岡本裕一朗のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
面白いのだが、かなりの部分が著者の別著である『答えのない世界に立ち向かう哲学講座――AI・バイオサイエンス・資本主義の未来』と内容が重なっている。とりわけ、思考実験というキーワードに絞ったのが本著の特色だろうか。
思考実験と言う言葉を初めて使ったのはオーストリアの物理学者エルンスト・マッハだと言われている。思考実験を行うことにより抽象的な議論をよりリアルに捉えることができる。
紹介される思考実験は、トロッコ問題や女子学生がチンパンジーの子供を妊娠したいと言ってきた場合の対応とか、これらの例題が前著と同じなのである。ただ、それでも思考は深まるし、改めて考えされるという点で有益。
しかし、思 -
Posted by ブクログ
良い。
今まで見聞きしたことのあるセオリーを、ああこういうのあったな、とかなるほどこういうことだったんだ、というように再度理解するための本として非常に有能。
だけど、説明があっさりしすぎていて、初見の知識を入れる目的としては、あまり活用できない印象。
なので、ぜひとも復習として何度も読み返したいし、この後自分の中で評価が上がっていく一冊になるだろうな、と思った。
P.44
アメリカの社会学者ハロルド・ガーフィンケルの『エスノメソドロジー』
秩序がすでにできあがったものであることを前提とせず、秩序がいかに生成されるかをあきらかにしようとした。
社会のメンバーたちが、日常生活のなかで何かを行 -
Posted by ブクログ
【レヴィ=ストロース】
フーコーは「構造なき構造主義」(ピアジェ)
「真の構造主義が可能なのは、言語学と民族学だけ」
特に音韻論の方法と類似した方法を用いて人類学を構築しようと意図している
(ヤコブソンとの出会い)
冷たい社会
サルトル批判
『弁証法的理性批判』における弁証法的な「全体化作用」←「野生の思考は全体化作用をもつ」
レヴィストロースの批判によって(カミュやメルポとは違って)社会的な影響力を失った
「歴史と弁証法」
デリダからの批判 反民族中心主義
論理記号の無意味性について
【ラカン】
鏡像段階論
【バルト】
ラングとスティルの中間項がエクリチュール(書き方)
→のちに -
-
Posted by ブクログ
私にとってのニーチェは「忘却はよりよき人生を云々」というもの。どこからの引用なのか今となっては不明だが,永遠回帰の話を聞くと,人生は同じことの繰り返しでつまらないけど生きていく理由を考えないといけないニーチェにとっては忘却は「同じ」でなくするので毎日が新しくなる,つまり,更新されるので生きることに意味を見いだせたのか。しかし,第三者的に見ていたら本人が忘れているだけで結局は永遠回帰だな。ルサンチマンの考えが面白かった。弱者が弱者故に強者を引きずり落とすために道徳を生んだとは,そんな発想はなかなかできない。みんな権力志向があるから,弱者は強者に対して道徳で強さを縛る。それを扇動する教会。道徳が浸
-
Posted by ブクログ
ネタバレリーダーの教養書
■教養がなければ「奴隷」
・人は自分の価値基準に照らして初めて、意見や考えが出てくる。
・自分が関わっている事象について、自分が自由に考えるための基盤は共用
・自分以外の誰かが決めた価値基準への充足を強制される状態は「不自由」
自分の頭で考え、自分の言葉でものを言うことが「自由」
・教養があればあるほど、人間は快適かつ思い悩むことの少ない生活を送れる
・教養とは、自分の好きなものを学ぶことに尽きる。ワクワクする事
■リーダーとは
・労働条件とは「上司」
・教養がなければ人生を楽しめず、職場も部下も楽しく過ごせない
■経営判断とは「論理的な革新」
・物事を単純化して、要