下村敦史のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
弱者男性がAIに人生をプロデュースしてもらう話
友達関係も恋愛も立ち振る舞いから言動まで、全てをAIのアドバイスに従って動く主人公に終始イラつきました
私には全く理解できないネガティブ思考の主人公…なんでそこまで卑屈になるんだろう?
とにかく性格が暗いし思考の偏りが酷いし、自分というものもない
そりゃ友達できないわな…笑
そんな主人公はある出来事をきっかけにスーパーAIから人生丸ごとプロデュースされる被験者となり、日常が一気に好転していく
可愛くて巨乳(笑)の女の子とドラマティック(笑)な出会いをしてみたり、陽キャな男の子と偶然出会い刺激的な日々を送ったり…
少年漫画のラブコメみたいな展開に -
Posted by ブクログ
突然、届いた「あなたを人生プロデュースします」という謎のメール。最初は「そんなのありえない」と思いながらも、サッカーの勝敗結果を的中を実感して信じてしまう、、、そんな流れに、「もし自分も同じ状況にいたら?」と恐ろしくなりました。
「SNS・AI・闇バイト・情報操作」物語が決して他人事に思えませんでした。
ロペの指示に従うようになるプロセスは、「やってみたい」「変わりたい」という気持ちもありつつ、知らず知らずのうちに他者の意図に操られていく怖さをじわじわ感じさせます。
物語が進むにつれ、指示が「アドバイス」から「コントロール」へと変わっていき、自己決定が徐々に奪われていく恐怖が増し、終盤では罠に -
Posted by ブクログ
ネタバレ電動自転車で死亡者を含む事故が起き、欠陥報告を隠ぺいしたとして苛烈なバッシングを受けていた社長が引きこもっていた社長室で自殺をした。
その後とある廃墟に7人の人間が集められる。社長夫人、会社の社員2名、運転手、清掃員、被害者遺族代表とバッシング記事を書いた記者。社長室を模した廃墟の部屋でスピーカーから声が流れてきた。「48時間後に犯人だけが助かる」と。7人は必死で自白合戦を繰り広げる…
犯人だけが生き残れるということで、各人が犯人だと自白しほかの人物が探偵となり穴を指摘…6人の死体が発見されたという描写もはさまれるので、クローズドサークルでのバトルロワイアルの様相を呈してくる。何人かは計画に -
Posted by ブクログ
ネタバレ話題だった時に、積読リストに入れていました。
凶悪犯罪者が自分と同じ名前「大山正紀」だったために、理不尽に人生を振り回された「大山正紀」たちの物語です。
凶悪犯罪とはいえ少年犯罪だったため名前や顔は伏せて報道されていたのに、正義を振りかざした人々がSNSで犯人のプライバシーを明かしてゆきます。
その結果、犯人ではない「大山正紀」は名前を明かすだけで嫌悪感をあらわにされたり、学校推薦や就活で不利になったり、いじめにあったり・・・
更に、同姓同名の無関係者を犯人だと決めつけて拡散されるという悪循環が続いてゆく・・・
誰にもわかってもらえないこの苦しみを慰みたいと、SNSで同じ被害にあっている人々