下村敦史のレビュー一覧

  • 逆転正義

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    題名通りに、それまでの話が最後に逆転する6編の短編集。
    どの短編も読者の思い込みをひっくり返し、特に『保護』や『完黙』や『ストーカー』には、「やられた!」と、著者の企みに翻弄された。

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    2025年07月29日
  • 同姓同名

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    タイトルとあらすじを読んで設定が面白いと思って読んでみました……猟奇殺人の加害者と同姓同名の登場人物が合計10人登場して確かに面白かったけど…物語の途中で語り手が変わってると思うんだけど名前が同じだから誰が誰だかわからなくなっちゃって混乱してしまった…2度3度と読めばもっと理解できるかもしれないけど約500頁もある長編だからもう一度読む元気はないかも…どんでん返しとか伏線回収とか終盤いろいろあったけど結局複雑な人物相関に「?」が拭えなかったです…

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    2025年07月26日
  • 闇に香る嘘

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    主人公が盲目であることで、主人公(および読者)が視覚情報を得られないというもどかしさが斬新。そして前半に多く発生するちょっとした違和感が、終盤に次々と種明かしされるためカタルシスがある。
    一方、登場人物のことごとくが辛い過去を持っており、全体として陰鬱な印象がある。

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    2025年07月19日
  • 逆転正義

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    短編集なので軽く読めますが、しっかり途中まで騙されてひっくり返されました。
    私は先入観や固定観念が強い傾向にあるので、余計に騙されやすかったのかも。

    「保護」、「ストーカー」、「死は朝、はばたく」の3つが好みです。

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    2025年07月14日
  • 同姓同名

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    読む前は割とファンタジー色強めの作品かと思ったがそんなこと無かった

    名前というあまり意識することの無いことで巻き起こる色々な弊害
    自分はそこまで多くない名前で報道に出るような事件とか起きたことはなく作中のような苦労は無かったけど現実問題としてその立場になったらそういうこともあるんだろうなと思いながら読破

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    2025年07月10日
  • 同姓同名

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    ネタバレ

    深刻なんだけど、読んでいるとなぜか可笑しくなる。笑い事じゃないんだけれど。

    あらすじからして面白そう。実際、凶悪犯と同姓同名というのは嫌なものだろうし、就職試験で内定がもらえないのも名前が原因かもしれないと思いたくなるだろう。
    それでも、実際の被害者遺族や加害者家族よりましだと言われてしまう。微妙な被害。
    被害者の会が迷走していくのもとてもリアルだし、最後のどんでん返しは意外だった。
    そして、終盤で登場する「大山正紀」の切々とした言葉は、同姓同名とまったく関係が無い私も考えさせられるものだった。
    名前に負けない生き方をする。
    彼のこれからを応援したい。

    そして、本当に最後の最後、名前から逃

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    2025年07月05日
  • 闇に香る嘘

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    中国残留孤児についてよく分かっていなかった自分を恥ずかしく思った。歴史では学んだはずだけど理解していなかったことをこの本を読んで気付かされた。

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    2025年07月02日
  • 白医

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    ホスピスで起きた3件の医師による安楽死事件。
    内部告発により、医師の神崎が裁判にかけられる。
    患者思いと評判の彼がなぜ、3件もの安楽死に手を染めたのか…
    神崎は沈黙を貫くが、そこには患者や家族にも及ぶ深い理由があった。
    末期癌患者のためのホスピスでも、痛みを完全に取ることは難しい。
    本人、家族、医師にもそれぞれの思いがあるが、安らかな死とは一体何なのか…
    将来自分が直面した時、どんな風に思うだろうか。

    2025.6.29

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    2025年06月29日
  • アルテミスの涙

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    最後の展開は、えっていう感じだった。
    何が正解なのか分からなかったけど
    何となく良かったと思えるラストでした。

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    2025年06月28日
  • 逆転正義

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    短編の中で何度もひっくり返る。
    ひっくり返りすぎてついていけない話も。
    個人的には最初の「見てみぬふり」と
    最後の「死は朝、羽ばたく」が好きだった。
    ひっくり返すには辻褄を合わせなきゃいけない分
    作家さんは大変だろうな。
    初めましての作家さんでした。
    テーマがどれも良いので、欲を言えば、考えさせられるポイントがもう少し欲しかったかなー

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    2025年06月20日
  • ヴィクトリアン・ホテル

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    100年の歴史に幕を閉じる ヴィクトリアン・ホテル。その最後の夜の宿泊客たちが織りなす人間模様。登場人物も多く、舞台もあちこちするのにとっちらかっておらず、読みやすかった。
    それだけでもすごい。

