【感想・ネタバレ】同姓同名のレビュー

あらすじ

~ミステリ作家からの挑戦状~
登場人物全員、同姓同名!
大胆不敵、大混乱ミステリ待望の文庫化。

大山正紀はプロサッカー選手を目指す高校生。いつかスタジアムに自分の名が轟くのを夢見て
練習に励んでいた。そんな中、日本中が悲しみと怒りに駆られた女児惨殺事件の犯人が捕まった。
週刊誌が暴露した実名は「大山正紀」ーー。報道後、不幸にも殺人犯と同姓同名となってしまった
“名もなき"大山正紀たちの人生が狂い始める。
これは、一度でも自分の名前を検索したことのある、
名もなき私たちの物語です。

書き下ろし短編「もうひとりの同姓同名」収録

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Posted by ブクログ

登場人物、全員大山正紀(おおやままさのり)という狂気の一冊。めっちゃ面白いし、キャラクターの書き分けが上手いから意外と頭がこんがらがることなく読めた。ただ、間で休憩するの一回くらいにしないと、リセットしたらめっちゃややこしくなりそう(笑)

最初にがっつり登場する大山正紀は、プロサッカー選手を目指す高校生。いつかスタジアムに自分の名が轟く日を夢見て練習に明け暮れる日々。活躍を機に有名大学へのサッカー推薦が決まるが、そんな矢先、日本中を震撼させる女児惨殺事件が起きる。犯人はすぐに捕まったのだが、その名前が大山正紀だった。それが原因としか思えないタイミングでサッカー推薦が消えてしまう。

それから7年後。プロサッカー選手になれなかった大山正紀は、殺人事件の犯人が少年であり、刑期を終えて出てくることを知る。さらにネットには「大山正紀同姓同名被害者の会」が立ち上がっていた。参加してみると十数人の、殺人犯と同じ名前ということが理由で人生がうまくいかなかった大山正紀たちが集まっていた。彼らは協力して自分が殺人犯ではないことを証明するために、犯人の住所を特定し、顔を公開することを思いつく。

展開がめちゃくちゃ面白くて、ページを捲る手が止まらず、最後どうなるのか楽しみに読み切った。

あらすじでは伝わらないけれど、めちゃくちゃ社会性のある小説だった。殺人犯と同姓同名という事実と、SNSの暴力性をこれでもかと突きつけられた気がする。自分が何もしていないことを証明すること、そんな方法を考えている間にも大山正紀を非難する投稿は増え続ける。

ネットの普及で情報が溢れ、簡単に検索される時代、自分の名前を検索したら殺人犯が表示されてしまうやるせなさ、本当に日本のどこかで起きている話だと思う。

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2026年03月04日

Posted by ブクログ

めっちゃおもろい。普通のミステリーかと思ったら社会風刺も入っててみんなに見てほしい。叙述トリックすぎてまだよく分かってない。だがこれでいい。

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2026年03月02日

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同姓同名の別人たちが出会い、それぞれの思惑が交錯するミステリー。リアリティがあり、読み手が地続きの世界にいることを忘れさせない。下村さんの他の作品も読んでみようと思います。

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2026年01月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

めちゃくちゃ好き
同姓同名だからどの人だっけとかややこしくなるかなって思ったけどそんな事なくて分かりやすかったし、結びつくから面白かった
本だからこその叙述トリック満載で大好物でした
どちらの最後もちょっと胸糞だったけどね

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2025年09月24日

Posted by ブクログ

同姓同名の人が犯した犯罪によって同姓同名たちが苦しんでいる。。。誰が誰だかわからないはずなのにちゃんと読める。何度も繰り返される反転のミステリー。すごく読みやすく読み進めたくなる本。
現代社会の問題点にも気付かされた本です。

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2025年09月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「大山正紀」が次から次へと出てきたが頭の中で整理しながら読み進めることができた。何回か騙されることがあって、次はどうなるのか?次は??とページを捲るのが楽しみでサクサク読むことができた。
・1番怖いのは自分には誹謗中傷していい人間を決める権利がある、と信じている人間たちである。
・ 奴は俺たちの人生に踏み入ってはいないんです。俺が、俺たちが大山正紀であることは変えられないし、犯人が大山正紀であることも変えられないんです。

