下村敦史のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
一番の驚きはこの家!
本当に建築してた!建築士一級が換気とか開口とかも相談しながら作って建てた、まさにミステリー向きの家!
えぇーこんな家あるの!?
って毎回本読みながら思ってたけど、写真もあって、実際に著者の家らしい。
すげえ。
隠し扉は文庫の一つが鍵になってるとか!!!
そこまで!?本物!?!?
中も海外ミステリー風なしつらえ。
これ、ミステリー界ではすごいかもしれないけど、主婦目線では壁のモールディングとか、シャンデリアとか。
変な石像とか、風呂場にいるカメ持ったなんかとかは、ぶっちゃけめちゃくちゃ掃除大変だよね。
笑
埃がさ。
モールディングの中に溜まるのよ。きっと。 -
Posted by ブクログ
探偵ものの殺人ミステリーとして、一風変わったチャレンジがなされた作品です。
ミステリー作家が建てた洋館に、編集者、作家、探偵らが招かれた。吹雪の夜に館の主人が殺害されてしまう。犯人は一体?というお話です。
ストーリー構成も、伏線を回収しつつのどんでん返しも、ミステリーとして良作です。
ミステリーファンでもある作者のご自宅をモデルにしているところがポイントなのですが、それだけに建物の描写に力が入っています。
それが逆効果として、くどく感じられてしまいました。
また、意図的なものだとは思いますが、執事役の科白に敬語の誤りが散見されるのが残念でした。個人志向として、美しい日本語の文章が好みな -
Posted by ブクログ
ネタバレ電動自転車のブレーキ不具合で事故が起き、電動自転車を販売する会社の社長が自殺した。妻、開発課長、営業部長、清掃員、運転手、記者、被害者遺族の関係者7人が社長室を模した廃墟に集められた。48時間後に毒ガスを注入するが、社長を殺した「犯人」のみを助けるという謎の声。生き残りたい7人は自らの秘密を自白していく…。
タイトルに釣られて読み始めたけれど、正直うーん…。なかなか読み進まなかった。読み終えてみると確かに作中の状況を正しく表現しているのだけれど、正直タイトルの期待値には届かなかったかなという感じ。
はじめにデスゲームの生存者が明かされ、そこから当時の状況を振り返る形で進むと思いきや、途中で不自 -
Posted by ブクログ
ネタバレ深刻なんだけど、読んでいるとなぜか可笑しくなる。笑い事じゃないんだけれど。
あらすじからして面白そう。実際、凶悪犯と同姓同名というのは嫌なものだろうし、就職試験で内定がもらえないのも名前が原因かもしれないと思いたくなるだろう。
それでも、実際の被害者遺族や加害者家族よりましだと言われてしまう。微妙な被害。
被害者の会が迷走していくのもとてもリアルだし、最後のどんでん返しは意外だった。
そして、終盤で登場する「大山正紀」の切々とした言葉は、同姓同名とまったく関係が無い私も考えさせられるものだった。
名前に負けない生き方をする。
彼のこれからを応援したい。
そして、本当に最後の最後、名前から逃