下村敦史のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
タイトルのインパクトに惹かれて手に取った一冊。
「全員犯人」「全員被害者」「全員探偵」という、
一見すると成立しない設定を、
デスゲームとミステリーに落とし込んだ
着想は見事でした。
まさにタイトル通りの展開で
「なるほど、そういうことか」と膝を打つ場面も多い。
一方で、個人的にはゲームマスターの正体に
比較的早い段階で気付いてしまったこともあり、
その後の展開はある程度予想しながら
読み進めることになった。
また、自白シーンが似た流れで繰り返されるため
中盤はやや単調に感じ、思わず斜め読みしてしまう部分も…。
それでも終盤の対峙では「やっぱりそう来たか」と
納得できる締めくくりで、
タ -
Posted by ブクログ
ネタバレ予想に反したダイビングミステリーだった。宮古島の魔王の洞窟とか雲見の牛着岩とか懐かしい。どっちも複数回潜ったしロゴシーズも使ってた。
冒頭は事件から二年後に本屋で作家が記したミステリー小説が刊行されているところから。未解決事件のルポなのに巻頭ネタバレは「最初の犠牲者は名探偵」「作家は犯人じゃない」「一人は偽名」「名探偵の素性は偽ってない」「島では四人死ぬ」「ある章は過去」「共犯者がいる」
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・7人で4人死んで、作家は生き残るなら残りは3人で、共犯者がいるなら生き残りの作家以外はほぼ犯人グループじゃん
→明示的すぎる。なんかあるかも。謎の怪しげな管理人もいるか。
・作家以外の目線があれ -
Posted by ブクログ
装丁の面白さに惹かれて購入。
犯人特定に繋がるいくつかのヒントが表紙や書き出しに散りばめられていたため、登場人物と役職、描写を照らし合わせながら読み進めた。
叙述トリック要素が強く、そのような特徴のミステリーが好きな人には謎解きができる面白い小説。
探偵視点でゴリゴリの推理を進めていくような王道ミステリー好きには物足りないかも。
真相に辿り着くのは難しいかもしれないが、ヒントを踏まえるとある程度真相に近づけそうな気もしたので、著者からの挑戦状に挑みたいという謎解き好きや、ミステリー本好きの中でも、ライトなミステリーを読みたいという人にはちょうど良い。 -
Posted by ブクログ
何かの記事で読んで面白そうだったので、読んでみた。
最初の方が、ちょっと辛くて、読むのにカロリーを使っていたが、中盤~終盤にかけて主人公が動き出したと同時に面白さも加速していった感じ。
最近、読みやすいのばかり手に取っていたから、しっかり読めるのも大事。
視覚障碍者である主人公を軸に話が進むので、最初は私も暗中模索状態で何が起きているかがわからなかった。
そこが読むのにカロリーを使っていた部分。
徐々に周りの声に耳を傾け、騙されるという疑惑の中、考えに考えていく過程で、私も周りの景色が見えていった感じです。
最後の最後のどんでん返しが爽快で、ちゃんと読んでいれば、確かに伏線は貼ってあったな -
Posted by ブクログ
本作は、双子の兄・英一の自殺の真相を追う主人公・英二の視点で進むミステリーだ。物語が進むにつれて多くの人々の思惑や隠された過去が複雑に絡み合っていく構成が見事である。
■ 祇園の緊迫感と、はんなりとした京都弁に潜む「排他性」
特に印象的なのは、祇園の細やかな情景描写と、そこに息づく独特な人間関係だ。一見さんお断りに代表されるような、その土地特有の風習や歴史が緻密に描かれており、どこか息苦しさを覚えるほどの「排他的な空気」が作品全体を包み込んでいる。
登場人物たちが操る、はんなりとした美しい京都弁。それは一見すると柔らかく、誰も嘘はついていないように思える。しかし、その言葉の裏には、よそ者を寄