下村敦史のレビュー一覧

  • ヴィクトリアン・ホテル

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    ネタバレ

    ミステリー要素を期待していたが、予想に反して温かい物語でうるっとくる場面もあり、いい意味で期待を裏切られた。
    災害、疫病、世界情勢の混乱など歴史は繰り返されるんだなとつくづく思った。

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    2026年08月28日
  • そして誰かがいなくなる

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    ミステリー作家である御津島はクローズドサークルの舞台になり得る館を自ら建て、その館に若手作家と探偵、編集者、書評家を招待し、パーティーを開いた。そのパーティーの初めに御津島はある作家の盗作について暴露すると招待者全員に告げた。その夜、御津島は叫び声をあげて姿を消すこととなる。
    作中には屋形の内装の写真がたくさん挿入されており、文章での描写も相まって

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    2026年08月27日
  • ネタバレあり~双紋島の殺人~

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    装丁と巻頭にネタバレをどーんと明記しているミステリなんて、読んだことあります?
    ないですよね?
    こんなの、本屋さんで見たら手に取るに決まってます。ミステリ好きホイホイですよ。作者様の策略に、まんまと釣られに行ってるようなものです。

    こんなに条件出されてるので、大分考察しながら読みましたが、もちろん帯にあった通りに騙されました。
    とは言え。結構疑って読んだおかげ?で、何ヶ所かは、読み通りだったんですよ。
    でもねー。やっぱり、肝心なところがわかってないと、ダメですよねぇ。
    十分に楽しかったです。2周目は、ニヤニヤしながら読めるでしょう。

    実は下村敦史さんの小説、数冊所有しているのですが、これが

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    2026年08月23日
  • ネタバレあり~双紋島の殺人~

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    ネタバレ

    ネタバレをそもそも疑いながら読んでいたので
    (ミステリの"絶対"や"断言"を邪推しがち)
    こう読ませたいのだな…みたいな
    穿った視点で読んでしまったッ純粋に読みたいッッ
    ただ、それでも全然面白い作品!

    過去はココだな…名探偵はこの人では…
    犯人はこの人でこの人は生きてるな…
    こういう流れでこのキャラは実は…
    みたいなところは半々くらい当たってて
    「わかる…わかるぞ!!!」という部分が割とあり
    結構嬉しかった…!!!
    (東野圭吾さんの犯人を外しまくっていた過去)

    個人的に、クローズドサークルが大好きなので
    嬉々として楽しめたし、
    山田さん途中から仕切っ

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    2026年08月19日
  • ネタバレあり~双紋島の殺人~

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    以前読んだ「全員犯人〜」を読んだ時はうーん?
    試みは新しいけど…となりましたが
    今回はこちらにちゃんと謎解きをさせよう、という
    フェアスタイルが感じられてよい試みだと思いました。
    作中作スタイルは他にも知っているけど、
    これは作中作にすること自体にちゃんと意味があったと思う。
    正統派ミステリーの合間に読むのに良いと思った。

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    2026年08月16日
  • ネタバレあり~双紋島の殺人~

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    ネタバレ

    ネタバレされているのに騙される爽快感。
    読む前は、解決してやろうじゃん!という気持ちで読んでいたけど推理なんてする余裕もありませんでした。
    というかこのネタバレがトリックになっていたのが凄い。随分詳細に書いているなとは思っていたけどこういう違和感をスルーしてしまうのが毎度悔しい。
    ここからはネタバレに対して私が推理(?)していたこと。
    1、島での最初の犠牲者は名探偵
    これは東堂院さんだと思うでしょう?!
    もう雰囲気も名前も名探偵だけど作中で東堂院が「名探偵」とは言われなかったのは引っかかってました。
    後は死体の顔が見えなかったのも怪しいなと思っていたけど、名探偵が東堂院さんだと思い込んでいた私

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    2026年08月12日
  • 闇に香る嘘

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    大変興味深く読み進めていけた!自分の兄は本当は偽物なんじゃないか、、という疑いから真実を知る話。
    社会問題の切り込みとしての「中国残留孤児」のテーマはこの夏読んでよかった。1945年以降、日本はどうしても夏と戦争は切り離せない。
    後ろに出てくる参考文献の一覧から余程準備したのだろうと推察される。並々ならぬ下調べの痕跡がある小説は作者の血と汗を感じられて好き。

    そしてミステリーでは全盲×薬の濫用で記憶が曖昧という、目が見えるのが当たり前だと思ってる読み手からすると超絶信用できない主人公というのもこのミステリーの面白さを際立たせてると思う。なお主人公だけでなく、登場人物も誰が真実を述べてるのか分

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    2026年08月11日
  • ヴィクトリアン・ホテル

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    ネタバレ

    「生まれた時代も、生い立ちも、人間関係も違ったら、当然、価値観も変わってきます。積み重ねてきた人生は色々です。犯罪行為や迷惑行為をしているのでなければ、それぞれの価値観を尊重して、理解を示すことが多様性と共存――そして寛容ではないでしょうか」というセリフがとても響いた。

    ヴィクトリアンホテルの最後の1日の物語だと思い込んで読んでいたが何年ものヴィクトリアンホテルの歴史を辿った物語だとわかった時は驚いた。

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    2026年08月05日
  • そして誰かがいなくなる

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    様々なジャンルのミステリーを著してきた著者は、遂に自宅を舞台に本格推理小説の王道であるクローズド・サークルに挑戦した。
    写真が何枚か添付されたいるが、こんなヴィクトリアン調で統一された自宅を作ってしまうとは!
    しかもこの自宅で、殺人事件が起きる!何重にも仕掛けられたトリックに、読者を楽しませたいとの、著者の遊び心に溢れた一冊。

