下村敦史のレビュー一覧

  • ガウディの遺言

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    ガウディの建築物やサグラダ・ファミリアの秘密、バルセロナの歴史について知ることができる。
    今までは特に興味が無かったのに、読んだ後はバルセロナに行ってみたくなった。
    一つの殺人事件をキッカケに、佐々木志穂は“未完の教会”を巡る陰謀に巻き込まれていく。
    壮大なミステリーだった。

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    2023年05月22日
  • ガウディの遺言

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    サグラダファミリアの尖塔に死体が吊り下げられたーーー。

    死体の発見から始まるサスペンス。姿を消した父、襲いかかる謎の男。
    サグラダファミリアについての深掘りあり、バルセロナの歴史にも触れた内容充実の一冊。

    帯の一文で絶対読むと決めてた本。下村先生、こういったものも書かれるんですねー。

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    2023年05月09日
  • 悲願花

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    ネタバレ

    よく考えられたプロット。文庫本の帯にあるように、最後見えていた光景がパタパタと反転する。
    主人公は一家心中の生き残りの少女。大人になっても親への恨みを抱えているためか、主人公に感情移入がしにくい。主人公のその感情が物語のベースなので仕方がないのだが・・・。

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    2023年04月30日
  • 悲願花

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    こんな境遇で育った幸子の闇堕ちが見ていて辛かった。もう一方の親子は、そうであってくれ…と思った願いが通じてほんの少し胸を撫で下ろしました。

    往復書簡の件は違和感ありまくり…からのなるほどな!とまた一つ学ばせてもらいました。

    ラストで判明した事実がしんどくて考えさせられました。


    〈“加害者“と“被害者”は紙一重〉
    〈“被害者”と“加害者“を繰り返す負の連鎖〉かぁ、、、こわいなぁ、、、
    日常の些細なことでもあるなって、、、

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    2023年04月29日
  • ガウディの遺言

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    ダ・ヴィンチコードと懐かしいバルセロナの旅思い出した。旅行中、カタルーニャは意識しなかったが…詳しい観光パンフ読んでる気分に。ただ主人公は「わかった」と推理進めるが、付いて行けず、立ち止まる事しばしば…。ガウディについては、どこまでが事実なんだろう。

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    2023年04月29日
  • 絶声

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    父の遺産を巡るきょうだい達のマネーゲームの行く先は…というストーリー

    自己中心的で力を持つ人の晩年は、特に病を得たりするとこうなるものなのだろうか
    ならばもっと…するはずだろうに、という疑問や違和感が湧いて来る展開だった

    最後に「良い話」風の教訓めいたエピローグが入るが、これは要らなかったのではないか
    全般的にシリアスなトーンだが、コメディタッチの話の進みの方が合ってたのかな?という個人的な印象

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    2023年04月26日
  • ガウディの遺言

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    ガウディやサクラダ・ファミリアの事、スペイン内乱のこと、今まで以上に詳しく知ることが出来た。一度自分の目で見てみたいです。

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    2023年04月17日
  • ガウディの遺言

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    ネタバレ

    今までの著者のテイストとは違った印象のミステリー。

    コロナ前に行ったバルセロナの思い出がよみがえり、サクラダファミリ、ガウディとスペインの風景や歴史をあたらめて知ることとなる。

    とはいえ、ミステリーの部分は、あまり納得がいかないというか、ガウディにこだわりすぎて、ミステリー要素は薄まった感が強い。

    完成がコロナ禍で未定となったこと、はじめて知る。
    残念でもあるような、未定のままでもロマンがあるような気がする。

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    2023年04月12日
  • ガウディの遺言

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    1991年、バルセロナ。

    佐々木志穂25歳は13年前、サクラダ・ファミリアの石工となった父に連れられてバルセロナにやってきます。
    母は志穂が小学生の時にバルセロナのグエル公園で強盗に刺されて亡くなっているので、志穂にとっては忌むべき土地でした。
    志穂には恋人のホルヘがいて、結婚を望まれています。

    父の仲間で伯父のように慕っていたアンヘルが、アントニオ・ガウディの先端で首を縛られ吊られて殺されているのが発見されます。
    ちょうどその頃志穂の父は行方不明になり、刑事から、犯人は石工である可能性が高く、父には当日のアリバイがないとされ、殺人犯ではないかと糾弾され追われてしまいます。

