下村敦史のレビュー一覧

  • 全員犯人、だけど被害者、しかも探偵

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    タイトルで読みたくなった本。

    最初に廃墟の見取り図があってよかった。

    なんとなく途中からゲームマスターが誰か予想がついてしまい、その予想が私としては珍しく当たってしまい、笑
    拍子抜け。

    証拠を捏造したり、虚偽の告発をしたり、ひどい登場人物ばかりだったけれど、これからの時代、AIの進歩もあるので、ますます罪のでっち上げは起こりそうだなと思い怖くなった。

    直接的な社長殺人の自白は、みんな自分が助かりたいための嘘だったけれど、命が惜しいとはいえ、よくそんなに素人がトリックを思いつくなと違和感があったのが、最後にそういうことかーとわかってスッキリした。

    0
    2025年11月09日
  • 暴走正義

    Posted by ブクログ

    金原ひとみさんのYABUNONAKAを読んだ後に、無意識にこの本を手に取って読んでいたことに何か運命めいたものを感じた。
    どんでん返しとはいうものの、両方の側面に正義はあるのかもしれない。
    何が正しくて何が間違っているのか。真実は決して1つとは限らない。
    SNSで同志を見つけるのはとても簡単すぎて、それが自分の信じる正義を無意識に暴走させてしまうのだろう。
    価値観や先入観や思い込みから生じる認知の歪み、想像も出来ない解釈をする人が世の中にはたくさんいて、それを煽るのもSNSだ。
    正当性は主張しても正義を振り翳してはいけない。
    コロナ禍以降Twitterのあまりにもアレすぎた。自分たちの鬱憤を晴

    0
    2025年11月09日
  • 全員犯人、だけど被害者、しかも探偵

    Posted by ブクログ

    奇抜な設定。ただ、デスゲーム要素は少なく、8割以上登場人物たちの会話だったので、ちょっと想像していたものとは違いました。所謂デスゲーム系を求めて読むと、ちょっと違ったとなると思います。ライトめなミステリーとして面白いし、タイトル回収もちゃんとされていて良かったですが、個人的な好みとしては、もっとデスゲームを見たかった…!

    0
    2025年11月06日
  • 緑の窓口 樹木トラブル解決します

    Posted by ブクログ

    購入して数日後に、ほんタメで下村先生のご自宅訪問が配信されて、そこでこの本に関することも少しだけお話されていた!

    下村さんらしくない作品という感想を目にしていたので、そのつもりで読み始めた。
    確かにらしくない作品で少し物足りないなぁと思ったけど、全体として良いお話。チャボヒバが良かった。

    紅葉を大人しい女性と想像していたが全然違った(笑)
    花粉症を軽く見られた先輩にちょっと同情。

    0
    2025年11月03日
  • 逆転正義

    Posted by ブクログ

    YouTubeの『ほんタメ』で作家のお宅訪問で知った下村さん。初めて下村さんの作品を読んでみました。イヤミスみもあり、『世にも奇妙な~』みもあり、どのお話も短くまとまっていて読みやすく楽しかったです。続編?の『暴走正義』も手元にあるので楽しみだけど、次はがっつり長編を読んでみたいです。

    0
    2025年11月03日
  • 全員犯人、だけど被害者、しかも探偵

    Posted by ブクログ

    初読み作家さん。
    長い割には面白みに欠ける感じがしました。
    途中で頭がごちゃごちゃになってきたし。

    そして読み終えた後に見取り図に気づいたという失態。

    0
    2025年11月01日
  • 口外禁止

    Posted by ブクログ

    なんとなく展開が読めてしまったけど設定が面白かった〜
    そこが繋がるんだ!みたいな驚きがあってよかった

    0
    2025年10月25日
  • 口外禁止

    Posted by ブクログ

    ライトノベルのような感じでサクサク読めました。
    主人公のキャラがいまいちイライラして入り込めず。
    そんな上手い話しがあるのかと、まぁカラクリがありましたわ。
    でも良い終わり方でありました(^^)

    0
    2025年10月23日
  • 全員犯人、だけど被害者、しかも探偵

    Posted by ブクログ

    登場人物が「俺の謎を解いてみろ!」言わんばかりに次々と謎(嘘)を重ねていく。王道のミステリー小説。

    残念ながら、心震える事はなく、「やられたぁ」という様子もなく終わってしまった。

    嘘をつかなければならない理由がもっと深ければ、もっとのめり込めるのだろうか?

