岡本裕一朗のレビュー一覧

  • ほんとうの「哲学」の話をしよう 哲学者と広告マンの対話

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    たとえば『新記号論』でも広告の話はあったが、そういうのに比べるとどうしても浅い。新しい発見はないし、それほんとか? と疑わしい部分も多い。でも哲学を閉鎖的で高慢なインテリ文化から解放するという試みはある程度はうまくいっていると思う。

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    2019年10月25日
  • いま世界の哲学者が考えていること

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    哲学=カント?ニーチェ?プラトン?のような古典的印象しかもっていない私にとってはとても刺激的な本だった。しかし難しい。
    哲学が現在解明していること、バイオテクノロジー、資本主義、宗教、環境などをテーマに現代の哲学者が考えていることが紹介される。自分がいつのまにかかなりのバイオ保守派だったりヒューマニストであったりすることに気づかされる。
    書物の時代と人間の時代が終わり始めたとはいえ、私は何をしたらよいかわからなくて本を読むんだろうな。子供の人生を豊かにするために親が遺伝子を改良するのは賛成。遺伝子工学的教育。

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    2019年09月15日
  • いま世界の哲学者が考えていること

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    いつまでも「哲学=人生論」と考えているのは日本人だけ!
    というオビのアジテーションに「なるほどなぁ」と思い手にとった。
    現代の著名な哲学者とその研究分野について、IT,バイオ、資本主義、環境などの実践的な切り口で概説する。

    全体像の説明として、20世紀の哲学を言語論的転回(言語を分析するもの。分析哲学、構造主義、解釈学)として整理し、21世紀の哲学を、その先にあるポスト言語論的転回(実存論的、自然主義的、メディア技術論的)と説明するのはイメージしやすい。

    結局の所、扱うテーマがプラグマティックになると、学際的にならざるを得ない。本書でも、例えば経済分野だとピケティ、アトキンソン、ライシュの

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    2019年08月19日
  • リーダーの教養書

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    教養についての意見は、ビジネスエンターテイメントとして、楽しく読めた。こういうの読むと、仕事できるようになる気がして、楽しいんだよね。実践しなければ、エンターテイメントにとどまってしまうだろうけど。でもこういうのも好きなんだ(笑)。

    サマセット・モームの『サミングアップ』とか、読むべきだなと感じた本もいくつかあった。実際、本書で知って読んだ本もある。レファレンスとしても、役に立つ本だと思う。

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    2019年07月25日
  • 思考実験

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    哲学的な問題を具体的に示す75の思考実験を紹介しながら、哲学上のいくつかのトピックとそれについての著者自身の考えが語られている本です。

    とくに倫理学では、われわれが採用しているはずの倫理的な原則を明らかにするために思考実験を提示しながら議論が進められていくというスタイルがしばしばとられますが、本書でもそうした思考実験のいくつかを紹介しながら、わかりやすくなにが問題になっているのかということが説明されています。

    哲学における思考実験の役割について考察している本だと思って手に取ったのですが、そうした議論の掘り下げはあまり見られなかったように感じました。

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    2019年06月04日
  • 答えのない世界に立ち向かう哲学講座 AI・バイオサイエンス・資本主義の未来

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    AIによる自動運転が起こす事故の責任は何処にある?
    バイオテクノロジーによる遺伝子操作は人間に施して良いのか?
    資本主義の次のステージは?

    答えのない問いこそ、哲学が役立つ
    トロッコ問題などの思考実験は、人間の倫理観を問うだけのものかと思っていたが、AIや自動運転が出てくると現実的な問いとなった。

    善悪で分けられる単純明快な正解はなく、その状況に合致した最適解を導く力が今後必要になっていくのだろう。

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    2019年05月03日
  • 人工知能に哲学を教えたら

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     実際に人工知能に哲学を学習させた内容を紹介した本ではありません。さまざまなケースの“思考実験”を取り上げて、その哲学的考え方を解説しているのが本旨で、人工知能はそういった哲学的思考を解説するための“”補助線的な役割を担っているといった立ち位置です。
     哲学・人工知能、双方を専門的に取り上げた内容ではないので、私のような中途半端な知識レベルの読者でも結構興味深く読み進めることができました。

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    2019年04月28日
  • 人工知能に哲学を教えたら

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    人工知能と哲学のカンケイを色々と解説。芸術や幸福など、様々なジャンルでの思考実験が紹介されています。
    哲学的に深く考えるネタは多くは無い(哲学書ではない)ですが、内容も比較的平易で、読み物として面白かったです。

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    2019年01月28日
  • いま世界の哲学者が考えていること

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    「AI、遺伝子工学、フィンテック、格差社会、宗教対立、環境破壊…世界の難問がこの一冊でクリアにとける」

    まず、個人的な感覚ですが、哲学入門書ではないですね。たぶん。哲学を人生論的にとらえている人が読んでも身に入らないと思われます。

    私も哲学を学んできたわけではないし、実在論的転回とか相互非干渉の論理とか言われても訳がわかりませんが、ひとまず章立てが直面している課題としてはとっつきやすく、まとまっているので自分の興味がある章だけを深く読んでみると、それほど苦痛にはなりませんでした。

    ただ、「世界の難問がこの一冊でクリアに」はなりませんね。そこまで単純な問題ではないし。何と言うか、いかに咀嚼

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    2018年12月30日
  • 人工知能に哲学を教えたら

