下村敦史のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
表紙がさー笑笑あなたは5回騙されるって書かれると。
騙されてなるものか!って気持ちで読んじゃうよね。笑笑
いや、騙されるんだけど、そっち!?え!?そっち!え!!!ラストはそっち!!!!みたいな。
短編のような長編になってて、じわりじわりと真相が顔出します。
しかも。終わったかのように見えた最初の事件が、、、、とか、それ真相と思われてホントは違うの!?待って!!!!!、
ってなるのよねぇ。
面白かったんだけど、この後付け表紙がなければもっとびっくりしたような気がしたのはわたしだけ?
なんか一回目の返しあたりで、あと四回騙すんでしょ?わたしを。って思いながら読んでしまったもの、笑笑
この -
Posted by ブクログ
202110/帯の煽り(どんでん返しノンストップミステリー、数学の名問、等々)の割には、どんでん返し感はなく真相も読めてしまいやすく若干期待外れではあった。タイトル「絶声」というのもピンとこない。登場人物達(特に長女長男)のキャラも強引過ぎて、コマを進める役感が強く見えるのは惜しい。下衆キャラの相葉が一番生き生きと描かれてなんならちょっと憎めなさも感じてしまうのは面白かった。下村敦史なので期待値が高くなってしまい、結果今回はがっかり感となってしまったけど、遺産ネタにブログ更新を絡めるという面白さとか、やはり今勢いのある作家の一人ではある。
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Posted by ブクログ
4つの短編が最終話で、パズルのごとく組み合わされる連作医療ミステリ。構成がしっかりと練られていて、ミステリとしての完成度はもちろんのこと、生命倫理に深く切り込むテーマ性、そして専門的な知識を話に落とし込む技術も、素晴らしい一作です。
個人的には第3話の「命の天秤」で養豚場を舞台にしたミステリが特に新鮮でした。特殊な舞台設定名ながら、説明や描写が分かりやすくスッと入ってくるのが本当にすごいと思います。
各短編でそれぞれに微妙な違和感が残ります。どこか無理やり説明をつけた感じであったり、動機に必然性を感じにくいところがありました。そこだけ切り取ると、何とも言い難い評価になってしまうのですが、そ