下村敦史のレビュー一覧

  • 失踪者

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    ネタバレ

    山岳ミステリー。10年前に滑落して失踪した相棒の遺体を回収しに行くと、明らかに年を取っていた。なぜか?相棒の足取りを追うと、別名で8000m峰を登りまくる謎の日本人にたどり着く。しかし相棒は5年前に死んでいた、では今の謎の登山家は誰なのか?
    登山の描写はまあまあのリアリティ。ストーリーの展開も早く読みやすい。
    主人公のがっかりを払うために8000m峰に登って強さを証明し、最後は病気で死ぬ前に、クレパスに自ら戻って死ぬという、主人公と相棒の友情が、というか樋口の主人公ラブ度がすごすぎ。あと、宮崎というキャラの性格がくそ過ぎて逆にすがすがしいほど。

    0
    2019年05月31日
  • 告白の余白

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    双子の弟英二が自殺した兄の不思議な遺言の謎に迫るべく京都で謎を解いていく。
    こんなストーリーですが、果たして今まで高知で農業を営んできた弟が各地を放浪してきた兄になり変われるのかという疑問さえ克服できれば、真実は何かを探る楽しいミステリの世界に浸れます。
    「京都」の色々な風習や考えが伏線であったり、謎であったりして楽しめました。
    京都の人がここで描かれているような人でないとは思いますが、いかにもありそうと思えるところが怖いです。
    作者はまさしくここに描かれた高知出身の父と京都出身の母の子で、編集者が京都出身というのも、物語を読み終わって納得感がありました。

    0
    2019年04月22日
  • 告白の余白

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    自殺した兄の遺書の真相を確かめるため、京都に赴いた双子の弟。
    訪ね当てた恋人に兄と間違われ、そのまま成り済ます。
    京都人の本音を見せない躱し方やはぐらかし方に惑わされる弟、謎めいた手紙の意図は、そして成り済ましはいつばれるのか、ハラハラしながら頁をめくる。
    しかし、終盤にきての意外や意外・・・・
    著者の巧みなミスリード(漢字ではなく、かなを使うなど)に、主人公ともども惑わされてしまった。
    京都祇園や舞妓の裏話的な詳述は、花街探訪を体験したかの如くであり、また、直接的な物言いをしないという京都の土地柄及び京都人の人柄についても、読後少し参考になったかな。

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    2019年03月06日
  • 失踪者

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    生還者 に続く下村さんの 山岳ミステリー
    10年前の転落事故でクレバスに置き去りになっている親友樋口を迎えに行く真山…が氷漬けの遺体が何故か年老いていた!? 樋口はあの時亡くなったはず!それとも?
    この謎を軸に真山と樋口の出会いまで遡り、そこからぐいぐい話に引き込まれます。
    さすが下村さん。今回もほぼ一気読み!
    下村さんのおかげで、自然に魅せられ、生死をかけた熱い登山家達の生き様に興味が湧きました。

    1
    2019年02月11日
  • 失踪者

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    ストイックに山と向き合う真っ直ぐな山男同士の友情は静かな情熱を帯び、ひしひしと胸に迫る。氷の底で二度命を落とした真実が明らかになった時、涙が滲み心が震えた。
    孤高の頂にいたミステリアスな樋口も魅力的だったが、真山との絆に溶かされ、悲しみや埋めようのない空白を知って弱さを垣間見せる彼の姿もまた人間らしい魅力が尽きない。時代が前後する読みにくさを除けば脇役も善悪明解でスッキリ。
    山に魅せられた男たちの間に女の入り込む余地がない一抹の寂しさを感じながら、一切湿っぽさのないカラッとした晴天のような読後だった。

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    2019年01月15日
  • 失踪者

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    友人、と言うには軽すぎる友と過ごした登山。その相棒が登山途中の事故で自分たち達を助けるために、ザイルをみずから切って死亡したと思っていた。その亡骸を見つけ連れ帰って弔おうとしたのだか、事故を起こした時よりも明らかに歳を重ねていた。
    彼はいつどうして、同じ場所で亡くなることになったのか!
    山男の友情に溢れる物語。

