下村敦史のレビュー一覧

  • ネタバレあり~双紋島の殺人~

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    ネタバレ

    色々見落とさないように頑張って読んでいたが、真犯人には辿り着けず。何かが腑に落ちんと思って推理編へ。7つのネタバレのうち、何個かはそうなのかな?と思っていた通りであったが、そのネタバレに翻弄された。そもそも当たり前だけど知ってないとこんなネタバレ書けんわな〜ってところが盲点。フィクション目線で読んだしまってたのかも。まんまと思い込まされてしまった。作中の自分を囮に未然に犯罪を防ぐ名探偵の話も面白い(実際それに当たりそうな名探偵が出てくる)がミステリー作者が真犯人を炙り出すために事実ベースの小説を書くというのも新しいなと思った。

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    2026年09月27日
  • そして誰かがいなくなる

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    下村敦史さんにしか書けないミステリー。
    なぜなら、物語の舞台は、下村さんの自邸だから。
    下村さん自身が、物語に出て来る館の持ち主の作家さんなのか?
    やっぱり違うのかな?
    そうなると、下村さんは登場しないのかな?
    などと現実と物語の狭間を楽しみながら、トリックや犯人も想像しながらあっという間に読み終えた。

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    2026年09月27日
  • あいつも誰かに殺される

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    SNS「リアリズム」で「タナトス」と名乗る者が殺害予告を投稿した。そしてその通りに名指しされた人物が不審な死を遂げ、現場には投稿された文面が貼り付けられていた。その後も同一犯によるものと思える事件が続き、ネット上では「タナトス」への殺人依頼の投稿が絶えなくなる。現代社会の恐ろしさを描いたミステリです。
    軽い気持ちで誰かを憎んだり、あるいは殺意を覚えることは誰にでもあるのではないかと思います。だけれどそれを公の場で表出するのは絶対ダメだよね。SNSは楽しくもあるけれど、「好き」なことで楽しくあるべきだよなあ、と実感しました。愚痴と不満と怨嗟を吐き出したところで、ネガティブが加速してしまうだけのような気がします。それこそこんな風に付け込まれてしまうかも。
    ここで描かれる怒りや恨みがあまりにカジュアルなのも恐ろしいところです。殺意を抱くハードルが低すぎて、こんなことで殺されたらたまったものじゃない、という心境になりました。事件の構図が予想外に二転三転するところはわくわくして一気読み。「タナトス」の狡猾さは恐ろしいのだけれど、このラストはあまりにも皮肉でした。

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    2026年09月27日
  • ガウディの遺言

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    ​舞台は1991年のスペイン・バルセロナ。
    未完の大建築といわれるサグラダ・ファミリア贖罪聖堂を背景に、稀代の天才建築家アントニオ・ガウディが遺した真実をめぐる歴史ミステリーです。

    ​物語のベースとなるのは、歴史的な建造物を巡る重厚な謎。独自のアイデンティティを守るために戦ってきたカタルーニャの歴史や文化を知っていればいるほど、作品に漂う切実さと深みがより一層際立ちます。

    ​そんな荘厳なサグラダ・ファミリアの尖塔に、突如として見つかる冷たき遺体。遺体の友人であり、事件に関する大きな秘密を知る日本人石工を父に持つ佐々木志穂が、警察すらも信用できない極限の状況の中で、真実にたどり着くために「遺された物」を必死に追い求めていきます。

    ​やはり下村作品の真骨頂というべきか、物語は二転三転し、読者を最後まで翻弄し続けます。歴史のロマンと予測不能なサスペンスが美しく融合した、まさに『ダ・ヴィンチ・コード』のような知的興奮が好きな人にはたまらない一冊です。

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    2026年09月26日
  • ネタバレあり~双紋島の殺人~

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    ※7つのネタバレはネタバレに含まなくてもいいですよね? 表紙にも出てるのでそこはご容赦いただきたい。

    推理することは苦手で、推理小説を読んでも犯人やトリックを考えられないタイプの私。それでも、珍しくあるトリックは気づくことができた。なんなら、過去の章に気づくこともできて、共犯者まではわかったものの……主犯は見破れなかった!!

    惜しいところまで行けたなー! なんてちょっとした達成感を味わうことができた作品。推理小説初心者にはうってつけなのかも?