    0
    2025年10月22日
  • 警官の道

    Posted by ブクログ

    警官をテーマに、七人の作家が競演する書き下ろし警察短編集

    「上級国民」葉真中顕
    葉真中さんらしい、人間の陰をえぐる短編。
    現代社会の問題を踏まえながら、「下級国民」の強かでしなやかな生息を描きます。

    「許されざる者」中山七里
    刑事犬養隼人シリーズのスピンオフ的短編。
    コロナ禍の東京オリンピックを背景に、不祥事の数々を折り込みます。

    「Vに捧げる行進」呉勝浩
    あのコロナ禍当初の、息苦しい近隣・職場・日本、そして世界。
    「死を捨て街に出る」その衝動を描きます。

    「クローゼット」深町秋生
    性的嗜好を隠して生きる“クローゼット”。
    レイプ事件の被害者と加害者、それぞれの告白を前に、刑事は自らの

    0
    2025年10月21日
  • 口外禁止

    Posted by ブクログ

    近年問題になっている、SNSにおける匿名での悪意ある他人への攻撃であったり、AIの脅威なんかがぎゅっと詰まった物語。

    次から次へと恵介がトラブルに巻き込まれて、次の展開が読めずハラハラしながらサクッと読めた。
    ただ途中からは、誰が敵か味方かわからなくなり、人間不信になりそうになる。

    そして最後の一文が不穏過ぎる…

    0
    2025年10月19日
  • 告白の余白

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    結局、最初から英二とわかってたん?
    どういうことか。
    英一を恨んでたのに告別式には来てた?
    本当は好きだから?  
    難しいな。 
    でも京都語の嫌味な中身、解説みたいな文章でわかりやすく知れて、京都の人がこわくなりました。一部の人がそうであって他の京都の方々は普通なのかな。
    おもしろ京都。

    0
    2025年10月19日
  • 暴走正義

    Posted by ブクログ

    6編から成る中編集。私自身、YouTubeやSNSでの過剰な露出に辟易する事があるのでどう落とし前をつけるのか楽しみにしながら読んだ。
    逆転正義の登場人物も顔出してるみたいで、再読しなきゃと思った。

    0
    2025年10月18日
  • 同姓同名

    Posted by ブクログ

    登場人物の多さ、物語が過去と現在を行き来して、混乱する。そして、伏線が多すぎて疲れる。
    素晴らしいミステリー小説である分、読み手がかなり頑張らないといけない。

    0
    2025年10月18日
  • 暴走正義

    Posted by ブクログ

    正義なのかもしれないけれど、暴走するとそんなこと関係なくなるわ。誰かに何かを伝えてようとするのなら、しっかりとした裏取りが必要。噂話とか他人のことをとやかく言おうとするから、話が捻じれていくのではないのかな。自分のことだけ言えばいいのに。

    0
    2025年10月16日
  • 口外禁止

    Posted by ブクログ

    なるほど、いろんな行動をプロデュースしてもらったら、人付き合いも円滑になり、友達もできて、彼女もできたりするのかも?会話も上手になって気が付かないところもちゃんと気配りできるようになったり。
    しかし、AIに頼りすぎる世の中どうなの?
    ネット世界の炎上、正義という名を付けて人を叩いて憂さ晴らし。そういう現代の問題点も盛り込まれている。

    0
    2025年10月13日
  • ヴィクトリアン・ホテル

    Posted by ブクログ

    改築のため百年の歴史の幕をおろす高級ホテルの最後の一夜の話

    女優、スリ、作家、大手企業マン、弁当屋夫婦 ベルマン
    最後の一夜を過ごすとき、それぞれが交錯し始める

    登場人物それぞれの視点で話が展開していくしくみ

    ちょこちょこ話がかわって、どこかで繋がるんだろうなと思って読み進めた

    一気読みはしなかったけど時系列も交錯してて最後にわかったときは「こうなってたか!」になった

    一人一人の正義や価値観に正解はないんだと改めて思った

    0
    2025年10月10日
  • サハラの薔薇

    Posted by ブクログ

    伏線の回収は丁寧にされてた でもストーリーが展開されていく蓋然性が弱い  読み進めるうちに話が肉付けされていくようで 事後報告な感じ

    0
    2025年10月09日
  • 逆転正義

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    読みやすかったけど違和感が多々。

    いじめを見てみぬふりしてたんじゃなくて、
    様子を見てたんだ、っていやなんか早く行動しろって思うし
    まさかのお願いしていじめられるというのは自分の身を削りすぎだし、
    40歳でJKおばさんやってる人と同棲生活しちゃう17歳はちょっと頭弱すぎだし、
    先祖代々で人を恨むって意味わかんないしきたりだし、しかも結局勘違いだし、
    死刑執行人=殺人者という見せ方をするために
    死刑囚の家族に「人殺し!」と言われるとか
    いやあんたの家の子が死刑になるようなことしたからですよ、って感じだし
    ミスリードに無理矢理感があって種明かしされても、うぅ〜ん?という感想。

    0
    2025年09月30日
  • 暴走正義

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    2025/07/29予約 14
    「暴露系」インフルエンサーの仁義なき戦いが面白かった。正義を追求すると言うより、過ちは叩くべし、ついでに鬱憤晴らしも兼ねる、が最近の風潮だと思うので納得感はある。さらにそんな人をうまく使う、もう一枚上手がいるんだな。

    0
    2025年09月20日