下村敦史のレビュー一覧

  • サイレント・マイノリティ~難民調査官~

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    下村敦史『サイレント・マイノリティ 難民調査官』光文社文庫。

    東京入国管理局の難民調査官・如月玲奈を主人公にしたシリーズ第2弾。

    前作より断然面白く、読み応えがあった。

    今回、如月玲奈が調査するのはシリアから娘と共に訪日したナディームという男性。シリアで政治的迫害を受け、家族を殺害されたと主張するナディームに対して、何故か娘のラウアは故郷で平和に暮らしていたと主張する。同じ頃、新宿で発生したシリア人殺害事件とその妻の誘拐事件。食い違う父娘の主張と殺人誘拐事件、謎が謎を呼び……

    シリア国内の現実を知ると、つくづく平和な国に暮らせて良かったと思うのだが、世界の国々で大小様々な衝突が起きてい

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    2019年08月17日
  • 失踪者

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    個人的には久々に☆5のヒット作品!
    面白くて引き込まれて一気に読み終わってしまいました。
    途中何度も「えぇ!どういう事?」と休む暇を与えてくれませんでした。笑
    主人公と親友樋口が一緒に山を目指すシーンが楽しくってワクワクした。

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    2019年04月03日
  • 失踪者

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    下村敦史『失踪者』講談社文庫。

    『生還者』に継ぐ、壮大なスケールで描かれる山岳ミステリー。細部まで巧く考えられたミステリーであり、10年という時間と地理的なスケールの大きさにも驚かされた。気が付けば、早く真相を知りたいと願いながらも、読み終えたくないと願うジレンマに苦しむ自分が居た。

    2016年、山岳カメラマンの真山道弘は10年前にクレバスに置き去りにしてしまった親友・樋口友一を捜しにシウラ・グランデ峰を登る。真山はクレパスの底に変わり果てた姿の樋口の遺体を発見するが、有り得ないことに遺体は明らかに歳を取っていた……

    下村敦史の作品には裏切られることがなく、安心して読める。

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    2018年09月17日
  • 叛徒

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    下村敦史『叛徒』講談社文庫。

    やはり下村敦史は巧みで、面白い。通訳捜査官という異色の警察官を主人公にした警察ミステリー小説である。ミステリーと同時に進行する家族の物語も非常に良い。

    通訳捜査官の七崎隆一は同職の義父の不正を告発し、自殺に追い込んだことから、職場でも家庭でも居場所を失う。歌舞伎町で起きた殺人事件の捜査直後に、息子の部屋で血まみれの衣服を発見した七崎は目撃情報と併せ、息子が犯人である可能性に戦慄し、単身捜査を始める…

    組織に属するが故の正義と組織の存続というジレンマ。そこに大切な家族が絡んだ時、如何に行動するのが、正しいのか…

    “裏切り”の黒いミステリー

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    2018年01月20日
  • ネタバレあり~双紋島の殺人~

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    ネタバレ

    予備知識なんも入れずに、一気読みしてもいい時間を確保して読むのがごほうび、そんなミステリ。

    訳ありそうに散りばめられたネタバレの数々も「なんかしかけあるんやろ…」と脳をガバガバにして読みました。
    とても楽しかったです。

    某ワルな態度のひとが、「これはフリで本当は良い人だろうな」と思いながら読んでいました。
    オープンウォーター持ってるので、地下洞窟でダイビングする描写怖かったです。閉所恐怖症には耐えられん!!

    インチキ医療で金儲けする出版物が許せないのは「わかる~」という動機。頭悪い人だましてお金かせぐのではなく、面白い本出して儲けてほしい。

    ミステリの可能性は無限大だな… と思いました

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    2026年07月26日
  • 闇に香る嘘

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    改めて、闇に香る嘘というタイトルが秀逸。
    盲目ゆえの怖さ、もどかしさ、感性の敏感さ。それに歴史的背景が重なる。

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    2026年07月26日
  • 同姓同名

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    登場人物の整理が苦手な私。同姓同名。これはわけわからんことになるぞ、メモ必須か…!と思いつつ読み始めましたが、メモをとらずとも頭の中は綺麗に整理された状態で読み終えました。よく出来たミステリです。

    自分の中で犯人を予想してみたり、著者が仕掛けようとしてるミスリードの可能性を考えつつ読みましたが、私の頭では全く敵わず綺麗に騙されました。

    様々な社会問題が絡んでいるのもいいですね。

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    2026年07月23日
  • ネタバレあり~双紋島の殺人~

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    推理しながら読んだ。至る所に違和感が散りばめられていたが、真相までは自力で辿り着くことができなかった。
    発想が斬新で面白かった。

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    2026年07月23日
  • ヴィクトリアン・ホテル

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    ネタバレ

    各エピソードを同じ時間軸の話として読み進めていたら途中から違う年代の出来事が出てくるようになって、、、時間系の叙述トリックってやつですね
    残念ながら主要キャラにあまり魅力が感じられず読み返すまではしなかったけど、作中で語られる”優しさ”と”善意”についての話は興味深く
    SNS等で他人の優しさや善意を批判する輩に対して靄っとしていたことが言語化されていて少しすっきり

