下村敦史のレビュー一覧

  • ガウディの遺言

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    ネタバレ

    今までの著者のテイストとは違った印象のミステリー。

    コロナ前に行ったバルセロナの思い出がよみがえり、サクラダファミリ、ガウディとスペインの風景や歴史をあたらめて知ることとなる。

    とはいえ、ミステリーの部分は、あまり納得がいかないというか、ガウディにこだわりすぎて、ミステリー要素は薄まった感が強い。

    完成がコロナ禍で未定となったこと、はじめて知る。
    残念でもあるような、未定のままでもロマンがあるような気がする。

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    2023年04月12日
  • ガウディの遺言

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    1991年、バルセロナ。

    佐々木志穂25歳は13年前、サクラダ・ファミリアの石工となった父に連れられてバルセロナにやってきます。
    母は志穂が小学生の時にバルセロナのグエル公園で強盗に刺されて亡くなっているので、志穂にとっては忌むべき土地でした。
    志穂には恋人のホルヘがいて、結婚を望まれています。

    父の仲間で伯父のように慕っていたアンヘルが、アントニオ・ガウディの先端で首を縛られ吊られて殺されているのが発見されます。
    ちょうどその頃志穂の父は行方不明になり、刑事から、犯人は石工である可能性が高く、父には当日のアリバイがないとされ、殺人犯ではないかと糾弾され追われてしまいます。

    志穂は父から

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    2023年03月22日
  • 真実の檻

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     亡くなった母親の遺品を整理する最中、大学生の石黒洋平は「赤嶺信勝」という差出人からの手紙を複数見つける。他にもその男と思われる人物が母親の腹部をなでるようなポーズを撮った写真もあった。もしかしてこれは、自分の本当の父親ではないのか。気になって調べ始めた洋平はやがて、赤嶺信勝が母親の両親を殺した連続殺人犯として逮捕され、死刑判決を受けた人物であると知る。

     冤罪を扱った作品ではあるが、単純に悪意によって作られたものではなく、大切な人を思って自ら望んだ冤罪というものも存在するのだというのを知らされる。真実を追求したことで、次々と自分の首を絞めていくような展開に陥っていく主人公だったが、最後には

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    2023年02月19日
  • コープス・ハント

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    ネタバレ

    先に似たような叙述トリックものをよんでしまっていたせいかそれと比較して荒削りに感じてしまいました。
    また、猫を弱らせていって…という話がネットに転がっている有名なサイコパス診断の内容そのままなのが気になってしまいました…。
    物語自体はそこそこ面白く(特に女性刑事視点が)スラスラと読み進められたのですが最後の最後で毒親や漫画・アニメが犯罪に与える影響について説教臭い内容が長々と書かれていたのに少しげんなりしてしまいました。

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    2023年01月31日
  • 失踪者

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    登山のことも雪山のことも全く無知なまま読んだけど、実際の光景を見ているようでとても惹かれた。
    樋口の遺体がなぜ歳をとっていたのか、その真実には驚いた。

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    2023年01月03日
  • 絶声

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    キャラはステレオタイプだしストーリーはベタだし、そのせいでせっかくの仕掛けも「ふーん」て感じ。
    特に兄と姉なんてどうしてこんな使い古された金持ちの子のお手本のようなキャラクターにしてしまったのか。
    なんかもったいないなぁと思う。
    内容はわかりやすくて読みやすかった。

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    2022年11月19日
  • コープス・ハント

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    異常殺人者による発言により、世間のトレンドは死体探しに。

    YouTuber達による死体探しと、主人公刑事の望による捜査が行われる…

    それぞれの話はテンポ良く進む。
    最後の仕掛けも面白いとは思ったが、この作者の他の作品も知ってるだけにもう一捻り欲しかったというのが正直なところ。

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    2022年11月14日
  • 生還者

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    久しぶりに読む山岳ミステリー。

    解説にもありますが、やや稚拙さが気になる仕上がり。
    けれど下村氏の作品には常に何かしらの新しさを感じます。

    登山をやめたはずの兄が雪山の雪崩で死亡。
    遺品のザイルに人為的な傷を見つけた増田は兄の死因が本当に雪崩だったのか疑うようになる。
    そんなとき、同じ雪崩に遭うも生還した2人の男性がメディアの前に現れ、真っ向から食い違う主張をする。
    嘘をついているのはどちらか、その理由はー?