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2025年08月14日

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ネタバレ

 日本を騒がせた猟奇殺人犯と同姓同名で人生を狂わされた10人がオフ会で集まり状況を打開しようと奔走する斬新な切り口のミステリーで、終始「どのような結末を迎えるんだろう?」というドキドキでいっぱいだった。事件に決着がついたと思いきやエピローグで…

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2025年06月21日

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ネタバレ

みんな同じ名前ということで混乱しないか不安だったけれどすんなり読めた。どの大山正紀か分からない部分はもちろん叙述トリック。そこも含めてこんなに綺麗につながるとは!“まさき”の登場もハラハラした。もうひとつの…も、この設定はショートショートも行けるのかと驚くばかり。

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2026年03月22日

Posted by ブクログ

漫画や映画のように絵がなく文字だけで個人を識別する小説において全員同姓同名でという発想の勝利というべき本
それだけに留まらず
現代の社会問題や生き方について考える点もあり、その上で起承転結もあり秀逸
ただ頭は混乱する笑

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2026年03月19日

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私は同姓同名の方と会わずに死ぬでしょう。と言っても過言ではないほどに珍しい名前です。苗字もある地域にしかおらず、下の名前はありふれた読み方なのですが「え、これでこう読むの?」というものです。顔はどこにでもいそうな顔なんですけどね笑

なので彼らのように悩むことはないでしょうが、確かに名前って早い者勝ち?不便?な部分があるなとこの作品を読んで改めて思いました。

同じクラスに「なな」という子が2人いたのですが、苗字から1文字取って「『ふ』なな」と「『た』なな」と呼ばれていました。今思うともう少しいいあだ名の付け方があったのではないか?という疑問を持ちます(^^;;

珍しい姓名だと間違われて書かれたり読まれたりして不快な思いをすることが多々ありますが、同姓同名である方々にも私には想像できない苦悩があり、こんな風にミステリーに落とし込む作家さんはすごいなと思いました。

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2026年03月09日

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読む前から分かってたけどやっぱり混乱して納得いったようなそうでないような…名前が早いもの勝ちという言葉は物語通して印象に残った。

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2026年02月18日

購入済み

挑戦的かつ社会的

小説における禁忌に挑むような作品。
凶悪犯罪によって悪名となった大山正紀という名前。
人生を狂わされた複数の大山正紀の視点が交差し描かれるミステリ。
社会的なテーマもありつつ、アクロバットな曲芸を華麗に決め着地するような、そんな作品でした。

#ドキドキハラハラ #深い #共感する

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2026年01月27日

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10人の大山正紀の特徴が分かりやすかったため、読めたがところどころ頭が混乱して理解するまでに時間がかかった。
名前が同じだからこそ後々の展開で、そっちの大山正紀だったのかと感じて面白かった。

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2026年01月10日

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同姓同名の登場人物を使った叙述系ミステリの面もあるが、個人的には私刑(特にSNSなどでの)に対する批判的な内容が印象的だった

自分の発言は意見であって人を傷つける意図がないとか、犯罪者相手だから何を言っても良いと言うような理屈で攻撃的なこと(発言)をしてしまわないように気をつけないといけない

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2025年12月14日

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凶悪犯だか少年法で守られてメディアでは名前も顔も伏せらた。
しかしSNSで名前が『大山正紀』晒され
同姓同名の『大山正紀』が人生を狂わされる。
多くの『大山正紀』の登場で少し混乱したが読みやすかったが頭をフル回転で読んだ
最後は、そうなんだこの『大山正紀』か‥
推理の様なパズル様な小説だった

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2025年11月08日

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ネタバレ

犯罪者と同姓同名だったことで誹謗中傷される、今どきはネットで瞬く間に広まり晒し者にされる。この怖さを存分に味わえる。サッカー部だった大山正紀が自力で自分を再生する行動を取るのが強く印象に残る。気になるからネットから距離をとる、そうだよね。
文字のみでたくさんの大山正紀を書き分けた筆力はさすが!

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2025年08月16日

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コンセプトが分かりやすくて面白かった。題名の通り同姓同名の人物が一度に沢山出てくる話だが、表現が工夫されていて意外と混乱しなかった。

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2025年08月14日

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登場人物全員、同姓同名という設定に興味を惹かれて手に取った。
被害者の会が結成されてからの犯人は誰なのかを探っていく過程は、同姓同名だからこそできるトリックもあったり、ちょっとした描写が伏線になってたり、ミスリードもあり、展開が予想できず面白かった。
ただ登場人物がやや他責だったりイラっとするところもあった。そこを回収してくれる展開もあるんだけど、少し説教臭いなぁとは感じてしまった。
エピローグで本当の真実が明かされて後味が…でも同姓同名の人達はきっと前を向いて生きていけるでしょう!

