下村敦史のレビュー一覧
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購入済み
悔しい!ヤラレタ
真相が分かったとき、何故その可能性にもっと早く気づかなかったのか、悔しさがこみあげた。
ミステリーにおいては、この悔しさは満足度と同義語だ。
少しだけ残念なのは、せっかくタイムリミット付きの誘拐事件まで発展させたにも関わらず、えらくあっさりした解決。
もう少しハラハラドキドキさせてもらっても良かったかも、
なので⭐️一つすくなめ。
ミステリーとしては⭐️5つ間違いない。 -
Posted by ブクログ
元ネタのアイアムアヒーローを読んだことも観たこともないのですが、好きな作家さんが多かったので手に取ったら個人的にはあたりのアンソロジー。
朝井リョウくんの話もさみしい青春、恋愛小説ですき。いじめっ子と人気者と一匹狼的なこのカースト。
藤野可織さんの話も久しぶりに読んだけどよかったな。やっぱりさみしい。仲間内って難しい。
最高だったのは佐藤友哉、島本理生夫婦の合作。こんな豪華な作品が辞めるなんて…!!! よかった、かなりよかった。引きこもりと心に傷を負ったシスターの話でよかった
全部にもちろんゾンビのような感染症の元ネタの設定が絡んでいるのですが話を知らなくても面白かったです -
Posted by ブクログ
「全員犯人、だけど被害者、しかも探偵」
タイトルも最後の最後になると分かる。
社長室で社長が殺された。それに「関わる」メンバーが7人ある廃墟に集められる。社長を殺した犯人だけ生きて帰してやる、犯人以外は全員毒ガスで殺す、と脅された7人。一人が犯人だと名乗り出れば、誰かが矛盾を見つけそれを否定し、自分が犯人だと名乗り出る。このやり取りを7人で繰り返すので、タイトルの全員犯人と、しかも探偵は、すぐ気づきます。では、被害者はどういう意味か。それは中盤で明らかに。
誰かが罪を自白→誰かが推理しそれを否定。そして罪を自白→また誰かが犯行の穴を見つけ否定を繰り返す。加えて互いに罵倒し合うので、徐々に予定調和感と中弛みを感じましたが、この繰り返しには意味があったのだと後でわかります。ところどころ違和感があったけど、あれは気づかせるためだったのねと気づく訳です。とは言え、長いなと感じる人が居てもおかしく無いかなと。最後にもう一度タイトルの意味がわかりますが、流石に鋭過ぎる気がしますが、あの締めじゃないとタイトル回収が出来ないので必要なものだった気がします。
設定と言えば良いのか、叙述トリックが複雑と言えば良いのか、分かりませんが、こう言う様々な人が出てきて掻き回す物語の場合、結局何だったのかとなりがちですが、それは無かったのは良かったですね。