下村敦史のレビュー一覧

  • 生還者

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    なんと素晴らしい冒険小説!冬山の魅力、圧倒的な大自然の力、人間の根源的な弱さ、本音、良心との呵責、いろんなものが赤裸々に描写されて人間らしさとは、をまざまざと見せつけられる作品です!ほんとに圧巻!

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    2020年12月26日
  • サハラの薔薇

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    スケールが大きい読み応えがある冒険小説!まさに徹夜で読んでしまった一冊!砂漠、活劇、のみならず核、環境といった現代の社会問題をも絶妙に絡み合わせて重厚だが疾走感がある描写に脱帽です

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    2020年12月19日
  • 失踪者

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    ネタバレ

    辛い
    読み終わっても涙が止まらない

    なぜ会社を辞めてくれなかったんだ
    なぜ一緒にK2をのぼらないんだ

    樋口さんの方に感情移入してしまい、読むのがつらかった

    もしあそこで真山が会社を辞めていたら?そのルートも読みたいなぁと思った。

    最期は自分の意思でクレバスの中で息絶えたと思うと…
    シウラグランデをおとして、K2に登る二人を読みたかった

    山はいい
    体力なくて登れないから山岳小説は大変ありがたい

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    2020年09月19日
  • 失踪者

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    青臭くて、そして熱い男たちの絆と友情の山岳ミステリー。下村敦史さんの作品を読むのはこれで三作目ですが、『闇に香る嘘』が中国残留孤児、『叛徒』が通訳捜査官と外国人の労働問題。
    そしてこの『失踪者』が山岳ものと、作風のバリエーションの幅広さに驚きます。そしてどの作品も確実に芯を突いてくる。その筆力と構成力も本当にスゴい。

    十年前の転落事故で親友の樋口を、クレバスに置き去りにしてしまった真山。彼の遺体を回収するため、再びシウラ・グランデ峰に挑み、遺体を発見した真山だったが、樋口の遺体は数年分年を取っていて……

    秘密裏に生還し、そして姿を消した樋口を追う現在パートと、真山と樋口の関係性が描かれる過

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    2020年09月10日
  • サハラの薔薇

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    私の好きな小説のジャンルに『旅』と『砂漠』があり、この二つにヒットする作品は決して決して多くありません。

    井上靖さんの敦煌、パウロコエーリョ氏のアルケミスト、村山由佳さんの遥かなる水の音などなど・・・

    読むたびに砂漠の過酷さとイスラム圏の幻想的な風景がまぶたの裏側に浮かんできます。

    本作品はアルジェリアのサハラ砂漠を舞台とした話になりますが、最初に飛行機が墜落します!ミイラが盗まれます?登場人物達が皆怪しいです・・・

    下村敦さんの社会派冒険ミステリーを是非ご堪能ください!

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    2020年03月02日
  • 真実の檻

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    正義とは、幸せとは、そして、真実とは?
    『闇に香る嘘』の作者・下村氏の放つ慟哭の社会派ミステリー。
    一気読み必須の冤罪事件を描いた作品です。

    大学生の石黒 洋平は、4ヶ月前乳がんで亡くなった母の遺品整理をしていたところ、押入れの奥から奇妙な箱を見つける。

    中から出てきたのは、父とは異なる男性と仲睦まじい若い母の写真と手紙であった。
    自分は、母の両親を殺害した凶悪な殺人犯・赤嶺 信勝の息子なのか?

    次々に生まれる疑惑の数々。そして、実の父の冤罪の可能性が生まれる。自分は、何を信じれば良いのか?

