下村敦史のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ話題だった時に、積読リストに入れていました。
凶悪犯罪者が自分と同じ名前「大山正紀」だったために、理不尽に人生を振り回された「大山正紀」たちの物語です。
凶悪犯罪とはいえ少年犯罪だったため名前や顔は伏せて報道されていたのに、正義を振りかざした人々がSNSで犯人のプライバシーを明かしてゆきます。
その結果、犯人ではない「大山正紀」は名前を明かすだけで嫌悪感をあらわにされたり、学校推薦や就活で不利になったり、いじめにあったり・・・
更に、同姓同名の無関係者を犯人だと決めつけて拡散されるという悪循環が続いてゆく・・・
誰にもわかってもらえないこの苦しみを慰みたいと、SNSで同じ被害にあっている人々 -
Posted by ブクログ
一番の驚きはこの家!
本当に建築してた!建築士一級が換気とか開口とかも相談しながら作って建てた、まさにミステリー向きの家!
えぇーこんな家あるの!?
って毎回本読みながら思ってたけど、写真もあって、実際に著者の家らしい。
すげえ。
隠し扉は文庫の一つが鍵になってるとか!!!
そこまで!?本物!?!?
中も海外ミステリー風なしつらえ。
これ、ミステリー界ではすごいかもしれないけど、主婦目線では壁のモールディングとか、シャンデリアとか。
変な石像とか、風呂場にいるカメ持ったなんかとかは、ぶっちゃけめちゃくちゃ掃除大変だよね。
笑
埃がさ。
モールディングの中に溜まるのよ。きっと。 -
Posted by ブクログ
探偵ものの殺人ミステリーとして、一風変わったチャレンジがなされた作品です。
ミステリー作家が建てた洋館に、編集者、作家、探偵らが招かれた。吹雪の夜に館の主人が殺害されてしまう。犯人は一体?というお話です。
ストーリー構成も、伏線を回収しつつのどんでん返しも、ミステリーとして良作です。
ミステリーファンでもある作者のご自宅をモデルにしているところがポイントなのですが、それだけに建物の描写に力が入っています。
それが逆効果として、くどく感じられてしまいました。
また、意図的なものだとは思いますが、執事役の科白に敬語の誤りが散見されるのが残念でした。個人志向として、美しい日本語の文章が好みな -
Posted by ブクログ
ネタバレ深刻なんだけど、読んでいるとなぜか可笑しくなる。笑い事じゃないんだけれど。
あらすじからして面白そう。実際、凶悪犯と同姓同名というのは嫌なものだろうし、就職試験で内定がもらえないのも名前が原因かもしれないと思いたくなるだろう。
それでも、実際の被害者遺族や加害者家族よりましだと言われてしまう。微妙な被害。
被害者の会が迷走していくのもとてもリアルだし、最後のどんでん返しは意外だった。
そして、終盤で登場する「大山正紀」の切々とした言葉は、同姓同名とまったく関係が無い私も考えさせられるものだった。
名前に負けない生き方をする。
彼のこれからを応援したい。
そして、本当に最後の最後、名前から逃