    さて、なぜトリックに気づくことができたのかと言えば、理由は単純。


    冒頭に含まれた7つのネタバレのおかげである!!


    7つのネタバレはすべて嘘はついていない。
    ただし、どう捉えるかが大きなポイントである。

    特大のヒントを与えられた状態から始まる推理小説。
    ネタバレありの理由もロジカルに説明されていたので、個人的にはなかなか満足の作品だった。

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    2026年09月25日
  • 失踪者

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    読み応えがあり面白かった。ほとんど登山経験がない作者が書いたというのが信じられない。。リアルな登山の描写に圧倒されました

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    2026年09月23日
  • ネタバレあり~双紋島の殺人~

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    面白かった。例に漏れずタイトルに惹かれて読んで、思っていたような衝撃とかはなかったけど七つのネタバレの使い方がとても気持ちよかったです。本格ミステリーの良さを知れた。

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    2026年09月21日
  • ヴィクトリアン・ホテル

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    同じホテルで同じ時間を過ごす人たちの群像劇だと思っていたので、最後の種明かしには見事に騙された。

    でも、それ以上に印象に残ったのは、人の善意が時間を越えて別の誰かへつながっていくところ。

    バラバラだった物語が最後に一本につながる、読後感のいい作品だった。

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    2026年09月21日
  • ネタバレあり~双紋島の殺人~

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    小説『双紋島の殺人』と小説発表後のリアル部分の2本立て。小説部分では『ネタバレあり』という前提で、軽い気持ちで読み始めたが、ダイビングのあたりからどんどん惹き込まれた。本当のネタが明らかになってくる後半のリアル部分は、いろんな事を思い出しながら最後まで退屈させない物語だった。

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    2026年09月20日
  • ネタバレあり~双紋島の殺人~

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    ネタバレ

    トリッキーな推理小説。
    面白い作風だなぁ。
    今回は表紙と題名に吊られて思わず購入した作品なのだが、当たりで嬉しい。
    最後のまとまりも美しく、著者の他作品も読みたくなった。

    『ネタバレあり』を謳っている本書、「うーむ、こう書かれているが、極力ネタバレを見ずに読もう」とほぼほぼ先入観なしで読むという作者の意図に反する読み方をしてしまう。笑(推理もへったくれもない)
    それでも(むしろ「だから」かもしれないが)、作中の展開にドキドキが止まらなかった。
    特に水中の描写にはハラハラ。
    また、ありきたりなロマンス要素がなかったのもいい。
    ただ、露悪的に振舞ったあの人のセリフの数々だけは演技と後でわかっても顔を顰めてしまう…。

    肝心の推理パートにおいても、訪問者の正体はある程度推測できたが、話の持っていき方が面白い!
    少しチープな所も否めないが、ミステリーのお約束と言ってもいい動機にも納得。
    自力で解けた謎もあったが、大部分は驚きの連続で、ミステリーってこの謎解きの快感が病みつきになるよね〜っ!と大満足。
    一気読み出来たので、読み終わった時にはものすごい充実感があった。
    個人的には新しい推理小説のあり方を見せてもらったようで大満足でした。

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    2026年09月19日
  • ネタバレあり~双紋島の殺人~

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    ネタバレありつつ、島で殺人が起こる、お話(?)。

    最初に7つのネタバレがされ、島でのルポ(?)的なお話が展開されていく。

    未解決事件の作品として話が展開し、終盤は読者からの手紙を紹介しつつ、その作品の真相の答え合わせをする形。
    (作品編と解答編とで紙の色が異なっている)

    序盤からとある違和感を感じ、それが何かしら意味を持つのだろうと思ったら、やっぱりだった。

    ただ、真犯人と真相は予想とは程遠いものだった。
    入れ替わりについては考えていたのだけどなぁ。

    ネタバレを念頭に起きつつ、引っかかるもんかと読み進めていたけども、ネタバレをを引っかけにも使っていてすごいなぁ、と思いました。

    あと、謎のフルネームについてははミスリードだったのかなぁ?。

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    2026年09月17日
  • あいつも誰かに殺される

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    いいね、なんてされると舞い上がってしまうのか? 縁遠いあたしにはわからないが、共感が得られるというのは気持ちがいいのかもね。こうも色々な意見があると、自分の考えがどれでどうしたいのかわからなくなりそう。

