【感想・ネタバレ】そして誰かがいなくなるのレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2024年04月30日

登場人物と一緒に謎解きしたり、ひとつの行動や発言で疑心暗鬼になったりと楽しく読み進めることができました。
色んな登場人物の目線から物語を見ることができるのが面白いです。

オチは予想の範疇ですが、それで物語がつまらなくなるわけではないです。
ただもう少し謎解き後の各人物のお話が読みたかったなと思いま...続きを読むす。

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Posted by ブクログ 2024年03月11日

著名なミステリー作品・作家へのオマージュを基盤に据えた下村流本格ミステリー作品。何重にも仕掛けられたトリックは、下手をすればトリックのためのトリックだったり、作者の自己満足だったりで、作品の面白さに昇華できていないケースもあるが、本作品に限って杞憂に過ぎない。確りと人間描写がされていて、謎解きだけで...続きを読むない魅力が満載されているので、ミステリーファンでなくても十分に面白い内容になっている。下村作品は本当にハズレがない。

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Posted by ブクログ 2024年02月21日

ミステリー作家の新居お披露目パーティーに招かれた面々。
新居は、アンティークが設えられ
密室になるべく設計された、いかにもな洋館。
雪に閉ざされたその館で、今宵事件が…。

あまりにも正統派…!
もう舞台が整いすぎて、
誰もが待ってました!となる展開。
めちゃくちゃおもしろかったです。

一言、これ...続きを読むだけは言っておきたい。
最後の一文に、、、やられた!!!

追記:
下村さんの自邸を舞台にしたこの作品、発売前に、知念実希人さんとのトーク&下村邸見学ツアーのイベントがオンラインで開催されました(一般応募・有料)。仕事でムリだったんだけど、見学ツアー参加したかった…。

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Posted by ブクログ 2024年05月02日

ほんとにこの家あるんだ!!!!
すっごい豪邸。
途中ごちゃっとしたけど
分かりやすいミステリの面白さだった。
結末知った上でもう一回読んでみたい。

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Posted by ブクログ 2024年05月03日

大御所ミステリ作家の御津島磨朱李(みつしま ましゅり)は、若手ミステリ作家や文芸評論家らを新居のお披露目パーティに招待する。招待した趣旨は、あるベストセラー作家の盗作疑惑を公表することだと言う。やがて天候が大雪となり森深くに建つ洋館が“クローズドサークル”の状況になる中、事件が起きる…

本書を未読...続きを読むの方は、メディア記事やレビュー等一切読まずに事前情報ゼロで読まれることをおすすめする。帯の推薦文すら見ないのが吉。本書の核心に触れたネタバレ情報が散見されるので(触れたくなる気持ちはよーくわかるけど…)。また、くれぐれも巻末ページから読まないように。先入観無しで読めるか否かが読後感を左右するだろう。

さもありなんの“館もの”で、タイトルからしてクリスティの「そして誰もいなくなった」のオマージュの様相を呈するが…

中盤までのプロットはやや強引で凡作レベルの印象だったが、最終盤で化けた。マ・ジ・か!
ちょくちょく放り込まれている館の挿画が非常にリアリティのある写実画で、物語の想像を補助してくれてありがたいなぁと感心しながら読み進めてたけど、、、そういうことですか。
いやぁ!驚愕したしコレは前代未聞の試み。感心が感嘆へと昇華。一体いくらしたんだろう(笑)
また、登場人物達が“クローズドサークル”もののあるあるネタを揶揄しながら進んでいく流れも、本格ミステリ愛に満ちていて微笑ましい。
本格ミステリ好きな方には是非読んでいただきたい。遊び心とロマンあふれる一冊。

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Posted by ブクログ 2024年04月29日

なかなか読まないミステリー作品に手を出しました。
あの時のあれが、今ここで!?みたいなワクワク感がおもしろいんですね。
ただ、ミステリー作品は一気に読まないとですね。少し時が経って、大事な部分忘れてたらフラグ回収もあったもんじゃないんだなと。

これを機にいろんなミステリー作品も挑戦したいところです...続きを読むね。

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Posted by ブクログ 2024年04月21日

作者である下川さんの自宅を舞台にしたミステリーです。すっごい豪邸ですね、見学に行きたいぐらいです。話の中でも内装が詳しく説明されてたんですが、専門すぎて想像できず…もう少し写真を載せて欲しかったなと。
物語は雪に閉ざされたクローズド・サークルで起きる殺人と、本格ミステリー好きならワクワクしかないシチ...続きを読むュエーションですが、事件が起こってからは隠し部屋を探すシーンが多くて、少し残念でした。

