【感想・ネタバレ】ガウディの遺言のレビュー

あらすじ

サグラダ・ファミリアの尖塔に、なぜ死体が吊り下げられたのか――。1991年、バルセロナ。現地で暮らす佐々木志穂は、夜中に出掛けたきり帰ってこない聖堂石工の父を捜索している最中に、父の友人であるアンヘルの遺体がサグラダ・ファミリアの尖塔に吊り下げられているのを発見してしまう。父の失踪もこの殺人事件に絡んでいると考えた志穂は、手がかりを求めてサグラダ・ファミリア建設に関わる人々を調べ始めるが、その過程でガウディが遺した「ある物」を巡る陰謀に巻き込まれていき……。江戸川乱歩賞受賞の作家、渾身の傑作ミステリ!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

サグラダファミリアが好きで、21年前に生で見て彫刻一つ一つに感動したことを思い出しつつ
スペインの歴史や、ガウディの建築について、宗教についてなども散りばめられててとても面白かった
主役が日本人女性目線というのが良かったです
メインの事件解決後の話で
お母さんの事件も関係があったのか!という驚きと
その犯人にも驚きでした。
スペインに行きたいとコロナ前からずっと言っているのでますます行きたくなりました

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2026年01月19日

Posted by ブクログ

下村敦さんは、スペインを舞台にした小説『情熱の砂を踏む女』と題して闘牛の話を書いております!
本書は舞台を同じくスペインとし、ガウディとサグラダ・ファミリアを題材としたミステリーとなっています。

しかし本書はミステリーではありながら、ガウディの事やスペインの内戦とその歴史についても軽く学べる仕様にもなっているようです!!!


闘牛やフラメンコによる情熱の国!
世界最高峰のサッカーリーグ『リーガエスパニョーラ』!!
大航海時代に無敵艦隊を擁し世界の覇権を握っていた国!
パブロ・ピカソやダリといった芸術家を生み出した風土!!
そして、アントニ・ガウディが造り始めた未完の世界遺産!!!!

スペインについて、もっともっと知りたい人は、ぜひ本書をお取り下さい!!


1991年のバルセロナ!?
現地で暮らす日本人の佐々木志穂は、石工の父が帰ってこない事に不穏を感じる・・・
案の定、父の仕事仲間がサグラダ・ファミリアで殺され、死体を尖塔に吊り下げられているのが見つかる!!!?
そして、行方不明の父からの突然の電話!?



『サグラダ・ファミリアにもガウディにも、絶対、関わるな』


と強烈なメッセージを残して電話は切られる・・・


物語は主人公の志穂とガウディを中心に動きはじめる!!!



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2026年03月24日

Posted by ブクログ

サクラダ・ファミリアの尖塔で吊るされた死体。強烈なワードから始まるお話。
サクラダ・ファミリアの建築や当時のスペインの歴史。聖母マリア。またガウディが手がけた作品群と人生を遡って石版の謎を解いていく。
歴史を知りながら真相に近づいていく展開はワクワクして面白かった。
カタルーニャ語のカスティーリャ語の言語の表現の違いが鍵になるとは…発想がすごい。
最後伏線を綺麗に回収し、「聖家族」に帰結していく展開には感動した。

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2026年03月19日

Posted by ブクログ

面白かった。前半はスペインの文化、歴史、スペイン語、ガウディという人物、ガウディの建造物などを主人公の志穂と一緒に学んでいくストーリーのため、個人的には物語というよりも教科書のような感覚になった。ここら辺を学びたい人にはとても面白く感じると思う。が、私のようにミステリーとしてこの本を手に取った人には少々退屈に感じる瞬間がある。中盤からはいよいよこの物語の核である、父の友人を殺したのは誰か。という謎解きに入っていく。ここで前半の学びがかなり生きてくるし、謎を全て知ると、前半部分に散々伏線が貼られていたなぁという感じになる。そのため前半部分でつまづいた人もぜひ終盤まで頑張って読み進めてみてほしい。(終盤に入るとかなりドキドキハラハラする場面も多く面白い!)