    冤罪事件を取材対象とする雑誌記者の夏木 涼子。
    彼女とともに、様々な他の事件を調べながら、『赤

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    2019年11月16日
  • サイレント・マイノリティ~難民調査官~

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    「難民調査官」を務める如月玲奈が主人公の物語である。「難民調査官」という仕事は大切な役目なのだとは思うが、広く知られているのでもないように見受けられる仕事だ。そういう仕事にスポットライトを当てる“仕事モノ”な小説である他方、本質的には良質な「事件の謎を明かす」というミステリーであり、展開の中で「巷での情報の発信、受け止め」というような社会の色々な事に問題提起も行われている面も在って、少し夢中になってしまう。
    難民申請をしているシリア人の父娘が在り、両者は180度違う話しをしている。父娘の話しがそういうことになるのは、何故なのか?何なのか?操作が少し手詰まりになっている殺人事件の謎と相俟って、そ

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    2019年09月20日
  • サイレント・マイノリティ~難民調査官~

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    下村敦史『サイレント・マイノリティ 難民調査官』光文社文庫。

    東京入国管理局の難民調査官・如月玲奈を主人公にしたシリーズ第2弾。

    前作より断然面白く、読み応えがあった。

    今回、如月玲奈が調査するのはシリアから娘と共に訪日したナディームという男性。シリアで政治的迫害を受け、家族を殺害されたと主張するナディームに対して、何故か娘のラウアは故郷で平和に暮らしていたと主張する。同じ頃、新宿で発生したシリア人殺害事件とその妻の誘拐事件。食い違う父娘の主張と殺人誘拐事件、謎が謎を呼び……

    シリア国内の現実を知ると、つくづく平和な国に暮らせて良かったと思うのだが、世界の国々で大小様々な衝突が起きてい

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    2019年08月17日
  • 失踪者

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    個人的には久々に☆5のヒット作品!
    面白くて引き込まれて一気に読み終わってしまいました。
    途中何度も「えぇ!どういう事?」と休む暇を与えてくれませんでした。笑
    主人公と親友樋口が一緒に山を目指すシーンが楽しくってワクワクした。

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    2019年04月03日
  • 失踪者

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    下村敦史『失踪者』講談社文庫。

    『生還者』に継ぐ、壮大なスケールで描かれる山岳ミステリー。細部まで巧く考えられたミステリーであり、10年という時間と地理的なスケールの大きさにも驚かされた。気が付けば、早く真相を知りたいと願いながらも、読み終えたくないと願うジレンマに苦しむ自分が居た。

    2016年、山岳カメラマンの真山道弘は10年前にクレバスに置き去りにしてしまった親友・樋口友一を捜しにシウラ・グランデ峰を登る。真山はクレパスの底に変わり果てた姿の樋口の遺体を発見するが、有り得ないことに遺体は明らかに歳を取っていた……

    下村敦史の作品には裏切られることがなく、安心して読める。

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    2018年09月17日
  • 叛徒

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    下村敦史『叛徒』講談社文庫。

    やはり下村敦史は巧みで、面白い。通訳捜査官という異色の警察官を主人公にした警察ミステリー小説である。ミステリーと同時に進行する家族の物語も非常に良い。

    通訳捜査官の七崎隆一は同職の義父の不正を告発し、自殺に追い込んだことから、職場でも家庭でも居場所を失う。歌舞伎町で起きた殺人事件の捜査直後に、息子の部屋で血まみれの衣服を発見した七崎は目撃情報と併せ、息子が犯人である可能性に戦慄し、単身捜査を始める…

    組織に属するが故の正義と組織の存続というジレンマ。そこに大切な家族が絡んだ時、如何に行動するのが、正しいのか…

    “裏切り”の黒いミステリー

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    2018年01月20日
  • 警官の道

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    読む達成感を求めるとどうしても同じ作者を追ってしまう。近年はブック・オフの100円コーナーで題名のインスピレーションで手に取る事が増えた。短編ではあるが7人の作者の作品が綴られていて中山七里さん柚月裕子さん以外は初めて読む作者だったので期待が膨らんだ。中でも長浦京さんのシスター.レイは面白かった。長浦京さんの他の作品も読んでみようと思います。

