下村敦史のレビュー一覧

  • 全員犯人、だけど被害者、しかも探偵

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    廃墟に閉じ込められたクローズドサークル。
    人は、誰しも「探偵」であり「被害者」であり「犯人」になり得る世の中だなぁと、考えさせられました。
    もしかしたら自分も、人から糾弾されないように演じて立ち回りながら生きているのかもしれないなぁ‥

    題名でめっちゃ惹かれて読み始めたけど、
    なんか「12人の死にたい子どもたち」とか「6人の嘘つきな大学生」とかと重なってきてしまいました‥
    これはこれでおもしろかったですが。

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    2025年08月05日
  • 刑事の慟哭

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    田丸さん!
    できる人が弾かれていく。
    今もどんな組織の中にも、そういう事ありますよね。ずる賢い悪いのがのし上がる。
    許せないな。
    でも、解説の最後にある文章で少しは救われる。

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    2025年08月03日
  • そして誰かがいなくなる

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    探偵ものの殺人ミステリーとして、一風変わったチャレンジがなされた作品です。

    ミステリー作家が建てた洋館に、編集者、作家、探偵らが招かれた。吹雪の夜に館の主人が殺害されてしまう。犯人は一体?というお話です。

    ストーリー構成も、伏線を回収しつつのどんでん返しも、ミステリーとして良作です。

    ミステリーファンでもある作者のご自宅をモデルにしているところがポイントなのですが、それだけに建物の描写に力が入っています。
    それが逆効果として、くどく感じられてしまいました。

    また、意図的なものだとは思いますが、執事役の科白に敬語の誤りが散見されるのが残念でした。個人志向として、美しい日本語の文章が好みな

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    2025年08月02日
  • そして誰かがいなくなる

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    作者の家で事件が起きる
    事件、トリック共に微妙
    ただこの家が実在するのだと思うと一周しておもろい…かもしれない
    (まさかこの後にすぐ出る某作のが作者の本命とは思わなかった。こっちのがいいよ)

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    2025年07月31日
  • 逆転正義

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    題名通りに、それまでの話が最後に逆転する6編の短編集。
    どの短編も読者の思い込みをひっくり返し、特に『保護』や『完黙』や『ストーカー』には、「やられた!」と、著者の企みに翻弄された。

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    2025年07月29日
  • 同姓同名

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    タイトルとあらすじを読んで設定が面白いと思って読んでみました……猟奇殺人の加害者と同姓同名の登場人物が合計10人登場して確かに面白かったけど…物語の途中で語り手が変わってると思うんだけど名前が同じだから誰が誰だかわからなくなっちゃって混乱してしまった…2度3度と読めばもっと理解できるかもしれないけど約500頁もある長編だからもう一度読む元気はないかも…どんでん返しとか伏線回収とか終盤いろいろあったけど結局複雑な人物相関に「?」が拭えなかったです…

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    2025年07月26日
  • 闇に香る嘘

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    主人公が盲目であることで、主人公(および読者)が視覚情報を得られないというもどかしさが斬新。そして前半に多く発生するちょっとした違和感が、終盤に次々と種明かしされるためカタルシスがある。
    一方、登場人物のことごとくが辛い過去を持っており、全体として陰鬱な印象がある。

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    2025年07月19日
  • 逆転正義

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    短編集なので軽く読めますが、しっかり途中まで騙されてひっくり返されました。
    私は先入観や固定観念が強い傾向にあるので、余計に騙されやすかったのかも。

    「保護」、「ストーカー」、「死は朝、はばたく」の3つが好みです。

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    2025年07月14日
  • 同姓同名

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    読む前は割とファンタジー色強めの作品かと思ったがそんなこと無かった

    名前というあまり意識することの無いことで巻き起こる色々な弊害
    自分はそこまで多くない名前で報道に出るような事件とか起きたことはなく作中のような苦労は無かったけど現実問題としてその立場になったらそういうこともあるんだろうなと思いながら読破

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    2025年07月10日
  • 同姓同名

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    ネタバレ

    深刻なんだけど、読んでいるとなぜか可笑しくなる。笑い事じゃないんだけれど。

    あらすじからして面白そう。実際、凶悪犯と同姓同名というのは嫌なものだろうし、就職試験で内定がもらえないのも名前が原因かもしれないと思いたくなるだろう。
    それでも、実際の被害者遺族や加害者家族よりましだと言われてしまう。微妙な被害。
    被害者の会が迷走していくのもとてもリアルだし、最後のどんでん返しは意外だった。
    そして、終盤で登場する「大山正紀」の切々とした言葉は、同姓同名とまったく関係が無い私も考えさせられるものだった。
    名前に負けない生き方をする。
    彼のこれからを応援したい。

