下村敦史のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
同姓同名ってややこしいですね。今一体どの大山正紀さんの視点なのか散々迷子になりました。先を知りたすぎて駆け足で読んでしまったせいかもしれないので、結末が分かった上でもう一度読み返してみたいと思います。
自分の名前は漢字や名前そのもののについては至って平凡な名前なのですが、キラキラネームでもないのに一発で読んでもらえることはない名前です。同じ漢字で同じ読み方の人とも出会ったことがないです。
子供の頃全校集会で読書感想文や習字の表彰をされるとき、必ず校長先生が間違えて名前を呼ぶので男子が誂ってくるのがウザイ!という程度の嫌な思いしかしたことありません。初対面で間違えられても今後そんなにこの人と付 -
Posted by ブクログ
下村敦史『情熱の砂を踏む女』徳間文庫。
何時も様々なミステリーやサスペンスで楽しませてくれる下村敦史であるが、今回ばかりは少し空回りが過ぎたようだ。
スペインの闘牛界を舞台にミステリーを描いたという点は面白いのだが、設定や展開が余りにも強引過ぎるし、終盤に明かされる驚愕の真相も乱暴過ぎたようだ。
例えるなら素晴らしい小説を原作に二流映画監督が無理矢理、2時間の映画に仕立てたというような作品だった。
日本人には余り馴染みの無い闘牛であるが、スペインでは文化の一つであり、宗教的な意味合いもあり、儀式的な部分もあるようで、日本の大相撲にも似ている。
スペインで闘牛士となり、闘牛中の事故で