彦は医大に合格し、友人達から祝杯を受けている時にある事実が知らされる・・・
二つの物語は交錯していく!!!
作者の小出し小出しにする技術 -
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ネタバレ3日前に読み終えた著者の山岳ミステリー「生還者」からの続け読みとなりましたが、しっかりと完成度が上がってますねぇ〜(^^)
同じ山岳ミステリーですが、登場人物も含めて全く別の作品で決して前作の続編ではありません。
主人公は真山道弘、助演が真山の親友である樋口。
10年前の転落事故でクレバスに置き去りにした樋口を真山が迎えに行くシーンから物語は始まります。
クレバスの底で発見した樋口の遺体は10年前より歳を重ねていた。
これが本作最大のミステリー。
その謎を解き明かす為、真山は樋口の過去を追うことを決意する。
そして、2人が山岳部に所属していた過去へと物語は遡り、過去と現在を行き来 -
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医療ミステリとしてツイッターでおススメいただいたので読んでみた初めての作家さん。
短編かと思いきや、<最後の話でそれまでのすべてがつながる系>だった。
勘のいい方はもっと早く気づくのだろうけれど、私は最後の話で、「え?」「ええ~っ!」となりました。
こう説明すると、「あ、どんでん返し系ね」との認識で終わってしまうかもしれないけれど、本書のテーマは「命」です。
テーマが命とは、これまたありがちじゃんと思われる向きもあるかもしれませんが、けっこうガチで「命に順列はあるのか」と突き付けてきます。
それも人間だけでなく動物をも含め、そしてこれをさらに突き詰めていくと、植物ももちろんのこと、この世の生 -
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警視庁の通訳捜査官の七崎 隆一。
過去に、同じ職にあった義理の父の不正を告発し、そのせいで、義父は自殺。
そこから、家庭も職場も、針の筵となった。
歌舞伎町で起こった中国人の刺殺事件。
その直後、息子の部屋で隠していた血だらけのジャンパーを発見する。
もしかして、息子は、事件と関係しているのか?
息子を守るため、独自に捜査を始める。
職場で、わざと通訳内容(中国語)を変えたり、捜査方針を変えたり。
気が付けば、やっていることは、義理の父と同じことでは?
最後にどんでん返しがありますが、更に、もう一枚のどんでん返しも...凄いですね。
正義の在り方を問うミステリーです。
必読の一冊ですね