    志穂は父から

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    2023年03月22日
  • 真実の檻

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     亡くなった母親の遺品を整理する最中、大学生の石黒洋平は「赤嶺信勝」という差出人からの手紙を複数見つける。他にもその男と思われる人物が母親の腹部をなでるようなポーズを撮った写真もあった。もしかしてこれは、自分の本当の父親ではないのか。気になって調べ始めた洋平はやがて、赤嶺信勝が母親の両親を殺した連続殺人犯として逮捕され、死刑判決を受けた人物であると知る。

     冤罪を扱った作品ではあるが、単純に悪意によって作られたものではなく、大切な人を思って自ら望んだ冤罪というものも存在するのだというのを知らされる。真実を追求したことで、次々と自分の首を絞めていくような展開に陥っていく主人公だったが、最後には

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    2023年02月19日
  • コープス・ハント

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    ネタバレ

    先に似たような叙述トリックものをよんでしまっていたせいかそれと比較して荒削りに感じてしまいました。
    また、猫を弱らせていって…という話がネットに転がっている有名なサイコパス診断の内容そのままなのが気になってしまいました…。
    物語自体はそこそこ面白く(特に女性刑事視点が)スラスラと読み進められたのですが最後の最後で毒親や漫画・アニメが犯罪に与える影響について説教臭い内容が長々と書かれていたのに少しげんなりしてしまいました。

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    2023年01月31日
  • 失踪者

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    登山のことも雪山のことも全く無知なまま読んだけど、実際の光景を見ているようでとても惹かれた。
    樋口の遺体がなぜ歳をとっていたのか、その真実には驚いた。

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    2023年01月03日
  • 絶声

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    キャラはステレオタイプだしストーリーはベタだし、そのせいでせっかくの仕掛けも「ふーん」て感じ。
    特に兄と姉なんてどうしてこんな使い古された金持ちの子のお手本のようなキャラクターにしてしまったのか。
    なんかもったいないなぁと思う。
    内容はわかりやすくて読みやすかった。

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    2022年11月19日
  • コープス・ハント

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    異常殺人者による発言により、世間のトレンドは死体探しに。

    YouTuber達による死体探しと、主人公刑事の望による捜査が行われる…

    それぞれの話はテンポ良く進む。
    最後の仕掛けも面白いとは思ったが、この作者の他の作品も知ってるだけにもう一捻り欲しかったというのが正直なところ。

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    2022年11月14日
  • 生還者

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    久しぶりに読む山岳ミステリー。

    解説にもありますが、やや稚拙さが気になる仕上がり。
    けれど下村氏の作品には常に何かしらの新しさを感じます。

    登山をやめたはずの兄が雪山の雪崩で死亡。
    遺品のザイルに人為的な傷を見つけた増田は兄の死因が本当に雪崩だったのか疑うようになる。
    そんなとき、同じ雪崩に遭うも生還した2人の男性がメディアの前に現れ、真っ向から食い違う主張をする。
    嘘をついているのはどちらか、その理由はー?

    「なんでもっと早く気付かないの?」と聞きたくなるような箇所があったり、トントン拍子に話が進みすぎたりするきらいはありますが、構成はよいです。
    まずまず楽しめました。

    でも「闇に香

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    2022年09月04日
  • コープス・ハント

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    202203/結末や展開でうーんと思う箇所もあるんだけど、設定の独創的な面白さと途中でやめられない巧みなリーダビリティは今作もさすが下村敦史だった。

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    2022年09月04日
  • 生還者

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    生還するとういうことは喜びだけではなく、苦しみもあるんですね。私の中で山岳小説ほど別世界に連れていってくれる小説はない。

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    2022年08月02日
  • 告白の余白

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    どこまで誇張か分からんけど
    京都を嫌いになること請け合いw

    でも逆に老舗に行って女将とか観察してたいかも。

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    2022年07月29日
  • 告白の余白

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    京言葉の裏を書いた少し不思議なミステリ。

    私は普段からかなり分かりやすい嫌味じゃないと
    気が付かないくらい
    人の言葉の裏というものに無頓着なので
    京都では生きていけないな…。

    もちろん脚色されたものだとは思っているけど
    裏を読まないといけない土地、私には住めそうもないや…。

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    2022年06月29日
  • 黙過

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    ネタバレ

    最後に物語を無理やり繋げた感もあるが、異種間移植というものがあるものがあることを初めて知り、勉強になった。

    現時点で実際どこまでできるのか分からないが、倫理上の問題が非常に多そうだ。

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    2022年06月27日