あらすじ
サグラダ・ファミリアの尖塔に、なぜ死体が吊り下げられたのか――。1991年、バルセロナ。現地で暮らす佐々木志穂は、夜中に出掛けたきり帰ってこない聖堂石工の父を捜索している最中に、父の友人であるアンヘルの遺体がサグラダ・ファミリアの尖塔に吊り下げられているのを発見してしまう。父の失踪もこの殺人事件に絡んでいると考えた志穂は、手がかりを求めてサグラダ・ファミリア建設に関わる人々を調べ始めるが、その過程でガウディが遺した「ある物」を巡る陰謀に巻き込まれていき……。江戸川乱歩賞受賞の作家、渾身の傑作ミステリ!
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Posted by ブクログ
サグラダファミリアが好きで、21年前に生で見て彫刻一つ一つに感動したことを思い出しつつ
スペインの歴史や、ガウディの建築について、宗教についてなども散りばめられててとても面白かった
主役が日本人女性目線というのが良かったです
メインの事件解決後の話で
お母さんの事件も関係があったのか!という驚きと
その犯人にも驚きでした。
スペインに行きたいとコロナ前からずっと言っているのでますます行きたくなりました
Posted by ブクログ
下村敦史『ガウディの遺言』PHP文芸文庫。
サグラダ・ファミリア、或いはガウディの歴史を下敷にした重厚なミステリー小説にして、家族の物語でもあった。
下村敦史の作品はまさに変幻自在というくらいにその都度、舞台や作風を変化させるので、なかなか底が見えて来ない。これだけサグラダ・ファミリアやガウディについて調べることは並大抵のことではないだろう。そして、それを小説という形に昇華させる腕前には驚かされた。
舞台は1991年、スペインのバルセロナ。現地で父親と共に暮らす佐々木志穂は、真夜中に出掛けて帰ってこないサグラダ・ファミリアの聖堂石工である父親を探している最中に、父親の友人であるアンヘルの遺体がサグラダ・ファミリアの尖塔に吊り下げられているのを発見する。
父親の失踪もアンヘルの殺人に関係していると考えた志穂は、手掛りを求めてサグラダ・ファミリア建設に関わる人々を調べ始めるが、その過程でガウディが遺したサグラダ・ファミリアの幻の設計図を巡る陰謀に巻き込まれていく。
本体価格1,000円
★★★★