下村敦史のレビュー一覧
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10年前転落事故で死亡した友の遺体を収容しに、主人公は南アンデスのシラウ・グランデ峰に向かう。しかし、その事故現場で見つけたのは、数年分歳を取っていた友の遺体だった。
その理由(わけ)は?
さらに死んだはずの友と同じ登攀スタイルの人物が現れ、オカルト的な謎がさらに深まる。
そして小説は、2016年の現代と事故当時の06年、大学時代の1991年や92年、さらには99年、03年、04年と、目まぐるしく過去と現代を行き来する。
著者の巧みな手法に翻弄されながら、読者は頁を捲らざるを得なくなる。
随所に記される登山シーンは、その場に臨場しなければ描けないほど見事な迫力がある。
しかし、著者に本格的な登 -
購入済み
悔しい!ヤラレタ
真相が分かったとき、何故その可能性にもっと早く気づかなかったのか、悔しさがこみあげた。
ミステリーにおいては、この悔しさは満足度と同義語だ。
少しだけ残念なのは、せっかくタイムリミット付きの誘拐事件まで発展させたにも関わらず、えらくあっさりした解決。
もう少しハラハラドキドキさせてもらっても良かったかも、
なので⭐️一つすくなめ。
ミステリーとしては⭐️5つ間違いない。 -
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元ネタのアイアムアヒーローを読んだことも観たこともないのですが、好きな作家さんが多かったので手に取ったら個人的にはあたりのアンソロジー。
朝井リョウくんの話もさみしい青春、恋愛小説ですき。いじめっ子と人気者と一匹狼的なこのカースト。
藤野可織さんの話も久しぶりに読んだけどよかったな。やっぱりさみしい。仲間内って難しい。
最高だったのは佐藤友哉、島本理生夫婦の合作。こんな豪華な作品が辞めるなんて…!!! よかった、かなりよかった。引きこもりと心に傷を負ったシスターの話でよかった
全部にもちろんゾンビのような感染症の元ネタの設定が絡んでいるのですが話を知らなくても面白かったです -
Posted by ブクログ
ネタバレミステリー好きなら多分予想が当たる部分が多いと思います。
読みながら推理したものが少しでも当たると嬉しいですね。
あんなに下品なことばかり言って人を苛つかせていた山田さんについて、殺された後にあれは演技だったこと、殺された原因が復讐と無関係な人間を共犯者が殺そうとしていたことに反対したから、などを知り、生きたまま実は演技だったんだ、色々嫌なこと言ってごめんな、って言って和解してから皆で協力して財宝見つけて欲しかったな〜なんて、思いました。
モデルさんが若いだろうにすごくしっかりしていて、同じ恨みを持つ犯人たちに、罪を背負ってほしくないという気持ちをもつ優しさもあり、魅力的でした。
でも結局モデ -
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脳内カロリーの消費が凄まじい……!
主要な登場人物が「大山正紀」だらけ。どの大山正紀なのか混同しないように、そして何より仕掛けに騙されないぞ!と神経を尖らせながらの読書だった(汗)
物語は、世間を騒がせた女児惨殺事件の犯人と同姓同名であったがために、人生を狂わされた男たちの群像劇。失われた平穏とアイデンティティを取り戻すべく、「大山正紀同姓同名被害者の会」を立ち上げるが…。
そんなに都合よく大山正紀さんが何人も集まるの?という野暮なツッコミはこの際置いといて、何ともアクロバティックな設定の妙にワクワクしながら読んでいく。個性豊かな大山正紀たちが織りなす奮闘劇の末路には驚かされた。
本作が