    で、読みながらちょっとした違和感は覚えるものの、それを序盤ではトリックと気づかせないのも見事。
    そして、後半でヒントを少しづつ小出しにして、ラストで一気に解決編。鮮やかでした。

    人が死ぬこともなく、傷ついたままの人もなく、全員が救われて終わる、とても優しいミステリーでした。
    めっちゃおもしろい!!読まなきゃ損!!必読!!ってテンションで勧める感じじゃないけど、いいお話だから一回読んでみてよ。程度に

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    2025年06月22日
  • ヴィクトリアン・ホテル

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    ネタバレ

    どこがどう繋がってくるか
    期待して読み進めてはいたけど
    時系列がこんなにも違うとは気付けんかった!
    残り4分の1くらいで二度読み必至の意味がわかる!

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    2025年06月18日
  • ヴィクトリアン・ホテル

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    こんな読者の騙し方あるんだ!と非常に新鮮だった!!
    一方で、帯に書いてある「女優、スリ、作家、ベルマン…騙しているのは誰?」のキャッチコピーはちょっとズレてて良くない気が。ミステリー好きからしたら、話が違うぞってなると思う。
    (あくまでも私が買ったときの帯だけど)

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    2025年06月07日
  • 失踪者

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    ネタバレ

    真山が樋口の遺体を見つけてからは、樋口との出会いや山登りの思い出、仕事のことなど過去のことが書かれていて「それで、遺体はどうなったの?!」とモヤモヤすることが多かった。
    山を大好きな樋口が、榊の口車にのせられて代わりに登頂するかなぁ?榊が樋口に代理を頼んでいたからバチがあたって、奥さん死んじゃったんだよね。
    神様はいるんだな。
    失踪者より生還者の方がドキドキして楽しかった。

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    2025年05月29日
  • コープス・ハント

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    ネタバレ

    ずっと気になってた初読みの作家さん。
    先の展開が気になり、一気に読めました。
    面白かった。
    刑事の折笠視点と、中学生youtuberの宗太くん視点が入れ替わるように話が展開していきます。宗太くんの繊細な心理描写が上手。宗太くんパートは、途中まで青春小説みたいなんだけど終盤一気にホラーになったw
    セイが聖悟なんだろうなというのはすぐ気がつくけど、それがどう終盤に収束していくのか分からなくて楽しめました。それにしてもセイが怖すぎ。嘘を吹き込んでから殺すの怖すぎる。
    にしやんが死んじゃったのはかなりショック。花穂ちゃんが地獄から抜け出せたのは救いか。宗太くんに一番感情移入して読めたかな。


    以下付

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    2025年05月23日
  • 闇に香る嘘

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    なるほど。そっちか。
    サスペンス的な要素が多い。
    血か絆か、選択できないものを選択する題材として、中国残留孤児と家族という枠組みが絡んでくる。

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    2025年05月13日
  • 闇に香る嘘

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    アガサ的作品。ただ主人公が行動に制限が有りダイナミックさに欠ける。人間の偏見や差別はなくなるのか?ある意味人間の進化はあるのだろうか?

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    2025年04月12日
  • 真実の檻

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    冤罪がテーマの社会派。
    ちょっとバタバタしてるときに読んでしまった。それほど厚さもないし、時間をかけて読む本でもないけれど。

    個人的にいちばん印象に残ったのは検察側のこと。
    日本の裁判での有罪率99.9%のなかで、無罪判決を出してしまった検察官ってそんなに無能扱いされるんだ、そりゃ大変だと思った。


    ====データベース======
    生き別れの父は、殺人犯?--家族の絆と法廷の闇に迫るミステリ!

    亡き母は、他の人を愛していた。その相手こそが僕の本当の父、そして、殺人犯。しかし逮捕時の状況には謎が残っていた--『闇に香る嘘』の著者が放つ渾身のミステリ

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    2025年04月06日
  • コープス・ハント

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    連続猟奇殺人犯・浅沼聖悟が1件の犯行は否認する。それを追求する女刑事・折笠望美。一方で遺体探しを始める3人のユーチューバー。本当に遺体は見つかるのか?うーん、解決はしたが、スッキリしないなー。

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    2025年03月26日
  • 生還者

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    ヒマラヤ山脈東部カンチェンジェンガの雪崩事故から2人が生還するが、2人は全く違う証言をする。山岳ミステリー。山岳での描写はわかりにくい部分もあるが、割とシンプルな展開。

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    2025年03月16日