【感想・ネタバレ】ヴィクトリアン・ホテルのレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

現在の話で物語が進んでいると思ったら過去に戻っていたりしてました。一気に読んだ方が良かったかな…
でも、最後は良い感じで終わって良かった。

自分から何かを発信したら、賛同する人もいれば気分を害する人もいるかも知れない…と読んでいる間ずっと頭にあって、世の中って難しいなぁと。生きづらいなぁとつくづく思い知らされました。

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2024年04月27日

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終盤になるにつれ徐々に自分の勘違いに気づくそんな作品です。知らぬ間にミスリードされていること間違いなしです。でも、最後はハッピーエンドで今の社会に対する考え方なども書かれており、素晴らしい作品です。

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2024年02月29日

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?!??!!!??!!!!という感じ。すごかった。初めて紙に書いて整理してしまった。
あのパターンねと思ったけど、だとするとここはどうなの?え?ここも?こんなに?みたいな。何度読み返したことか。

善意のつもりでやったことでも批判はくる。批判する側も悪意があるわけではない。「こうしたらこういう批判がきた」というのが色々書かれていて、自分ではそんな発想にはならないけど、なるほどそう考える人もいるのか…と目から鱗。
ある批判を受け入れて方向性を変えてもまたそこで批判。全てを受け入れていたら何もできない。
この本の評価も様々だなぁ。

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2023年10月05日

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見事に騙された、騙されて良かったと思える本。
時々こういう出会いがあるから、読書ってイイなぁと思う。

ノスタルジックでロマンチック!面白い、というか、流れる空気感が好き。
優しさについて、ジェネレーションギャップのアップデートについて等…色々考えさせられた。
確かに、一気読みした後に二度読みしたくなる。

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2023年06月03日

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インスタで紹介されていて気になって読んだ1冊……コピーには「最後の30ページで特大の衝撃」とありました……そこまで衝撃は受けなかったけど(笑)上手いなぁと唸ってしまう様な驚きがありました!2度読みすればまた違う感想になりそうです!

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2024年05月18日

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ネタバレ

100年間続いたホテルが一旦の閉館を前に、そこに訪れた人々の群像劇が描かれていく。所々に、ん?と思う描写があった物の、シンクロがあるので気にならなかったのでスルーしてしまいました。そうしたら終盤で一気に真相が明らかになり、ひっくり返されてしまった。2020年の閉館の最後の一夜の事かと思っていたら、まさか登場人物毎に時系列がバラバラで、その時代ごとに起きた出来事を上手く表現しているので、よりびっくりしました。
トリックの巧妙さもさることながら、人の善意と悪意に悩み苦しむ人々が彼らやサブキャラクターとの出会いよって解きほぐされていく所は読んでいて感動しました。
善意は誰かにとっての悪意にもなってしまう。だけどそれに傷つく必要は無い。などハッとさせられる言葉も多かったです。ミステリーと人間ドラマの両方を楽しみたい方にお勧めです。

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2024年02月25日

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面白かったです。
他の方も書いてる通り思わず見返してしまいました。
それでいて内容も素晴らしい。
普段イヤミスなどを読んでいて、ふとこのような作品を読むとホッコリしますねー

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2024年02月06日

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ネタバレ

一流ホテルを舞台にした本と思って、何の前評判もなく読み進めたので、途中から強調される箇所が出てきて、それに気づいた時びっくり。引っ掛かりを覚えたけど気のせいか、と思って読んだけど読み進めていくうちにそれがトリックだと分かったとき非常にワクワクした。だいたい書評とか先に読んじゃうんだけど、それをせずに読んでほんとに良かった!久しぶりに引き込まれた。

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2024年01月27日

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ネタバレ

ホテルを巡るドタバタ喜劇が好きな身としてはついつい読んでしまいました。そこに更に「そうきたかぁー」な一捻りもあり。

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2024年01月02日

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ネタバレ

読書ならではの面白い体験だった。正直、この手のミステリー小説は多々あるのだが、”騙そう”という作家の意図が見えると興醒めしてしまう。本作ではそれがなく、とても心地よくクライマックスへと向かうことができる。
複数の登場人物の物語が交錯するが、キャラクターの特徴がわかりやすく混乱することはない。一方で、彼らの会話、行動には若干の違和感を覚える。それが、実は1980年〜2020年と彼らが生きる時代が違っていたのだというところで回収されてスッキリする。
「ヴィクトリアン・ホテルが100年の歴史に幕を閉じる最後の日」という物語の設定も、複数時代を跨ぐストーリーだからこそ活きている。

本作の主軸となる「優しさ」について。
女優・佐倉優美。
「誰かへの優しさが誰かを傷つけることがある」
小説家・高見光彦。
「誰も傷つけない表現とは」
お弁当屋さんの林夫婦。
「親切心のお弁当無料配布が批判を浴びる」
〜であるべきという「呪い」。
何かを表現すれば誰かが傷つく。という”三鷹コウ”の言葉は、多様性社会の複雑さを表す。
そしてそれは、時代を跨いでも変わらない課題なのだ。

