下村敦史のレビュー一覧

  • 逆転正義

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    202505/タイトルや帯からも、全篇大どんでん返しミステリ短編集というのがうたわれているので、ついつい疑いの目で読んでしまったし若干無理くり感ある話もあったけど、それでも意外さ・予想外の真相や結末に驚きがあってとても楽しめた。下村敦史のすごさを改めて味わえる一冊。

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    2025年08月13日
  • アルテミスの涙

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    意識はあるが、まばたき以外の意思表示ができない「閉じ込め症候群」の女性が入院先の病院で妊娠させられた事が判明。彼女は誰の子を身籠っているのか。
    目新しい設定が面白くイッキ読み。意思が伝えられない怖さを感じたが、こんな事が可能なのかと驚き、感動。

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    2025年08月06日
  • 刑事の慟哭

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    田丸さん!
    できる人が弾かれていく。
    今もどんな組織の中にも、そういう事ありますよね。ずる賢い悪いのがのし上がる。
    許せないな。
    でも、解説の最後にある文章で少しは救われる。

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    2025年08月03日
  • 逆転正義

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    題名通りに、それまでの話が最後に逆転する6編の短編集。
    どの短編も読者の思い込みをひっくり返し、特に『保護』や『完黙』や『ストーカー』には、「やられた!」と、著者の企みに翻弄された。

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    2025年07月29日
  • 闇に香る嘘

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    主人公が盲目であることで、主人公(および読者)が視覚情報を得られないというもどかしさが斬新。そして前半に多く発生するちょっとした違和感が、終盤に次々と種明かしされるためカタルシスがある。
    一方、登場人物のことごとくが辛い過去を持っており、全体として陰鬱な印象がある。

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    2025年07月19日
  • 逆転正義

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    短編集なので軽く読めますが、しっかり途中まで騙されてひっくり返されました。
    私は先入観や固定観念が強い傾向にあるので、余計に騙されやすかったのかも。

    「保護」、「ストーカー」、「死は朝、はばたく」の3つが好みです。

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    2025年07月14日
  • 闇に香る嘘

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    中国残留孤児についてよく分かっていなかった自分を恥ずかしく思った。歴史では学んだはずだけど理解していなかったことをこの本を読んで気付かされた。

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    2025年07月02日
  • 白医

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    ホスピスで起きた3件の医師による安楽死事件。
    内部告発により、医師の神崎が裁判にかけられる。
    患者思いと評判の彼がなぜ、3件もの安楽死に手を染めたのか…
    神崎は沈黙を貫くが、そこには患者や家族にも及ぶ深い理由があった。
    末期癌患者のためのホスピスでも、痛みを完全に取ることは難しい。
    本人、家族、医師にもそれぞれの思いがあるが、安らかな死とは一体何なのか…
    将来自分が直面した時、どんな風に思うだろうか。

    2025.6.29

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    2025年06月29日
  • アルテミスの涙

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    最後の展開は、えっていう感じだった。
    何が正解なのか分からなかったけど
    何となく良かったと思えるラストでした。

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    2025年06月28日
  • 失踪者

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    ネタバレ

    真山が樋口の遺体を見つけてからは、樋口との出会いや山登りの思い出、仕事のことなど過去のことが書かれていて「それで、遺体はどうなったの?!」とモヤモヤすることが多かった。
    山を大好きな樋口が、榊の口車にのせられて代わりに登頂するかなぁ?榊が樋口に代理を頼んでいたからバチがあたって、奥さん死んじゃったんだよね。
    神様はいるんだな。
    失踪者より生還者の方がドキドキして楽しかった。

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    2025年05月29日
  • コープス・ハント

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    ネタバレ

    ずっと気になってた初読みの作家さん。
    先の展開が気になり、一気に読めました。
    面白かった。
    刑事の折笠視点と、中学生youtuberの宗太くん視点が入れ替わるように話が展開していきます。宗太くんの繊細な心理描写が上手。宗太くんパートは、途中まで青春小説みたいなんだけど終盤一気にホラーになったw
    セイが聖悟なんだろうなというのはすぐ気がつくけど、それがどう終盤に収束していくのか分からなくて楽しめました。それにしてもセイが怖すぎ。嘘を吹き込んでから殺すの怖すぎる。
    にしやんが死んじゃったのはかなりショック。花穂ちゃんが地獄から抜け出せたのは救いか。宗太くんに一番感情移入して読めたかな。


