岡本裕一朗のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレリーダーの教養書
■教養がなければ「奴隷」
・人は自分の価値基準に照らして初めて、意見や考えが出てくる。
・自分が関わっている事象について、自分が自由に考えるための基盤は共用
・自分以外の誰かが決めた価値基準への充足を強制される状態は「不自由」
自分の頭で考え、自分の言葉でものを言うことが「自由」
・教養があればあるほど、人間は快適かつ思い悩むことの少ない生活を送れる
・教養とは、自分の好きなものを学ぶことに尽きる。ワクワクする事
■リーダーとは
・労働条件とは「上司」
・教養がなければ人生を楽しめず、職場も部下も楽しく過ごせない
■経営判断とは「論理的な革新」
・物事を単純化して、要 -
Posted by ブクログ
自分が直面している状況を理解し、それにどう対処するかを考える。“自分のアタマ”をはたらかせ、複雑な世界の難題に挑む「思考実験」を紹介した書籍。
哲学の議論で問題となるのは、基本的な概念や考え方。そのため、議論が抽象的になり、問題がリアルに感じられない。議論を具体的な形で捉えるには、頭の中で「もし~なら
ば、どうだろうか」と考える思考実験が必要。
私たちが直面する現代世界を理解するための思考実験として、例えば、次のようなものがある。
・バイオサイエンスが発展した今日、チンパンジーとの交配種を自分の子として望む女性がいたら、どう対応すべきか。
⇒1人1人の個性を尊重することが、民主主義社会の原 -
Posted by ブクログ
哲学について具体的にその理論や歴史を学ぶというよりも、その手前の「そもそも哲学とは何か」ということに注力して書かれている印象。
本書を読んで哲学により興味が湧くかといわれると、正直微妙かもしれないと思うので初っ端からテンション高めで読める状態で手に取るべき。
基本的に哲学の本というのは入門書から入らなければモチベーションが保てないほど難解なことが多い。実際に、読み始めて5分ほどで放り投げられた哲学書籍の数は、きっと数え上げればキリがない。読みやすい文章に慣れきっている現代人からすると「何言ってんだコイツ?」となるのが関の山だ。
という訳で、問題は入門書の選び方になる。
本書は、『入門書への -
Posted by ブクログ
現代のそれぞれの大きな変革テーマに対して、どう善く生きるか、という哲学的アプローチでの議論を概略掴める書。問いが問いだけに明快な答えがもちろんあるわけではないが、様々な議論に触れて思索のきっかけになった。
・IT革命:スマートフォンのドキュメント性→公共的なアクセス可能、消滅せずに生き残ること、コピーを生み出せること。SNSは発信もできるが監視もされる(パノプティコン) 多数による少数の監視(シノプティコン)
・人工知能のフレーム問題。目的に対して検討範囲を規定しないと無限に検証しつづけて意思決定できない。シンギュラリティはデータの範囲に規定されるので、未知なる目的設定ができない限り、デー -
Posted by ブクログ
「世界の哲学者たちが考えていること」と同じ著者の先生。
レヴィストロース、(ソシュールの後の)ラカン、アルチュセール、フーコー、ドゥルーズ=ガタリ、デリダが対象。コンパクトにまとまってて、読みやすい。興味をそそられるので、原著にもあたってみようかしらとも思ってしまう。
まさに今の時代を、20年近く先取りした予言めいた言葉がたくさん。スマホ、Facebook、TikTok、サブスクリプション。いずれも彼らの死後に登場した21世紀の技術だが、ドゥルーズやデリダの言葉は、まるでそれを見てきたかのようだ。
本書の最後には更にその先を予言した言葉も引用されている。本当にそうなってしまうのだろうか。そう