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2023年12月31日

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「人生には時として自分の価値観を変えてくれる相手に巡り合うことがある。そんなときは格好つけずに捕まえろ」という言葉がかっこいい。まさかの何十年の間に合った出来事が盛り込まれているとは思いもしなかった。

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2023年12月04日

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ネタバレ

閉館するヴィクトリアンホテルで過ごす人たちの話。

恩田陸さんのドミノのように、登場人物が交錯する。
女優、スリ、作家、宣伝マン、老夫婦、の視点でかかれている。
ラスト30ページで、ん??っとなり、だまされた。

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2023年10月10日

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ラストに近づくにつれ騙されていたことに気付いていく。
様々な人物が入れ替わり立ち替わり登場し、飽きさせない。

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2023年09月12日

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叙述トリックに見事に騙され、確かに二度読みしたくなるなぁと思った。
サスペンスとかミステリー要素はほぼ無いけど面白かった。
優しさって難しい。

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2023年05月24日

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女優、スリ、作家、テレビ番組のスポンサー企業の宣伝部長、自殺を考える老夫婦と、視点が次々と変わる。
閉館を迎えるホテルに集まる宿泊者たちの群像劇かと思っていたら、作者のとんでもない企みが仕掛けられていた。
コロナ渦での現代の物語のはずが、後半から不可解な展開となる。
「騙しているいるのは誰?」と、文庫帯に謳われているが、その誰が○○だったとは!
トリックを使いながらも著者がテーマにしているのは、優しさや人の善意についてであり、それぞれの人たちに語らせる。
ある人物は「思いやりでさえ人を傷つけるんだよ」と、悔いる。
「きわめて個人的な善意ですら批判される世の中」に対し、著者は「自分の優しさが誰かを傷つけたのではなく、救った」と、最後に登場人物に言わしめる。
それにしても、著者の企みを検証すべく、もう一度最初から読み直したい気持ちを起こさせるミステリー。

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2023年05月17日

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書店で見かけて、気になって読んでみた作品。
登場人物多く、それぞれに物語があってしっかりとオムニバス形式のようにドラマが描かれている。なにかで悩んでいる人にとっては、慰めてくれるような言葉にも出くわしそう。
私自身もそうなのかな、と心打たれる言葉もあった。

最近ミステリを何冊か読んでいて身構えて読んだこともあって結末に対してすごく驚いたかというと、とにかくヒントは多数散りばめられていることもあって、驚愕…というほどではなかった。

構成の良い、素敵な小説だと思います。

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2024年04月24日

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違和感を感じながらもそのまま読んじゃいました。もっと考察しながら読めばもっと面白かったはず!大団円すぎる気もしますがまあそこは…ね。
授賞式パートが印象的(谷口ムカつくけど)

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2024年04月13日

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まんまと騙されてしまった。気づいた時には思わず「えっ⁉︎」っと声が出てしまい、何度も前のページを行き来し読み返すハメに。
頭こんがらがってしまった。

テーマの一つになってる「やさしさ」について。
生きにくい世の中になったなぁと嫌になってしまう。まわりの雑音には耳をかさずに、自分が無理しないで出せるやさしさを、ずっと持っていたいと思った。

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2024年01月28日

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100年の歴史あるホテル最後の一夜に仕掛けられた謎!騙しているのは誰?
これは帯見て面白そうってなるでしょ!
読んでて途中から年代や出来事がわざとらしく出てきて違和感があり、現代と過去と違うのかぁ?って分かりましたっが、それが最後の夜に集結、んで何?結局誰が騙してたの?
読みやすく、展開も早く、面白かったんですが、最後がごっちゃごっちゃで尻つぼみよう分からんかったです。
もう一度読めば分かるところ多々あるのかな?
でも読まんかな

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2024年01月14日

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ネタバレ

伝統ある高級ホテル最後の日に集まった面々。
主な登場人物は、演じる意味を見失った女優、勤め先から金を盗んで投げやりになっている犯罪者、大きな賞を受賞してパーティに出ている作家、大手企業の顔役として女優の卵を食いまくっている男、家も店も失って心中を企てている夫婦……。

それぞれの視点で少しずつ物語が進み、登場人物たちが交錯していくが、途中からそれぞれの視点の話が噛み合わなくなってくる……。

そして、それぞれの主人公たちが生きている時間軸が違うことが分かってくる……。

80年代を生きている夫婦
90年代を生きている男
00年代を生きている作家
2010年代を生きている犯罪者
2020年代を生きている女優

そして、その5名がラストで邂逅するという構成。
全員が、別の年代を生きる登場人物の物語にも登場するため、途中まではまさか時代が違うとは全く気づかない。

ただ、これだけの凝った構成にも関わらず、ラストで得られるカタルシスが少なすぎた……。
構造や仕掛けは見事なのに勿体無い。

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2024年01月07日

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心温まる感じのお話です。

6〜7割までは全く感じ得ない違和感に気付いた瞬間が私としてはクライマックスでした~。

文体はとても読みやすいのでおすすめです。

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2023年12月13日

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伝統ある超高級ホテル「ヴィクトリアン·ホテル」は、明日その歴史にいったん幕を下ろす。ホテルを訪れた宿泊客それぞれの運命はー。視点がコロコロ変わるのですが、混乱することもなくスルスルと読めていけます。そして見事に騙されました!