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    2026年08月03日
  • 逆転正義

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    下村さんのミステリー、6篇。
    何が正義で、何が悪か?
    次々と常識がひっくり返るどんでん返しの数々。

    ・見て見ぬふり
    ・保護
    ・完黙
    ・ストーカー
    ・罪の相続
    ・死は朝、羽ばたく

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    2026年08月01日
  • 逆転正義

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    「逆転」「どんでん返し」と謳われているので頭からオチを予想しながら読み進めるも、そうくるか〜!と、それなりに意表を突かれる話が多く面白かったです。 ただ似たジャンルばかり読んでいるので、どうしても◯◯の△△に似てる話だなと括りがちになってしまいますね。

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    2026年08月01日
  • そして誰かがいなくなる

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    閉ざされた館の設定を作るのが、時代が進むに連れて難しくなって来たような気がします。
    閉ざされた島、怪しい洋館、雪の中の山荘、崖崩れで孤立した別荘の、クローズドサークル物は読んでて楽しいです。
    自分も本作のような浪漫の詰まった館を建てたいなぁと思ってしまいました。

    併せて、前半での建築士とのやりとりについて、ほぼほぼ建築業に携わる人も納得の会話です!

    そして、最後の2ページ・・・


    大作家、御津島磨朱李が建てた洋館に招待された、若手の小説家達、編集者、書評家そして探偵?
    洋館の主人は集められた者達へ、ある予告をする!
    スマホは取り上げ、外は吹雪等の制約のもと事件のような事が、薄らと起こって

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    2026年07月31日
  • 白医

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    面白かった。
    前半の引き込まれかたはさすが下村さん。
    最後の終盤で少し盛り上がりきれなかったかも。
    でも読み応えがある作品でした。

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    2026年07月30日
  • ネタバレあり~双紋島の殺人~

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    ネタバレ

    1.島での最初の犠牲者は名探偵
    →一年半前に殺された山田一郎

    2.ミステリー作家は犯人ではない
    →三雲梟馬=梟雲三馬

    3.登場人物の一人は偽名
    →山田一郎(2度目)=尾島隆盛

    4.名探偵は素性を偽っていない
    →山田一郎(名探偵)は素性を偽っていない

    5.島では四人が殺される
    →山田一郎(名探偵)、猿渡光也、鈴木梨華、山田一郎(尾崎隆盛)の4人

    6.ある章は過去
    →17章、一年半前に山田一郎(名探偵)が殺された場面

    7.共犯者がいる
    →山田一郎(尾島隆盛)

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    2026年07月29日
  • ネタバレあり~双紋島の殺人~

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    ネタバレ

    予備知識なんも入れずに、一気読みしてもいい時間を確保して読むのがごほうび、そんなミステリ。

    訳ありそうに散りばめられたネタバレの数々も「なんかしかけあるんやろ…」と脳をガバガバにして読みました。
    とても楽しかったです。

    某ワルな態度のひとが、「これはフリで本当は良い人だろうな」と思いながら読んでいました。
    オープンウォーター持ってるので、地下洞窟でダイビングする描写怖かったです。閉所恐怖症には耐えられん!!

    インチキ医療で金儲けする出版物が許せないのは「わかる~」という動機。頭悪い人だましてお金かせぐのではなく、面白い本出して儲けてほしい。

    ミステリの可能性は無限大だな… と思いました

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    2026年07月26日
  • 闇に香る嘘

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    改めて、闇に香る嘘というタイトルが秀逸。
    盲目ゆえの怖さ、もどかしさ、感性の敏感さ。それに歴史的背景が重なる。

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    2026年07月26日
  • 同姓同名

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    登場人物の整理が苦手な私。同姓同名。これはわけわからんことになるぞ、メモ必須か…!と思いつつ読み始めましたが、メモをとらずとも頭の中は綺麗に整理された状態で読み終えました。よく出来たミステリです。

    自分の中で犯人を予想してみたり、著者が仕掛けようとしてるミスリードの可能性を考えつつ読みましたが、私の頭では全く敵わず綺麗に騙されました。

    様々な社会問題が絡んでいるのもいいですね。

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    2026年07月23日
  • ネタバレあり~双紋島の殺人~

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    推理しながら読んだ。至る所に違和感が散りばめられていたが、真相までは自力で辿り着くことができなかった。
    発想が斬新で面白かった。

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    2026年07月23日
  • ヴィクトリアン・ホテル

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    ネタバレ

    各エピソードを同じ時間軸の話として読み進めていたら途中から違う年代の出来事が出てくるようになって、、、時間系の叙述トリックってやつですね
    残念ながら主要キャラにあまり魅力が感じられず読み返すまではしなかったけど、作中で語られる”優しさ”と”善意”についての話は興味深く
    SNS等で他人の優しさや善意を批判する輩に対して靄っとしていたことが言語化されていて少しすっきり

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    2026年07月22日
  • 闇に香る嘘

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    60回乱歩賞受賞作。乱歩賞作品を読むと、毎回思うのが「このレベルでデビュー作なのか⁉︎」とレベルの高さに驚く。今作も新人の作品とは思えない、内容だった。盲目の視点者×残留孤児問題とベテランが書いても苦労しそうなテーマを作品にまとめて上げていた。なんと9年間も応募し続けて受賞したらしい。やはり、書き続けることで筆力を上げたのだろう。素晴らしい作品だった。

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    2026年07月20日