下村敦史のレビュー一覧
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登場人物、全員大山正紀(おおやままさのり)という狂気の一冊。めっちゃ面白いし、キャラクターの書き分けが上手いから意外と頭がこんがらがることなく読めた。ただ、間で休憩するの一回くらいにしないと、リセットしたらめっちゃややこしくなりそう(笑)
最初にがっつり登場する大山正紀は、プロサッカー選手を目指す高校生。いつかスタジアムに自分の名が轟く日を夢見て練習に明け暮れる日々。活躍を機に有名大学へのサッカー推薦が決まるが、そんな矢先、日本中を震撼させる女児惨殺事件が起きる。犯人はすぐに捕まったのだが、その名前が大山正紀だった。それが原因としか思えないタイミングでサッカー推薦が消えてしまう。
それから -
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ネタバレSHIKAGAWA社の発売した電動自転車のブレーキ性能欠陥のために事故が多発した。過熱する世論に耐えきれなくなったと思われる社長の縊死体が社長室から見つかった。その事件に関わっているとみられる7人がある廃虚に集められる。「48時間後に事件の犯人以外は毒ガスで殺す」と謎のゲームマスターから告げられた彼らは自白合戦を繰り広げることとなる。
大変ワクワクさせられたと同時に考えさせられる話だった。ネット社会の現代、特にSNSを使う人間には他人事とは思えない話ではないか。「加害性に無自覚」と話した記者の言葉は、戒めとして心に刻みたいと思うぐらい衝撃を受けた。
ミステリーとしてもよくできていると思った。読 -
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ネタバレ『同姓同名』が中国でベストセラー、TikTokで話題、中学生ビブリオバトルでチャンプ本に!
どんでん返しの名手によるエンタメミステリ短編集。
どんでん返された数が多ければ多いほど、あなたの頭は凝り固まってる!
常識とか普通とか思い込みとか。まっさらにして読んでみてください。
SNSにも正義警察が蔓延る現代日本。
「あなたはそんなに正しいの?」あなたの知らない自分に出会える目から鱗だらけのミステリ集。
「見て見ぬふり」 教室のいじめ。みんな見て見ぬふりをするけれど
「保護」 コンビニの前で制服姿の彼女に出会った僕は
「完黙」 素人相手にクスリは売らない闇社会の男は
「ストーカー」 トイレで彼 -
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後天的な障害を抱える人々がリハビリなどを行う施設NPO『天使の箱庭』の施設長、荒瀬が殺された。殺人の容疑者は全盲の入所者・美波優月。だが美波は、深夜に荒瀬に呼び出されて襲われたが殺してはいない、と主張。弁護依頼を受けた刑事弁護人の竜ヶ崎恭介は絶対不利な状況のなか、真相解明に乗り出すが…。
『同姓同名』などで話題になった下村敦史さん。ようやく初読み。
数週間前、テレビで自宅を公開していたけど、なかなかクセのある邸宅で、ユーモアあふれる方だった。
読み始めてすぐに犯人の目星がついてしまうのはちょっと残念。だけど、そこに行きつくまでのストーリーを楽しむことができた。
法廷でのやり取りは実際に