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    2026年07月22日
  • 闇に香る嘘

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    60回乱歩賞受賞作。乱歩賞作品を読むと、毎回思うのが「このレベルでデビュー作なのか⁉︎」とレベルの高さに驚く。今作も新人の作品とは思えない、内容だった。盲目の視点者×残留孤児問題とベテランが書いても苦労しそうなテーマを作品にまとめて上げていた。なんと9年間も応募し続けて受賞したらしい。やはり、書き続けることで筆力を上げたのだろう。素晴らしい作品だった。

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    2026年07月20日
  • 同姓同名

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    かなり混乱するけれど、意外とスラスラ読める。今まで「どうして報道では加害者の情報を簡単に公開しないのか」と思っていたが、なるほど同姓同名の人が被害を被るケースもあり、今までその考えに至らなかった事を反省。新視点を持つことができた作品でした。

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    2026年07月19日
  • ネタバレあり~双紋島の殺人~

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    ネタバレ

    本を開く前からネタバレをされているという斬新なミステリー小説。ここまでネタバレされていたらさすがの私でも真相に気づくに決まってるじゃないですかー。
    そしてその後どうなったのかはみなさんお察しのとおり。はい、まったく気づきませんでした。いつもどおりのボンクラを晒しました。悔しいです!!!!!!
    ここまで著者の思惑のとおり操られる読者って私ぐらいなんじゃない?ミステリー小説を読んで驚く姿を周囲に見せつけて宣伝するみたいな役割が何かの間違いで私に依頼されることを心待ちにしております。

    本編は作中作のような形で展開され、途中で一旦の完結を見せるんだけど、もし本当にあんな終わり方のミステリー小説が実在

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    2026年07月17日
  • ネタバレあり~双紋島の殺人~

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    7つのネタバレ!この影響で迷走する!何処が誰が!お前誰?読みながら、またページを戻して確認。しかも作家名が違う。どんどん沼に嵌まる!抜け出せるか?

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    2026年07月16日
  • ロスト・スピーシーズ

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    面白かった!
    「サハラの薔薇」では砂漠、本作品では密林が舞台の冒険小説。ページをめくる手が止まらなくなるのはもう流石です。
    さらに、ゴムの木の種子を持ち出した英国冒険家や渡伯した日本人たちなど、知らなかった歴史の勉強になることも多い。

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    2026年07月15日
  • ネタバレあり~双紋島の殺人~

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    きちんと解けるように書かれていた。ミステリ慣れしているならトリックの候補が浮かぶ要素がいくつかある。
    ただし、悲しいことに解けるようにつくられていることと、解けることは別なので、私の推理は少しはずれていた。
    これから読む人はトリックを完璧に破るつもりで楽しんで欲しい。

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    2026年07月12日
  • 口外禁止

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    下村敦史さんの『口外禁止』を読んだ。一読して荒唐無稽な展開に「いやいや、そんなことあるわけないよね」と切り捨てそうになったけれど事実は小説よりも奇なりでこれはドキュメンタリーなんだよと言われたら本当にありそうな気もしてくる…それぐらいこの大SNS時代はおかしなことが起きてるからね!

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    2026年07月12日
  • そして誰かがいなくなる

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    下村敦史さんの『そして誰かがいなくなる』を読んだ。例によって何も知らず手にとった。描写がやけにリアルだし挿入される写真が作品世界そのもので凄いなと思っていたら、何と真実は逆だった。そのことだけで余計に楽しめたので、やはり読書に予備知識は不要だと思う。賃貸派だけど家を建てたくなる!

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    2026年07月12日
  • ネタバレあり~双紋島の殺人~

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    下村敦史さんの『ネタバレあり 双紋島の殺人』を読んだ。下村さんの作品には純粋な1人のミステリーファンとしての矜持と愛が溢れているからいつも共感できる。本作もご本人がとても楽しんで書かれたのだろうなということが随所から伝わってきた。真相に近いところまで自力で推理できたのも嬉しかった!

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    2026年07月12日
  • ネタバレあり~双紋島の殺人~

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    表紙にネタバレあり。実際に起きた殺人事件を記し、書籍にしたものを読んでいく。嵐の中閉ざされた島。海に隠された財宝を探しに行くがアクシデントが起きる。そして殺人事件が起きる。続きが気になり一気に読んだ。表紙のネタバレを確認しつつ、この章は過去なのか?誰が偽名なのか?共犯は誰なのか?とか考えつつ読んだが、見事にだまされた。面白かった。

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    2026年07月11日
  • そして誰かがいなくなる

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    満足の面白さ。けどすごく印象深いトリックではないかな。多少予想もできたし。

    舞台が本当に著者の家なのがすごい。館ものは館の構造や間取りが複雑で説明が長くなりがちでついていくのが難しいものも多いけどこれは部屋数も少なく割とシンプルな館なのでついていきやすい。テンポもよく読みやすくて、これが伏線ですよ!って主張しているかのごとくたくさんある伏線も最後にしっかり回収。視点がコロコロ変わるのは最初のうちは慣れなくてちょっと混乱したりもしたけど、読んでいるうちに慣れて最後に意味が分かるので面白い。

    何枚か挿絵的に部屋の写真があるけど、先に見てはいけません!私は見てしまってちょっとネタバレしてしまった

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    2026年07月11日