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    2018年11月10日
  • 失踪者

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    10年前転落事故で死亡した友の遺体を収容しに、主人公は南アンデスのシラウ・グランデ峰に向かう。しかし、その事故現場で見つけたのは、数年分歳を取っていた友の遺体だった。
    その理由(わけ)は?
    さらに死んだはずの友と同じ登攀スタイルの人物が現れ、オカルト的な謎がさらに深まる。
    そして小説は、2016年の現代と事故当時の06年、大学時代の1991年や92年、さらには99年、03年、04年と、目まぐるしく過去と現代を行き来する。
    著者の巧みな手法に翻弄されながら、読者は頁を捲らざるを得なくなる。
    随所に記される登山シーンは、その場に臨場しなければ描けないほど見事な迫力がある。
    しかし、著者に本格的な登

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    2018年10月26日
  • 失踪者

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    ネタバレ

    山の壮大さや自然の美しさと恐怖が存分に感じられる。命をかけて雪山に登る意味。一匹狼だった樋口が相棒を得て、一人が寂しいと語る場面が印象的。登山の苦しみ、辛さ、そして何ものにも代えがたい喜びが伝わってくる。樋口が一度は生還したのにまた雪山で、同じ場所で死んだのはなぜか。謎めいたものがあり、一人の人間の過去を追う。取り戻すことのできない時間や後悔はあるけれど希望も感じられる真相でよかった。

    0
    2018年10月11日
  • 闇に香る嘘

    購入済み

    悔しい!ヤラレタ

    真相が分かったとき、何故その可能性にもっと早く気づかなかったのか、悔しさがこみあげた。
    ミステリーにおいては、この悔しさは満足度と同義語だ。
    少しだけ残念なのは、せっかくタイムリミット付きの誘拐事件まで発展させたにも関わらず、えらくあっさりした解決。
    もう少しハラハラドキドキさせてもらっても良かったかも、
    なので⭐️一つすくなめ。
    ミステリーとしては⭐️5つ間違いない。

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    2017年12月29日
  • アイアムアヒーロー THE NOVEL

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    元ネタのアイアムアヒーローを読んだことも観たこともないのですが、好きな作家さんが多かったので手に取ったら個人的にはあたりのアンソロジー。
    朝井リョウくんの話もさみしい青春、恋愛小説ですき。いじめっ子と人気者と一匹狼的なこのカースト。
    藤野可織さんの話も久しぶりに読んだけどよかったな。やっぱりさみしい。仲間内って難しい。
    最高だったのは佐藤友哉、島本理生夫婦の合作。こんな豪華な作品が辞めるなんて…!!! よかった、かなりよかった。引きこもりと心に傷を負ったシスターの話でよかった

    全部にもちろんゾンビのような感染症の元ネタの設定が絡んでいるのですが話を知らなくても面白かったです

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    2017年09月26日
  • そして誰かがいなくなる

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    2026年25冊目

    星2よりの3です。
    個人的に、、すごい面白くも面白くないとも、、
    はっきり言うと、印象に残らない小説でした。

    期待していた分少しがっかりしてます。
    海外の有名小説のオマージュ、筆者の実際にある自邸を舞台にした小説、下村敦史先生という実力派作家が書いた小説。これほどまでにこの小説を取り巻く環境が整っていただけに、内容がまずまずでした…勿体無いが最初の正直な感想です。
    驚愕するようなトリックも無く、なんとなく想像通りに物語が進んだなという印象です。
    実際にある自邸を舞台にしていることもあり、全体的にスケールの小さい物語になっていると思います。(まあそりゃ、でっかいお屋敷や城

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    2026年09月06日
  • そして誰かがいなくなる

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    ネタバレ

    非常に読みやすい。
    中身が面白いかといわれると、うーん。

    最後のQRコード読み込みまで行って、完結する本かな。
    そこまでいったら、おお、となった。

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    2026年09月06日
  • ネタバレあり~双紋島の殺人~