    「なんでもっと早く気付かないの?」と聞きたくなるような箇所があったり、トントン拍子に話が進みすぎたりするきらいはありますが、構成はよいです。
    まずまず楽しめました。

    でも「闇に香

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    2022年09月04日
  • コープス・ハント

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    202203/結末や展開でうーんと思う箇所もあるんだけど、設定の独創的な面白さと途中でやめられない巧みなリーダビリティは今作もさすが下村敦史だった。

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    2022年09月04日
  • 生還者

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    生還するとういうことは喜びだけではなく、苦しみもあるんですね。私の中で山岳小説ほど別世界に連れていってくれる小説はない。

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    2022年08月02日
  • 告白の余白

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    どこまで誇張か分からんけど
    京都を嫌いになること請け合いw

    でも逆に老舗に行って女将とか観察してたいかも。

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    2022年07月29日
  • 告白の余白

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    京言葉の裏を書いた少し不思議なミステリ。

    私は普段からかなり分かりやすい嫌味じゃないと
    気が付かないくらい
    人の言葉の裏というものに無頓着なので
    京都では生きていけないな…。

    もちろん脚色されたものだとは思っているけど
    裏を読まないといけない土地、私には住めそうもないや…。

    1
    2022年06月29日
  • 黙過

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    ネタバレ

    最後に物語を無理やり繋げた感もあるが、異種間移植というものがあるものがあることを初めて知り、勉強になった。

    現時点で実際どこまでできるのか分からないが、倫理上の問題が非常に多そうだ。

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    2022年06月27日
  • 黙過

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    去年秋頃アメリカで豚の腎臓を人に移植成功!というニュースがありましたね〜
    それを思い出しました。
    各短編に強引なこじつけにも感じる言動が多々見られ読みながら少し冷めてしまう事もしばしば…。
    が、一つの定義に対しそれぞれの立場からそれぞれの正解が違う。
    見る側面を変えればどちらが正しいのか…答えが出ない、そんな問題定義に頭は右往左往、心はそれぞれの心情に寄り添ってしまう。
    人の生き死にを誰がどのように決めるべきなのか…

    医学の進歩はゆっくりと、でも着実に前に進んでいるんですね。

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    2022年06月27日
  • コープス・ハント

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    ネタバレ

    死刑判決を受けた連続猟奇殺人鬼・浅沼聖悟の1件の犯行否定と遺体捜しの告白を受けて、真相解明に動き出す女刑事の折笠。
    一方で三人の少年YouTuberの「遺体捜し」も進んでいく。
    この2つの話、それぞれ謎を絡めてハラハラ緊張感を保って読ませるなぁ。それが見事に交わった時、一気に緊張から興奮へと変わりサスペンス・ミステリの持ち味をたっぷり味わえる。
    異常な人間性は生まれつきなのか後天的なものなのか。答えの出ない重いテーマの中に、過去の自らの罪に向き合う宗太とにしやんという一筋の光を残してくれて救われた。

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    2022年05月25日
  • 黙過

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    表紙がさー笑笑あなたは5回騙されるって書かれると。
    騙されてなるものか!って気持ちで読んじゃうよね。笑笑
    いや、騙されるんだけど、そっち!?え!?そっち!え!!!ラストはそっち!!!!みたいな。

    短編のような長編になってて、じわりじわりと真相が顔出します。

    しかも。終わったかのように見えた最初の事件が、、、、とか、それ真相と思われてホントは違うの!?待って!!!!!、
    ってなるのよねぇ。

    面白かったんだけど、この後付け表紙がなければもっとびっくりしたような気がしたのはわたしだけ?

    なんか一回目の返しあたりで、あと四回騙すんでしょ?わたしを。って思いながら読んでしまったもの、笑笑

    この

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    2022年05月22日
  • サハラの薔薇

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    ネタバレ

    乗っていた飛行機がサハラ砂漠に墜落。砂漠からのサバイバル中に殺人がおこる。さらにゲリラに襲われるアクションシーンが続く。味方は誰?どうして襲われるのか? 放射性廃棄物絡みの話だったとはねー。

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    2022年05月14日
  • 黙過

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    移植医療を考えさせられます。
    移植するにはドナーが必要であり、いない場合にはどうすれば助けられるのか?
    他に倫理観を考えさせられる話が最後の結末に纏まり、最後まで面白く読めました。

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    2022年04月19日
  • 叛徒

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    己の正義を曲げてでも、犯さなければいけない罪なんてあるだろうか。
    立場によって、正しさも異なる。
    分かっていても胸が苦しい。
    息子の疑惑を晴らすため、通訳捜査官という立場を利用して秘密裏に捜査する七崎。
    彼の言動が危なっかしすぎて、終始ハラハラさせられた。
    まあそれが面白いのだけど。

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    2022年04月03日
  • 真実の檻

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    ‪大学生の洋平は‬、 ‪実の父親が殺人を犯し、死刑囚として拘置所に収容されていることを知る‬。 ‪しかしその事件には冤罪の可能性があり‬、 ‪僅かな希望にかけて洋平は調査を始めるが…‬。 ‪司法の実態、闇を覗いてしまったようで‬、 ‪全て事実だとしたら恐ろしい…‬。 ‪正義のあり方について考えさせられます。

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    2022年03月10日