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    本書は、あくまでも「人工知能に哲学を教えたら」どうなるか?という思考実験である。
    実際にそのような実験を行ったわけではなく、哲学・倫理学を専門とする著者による思考実験でしかない。
    その発想は面白いが、人工知能の専門家ではないため、「人工知能」が何を指すのか、定義があいまいなまま(著者にとっては明確になっているのかもしれないが)、思考が進んでいるように見えてしまった。
    正義、脳、芸術、恋愛、宗教、遺伝子といったテーマごとに章が分かれているので、興味のある分野をかいつまんで読めるのはよい。
    自分の興味のあるテーマについて、読みながら自分自身でも「思考実験」すれば、より思考が深まるだろう。
    切り口は

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    2018年12月15日
  • 思考実験

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    ・個人は他人との関係のうちでしか、自分を規定できないのか?
    ・人間はみな死を宣告されている死刑囚と同じである

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    2018年11月04日
  • 人工知能に哲学を教えたら

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    もてはやされる人工知能への期待感、危機感に対して哲学を代入して問題提起をする本。

    ディープラーニングの登場により、将棋、囲碁、チェスで人工知能がプロを負かしたり、自動運転車がアメリカで試運転をやったり、クイズ番組で優勝したりといった出来事が起こり、人工知能ブームが巻き起こっている。

    一方

    人工知能が雇用を奪うとか、人類を滅ぼすとか、人間の知性を超えた人工知能が2045年に出現するんじゃないか(シンギュラリティ)とか警鐘を鳴らす人もいる。

    しかし

    人工知能の現実は、まだまだ萌芽期で『ある特定の分野(囲碁とか)において』人間より優れているだけだ。

    構造としては『人間よりコンピューターの

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    2018年10月27日
  • フランス現代思想史 構造主義からデリダ以後へ

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    さんくさくとっつきにくいイメージのフランス現代思想だが、周りにやっている人が大量にいるのでどういう議論をしているのかは知っておきたかった。やっていることは本当に多様で、「ポストモダン」と一括りにされることをデリダなどは拒んだらしい。思っていたよりどの論者もかなり社会的、政治的なことを書いていて、しかし難解でハイコンテクストだから具体的実践に結びつくのかという疑問も残ったし、後続の展開は、少し紹介されていたがどうなっているのか。マルクスなどは、ある種のわかりやすさがあったから社会改革に繋がったのだろうと思うが。

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    2018年10月23日
  • いま世界の哲学者が考えていること

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    現代という時代について哲学者がどのように世界を捉えているかを紹介した本です。ポストモダニズム以後の哲学の潮流を概観したうえで、IT革命・バイオテクノロジー革命・資本主義・宗教・地球環境について哲学者がどのような議論を展開しているかを個別に見ていく内容です。全体的に浅く広くな印象。

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    2018年06月02日
  • いま世界の哲学者が考えていること

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    本の形式としては、
    はじめからさいごまで、現代の課題を哲学分野より考察していく形をとっている。

    その他
    筆者の主張が全くないのが良かった。
    ゆえに、全体的にスッキリしていて読みやすかった。

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    2018年03月28日
  • 思考実験

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     人間をめぐる様々な問題を考えるための事例をもとに、哲学の理論を学ぶもの。「自己」、「他者」、「倫理」、「社会」の4つのテーマ、75の思考実験が取り上げられている。
     こういうのは有名なサンデル教授の本でも学ぶことができるが、著者曰く「奇抜なアイデアやpuzzleのような形式がしばしば話題となる。ひとつひとつの『思考実験』が、前後の脈絡のないままに、いわば頭の良さを競うように提出されるのだ。しかし、この方法では。『思考実験』のそれぞれが何を目指しているのか、あまり明確にはならないように思われる」(p.10)、とか「最近の『思考実験物』は、奇抜なアイデアを競って、自己目的化しているように見える。

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    2017年05月23日
  • 12歳からの現代思想

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    文章は平易で読みやすいです。
    どの内容も結論がふわふわしていますが、「考える」ことのきっかけとなることが主眼であれば、そのあたりは大したことないんかなと思いました。

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    2016年11月27日
  • フランス現代思想史 構造主義からデリダ以後へ

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    フランスの現代思想史の中心であるレヴィストロースを中心にその周囲やそれ以降の哲学者やその思想を紹介した書籍。
    構造主義についての考え方はある程度理解できたものの、ポスト構造主義以降の考えかたについては難易度が高かった。
    著者がドゥルーズ=ガタリの文章を引き合いに、哲学とは"思想のメガネ”であり、「相性と、生き方と、スタイルを考えてそれぞれ自分に合った"思想のメガネ”を選ぶことになるだろう」と語った点は、「哲学とは何か」という基本的な問いに対する、最も分かりやすい回答の1つだと感じた。要はものの見方であり、戦略論が「企業経営のものの見方」であるように、哲学は「世の中(特に政治

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    2016年10月03日
  • フランス現代思想史 構造主義からデリダ以後へ

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    2015.08.15 構造主義までは理解できるが、ポスト構造主義からはどう理解してよいものか。なかなか難しかったので、周辺の別書籍からもアプローチして理解を深めたいものです。

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    2015年09月01日
  • フランス現代思想史 構造主義からデリダ以後へ

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    ポスト構造主義はファッションやアート、音楽の領域と結びついて哲学として生き残ろうとしたという分析に納得した。オシャレやかっこいいものとしてあるからこそ、哲学とは縁の遠い人々に、非常に難解で読みにくい哲学書が買われていくのだと感じた。私も購入者の一人だ。

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    2015年04月19日