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Posted by ブクログ 2024年04月11日

実在する作者の自邸を設定に書かれていて、とてもリアル感満載でした。
また挿画も所々あり、自分もその場にいるような感じで入り込めました。
ストーリーもどきどきわくわくする感じですんなり読めてしまいました。
実際にこの洋館見てみたいなぁ~

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Posted by ブクログ 2024年04月08日

豪雪で閉ざされた洋館で… 超現実的な世界観に吸い込まれる本格ミステリー #そして誰かがいなくなる

■あらすじ
大御所の覆面ミステリー作家である邸宅に、新人作家や評論家たちなど、ミステリー書籍関係者が招かれた。初めて見る大御所作家と豪華絢爛な洋館に圧倒されつつも、彼らは楽しい時間を過ごしていた。とこ...続きを読むろが招待されたその晩、突如叫び声が聞こえて…

■きっと読みたくなるレビュー
館ものクローズドサークルの本格ミステリーです。元々どういう背景をもとに作られたミステリーであるか分かっていたのですが、どうやってまとめてくるか興味津々でした。落としどころもバランスも見事で、しっかりと作品を堪能させてもらいました。

内容はド定番の本ミスで、豪雪で閉ざされてしまった洋館と、然もありなんなキャラクター達が登場。最たる人は大人気のミステリー覆面作家で怪しさ満点。そして完全に死亡フラグなんですよね。

ストーリーもこれまたスタンダードで盗作疑惑からの人物消失という展開。これからどんな事件発展があったり、推理や解法が待っているかとおもうと、ファンとしてはワクワクが止まらないすよ。

特に本作は世界観の出し方のコダワリが半端ない、特に導入の数ページ、この雰囲気は素晴らしい。いきなり犯人と被害者の緊迫のシーンから、館の写真や見取り図がキレイ…そして読めば読むほど素直なミステリー展開で、まるでその館にいるメンバーになってしまったかのよう。すっかりと物語に没入してしまいました。

本作でイチ推ししたいのは、核となるメイントリック。もちろん詳しくは言えないんですが、私が何より気に入ったのは、間違いなく下村敦史先生本人が楽しんでトリックを書いているということ。作品への愛情も伝わってくるし、読者としてはこれほど嬉しいことありません。

■ぜっさん推しポイント
いつもたくさんの作家先生の作品を読ませていただいてます。本作はそんな先生たちのご苦労が垣間見れる作品でもあります。デビューできてもベストセラーがなければ食べていくのも大変だし、一億総SNS時代で誰かれ構わず作品についてアレコレ言われちゃう。盗作なんてするつもりなくても、どうしても作風やトリックも似ちゃうし、有り体などんでん返しでは誰も驚いてくれない。

…いやーすみません、私もいつもアレコレ言ってしまって。でもでも読書大好き人間としては、まだまだ楽しませていただきたいですよね^^ 次回作も期待しています。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年03月21日

きたきたクローズドサークル。しかも意識的にその状況を作り上げようとして、人を寄せ集め重大発表を行うなんて、もうこれ人死にが出るの確定だと思い序盤からワクワク。

案の定、家主に始まり、集まった人達の内の一人が死体となって発見される。私は第二の被害者が意外だった。この人が死んだら後々子どもが可哀想だな...続きを読むぁとか、軽い理由だけれど。

それぞれが犯人を突き止めるため勝手に動き回るので、犯人のイメージがブレブレになった。
探偵からしてみれば、余計なことはしないでほしいと思ったのではないだろうか。
自分が被害者になるかもしれない状況で好みの女性に夜這いをかけようとした強者もいて笑った。

しかし、この小説の舞台となった館、住むのは維持が大変そうなので、何泊か泊まってみたい。絢爛豪華で、調度品や壁紙、床材等の描写を読むのが楽しかった。
シアタールーム、私も作りたかった…。

エピローグで明かされたゴーストライターについては、要らなかったと思う。作家がそのまま館で命を落とす最期の方が好み。(でもそれはそれでいろいろ不都合が出てきてしまうかも。)
下村さんが美津島に自分を投影してこの小説を書いたとしたら、やっぱり自分を殺したまま終わりにするのは抵抗があったのだろうか等と邪推する。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年03月18日