そして全員正紀なのに混乱しないで読める文章がすごい。

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2025年07月28日

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ネタバレ

多くの大山正紀が登場する作品。

現代のSNSの問題と絡めたミステリーでありとても面白かったです。
ただ、どの大山が話しているのかが分からなくなることが少しありました。
どの大山が話しているのかが分からないとトリックに気づくことも出来ないので、しっかり理解することをお勧めします。

サッカー部だった大山正紀さんはとても強い人だなと思いました。後日談が描かれることはないと思いますが、プロ目指して頑張ってほしいです。

本屋で見かけた時そんなミステリーを描くことが出来るのかと不思議に思いましたが、想像以上の面白さで楽しませてくれる作品でした。

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2025年07月04日

Posted by ブクログ

先が気になるミステリーで500ページ位あるんだけど読むのが遅い俺が2日で読み終えた。
それくらい面白かったです。

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2025年06月21日

Posted by ブクログ

やっとゲット。
なんとなく気づいたものもあり、完全に騙されたものもあり。ホント色々仕掛けてくる。
ズルい!(良い意味で)

一気読みではなく、所々立ち止まって、一旦本を置き考える。前のページも見返す。
何故あの人はあんなことを?という疑問や違和感が結構出てきたせいで、
そうでもしないと頭の中が整理できなかった。
複雑!(良い意味で)

真相はなんとも理不尽。可哀想。

序盤はコンビニ女子に、中盤からは"細目"にずっとイライラさせられた。
コンビニ女子さ、別人だと分かってるのに名前だけであんなに毛嫌いするもの?

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2025年05月25日

Posted by ブクログ

友達に勧められて。
同姓同名について考えたこともなかったけど、殺人犯と同じ名前は本当に生活しづらそう…
新たな視点が増えて楽しかった

もし自分と同姓同名に会ったらを考えたら、自分が揺らぎそうで怖くなった

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2026年03月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

序盤はある事件の加害者と同姓同名の人たちがその事件をきっかけに人生の変化?や環境の変化をそれぞれの視点で描かれていた

なので、序盤は割とそれぞれの物語って感じで、少し読む手が止まるところも

そこから同姓同名の被害者の会を通じて、物語が加速

同姓同名なので、誰が誰かわからなくなるような感じもしたが、実際はそれもこの小説では大切な要素であり、ギミック

最後の答え合わせまで、あれ、そっちだったかって驚かされた
人から聞いた情報やネットで見た情報など、断片的な情報で決めつけるのはよくないと改めて感じた作品でした

なので、最後サッカーの大山と犯人の大山で向き合う姿勢の対比にも少し考えさせられた

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2026年03月07日

Posted by ブクログ

ちょ、。

訳分からんくなってくるわ!

大山大山って( ºДº)/オイ

しまいにゃマサキまででてきておい(^o^)/

そんなに大山まさのりおるかっての!!

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2026年01月30日

Posted by ブクログ

名前が明記されている登場人物の大半が同姓同名・大山正紀で構成されているため、物語の中で"どの"大山正紀が出てきたか判断するには"その"大山正紀の容姿や職業といった文章内で表すことのできる特徴しかなく、言動はわかっていても"どの大山正紀"の言動か後に明かされるまでわからないところが面白かった。これはドラマでも映画でも漫画でもアニメでもなく、明確に容姿を表すことができない、すなわち文字でしか表すことができない小説だからこそ出せる面白さだと思った。
普段小説を読んでいる時、脳内で勝手に映像を作り上げて物語を噛み砕いていくためここはメディア化するならどう表現されるだろう、キャスティングはどうしよう、などと考えているがこの作品に関してはメディア化しないでほしいとまで感じた。

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2026年01月13日

Posted by ブクログ

ミステリーではあるが、社会問題も鋭くえぐった社会派ミステリーでもある。SNS問題は、まさに同意だが、それを呟いたら、ボコボコになりそうだ。
自分の同姓同名の人も、平凡な名前なので、日本にいるんだろと思うが、検索は止めておこう。
肝心の小説は、作者に翻弄された。最終的に大山正紀は何人いたんだっけ?