    以下付

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    2025年05月23日
  • 闇に香る嘘

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    なるほど。そっちか。
    サスペンス的な要素が多い。
    血か絆か、選択できないものを選択する題材として、中国残留孤児と家族という枠組みが絡んでくる。

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    2025年05月13日
  • 真実の檻

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    冤罪がテーマの社会派。
    ちょっとバタバタしてるときに読んでしまった。それほど厚さもないし、時間をかけて読む本でもないけれど。

    個人的にいちばん印象に残ったのは検察側のこと。
    日本の裁判での有罪率99.9%のなかで、無罪判決を出してしまった検察官ってそんなに無能扱いされるんだ、そりゃ大変だと思った。


    ====データベース======
    生き別れの父は、殺人犯?--家族の絆と法廷の闇に迫るミステリ!

    亡き母は、他の人を愛していた。その相手こそが僕の本当の父、そして、殺人犯。しかし逮捕時の状況には謎が残っていた--『闇に香る嘘』の著者が放つ渾身のミステリ

    ========

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    2025年04月06日
  • コープス・ハント

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    連続猟奇殺人犯・浅沼聖悟が1件の犯行は否認する。それを追求する女刑事・折笠望美。一方で遺体探しを始める3人のユーチューバー。本当に遺体は見つかるのか?うーん、解決はしたが、スッキリしないなー。

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    2025年03月26日
  • 生還者

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    ヒマラヤ山脈東部カンチェンジェンガの雪崩事故から2人が生還するが、2人は全く違う証言をする。山岳ミステリー。山岳での描写はわかりにくい部分もあるが、割とシンプルな展開。

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    2025年03月16日
  • ガウディの遺言

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    期待しすぎてた。
    いまいち。もっと面白い話かなと期待してた。

    強引、無理矢理に感じる伏線回収は、私が求めてる心地良さとは違うものだった。

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    2025年03月08日
  • 全員犯人、だけど被害者、しかも探偵

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    発想はユニーク このアイデアとタイトルを思いついたことがとても凄い、と思いつつ、読んでみると非現実的な印象が強くなりすぎることと、人の心が見えてこないところに物足りなさを感じてしまった。ただ、ここまで複雑な構造のストーリーを書ききるのは、誰にでもできることではないと思う。

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    2026年01月12日
  • サハラの薔薇

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    エジプトで発掘調査を行う考古学者の峰は、念願の石棺を発掘するが、見つかったのは死後数ヶ月のミイラだった。失意の中、何者かの襲撃を受け、峰は危うく難を逃れる。だが今度は講義先のパリへ向かう飛行機がサハラ砂漠に墜落する。
    僅かな食料と水を分け合い、歩く自信が無い者は飛行機のそばに残った。
    オアシスを目指して歩き始めた何人かは、それぞれに秘密を抱え、やがては殺しあう事態になるのだが、私的には殺しあう事態になる後半は興味が削がれた。

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    2025年02月17日
  • 警官の道

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    警官にまつわる有名作家たちの小説まとめ集で、半分以上は面白かった。私の好きな中山七里はもちろん面白いが、深町秋生のクローゼットも良かった。最後の柚月裕子の作品は心を掴まれうるっとくる。

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    2025年01月21日
  • 告白の余白

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    古本屋さんで見つけて、興味が湧いたので購入。
    京都の人が嫌いになったとか、怖いというクチコミが多いと感じたが、わたしは嫌味や皮肉を上品に相手にぶつける様が面白かった。言い回しやその意図から学ぶこともあったし、言葉の裏の意味が明かされていくのも楽しかった。後半はこの台詞はどんな意味か予想しながら読んでいた。
    最後まで本心が分からない京子に、怖さを感じながら上品で美しくも感じた。

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    2025年01月06日