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    2026年04月11日
  • 暴走正義

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    ネタバレ

    とても読みやすい短編が6作。
    どんでん返しが数作、
    グッと考えされられる社会派作品もあり。

    「死刑になりたかった」と供述する父、
    「死刑になることは無いから」と供述する中学生の息子、
    死刑制度は存続か?廃止か?
    ・・・・・

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    2026年04月10日
  • そして誰かがいなくなる

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    やや設定が難しい印象があり、読むのも難解に感じましたがミステリー好きには面白いのかなと思います。
    特にミステリーを読み慣れてる人にとっては楽しい仕掛けが沢山詰め込まれていて夢のようなシチュエーションだと思います。
    もう少しミステリー勉強したいなとこの小説を読んで思いました。

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    2026年04月09日
  • そして誰かがいなくなる

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    ネタバレ

    事前の評判通りなかなかに面白かった!
    探偵役に裏がなかったのが気に入らず☆4。あれだけの名推理繰り広げる名探偵が、裏設定無いってどうなんでしょう。

    新事実が裏に、また裏に、とある感覚はやられた〜となり気持ちよかった。
    なおかつ写真が掲載されており、現実味を増し、流行りのモキュメンタリー風?事実のように思える展開もよかった。

    そして人がそんなに死なないのもよかった。ミステリ好きではあるけど、人は死なないに越したことはない。

    それにしてもこれだけミステリを読んできているのにまだ騙されることがあるか、と自分がいつまでも迷宮太郎なことに悲しくなる。
    しっかり何重にも騙されてしまった

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    2026年04月07日
  • そして誰かがいなくなる

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    ネタバレ

    案外と否定的な感想の方がいててちょっとビックリ。
    個人的にはすごく面白かったです。

    たしかに二転三転するので「ってことは真相は…え?なに?どれ??」って最後は混乱するかもしれない。

    メタ的要素が強いミステリーではあるけれど、叙述トリックモノをより多く読んでる方こそ読んでみて欲しいかも。
    至る所で「あれ?」という違和感はあるものの、ミスリードへの伏線の量が半端ない 笑
    気づくようで気づきにくいというか。

    あとラストに実際の被害者は誰だったのかは名前が分からないままですが、これはこれで物凄くメタ的視点で考えると現実味があって私個人的には嫌じゃなかった。
    いかんせん下村先生ご自身の邸宅ですから

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    2026年04月07日
  • 口外禁止

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    人と接することが苦手な恵介は、人工知能を用いたロペにプロデュースされ、奈良岡や穂香と親しくなる。
    穂香と社会制裁系YouTuberの奈良岡に協力しているうちに冤罪事件を引き起こしてしまい、さらには窃盗事件、殺人事件へと繋がっていってしまう……。

    人工知能✖️闇バイトという、現代ならではのテーマ。
    共通して言えることは、主体性の欠如、洗脳と思考停止。
    現代の風潮に警鐘を鳴らす作品。

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    2026年04月05日
  • 逆転正義

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    気づいたものもあり、びっくりしたものもあり。

    「死は朝、羽ばたく」とても良かった。
    スカッとするし、泣ける。

    最後に素晴らしい物語があると前の物語が薄れてしまいがちだけど、思い返してみると「完黙」も良かったな。

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    2026年04月04日
  • 全員犯人、だけど被害者、しかも探偵

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    廃墟に集められた男女7人。ある人物を殺害した「犯人」だけが生き残れるデスゲームが始まった…。
    我こそが犯人だと名乗りを上げるが、他の人物が容疑を否定していく。しかも全員が殺害された人物の被害者だった。
    いつもは犯人を捜すのがミステリーの定説なのに、逆を行くという面白さ!犯人になる=命が助かる、というので、殺害方法を披露するも穴だらけだったり…
    終盤の種明かしも面白かった。新鮮な読書体験でした!

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    2026年03月31日
  • そして誰かがいなくなる

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    ミステリーの醍醐味ともいえるクローズドサークル
    怪しい言動、素敵な邸宅
    環境設定も良いし、話も良かった

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    2026年03月28日