下村敦史のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
冤罪がテーマの社会派。
ちょっとバタバタしてるときに読んでしまった。それほど厚さもないし、時間をかけて読む本でもないけれど。
個人的にいちばん印象に残ったのは検察側のこと。
日本の裁判での有罪率99.9%のなかで、無罪判決を出してしまった検察官ってそんなに無能扱いされるんだ、そりゃ大変だと思った。
====データベース======
生き別れの父は、殺人犯?--家族の絆と法廷の闇に迫るミステリ!
亡き母は、他の人を愛していた。その相手こそが僕の本当の父、そして、殺人犯。しかし逮捕時の状況には謎が残っていた--『闇に香る嘘』の著者が放つ渾身のミステリ
======== -
Posted by ブクログ
小説紹介本を読んで気になっていた作品。
一件の猟奇殺人事件をきっかけに、犯人と同姓同名の人々の人生が狂っていくー…。登場人物全員同姓同名!前代未聞のミステリー。
登場人物が全員同姓同名なのだが、その数、なんと、10人以上…!!
一場面で10人出てくる時もあった。
それなのに、一人一人の個性が強くて、ちゃんと区別して読めるのがすごい!!
それでも時々混乱した。
それも計算済みなんだろうなぁ。
事件に絡めて様々な社会問題が扱われている。
少年法、実名報道、死刑、私刑など…
一番印象的だったのが、SNSでの誹謗中傷、倫理の同調圧力。
登場人物の投稿が炎上していく様はリアルそのもので、恐ろしかっ -
Posted by ブクログ
下村敦史『情熱の砂を踏む女』徳間文庫。
何時も様々なミステリーやサスペンスで楽しませてくれる下村敦史であるが、今回ばかりは少し空回りが過ぎたようだ。
スペインの闘牛界を舞台にミステリーを描いたという点は面白いのだが、設定や展開が余りにも強引過ぎるし、終盤に明かされる驚愕の真相も乱暴過ぎたようだ。
例えるなら素晴らしい小説を原作に二流映画監督が無理矢理、2時間の映画に仕立てたというような作品だった。
日本人には余り馴染みの無い闘牛であるが、スペインでは文化の一つであり、宗教的な意味合いもあり、儀式的な部分もあるようで、日本の大相撲にも似ている。
スペインで闘牛士となり、闘牛中の事故で -
Posted by ブクログ
「加害者と被害者」「偏見と決めつけ」「自己と他者」
「ジェンダー観」「SNS」
問題提起が盛りだくさんな感じで、読後もスカッと爽やかではないけれど、テンポ良く面白かった。
↓ネタバレあり
途中まで折笠望美軸と福本宗太軸は同時進行だと思っていたし、セイ=浅本聖悟もまっったく気づいていなかったから、それらがわかった時はめっちゃ声出た。恥ずかしながらこういう推理ものは、なかなか勘が当たらないので、もういっそ毎回素直に驚けるのは徳だなと思うようになってきた。
作中にも出てきた映画『スタンド・バイ・ミー』
夏にぴったりの作品だし、また見返したいなあ(もう夏終わるけど)
stand by me = そば