下村敦史のレビュー一覧

  • 口外禁止

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    弱者男性がAIに人生をプロデュースしてもらう話
    友達関係も恋愛も立ち振る舞いから言動まで、全てをAIのアドバイスに従って動く主人公に終始イラつきました
    私には全く理解できないネガティブ思考の主人公…なんでそこまで卑屈になるんだろう?
    とにかく性格が暗いし思考の偏りが酷いし、自分というものもない
    そりゃ友達できないわな…笑

    そんな主人公はある出来事をきっかけにスーパーAIから人生丸ごとプロデュースされる被験者となり、日常が一気に好転していく
    可愛くて巨乳(笑)の女の子とドラマティック(笑)な出会いをしてみたり、陽キャな男の子と偶然出会い刺激的な日々を送ったり…
    少年漫画のラブコメみたいな展開に

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    2025年09月19日
  • 暴走正義

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    いずれも手垢の付いたテーマだけと、やっぱり考えさせられる。ただ「再犯」は理解できなかった。他も下村さんらしからぬ浅さ。「赤の他人が物事の表面だけを見て“真相”知った気でいると、いつか足をすくわれる」いくらなんでもこんなお粗末な記者はいないだろう。「疑惑を報じて、間違いが発覚しても素知らぬ顔して、次の暴露へ。正義のつもりで」うーむ。

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    2025年09月17日
  • 口外禁止

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    突然、届いた「あなたを人生プロデュースします」という謎のメール。最初は「そんなのありえない」と思いながらも、サッカーの勝敗結果を的中を実感して信じてしまう、、、そんな流れに、「もし自分も同じ状況にいたら?」と恐ろしくなりました。
    「SNS・AI・闇バイト・情報操作」物語が決して他人事に思えませんでした。
    ロペの指示に従うようになるプロセスは、「やってみたい」「変わりたい」という気持ちもありつつ、知らず知らずのうちに他者の意図に操られていく怖さをじわじわ感じさせます。
    物語が進むにつれ、指示が「アドバイス」から「コントロール」へと変わっていき、自己決定が徐々に奪われていく恐怖が増し、終盤では罠に

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    2025年09月16日
  • そして誰かがいなくなる

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    意外な終わり方で面白かった!
    最後は二転三転し、ストーリーに惹きつけられました。
    盗作疑惑等作家の世界も大変なんだなぁと感じた。

    とにかく本に出てくる大物作家「美津島磨朱李」が、まさかあの方とは…笑

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    2025年09月15日
  • そして誰かがいなくなる

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    冒頭で隠し部屋などキーになる部分が語られ、わかりやすい伏線が多いように思った。トリックなどは特段おもしろみはなかったが、最後は意外性があった。結末までのストーリーは少々退屈に感じた。

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    2025年09月15日
  • 全員犯人、だけど被害者、しかも探偵

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    ネタバレ

    電動自転車で死亡者を含む事故が起き、欠陥報告を隠ぺいしたとして苛烈なバッシングを受けていた社長が引きこもっていた社長室で自殺をした。
    その後とある廃墟に7人の人間が集められる。社長夫人、会社の社員2名、運転手、清掃員、被害者遺族代表とバッシング記事を書いた記者。社長室を模した廃墟の部屋でスピーカーから声が流れてきた。「48時間後に犯人だけが助かる」と。7人は必死で自白合戦を繰り広げる…

    犯人だけが生き残れるということで、各人が犯人だと自白しほかの人物が探偵となり穴を指摘…6人の死体が発見されたという描写もはさまれるので、クローズドサークルでのバトルロワイアルの様相を呈してくる。何人かは計画に

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    2025年09月13日
  • 全員犯人、だけど被害者、しかも探偵

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    面白かったー!!
    本当に犯人で被害者で探偵だったww
    登場人物全員なにかしらやってるのは予想した通りだったけど、なるほどなーってなった。
    最近この、SNSなどの世論が人を殺す系の問題提起は多い印象。

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    2025年09月11日
  • 口外禁止

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    ネタバレ

    AIが犯罪に利用されると、洗脳して人を動かすということもあり得るかも。
    セリフの一つまでコントロールされる異常さは恐ろしい。
    3人全員プロデュースされていたのは流れからわかってしまった。
    後半に向けて緊迫感が増し、まぁまぁ面白かかった。
    結局ROPEははAIじゃなくて実在する人間だったけど、AIの誘導で間違った方向に行ってしまうのはじゅうぶんにあり得そう。
    奈良岡が悪い人じゃなくて良かった。

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    2025年09月09日
  • 口外禁止

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    ネタバレ

    人付き合いが若者がAIザムのアドバイスに従って行動をすることで、人生が好転していく。最初は全然ミステリー感がなく、新しい友達ができて楽しそう。物語が半分くらい進んだところで急展開。犯罪に巻き込まれてハラハラしながら読んだ。設定も展開も面白く、SNSのあたりは現代ならではって感じだった。自分で善悪を判断して行動することは大切!