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    2026年09月15日
  • ヴィクトリアン・ホテル

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    ネタバレ

    「許されたかったら許しなさい。他人に寛容を求めるならまず自分が寛容になりなさい。それはいつかきっとあなたのためになるから」

    この一文がとてもよく刺さった。

    様々な人々が行き交う高級老舗ホテルを舞台に、時を超えた出会いと、それぞれが抱える苦悩や葛藤が描かれていて面白かった。

    SNSが蔓延る今の時代、心無い声に傷つきながらも、出会った人たちの言葉を通して「優しさ」や「正しさ」と向き合っていく登場人物たちに、いつの間にか見入ってしまった。

    本当の優しさとは何なのか、人を許すことや寛容であることにはどんな意味があるのか。そんなことを考えさせられた一冊だった。

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    2026年09月14日
  • ネタバレあり~双紋島の殺人~

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    最初からネタバレがあるというミステリー小説にあるまじき小説。
    それでも見事にミステリー小説として完成されている。

    小説の中に小説がある、最初からネタバレがある、など型破りな作品だがそれら全てを上手く利用されてて非常に面白い作品。

    ただ、ストーリーの構成上仕方ないが、違和感が拭えず読む手が止まる瞬間があった。

    探偵が犯人を特定し推理ショーをする、といった王道ミステリー小説を期待する人にはおすすめできない作品だが、変わり種のミステリー小説を読みたい人にはおすすめ。

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    2026年09月13日
  • 同姓同名

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    同姓同名のミステリー本はさすがにややこしい笑
    内容的にはそうはならんだろと思うこともあったが、この題材でミステリーを書こうと思ったのはさすが。

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    2026年09月12日
  • あいつも誰かに殺される

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    SNSの怖さよ。誹謗中傷や暴言が当たり前になっているのは、自分の心の内をがっつり吐き出せる場所がSNSにしかないからなのか?
    下村淳史さんの今まで読んだ本の中で一番面白かったかも。

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    2026年09月11日
  • 全員犯人、だけど被害者、しかも探偵

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    ずっと気になっていた本が待望の文庫化ということで、さっそく読み始めた。
    本作最大の特徴は、なんといってもタイトルにある通り、全員が犯人であり、被害者であり、そして探偵であるという点である。
    一見「そんなことあり得るのか」という破綻寸前、もといすでに瓦解の音が聞こえてしまいそうな設定だが、7人の登場人物たちは、「我こそは犯人」と主張するために次々と他者の主張の綻びを見抜く「探偵」となり、そしてまた他者が「犯人」に踊り出るたびに実は「被害者」の側面も見えてくる。
    このようなひりついた空気の中で、最後の最後に明かされる事実は、ここまでなんとか食らいついて読んでいた読者を鮮やかに振り払ってくる。「君たちが見ていた世界は…」と。

    正直なところ、普段からトリックを解明しながら読み進める読書をほぼしていない私にとって、次から次へと展開される、ある種の多重解決とでも言えるようなトリックの展開は、凡百の脳みそを置いてけぼりにしてしまう部分もあった。だがそれは、私の能力が足りていないだけであり、それでもこの作品を最後まで読み進めた時にどんでん返しを見事に食らう。

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    2026年09月11日
  • あいつも誰かに殺される

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    SNSの闇。

    突然現れた「タナトス」。
    予言通り人が死ぬ。

    警察は振り回されっぱなし。

    一般市民は恐怖のどん底。

    下村先生の作品はホントに面白い!

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    2026年09月10日
  • ネタバレあり~双紋島の殺人~

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    7つのネタバレが表示に書いてある斬新さ。そして、その辻褄をしっかり合わせてくるのがとても驚きでした。話の中に「これ伏線になりそうだな」と思う部分は出てくるものの、何と繋がっているのか全く分かりませんでした。正直、解決編での話も理解できないところも、、、

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    2026年09月06日
  • そして誰かがいなくなる

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    クローズド・サークルものが好きなので楽しめた。犯人ではない人も、それぞれの考えで犯人に疑われそうな行動もとるので惑わされるが、最終的には納得行く終わり方だった。

    屋敷内部の説明が多いので、そこは好みの分かれるところだろう。柱の様子、家具や調度品、照明についても具体的に書かれているので、想像をふくらませることもできるし、冗長に感じる人もいるかもしれない。

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    2026年09月04日