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    ネタバレ

    途中までは相当面白い。
    本のなかで、ネタバレになっている本が発売されて、それを読んでいるという入れ子構造。
    謎の孤島に前年も犯人である探偵、そして被害者の編集が来ていたという事実が途中で挟まれていたり、伏線も上手に入っている。
    ただ、理屈が多すぎな感じもする。
    また、犯人の殺害に気付き、とめに来たモデルの人の話など、ちょっと綺麗事というか。
    犯人に対する説教を始めるミステリーは、あまり好きじゃないです。

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    2026年09月05日
  • ネタバレあり~双紋島の殺人~

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    最初から7つのネタバレを提供される情報過多なミステリ。
    どうせこのネタバレで逆に翻弄されるんだろうなぁと思って読んでいたら…案の定でした。
    こんなんじゃ私は名探偵になれない。。。
    これだけネタバレされててもちゃんとミステリを成立させるのはすごいなぁ。
    ただネタバレを意識して読むと、どうしても推理しながらになるので、ミスリードされまくって混乱するので読む難しさが跳ね上がりました。
    ネタバレを気にせずに読んだ方が物語を楽しめるかも…

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    2026年09月04日
  • 失踪者

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    悪天候で樋口がクレパスへ滑落した。10年後転落事故現場を探索した真山は、当時より年老いていた彼と対面するのだった...山岳ミステリー小説『失踪者』はなにやら不可思議な状況からお話がはじまる。大学時代山岳部での二人の出会いから、将来の夢を語り合う登山仲間として親交を深める辺りが、一番盛り上がる。解説にもあるが、一ノ倉沢の衝立岩のシーンが圧巻である。垂直の岩壁、200m地点にボーダレッジを設置する。そこで一夜を過ごし、朝日を眺める二人...感動的な場面である。

    ボーダレッジとは:断崖絶壁などの垂直な壁(ビッグウォール)に吊るして使用する、携帯用の簡易ベッド(テント)のこと。

    世界最高峰、800

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    2026年09月03日
  • そして誰かがいなくなる

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    「そして誰かがいなくなる」
    ご自身の自宅を舞台にクローズドサークルのミステリ。

    現実とフィクションが混ざったような不思議な読感でした。

    館の細かい描写が冗長に感じた。館の写真もたくさん挿入されてるのは分かりやすいが本編には何も関係ないので、ただ自宅を自慢したいだけなのか。

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    2026年09月03日
  • 口外禁止

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    最後の最後まで予測不能な展開の連続で、先が全く読めず本当に面白かったです!張り巡らされた伏線と二転三転する真相に翻弄され、引き込まれる極上のサスペンスでした。

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    2026年08月31日
  • ネタバレあり~双紋島の殺人~

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    嵐により閉ざされた橋でつながっている2つの小島で起きる殺人事件
    それを記した単行本により読者に謎解きをしてもらおうという話
    途中でいくつかおかしな点があり、???となりながら読んでいたが伏線は回収された
    なんとも評価が難しい本

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    2026年08月23日
  • ネタバレあり~双紋島の殺人~

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    ネタバレ

    3.5
    ネタバレ1で最初の犠牲者を言う意味に引っかかっていて
    読み進めるとちゃんと名探偵っぽいが死んで、素性を偽っていないってのであぁ犯人かと思ってしまって少し楽しめなかった
    ただ、ちゃんと結末までは読めなかった!
    新しいスタイルだしこの本にしか出せない雰囲気で面白かった

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    2026年08月17日
  • 口外禁止

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    外に出ないとドラマは起きないってその通りだけど、家で1人でいるのが好きなのは変えられない〜〜〜〜
    ここまで人間関係に困ってはないけど、会話はやっぱり苦手だし上手いこと返せなかったなって思うし
    第三者目線に立って自分にアドバイスすればもっと上手く返せるのかな

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    2026年08月16日