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    2025年09月08日
  • 暴走正義

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    SNSでも取り沙汰されるようなテーマでの正義の暴走と手のひら返しを描いた短編集。
    普段からSNSで政治や社会問題を見てる人にとってはものすごく身近で、自身もその愚かな集団の一人とわかっていながらも他人を馬鹿かなと思ってしまうあの感じ、が散りばめられてるなと思いました。
    どれも面白いですが、短編ゆえ掘り下げることもなくさっくりあっさり終わってしまうのが残念。

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    2025年09月07日
  • 逆転正義

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    ネタバレ

    出張のお供で購入。各章ごとに読み切りなのでさくっと読み切れました。
    読み手が想像する結末をひっくり返す(えっそれ?)というオチが多く、どんでん返し好きならハマるかも。

    鬱ぽい展開、結末が多いのですこし覚悟はいる。

    あくまで短編もののどんでん返しなので、衝撃は少ないです。しかし複数の話が詰め込まれているので、その分味わうことができる。

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    2025年09月04日
  • 全員犯人、だけど被害者、しかも探偵

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    読むまで題名の意味が分からなかったけど、読んでなるほどと思いました。読んでみないと分からないドキドキがあって面白かったです。

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    2025年09月04日
  • 口外禁止

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    ネタバレ

    2025/06/01予約58
    AIだと思うと、こんなにも信頼してしまうのか…このジャンルに疎いため、これがAI的なのかChat的なのか理解できないが、騙される過程がリアル。イヤホンから聞こえるセリフをそのまま口に出す、というロペに対する万能の信頼感。だんだん、どうして?とサッカーの話は分からないので飛ばし読みしたが特に問題ではなくよかった。3人は今後、正解でなくとも自分の判断で選んだ人生を進んでいけるだろうな。

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    2025年09月04日
  • 暴走正義

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    面白くない、とは言わない。タイトルの「暴走正義」の通り、主観的正義は暴走をはらむ危険性にあふれており、それがストレートに表現されている6編ではある。普通の作家であれば褒めたいところだが、下村氏はこんなストレートな表現で満足してはいけない作家だ。誰でもわかる表現を下村氏のような作家に求めてはいない。もっとテーマの深淵を覗かせてくれるような描写力・表現力を十分もっているので、このレベルが上梓されるのは個人的に本意ではない。

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    2025年09月01日
  • 全員犯人、だけど被害者、しかも探偵

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    なかなかあり得そうもないタイトルだけど、読み終わった時にそういう事かー!!となります。
    何を言ってもネタバレになるので気になったら読むしかない。

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    2025年08月30日
  • 同姓同名

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    ネタバレ

    話題だった時に、積読リストに入れていました。
    凶悪犯罪者が自分と同じ名前「大山正紀」だったために、理不尽に人生を振り回された「大山正紀」たちの物語です。

    凶悪犯罪とはいえ少年犯罪だったため名前や顔は伏せて報道されていたのに、正義を振りかざした人々がSNSで犯人のプライバシーを明かしてゆきます。
    その結果、犯人ではない「大山正紀」は名前を明かすだけで嫌悪感をあらわにされたり、学校推薦や就活で不利になったり、いじめにあったり・・・
    更に、同姓同名の無関係者を犯人だと決めつけて拡散されるという悪循環が続いてゆく・・・
    誰にもわかってもらえないこの苦しみを慰みたいと、SNSで同じ被害にあっている人々

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    2025年08月25日
  • 全員犯人、だけど被害者、しかも探偵

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    えっ、って思う展開とタイトルの意味が分かった時、それまでのモヤモヤした感情が一旦ゼロになった。登場人物全員に全く共感できない、スッキリすることがない作品だった。

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    2025年08月20日
  • 全員犯人、だけど被害者、しかも探偵

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    犯人のみ命が助かるデスゲームの中で、生きていく為に必死になっていく参加者の姿は圧巻でした。被害者ポジションになったり探偵役になって他人を追求したり、嘘をついてでも犯人なったり、この世の縮図を見せられてるような感覚になりました。メディアの報道、SNSでの罵詈雑言、正義を盾に暴力をふるう人など現代の病理にも言及されていて良かった。この小説のタイトルが綺麗に回収されていく様はお見事でした。

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    2025年08月14日
  • 逆転正義

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    202505/タイトルや帯からも、全篇大どんでん返しミステリ短編集というのがうたわれているので、ついつい疑いの目で読んでしまったし若干無理くり感ある話もあったけど、それでも意外さ・予想外の真相や結末に驚きがあってとても楽しめた。下村敦史のすごさを改めて味わえる一冊。

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    2025年08月13日
  • 同姓同名

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    ネタバレ

    同姓同名の大山正紀が犯罪をしたことで、大山正紀は人生を狂わされる。
    人生がうまくいかないのは大山正紀のせいか、人生を取り戻すためにはどうすればいいか、ミステリー、SNSの社会問題、自己啓発などの一面がある面白い題材の小説。
    ただ最後は、下村さんらしくしっかりしたミステリーで着地させてました。

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    2025年08月12日