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2023年11月04日

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ネタバレ

202302/下村敦史だし帯の惹句にもあるので、"そういう"目線で読んでしまい驚きはあまりなかったんだけど、それでも面白かった!これに限らず、そういう部分でエンタメとしての面白さを入れつつ、出会いだったり優しさ・善意だったり人間を描く、見事な作家の一人だと思う。

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2023年10月25日

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ネタバレ

字だから可能だった構成ですね。

ドラマとかだったら服装や年齢で
いったりきたりが予測できちゃいそう

思いやりでさえ人を傷つける
優しさは呪いではない

皆さまに幸あったようで何よりです^_^

裏表示に『ラスト30ページに特大の衝撃と深い感動が待ち受ける』とあるのは、感動の押し売りか笑

だって読んでみなきゃ分かんないし、
それを先に見ちゃったら頭に残るし
誘導してる風なのは
あんまり好きではないなーと。

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2023年10月14日

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改築の為、100年の歴史に幕を下ろす『ヴィクトリアン・ホテル』。

数人の視点で描かれますが、本の帯にある、『衝撃と深い感動』にどう着地するのかな、と淡々と読んでいました。
がこれがいけなかった。

ホテルミステリー、とも書いてある通り、本書にはある仕掛がありました。この手の手法、気付く事もありますが、今回は前情報無しの為、全く気付きませんでした。

2周目読むとしたらメモ取りながら読みます(笑)

トータルは面白さというよりも、文章の巧みさにやられてしまった1冊でした。

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2023年08月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

帯に「騙しているのは誰?」と惹句がありますが、それは作家さんです。
ストーリーはすごく真っ当なのに、何か事件が起きるんじゃないか、とそわそわしながら読んじゃって損した感じです。

歴史を重ねた趣のあるホテルでは世代を越えて様々な人生のドラマが繰り広げられて来た、で十分楽しめる話でした。
世の中、色んなことが繰り返し起きるよね、という話題もあるし、親子二代に亘って、というエピソードもオッケー。

でも、親子二代が二組登場するのは、叙述トリック的にはちょっぴりずるくない?とは思った。

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2023年05月30日

Posted by ブクログ

プロットはとっても好きなタイプでした。

時代毎のトピックスをうまく融合させてたと
思います。

強いて言えばキャラ1人1人や、
サブキャラをもっとリンクさせて欲しかったかな。

長編の方が作品が生きた気がします。

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2023年05月08日

Posted by ブクログ

「女優、スリ、作家、夫婦、ベルマン・・・騙しているのは誰?」の帯に惹かれ、衝動買い。
100年の歴史あるホテルの最後の夜に仕掛けられたミステリとのことなのに、読めども読めどもミステリの要素が出て来ない。
何となく設定が「マスカレードホテル」に似ているので、いろんな人の謎解きなのかと、どうしても思ってしまうのに、淡々とそれぞれのパートがランダムに描かれていく。
そして、後半になって気付く謎の正体。
それを書いてしまうとネタバレになってしまうので、ここでは書かないけど、この落ちは個人的にはないかなぁ、って感じ。
この作者さんはたまに読むけど、やっぱり思っていた展開にならないことが多く、読んでいる途中で「う~~~ん」となってしまう。
相性が悪いのかも。
「こう来たか!」と思える人も必ずいるはず。

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2023年04月13日

Posted by ブクログ

女優と作家とスリと…序盤からメモ必須かなと思いつつも読みやすいのでページが進む。
しかも想像していたより巧妙。
叙述トリック…だけどめちゃくちゃ複雑ってわけでもなくエンタメとして面白かった。
ページを巻き戻すことはあってもメモは必要ないくらいの仕掛けでサクッと読めてちょうどいい。

悩める女優
仲睦まじい夫婦
気配りが行き届いたベルマン
新人作家
敏腕プロデューサー
通りすがりのスリ

登場人物がみんな良い人で〝できすぎ君〟感は否めないけれど、物語に込められたメッセージを貫いていると思えばそれはそれで心地よい。

さらりと読めるけれども、大切なことは各所に散りばめられていて、現代を生きる私たちへの教えも多いにあるなと思う。

〝優しさ〟は人を救うのか否か…
年齢を重ねれば重ねる程にそれについては難しいことだと身に染みて感じる。
善意の押し売り。ありがた迷惑。自己満足。
善意が否定的に捉えられることは少なくない。
だけど、それによって救われる者がいることも間違いではない。

「あちら立てればこちらが立たぬ」
そう言うことを例え話として分かりやすく言葉にしてくれているので、若い人に読んでほしい一冊でもあるかな。

ーー他人に寛容を求めるのならまずは自分が寛容でありなさい。

最終的にはそう言うこと。

今年の7冊目

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2023年04月06日

Posted by ブクログ

時間のトリックが途中から見えてきて最後に全てが明らかになる感じで読み応えがある。
ドキドキハラハラ感は少ないけどじんわり感動できる。

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2023年04月01日

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