また、この物語にはもう一つ「家族とは」というテーマがある。(まさにサクラダファミリア=聖家族(スペイン語で))このテーマに関してはかなり読み手それぞれの感想になると思う。

余談ですがこれを読んで、サクラダファミリアは立派な観光地になっているが、何かの宗教を信仰している人はここ行けるのかな、、?と思った。それくらい自分が想像していたよりも宗教感が強い建物だと感じた。

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2026年03月07日

Posted by ブクログ

下村敦史『ガウディの遺言』PHP文芸文庫。

サグラダ・ファミリア、或いはガウディの歴史を下敷にした重厚なミステリー小説にして、家族の物語でもあった。

下村敦史の作品はまさに変幻自在というくらいにその都度、舞台や作風を変化させるので、なかなか底が見えて来ない。これだけサグラダ・ファミリアやガウディについて調べることは並大抵のことではないだろう。そして、それを小説という形に昇華させる腕前には驚かされた。


舞台は1991年、スペインのバルセロナ。現地で父親と共に暮らす佐々木志穂は、真夜中に出掛けて帰ってこないサグラダ・ファミリアの聖堂石工である父親を探している最中に、父親の友人であるアンヘルの遺体がサグラダ・ファミリアの尖塔に吊り下げられているのを発見する。

父親の失踪もアンヘルの殺人に関係していると考えた志穂は、手掛りを求めてサグラダ・ファミリア建設に関わる人々を調べ始めるが、その過程でガウディが遺したサグラダ・ファミリアの幻の設計図を巡る陰謀に巻き込まれていく。

本体価格1,000円
★★★★

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2026年01月15日

Posted by ブクログ

スペインの歴史やガウディの建築物、スペインの国民性など初めて触れる知識ばかりで新鮮だった。人間関係については物足りない印象を受けた。

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2026年04月09日

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中盤がほぼガウディの歴史や作品紹介で物語的な進行が無く、だれた印象。
建築のことなど知識として色々知れるのはよかった。

それぞれの父の愛がよかった。

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2026年04月04日

Posted by ブクログ

2026.03.26

本の舞台は1991年バルセロナ。私は1992年と、1993〜1994年にスペインにいたので当時のバルセロナを思い出しながら読んだ。

カタルーニャの歴史は本当に複雑なのに、とても丁寧に、それなのにあっさりと描かれていて、参考書レベルにカタルーニャを知ることができるとてもいい読み物ではと思った。スペイン人の人と為り、口調が「ちょっと威圧的で説教的」なところも懐かしく、彼らのスペイン語とその様子が見え聞こえするようだった。

果たしてガウディは本当に暗号として「遺言」を残したのか。この本を読んで、彼は本当は後の世の人々のために、サグラダ・ファミリアのために「遺言」を残したかったのではないかと思えてならない。もしかしたらどこかに、グエル公園の変色したタイルが文字を浮立たせてくるかも、バルセロナの航空写真でガウディ作の建築物をつなぐと記号が見えるかも、と期待してしまう。

唯一残念に思ったのは主人公、志穂。心におもりを抱えて好まずして暮らし始めたとはいえ、子どもの頃からバルセロナに住んで、思考や性格が日本人すぎる。彼女の発想や言動があまりに日本人すぎて、私にはそれがとても違和感に感じた

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2026年03月27日

Posted by ブクログ

ミステリーでは無く、アントニ・ガウディのルーツ、そしてスペイン(バルセロナ)の歴史に触れる本だと感じた。

父の無実を信じて無謀にも行動する主人公の志穂。
真犯人がいるかもしれないのに、色んな人から話を聞いてしまうところは危なっかしい。

ガウディを知るために、ほぼ何も知らない状態から始まるから、一緒に知っていけるところは、良い。

志穂の周りの人達が、だいたい好意的で積極的に協力してくれる良い人ばかり。
だからこそ、警察の横暴さが際立ち嫌悪感。

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2026年03月19日

Posted by ブクログ

関連する知識があったらもっと面白かっただろうな〜。度々挟まる洋画のようなやり取りが肌に合わなかったが、海外が舞台の話だから不自然ではないのか…?

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2026年01月21日

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