初めての下村敦史さん。有名な『そして誰もいなくなった』のオマージュということで…
大好きなクローズドサークルの現代版!
隠し部屋ありの赴きある邸宅、吹雪で身動きの取れない招待客、奪われる通信手段、うきうき設定もりもりだった。
色々な方が描かれてるオマージュなのに、クローズドサークルってなんでこんなに...続きを読む心躍るんだろう…

やけに邸宅の描写が細かく丁寧だなーと思ってたら実在する下村さんの邸宅なんだね、すご…
ただ実在する邸宅だからしょうがないんだけど寝る場所少なすぎて不便だなと思った笑
執事室なんでないのよ執事さん通いなの?って思ってた。

全体的な感想としては、オマージュだけど個性を!て頑張りすぎてちょっと斜に構えてるなと感じてしまった。
なんかずっと招待客が疑いっぱなしというか…ミステリ作家や編集者たちだから迂闊な人はいないんだろうけど「これが御津島先生の催しだとしたら…」とか「これがミステリ小説なら…」と慎重過ぎて緊迫感があまりないしクライマックスがよくわからなかった。ぬるっと隠し部屋が見つかったり被害者が発見されて、ぬるっと犯人が判明した。

以前読んだ知念美希人さんの『ガラスの塔の殺人』にベースは似てるなと思って、今やる『そして誰もいなくなった』のオマージュはこのへんが限界なのかなーって思いながら終わった。

でも全体としては満足だし他の作品も読みたい。

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Posted by ブクログ 2024年03月17日

大物覆面作家が森の奥地に建てた洋館を舞台にしたミステリー。タイトルが明らかにあの名作へのオマージュな件からも推察されるように、現実世界の古今東西のミステリー小説は劇中にも存在して広く共有されている設定。そして事件当日の天候は吹雪w知念実希人の『硝子の塔の殺人』も同様の趣向だったが、やはり歴史の蓄積の...続きを読む上に立ってメタ的にミステリーを書こうとすると斬新な設定を通り越して一周した古典も古典のクローズド・サークルに行き着くのは必然なのだろうかwでもなんだかんだで読み始めると止まらない。あっと驚く大オチ(もはや作品の内外という考え方を超越しているw)も楽しかった。

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Posted by ブクログ 2024年03月12日

ちょっと期待外れかな^_^けど最後の最後は、ははーん、でした^_^
って、いうか、このおちこそ盗作じゃねー^_^

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年03月10日

 「著者初の本格ミステリー」という宣伝帯に惹かれて購入。何かが起こりそうな洋館とクローズドサークル、そこで殺人事件が起こってしまう…というストーリーは勿論、物語、そして事件自体はフィクションであるが、「『実在する自邸を舞台にした』という紹介文は本当のことだったのか❗」という小説外の仕掛けも面白かった...続きを読む。また、解決編後のエピローグでまた真相が明かされるという構成も良かった。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年03月02日

下村さんの実験的な本格ミステリー。
楽しんだのは実は御本人らしい。
読者は右往左往させられるばかり。

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Posted by ブクログ 2024年04月30日

贅沢な王道ミステリー。
古典のオマージュ、密室、その部屋のイメージ写真まであるという・・・

殺人動機は?な部分もあるけれど、それは謎解きがメインだから気にしない(笑)
ミステリー要素を随所に楽しめるエンターテイメント小説ですね。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年04月28日

ファン向けの遊び心と邸宅自慢がメインかな。

著者の実際の邸宅を舞台にしたそうな。殺人現場にしてしまうのだからちょっと悪趣味な気もする。

ラストはブラックなテイスト。

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Posted by ブクログ 2024年04月27日

どうしよう、読むのやめるか、、、と思いながら読み進めた。終盤2割、ここまで我慢して読んだ分面白いじゃないか!となる。
結末にたどり着くまでが長い。8割退屈。ここがなんとかならんかったんかと。書けもしない読むだけの人間が偉そうなことを言う。
下村さん作品は初めてだったけど、他にも読者皆さんの評価が高い...続きを読む作品があるので読んでみようと思う。読むのが楽しみだなって思わせてくれる作家さんにまた出会えて嬉しい気持ち。

