【感想・ネタバレ】フランス現代思想史 構造主義からデリダ以後へのレビュー

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Posted by ブクログ 2021年01月07日

面白かった。
『ポスト・モダンの条件』が、構造主義/ポスト構造主義の否定の書である事を新たに知る。
ポスト構造主義以降に1章割かれているのは貴重。

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Posted by ブクログ 2019年06月09日

時系列と影響関係から思想家を概観でき、どのような時代背景(特に1968年5月革命)が影響し、思想の意義や、用語として定着するに至ったかを史実的に書かれている。特定の立場からでは無く、批判関係や類似の概念との比較、他国から見た位置付けなど、分析が丁寧でわかりやすく、客観的に書かれているので、入門書とし...続きを読むてはかなりありがたい。原書の文章の難解さが、フランス現代思想特有のレトリックであると言い切れるのも、著作を読み進めるに当たって心強い。

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Posted by ブクログ 2017年05月17日

自史的には10代後半の1977年以降から読み始めた現代思想の正統なる系譜がわかる一冊ではある。何度か読み返す前提でまずは読み終えた。これからこの書が染みてくるかどうかはまだわからない。

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Posted by ブクログ 2018年11月30日

フランスの哲学はかなり前に終わったと言われていたが…その後が気になっていた.その通史をさらっと書いていて参考になる.

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Posted by ブクログ 2016年04月19日

個々の思想家は、様々な場所でその独自な概念の一端に触れていたが、その関係と共通の問題意識、記述スタイル、時代背景に本書では深く切り込まれていて、知的に面白く読みきった。

確かに今から20年ほど前、フランス現代思想は熱狂的なブームだった。今だからこそ、歴史的評価もふまえ、正当に学べる新書だろう。

...続きを読むいずれにせよ、彼らの思索はついに閉じることなく、今の時代につながる難問へと広がっていたのだ。

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Posted by ブクログ 2015年02月10日

 思想史とは言いつつも実際には構造主義以降の哲学のダイジェスト。フランス思想界の中心人物に絞った解説であるため概要を眺めることができる。

 構造主義は元々、民俗学や心理学の説明のための道具であったが、「構造」の意味合いが変わり、さらにそれを使うこと事態が目的化したことが分かりにくさの原因であるよう...続きを読むに感じた。つまり、説明したいことに合わせて道具を選ぶのではなく、道具(構造主義)を使いたいがために説明したい事柄を変質させてしまっているということである。構造主義の創始者ともいえるレヴィ=ストロースですらそうなのだから、フォロワーがそのような事をするのは当然と言えるだろう。

 思想史として俯瞰したとき、言語学が根底にあることからメディア論へと発展した事は特に驚くべきことではないが(その先見性には驚かされるが)、共産主義への回帰という現象が面白い。68年の五月革命を頂点に共産主義の考察が盛り上がり、そして今、資本主義への批判という形であるが再び共産主義が俎上に上がっている。グローバリズムの反動でナショナリズムに傾きつつあったり、再び冷戦構造に戻りつつあったりと、様々な事柄で揺り戻し、反動が起きていることとは無関係ではないように思える。現在進行形の事象であり、どのような展開を見せるのか分からないが、機械があれば関連する論文なども読んでみたいと思う。

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Posted by ブクログ 2015年02月04日

構造主義、ポスト構造主義を中心とした戦後フランス思想史のガイドブック。思想家たちの関係が比較的よくわかるように紹介されていて、この手の入門書の中ではとても参考になりました。この先、どう読み込んでいくかが、また問題ですが・・・ お勧めです。

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Posted by ブクログ 2020年07月18日

「世界の哲学者たちが考えていること」と同じ著者の先生。
レヴィストロース、(ソシュールの後の)ラカン、アルチュセール、フーコー、ドゥルーズ=ガタリ、デリダが対象。コンパクトにまとまってて、読みやすい。興味をそそられるので、原著にもあたってみようかしらとも思ってしまう。

まさに今の時代を、20年近く...続きを読む先取りした予言めいた言葉がたくさん。スマホ、Facebook、TikTok、サブスクリプション。いずれも彼らの死後に登場した21世紀の技術だが、ドゥルーズやデリダの言葉は、まるでそれを見てきたかのようだ。
本書の最後には更にその先を予言した言葉も引用されている。本当にそうなってしまうのだろうか。そうではないと信じたい。
だけど、アメリカや日本におけるポリコレ的な他人の粗探し、そしてそこからの誹謗中傷、言論封殺、自粛警察、などを見ると、曲学阿世の輩の戯れ言などとして無視することはできない。哲学というと抽象的な学問というイメージだけど、〈フランス現代思想〉からは具体的な現場のリアリティが漂ってくる。

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Posted by ブクログ 2018年10月23日

さんくさくとっつきにくいイメージのフランス現代思想だが、周りにやっている人が大量にいるのでどういう議論をしているのかは知っておきたかった。やっていることは本当に多様で、「ポストモダン」と一括りにされることをデリダなどは拒んだらしい。思っていたよりどの論者もかなり社会的、政治的なことを書いていて、しか...続きを読むし難解でハイコンテクストだから具体的実践に結びつくのかという疑問も残ったし、後続の展開は、少し紹介されていたがどうなっているのか。マルクスなどは、ある種のわかりやすさがあったから社会改革に繋がったのだろうと思うが。

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Posted by ブクログ 2016年10月03日

フランスの現代思想史の中心であるレヴィストロースを中心にその周囲やそれ以降の哲学者やその思想を紹介した書籍。
構造主義についての考え方はある程度理解できたものの、ポスト構造主義以降の考えかたについては難易度が高かった。
著者がドゥルーズ=ガタリの文章を引き合いに、哲学とは"思想のメガネ”で...続きを読むあり、「相性と、生き方と、スタイルを考えてそれぞれ自分に合った"思想のメガネ”を選ぶことになるだろう」と語った点は、「哲学とは何か」という基本的な問いに対する、最も分かりやすい回答の1つだと感じた。要はものの見方であり、戦略論が「企業経営のものの見方」であるように、哲学は「世の中(特に政治・経済・社会・技術)のものの見方」である。今後、思想系の本を読んでいく際には、そういった観点からも読んでいきたいと思う。

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Posted by ブクログ 2015年09月01日

2015.08.15 構造主義までは理解できるが、ポスト構造主義からはどう理解してよいものか。なかなか難しかったので、周辺の別書籍からもアプローチして理解を深めたいものです。

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Posted by ブクログ 2015年04月19日

ポスト構造主義はファッションやアート、音楽の領域と結びついて哲学として生き残ろうとしたという分析に納得した。オシャレやかっこいいものとしてあるからこそ、哲学とは縁の遠い人々に、非常に難解で読みにくい哲学書が買われていくのだと感じた。私も購入者の一人だ。

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Posted by ブクログ 2015年01月31日

読んだことあるのはレヴィ・ストロースとフーコーだけで、それも全部読んだわけではないし、ドゥルーズは2冊くらい途中で放棄したので、いいわるいを評価できるとも思わないんだけれども、実に平易で簡素に解説しているように感じられたし、「思想史」と銘打つだけあって、時間的展開もわかりやすく、頭の中を整理するによ...続きを読むい本だと思いました。

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