    そして、本当に最後の最後、名前から逃

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    2025年07月05日
  • 闇に香る嘘

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    中国残留孤児についてよく分かっていなかった自分を恥ずかしく思った。歴史では学んだはずだけど理解していなかったことをこの本を読んで気付かされた。

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    2025年07月02日
  • 白医

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    ホスピスで起きた3件の医師による安楽死事件。
    内部告発により、医師の神崎が裁判にかけられる。
    患者思いと評判の彼がなぜ、3件もの安楽死に手を染めたのか…
    神崎は沈黙を貫くが、そこには患者や家族にも及ぶ深い理由があった。
    末期癌患者のためのホスピスでも、痛みを完全に取ることは難しい。
    本人、家族、医師にもそれぞれの思いがあるが、安らかな死とは一体何なのか…
    将来自分が直面した時、どんな風に思うだろうか。

    2025.6.29

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    2025年06月29日
  • アルテミスの涙

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    最後の展開は、えっていう感じだった。
    何が正解なのか分からなかったけど
    何となく良かったと思えるラストでした。

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    2025年06月28日
  • 逆転正義

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    短編の中で何度もひっくり返る。
    ひっくり返りすぎてついていけない話も。
    個人的には最初の「見てみぬふり」と
    最後の「死は朝、羽ばたく」が好きだった。
    ひっくり返すには辻褄を合わせなきゃいけない分
    作家さんは大変だろうな。
    初めましての作家さんでした。
    テーマがどれも良いので、欲を言えば、考えさせられるポイントがもう少し欲しかったかなー

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    2025年06月20日
  • ヴィクトリアン・ホテル

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    100年の歴史に幕を閉じる ヴィクトリアン・ホテル。その最後の夜の宿泊客たちが織りなす人間模様。登場人物も多く、舞台もあちこちするのにとっちらかっておらず、読みやすかった。
    それだけでもすごい。

    で、読みながらちょっとした違和感は覚えるものの、それを序盤ではトリックと気づかせないのも見事。
    そして、後半でヒントを少しづつ小出しにして、ラストで一気に解決編。鮮やかでした。

    人が死ぬこともなく、傷ついたままの人もなく、全員が救われて終わる、とても優しいミステリーでした。
    めっちゃおもしろい!!読まなきゃ損!!必読!!ってテンションで勧める感じじゃないけど、いいお話だから一回読んでみてよ。程度に

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    2025年06月22日
  • そして誰かがいなくなる

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    大御所作家の御津島が建てた大豪邸のお披露目会に作家や評論家など6名が招かれる。御津島の「ある作家の盗作を暴露する」との発言を機に、不穏な出来事が起こり始め…
    冒頭で語られる隠し部屋の存在をキーに、2重3重の仕掛けがあり読み応えがあった。

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    2025年06月19日
  • ヴィクトリアン・ホテル

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    ネタバレ

    どこがどう繋がってくるか
    期待して読み進めてはいたけど
    時系列がこんなにも違うとは気付けんかった!
    残り4分の1くらいで二度読み必至の意味がわかる!

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    2025年06月18日
  • ヴィクトリアン・ホテル

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    こんな読者の騙し方あるんだ!と非常に新鮮だった!!
    一方で、帯に書いてある「女優、スリ、作家、ベルマン…騙しているのは誰?」のキャッチコピーはちょっとズレてて良くない気が。ミステリー好きからしたら、話が違うぞってなると思う。
    (あくまでも私が買ったときの帯だけど)

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    2025年06月07日
  • 同姓同名

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    ★3.4
    名前が、人生を狂わせる。​
    同姓同名という偶然が、同じ名前を持つという、それだけのことで。


    名前はただの記号じゃない。ときに人生すら、ねじ曲げてしまう。
    本書は個人を識別する「ラベル」の怖さを描く物語。
    著者の筆致は、現代社会の情報過多や個人の特定性について切り込む。​同じ記号を持つだけで、人生が狂っていく様を描いた。
    いささか、ご都合的に下落していった気もするが。

    情報社会というフィルターを通してみたとき、人はどこまで「自分」でいられるのか。
    「たまたま一致しただけ」なのに、どうしてこんなにも運命は過敏に反応するのか。

    名前とは、自分の輪郭を作るものようなもの。他人が貼った

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    2025年06月05日
  • 失踪者

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    ネタバレ

    真山が樋口の遺体を見つけてからは、樋口との出会いや山登りの思い出、仕事のことなど過去のことが書かれていて「それで、遺体はどうなったの?!」とモヤモヤすることが多かった。
    山を大好きな樋口が、榊の口車にのせられて代わりに登頂するかなぁ?榊が樋口に代理を頼んでいたからバチがあたって、奥さん死んじゃったんだよね。
    神様はいるんだな。
    失踪者より生還者の方がドキドキして楽しかった。

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    2025年05月29日