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Posted by ブクログ 2024年04月17日

作者の実際の邸宅を小説の舞台にする大胆な試みは途中に出てくる室内の写真も相まってリアルそのもの。その中で起きる人物消失から殺人まで一軒家の中でここまで謎が深まる事件が多発すると読者としてどんどんと引き込まれていく。終盤のびっくり要素も楽しめたし、作者のご自宅披露の場としては豪華な演出だと思いました。

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Posted by ブクログ 2024年04月10日

【ページ数】  306頁
【読み応え】  〇
【ストーリー】 〇
【伏線回収等】 △
【グロ表現】  無

実在する作者の自邸を舞台としたミステリー!

もうそれだけでわくわくする。
「何か起こりそうな館建てたい。」という夢をかなえたミステリー作家。
大雪のなか行われた館のお披露目会。そこに招かれた...続きを読むのは、作家、編集者、文芸評論家、名探偵。
はじめは和やかな雰囲気だったが、、、


感想として、すごく読みやすい作品でした。また、実在する館だけあって表現がリアルだったり挿画もあって気分が上がりました。
ミステリーのないようとしては少し物足りないなと感じましたが、最期の終わり方好きでした。

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Posted by ブクログ 2024年04月03日

作家が自ら趣向を凝らして作った自宅が舞台となる小説。大雪に閉ざされ、クローズドサークルが完成する。
読みやすいが、これといった驚きはない。あっさり読み終えてしまった。

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Posted by ブクログ 2024年04月03日

社会派ミステリーの印象が強い作家さんだが、今回は洋館を舞台にしたクローズドサークル。

大人気作家の新邸のお披露目会に招かれたのは作家や編集者、評論家である。
覆面作家がいきなり素のまま登場し、挨拶だけで書斎に引きこもり…
叫び声と同時にいなくなり…。
これだけではないだろうなと思っていたが、エピロ...続きを読むーグでこういう結末か…となる。

どうもこういうのは一気に読まなきゃ落ち着かないわけで、結果私にとっては薄い感情しか残らない。
凝った構成になっていて凄いなぁとなるが、心が揺さぶられるというのはないところが物足りなさを感じる。




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Posted by ブクログ 2024年03月26日

ネタとしては面白いが、些か凝すぎ、やりすぎ?著者自身が書いているようにフィクションだから楽しめるんです。後書きで、さらにシラけてしまう自分は狭量か…。

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Posted by ブクログ 2024年03月24日

自邸を舞台に、クリスティの「そして誰もいなくなった」のオマージュとして描かれた本格ミステリ。
いつもの下村作品とは趣が違う。

吹雪の夜、何かが起こりそうな館に招待された作家、編集者、文芸評論家。そこで起こったある事件。完全なクローズドサークルものでワクワクだったんだけど、実際に建てたという自邸への...続きを読む思い入れが強すぎるのか、冒頭からエクステリアやインテリアの描写がくどすぎてミステリのスピード感を損ねる展開に辟易。

トリックや動機に色々と凝りすぎて、とっ散らかった印象。挙句、事件の始末の付け方もなんじゃそりゃって感じ。結局、実際に建てた自邸を自慢したかっただけなのねという印象。

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Posted by ブクログ 2024年03月15日

まずは本作巻末にあるQRコードにアクセスして舞台のイメージを掴んでから読み始めた。

外は猛吹雪。
大人気作家・御津島磨朱李の豪邸お披露目に集まったのは作家四人、文芸評論家、編集者、名探偵。

燕尾服を着た初老の執事にもてなされ、和やかな雰囲気だったが、殺人事件発生で一変する。

一体誰が犯人でその...続きを読む動機は?
著者下村敦史さんのご自宅を体感し、犯人予想しながら読み進めた。

ミステリーとしては二転三転、最後の最後まで転がされ、どんでん返しを楽しめたが、凝り過ぎた為に分かり辛さもあった。

一番印象に残ったのは下村邸のゴージャスさ。

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Posted by ブクログ 2024年03月15日

まず表紙をめくった見返しの写真が素晴らしかった!ヨーロッパ?って感じでしたね。所々部屋の写真が有り、文章のイメージも何処の箇所の説明なのか分かりやすかったです。でもこんな家建てれるなんて凄いなと、正直な感想です。カバー捲るとまるで海外作品のような装丁で、カッコ良すでした。

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