下村敦史のレビュー一覧

  • 同姓同名
    すごく面白かったです
    みんな 大山正紀
     誰がだれだか?途中からわからなくなりそうで 読み返しながら読み進めました。

    この本読んだ リアル大山正紀さんは え、え〜ってなってると思う


    怖いのは ネット民!
  • 同姓同名
    10人の大山正紀を書き分ける手腕がすごい。もし自分が加害者と同じ姓名だったら?確かに、印象的な〇〇さんがいたら、他の同姓同名の〇〇さんも同一視してしまうかも。同一視の対象になるのは、一番印象が強い〇〇さん。
  • 闇に香る嘘
    中国残留孤児の人達がこんなに大変な目に合ったとは知らなかった。賠償を求めたくなる気持ちも分かるかも。
    目の見えない怖さも良く分かった。
    物事は当事者にならないと、知ろうとしなければ知らずに過ぎてしまうんだな。
  • 同姓同名
    この暑さの本を読み終えるまでたいてい2週間はかかるのですがこの本は1日で読み終えました

    今の世の中のいろいろなことが盛り込まれている

    同姓同名という括りやレッテルのようなものを国籍、性別など様々な属性に置き換えながら読むと身の回りにたくさんの『同姓同名』的なものがあるように思えました

    理解でき...続きを読む
  • 白医
    安楽死について考えることがあったので、とても胸にささる内容だった。
    私は長く生きることよりも、短くても自由に動き回れる体で好きな事をして生きたい。
    むしろ年老いて一日中ベットで何もすることも無く過ごすのは生き地獄だなと小さい頃から思っていた。
    それプラス生きてるだけで苦痛を伴うとなると、尚更安楽死を...続きを読む
  • 白医
    今まで無かった視点でした。

    安楽死を与える事は誰にとっての救いなのか?
    そして、救われた人と同じ数だけ苦しむ人が増えてしまう・・・

    下村さんの小説ですから 仕掛けが無いわけが無いと思い読み進めていくうちに、安楽死に関わる医師の少しずつゆっくりと蝕まれていく何かを少しだけ感じる事が出来ました。

    ...続きを読む
  • 闇に香る嘘
    視覚障害のある主人公。満州での戦争で幼少期に低栄養が続いたせいでの障害だったが、盲目になると家族に助けてもらってることも当たり前になってしまい、目の前の人に対しての感謝の気持ちもなくなり、当たり散らしみんな離れていった。視覚障害になり、常闇になり後悔や不安で支配されそうな気持ちの描写もありよくわかっ...続きを読む
  • 同姓同名
    面白かった!
    朗読劇に行くために読んだけど
    読んでいって正解
    本だからこその面白さがいっぱいに詰め込まれている気がします
  • 逆転正義
    下村作品は社会派的な要素もあり、毎回沁みる。今回はタイトル通り途中から一気に正義(正・悪)が反転する。いじめ加害者に対する制裁、麻薬売人が麻薬取締官に対する自供や、えっ?そっち?という笑ってしまうようなことまで。しかし、ラストの話しは凄かった。刑務所の門から出てきた男性が、刑務所に向い一礼し出所する...続きを読む
  • そして誰かがいなくなる
    登場人物と一緒に謎解きしたり、ひとつの行動や発言で疑心暗鬼になったりと楽しく読み進めることができました。
    色んな登場人物の目線から物語を見ることができるのが面白いです。

    オチは予想の範疇ですが、それで物語がつまらなくなるわけではないです。
    ただもう少し謎解き後の各人物のお話が読みたかったなと思いま...続きを読む
  • ヴィクトリアン・ホテル
    現在の話で物語が進んでいると思ったら過去に戻っていたりしてました。一気に読んだ方が良かったかな…
    でも、最後は良い感じで終わって良かった。

    自分から何かを発信したら、賛同する人もいれば気分を害する人もいるかも知れない…と読んでいる間ずっと頭にあって、世の中って難しいなぁと。生きづらいなぁとつくづく...続きを読む
  • 逆転正義
     どんでん返し という作風には苦手意識がある。話の筋を基に積み上げた考えが、ひっくり返されることが悔しいからだ。下村先生はどんでん返しの名手なだけに恐る恐る読んだが、この作品は短編が功を奏して伏線がわかりやすかったので、楽しく読むことができた。
     特に1話目は、いじめが一様の事実だけでとらえられない...続きを読む
  • 同姓同名
    2年前くらいに惹かれて買った本を読み直したー

    ダラダラ読んでたから結局よく分かんなかったんだけど結局犯人だけ名前変えれて今後生きていけるってことだよね?それはあまりにも好都合じゃないか、、?

    というかそれよりも最後の番外編の方がすぐ読めて
    内容もかなり面白かったんだけど?笑笑笑笑

    名前が同じだ...続きを読む
  • 同姓同名
    結構今の人は他人を責め過ぎ、そんなことを改めて感じさせられる本だった。いま、誹謗中傷で傷ついている人がたくさんいて、また、それによる恨みなど負の連鎖でいまの世界みたいだと思った。誰でも失敗なくしては生きていけないのに、人の失敗をみんなで袋叩きにする、そんなことが今の世の中である現実だと思った。トロッ...続きを読む
  • ヴィクトリアン・ホテル
    終盤になるにつれ徐々に自分の勘違いに気づくそんな作品です。知らぬ間にミスリードされていること間違いなしです。でも、最後はハッピーエンドで今の社会に対する考え方なども書かれており、素晴らしい作品です。
  • 逆転正義
    面白い読書体験をした。
    文章だから味わえる思い込みや、こうなんだろうなぁ。と考える設定が裏切られる。
    話も、もちろん面白かった。
    短編の中でここまで騙されるとは…
    帯のとおり、私の頭が固まってるな
  • 同姓同名
    人間が生きるための本能は保身。だから利己的だし都合が悪ければ攻撃する。ここでは同姓同名ってことで。でも、謝れないってのはどうなの?誰もが傷つき、傷つけ合っている社会。非を認め合えたら癒えていくのに。
  • 同姓同名
    女児惨殺事件の犯人“大山正紀”と同姓同名の男たちのストーリー。当時未成年の大山正紀が懲役七年の刑期を終え出所した時、ひとりの大山正紀がTwitterに開設したサイト「“大山正紀”同姓同名被害者の会」。オフ会を経て、犯人を探し出そうとする中で、それぞの"大山正紀"の事情が絡み合い、複雑な展開へ… 皆...続きを読む
  • 逆転正義
    短編だけど起承転結がしっかりしていて読み応えがある。最初のいじめの話とラストの前科者の話が特に大逆転。逆転があるとわかっていて読んでも騙される!
  • アルテミスの涙
    デビュー作『闇に香る嘘』への著者による再挑戦と、解説者が述べているとおり、障害によるコミュニケーションが困難な状態で生きる意味を問うミステリー。
    確かにデビュー作に匹敵する、それ以上の傑作と言える。
    産婦人科医の水瀬真理亜は、「閉じ込め症候群」で入院している女性患者岸部愛華が体調を崩したので診察する...続きを読む