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2025年11月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

話題だった時に、積読リストに入れていました。
凶悪犯罪者が自分と同じ名前「大山正紀」だったために、理不尽に人生を振り回された「大山正紀」たちの物語です。

凶悪犯罪とはいえ少年犯罪だったため名前や顔は伏せて報道されていたのに、正義を振りかざした人々がSNSで犯人のプライバシーを明かしてゆきます。
の結果、犯人ではない「大山正紀」は名前を明かすだけで嫌悪感をあらわにされたり、学校推薦や就活で不利になったり、いじめにあったり・・・
更に、同姓同名の無関係者を犯人だと決めつけて拡散されるという悪循環が続いてゆく・・・
誰にもわかってもらえないこの苦しみを慰みたいと、SNSで同じ被害にあっている人々を募り、「大山正紀」を名乗る人物が9名集まって・・・というお話です。

展開にちょっと無理があるのですが、現実の世の中でもマスク警察など、正義を振りかざす人々は出現しますし、TV報道はされていなくてもネットの世界ではプライバシーがない、という状況はよく見かけます。
なぜそんな、会った事もないような他人のことが気になるんでしょうかね。
SNSで批判したり暴露したりがエスカレートしたら誰も幸せになれないのに・・・

そして、その延長でエコーチェンバー現象(共鳴室現象)が起こる・・・
これはSNSなどで同じ主張の者同士が集まり、互いの主張を肯定し合ううち、この主張が絶対的に正しく常識的だと思い込み、他の主張を一切認めなくなる現象。閉鎖的なコミュニティは必ず攻撃的になるそうです。
SNS上ではいわずもがな、「大山正紀」の会でもそうなったし、なんか本当に現代って生きづらいとうんざりしながら読みおえました。
SNSとの付き合い方はなんとかしないと、特に若い子は世界が狭いから本当に救いがなくなるよ。

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2025年08月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

同姓同名の大山正紀が犯罪をしたことで、大山正紀は人生を狂わされる。
人生がうまくいかないのは大山正紀のせいか、人生を取り戻すためにはどうすればいいか、ミステリー、SNSの社会問題、自己啓発などの一面がある面白い題材の小説。
ただ最後は、下村さんらしくしっかりしたミステリーで着地させてました。

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2025年08月12日

Posted by ブクログ

タイトルとあらすじを読んで設定が面白いと思って読んでみました……猟奇殺人の加害者と同姓同名の登場人物が合計10人登場して確かに面白かったけど…物語の途中で語り手が変わってると思うんだけど名前が同じだから誰が誰だかわからなくなっちゃって混乱してしまった…2度3度と読めばもっと理解できるかもしれないけど約500頁もある長編だからもう一度読む元気はないかも…どんでん返しとか伏線回収とか終盤いろいろあったけど結局複雑な人物相関に「?」が拭えなかったです…

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2025年07月26日

Posted by ブクログ

読む前は割とファンタジー色強めの作品かと思ったがそんなこと無かった

名前というあまり意識することの無いことで巻き起こる色々な弊害
自分はそこまで多くない名前で報道に出るような事件とか起きたことはなく作中のような苦労は無かったけど現実問題としてその立場になったらそういうこともあるんだろうなと思いながら読破

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2025年07月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

深刻なんだけど、読んでいるとなぜか可笑しくなる。笑い事じゃないんだけれど。

あらすじからして面白そう。実際、凶悪犯と同姓同名というのは嫌なものだろうし、就職試験で内定がもらえないのも名前が原因かもしれないと思いたくなるだろう。
それでも、実際の被害者遺族や加害者家族よりましだと言われてしまう。微妙な被害。
被害者の会が迷走していくのもとてもリアルだし、最後のどんでん返しは意外だった。
そして、終盤で登場する「大山正紀」の切々とした言葉は、同姓同名とまったく関係が無い私も考えさせられるものだった。
名前に負けない生き方をする。
彼のこれからを応援したい。

そして、本当に最後の最後、名前から逃げた「大山正紀」。
彼のこれからの人生は、いったいどんなものになるのだろうか。

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2025年07月05日

購入済み

難しい…

難しかった… 頭を使って読まないといけないので好みが分かれるかなと思います

#深い

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2023年03月29日

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