下村敦史のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ序盤はある事件の加害者と同姓同名の人たちがその事件をきっかけに人生の変化?や環境の変化をそれぞれの視点で描かれていた
なので、序盤は割とそれぞれの物語って感じで、少し読む手が止まるところも
そこから同姓同名の被害者の会を通じて、物語が加速
同姓同名なので、誰が誰かわからなくなるような感じもしたが、実際はそれもこの小説では大切な要素であり、ギミック
最後の答え合わせまで、あれ、そっちだったかって驚かされた
人から聞いた情報やネットで見た情報など、断片的な情報で決めつけるのはよくないと改めて感じた作品でした
なので、最後サッカーの大山と犯人の大山で向き合う姿勢の対比にも少し考えさせられた -
Posted by ブクログ
ネタバレ一つの事件を追っているのかと思えば、なるほど。
改装のため、百年の歴史にいったん幕を下ろすことになった格調高いホテル。その最後の夜に宿泊した様々な人々の運命の岐路を描く。
人も事件も混沌としているように見えて、登場人物たちの時系列をカチッと一つずらしてみたらまったく別の一夜に変わる。最後まで読んでみて、それが二度あることに気づき唸ってしまった。
文学賞授賞式のやり取り、優しさを非難された女性、窮屈な社会に対して伝えたいメッセージも散りばめられていた。こんなに複雑な時代になってしまって、いろいろと疲れる日々だけれど、最後はみんな前を向く姿があってほっとした。