岡本裕一朗のレビュー一覧

  • 人工知能に哲学を教えたら

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     実際に人工知能に哲学を学習させた内容を紹介した本ではありません。さまざまなケースの“思考実験”を取り上げて、その哲学的考え方を解説しているのが本旨で、人工知能はそういった哲学的思考を解説するための“”補助線的な役割を担っているといった立ち位置です。
     哲学・人工知能、双方を専門的に取り上げた内容ではないので、私のような中途半端な知識レベルの読者でも結構興味深く読み進めることができました。

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    2019年04月28日
  • 人工知能に哲学を教えたら

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    人工知能と哲学のカンケイを色々と解説。芸術や幸福など、様々なジャンルでの思考実験が紹介されています。
    哲学的に深く考えるネタは多くは無い(哲学書ではない)ですが、内容も比較的平易で、読み物として面白かったです。

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    2019年01月28日
  • いま世界の哲学者が考えていること

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    「AI、遺伝子工学、フィンテック、格差社会、宗教対立、環境破壊…世界の難問がこの一冊でクリアにとける」

    まず、個人的な感覚ですが、哲学入門書ではないですね。たぶん。哲学を人生論的にとらえている人が読んでも身に入らないと思われます。

    私も哲学を学んできたわけではないし、実在論的転回とか相互非干渉の論理とか言われても訳がわかりませんが、ひとまず章立てが直面している課題としてはとっつきやすく、まとまっているので自分の興味がある章だけを深く読んでみると、それほど苦痛にはなりませんでした。

    ただ、「世界の難問がこの一冊でクリアに」はなりませんね。そこまで単純な問題ではないし。何と言うか、いかに咀嚼

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    2018年12月30日
  • 人工知能に哲学を教えたら

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    本書は、あくまでも「人工知能に哲学を教えたら」どうなるか?という思考実験である。
    実際にそのような実験を行ったわけではなく、哲学・倫理学を専門とする著者による思考実験でしかない。
    その発想は面白いが、人工知能の専門家ではないため、「人工知能」が何を指すのか、定義があいまいなまま(著者にとっては明確になっているのかもしれないが)、思考が進んでいるように見えてしまった。
    正義、脳、芸術、恋愛、宗教、遺伝子といったテーマごとに章が分かれているので、興味のある分野をかいつまんで読めるのはよい。
    自分の興味のあるテーマについて、読みながら自分自身でも「思考実験」すれば、より思考が深まるだろう。
    切り口は

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    2018年12月15日
  • 人工知能に哲学を教えたら

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    もてはやされる人工知能への期待感、危機感に対して哲学を代入して問題提起をする本。

    ディープラーニングの登場により、将棋、囲碁、チェスで人工知能がプロを負かしたり、自動運転車がアメリカで試運転をやったり、クイズ番組で優勝したりといった出来事が起こり、人工知能ブームが巻き起こっている。

    一方

    人工知能が雇用を奪うとか、人類を滅ぼすとか、人間の知性を超えた人工知能が2045年に出現するんじゃないか(シンギュラリティ)とか警鐘を鳴らす人もいる。

    しかし

    人工知能の現実は、まだまだ萌芽期で『ある特定の分野(囲碁とか)において』人間より優れているだけだ。

    構造としては『人間よりコンピューターの

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    2018年10月27日
  • フランス現代思想史 構造主義からデリダ以後へ

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    さんくさくとっつきにくいイメージのフランス現代思想だが、周りにやっている人が大量にいるのでどういう議論をしているのかは知っておきたかった。やっていることは本当に多様で、「ポストモダン」と一括りにされることをデリダなどは拒んだらしい。思っていたよりどの論者もかなり社会的、政治的なことを書いていて、しかし難解でハイコンテクストだから具体的実践に結びつくのかという疑問も残ったし、後続の展開は、少し紹介されていたがどうなっているのか。マルクスなどは、ある種のわかりやすさがあったから社会改革に繋がったのだろうと思うが。

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    2018年10月23日
  • いま世界の哲学者が考えていること

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    現代という時代について哲学者がどのように世界を捉えているかを紹介した本です。ポストモダニズム以後の哲学の潮流を概観したうえで、IT革命・バイオテクノロジー革命・資本主義・宗教・地球環境について哲学者がどのような議論を展開しているかを個別に見ていく内容です。全体的に浅く広くな印象。

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    2018年06月02日
  • いま世界の哲学者が考えていること

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    本の形式としては、
    はじめからさいごまで、現代の課題を哲学分野より考察していく形をとっている。

    その他
    筆者の主張が全くないのが良かった。
    ゆえに、全体的にスッキリしていて読みやすかった。

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    2018年03月28日
  • フランス現代思想史 構造主義からデリダ以後へ

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    フランスの現代思想史の中心であるレヴィストロースを中心にその周囲やそれ以降の哲学者やその思想を紹介した書籍。
    構造主義についての考え方はある程度理解できたものの、ポスト構造主義以降の考えかたについては難易度が高かった。
    著者がドゥルーズ=ガタリの文章を引き合いに、哲学とは"思想のメガネ”であり、「相性と、生き方と、スタイルを考えてそれぞれ自分に合った"思想のメガネ”を選ぶことになるだろう」と語った点は、「哲学とは何か」という基本的な問いに対する、最も分かりやすい回答の1つだと感じた。要はものの見方であり、戦略論が「企業経営のものの見方」であるように、哲学は「世の中(特に政治

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    2016年10月03日
  • フランス現代思想史 構造主義からデリダ以後へ

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    2015.08.15 構造主義までは理解できるが、ポスト構造主義からはどう理解してよいものか。なかなか難しかったので、周辺の別書籍からもアプローチして理解を深めたいものです。

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    2015年09月01日
  • フランス現代思想史 構造主義からデリダ以後へ

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    ポスト構造主義はファッションやアート、音楽の領域と結びついて哲学として生き残ろうとしたという分析に納得した。オシャレやかっこいいものとしてあるからこそ、哲学とは縁の遠い人々に、非常に難解で読みにくい哲学書が買われていくのだと感じた。私も購入者の一人だ。

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    2015年04月19日
  • フランス現代思想史 構造主義からデリダ以後へ

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    読んだことあるのはレヴィ・ストロースとフーコーだけで、それも全部読んだわけではないし、ドゥルーズは2冊くらい途中で放棄したので、いいわるいを評価できるとも思わないんだけれども、実に平易で簡素に解説しているように感じられたし、「思想史」と銘打つだけあって、時間的展開もわかりやすく、頭の中を整理するによい本だと思いました。

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    2015年01月31日
  • モノ・サピエンス~物質化・単一化していく人類~

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    モノ・サピエンス。
    その題名には、「物」と「mono-(単一化する)」の二つの意味が込められている。
    現代社会の中、人間は単一化され、物化していく傾向にあるのだ。

    粗筋を書こうとしても、難しすぎてパッと書けません。
    体や仕事、思考や政治が『物質化』していっている、という現状を、現代社会の具体的事例に絡めて説明している本です。

    最初の方の体の物質化や、仕事の物質化は面白かったです。
    「物質化」というか、社会が「生産者社会」から「消費者社会」に移行したことによる影響、と言ったほうが良いのでしょうか。
    技術の進歩により、ひとりひとりの生産力が増加し、物が溢れる一方、労働力としての人はあまり必要と

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    2010年11月25日